どこかのJK。

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1/11/2023, 12:04:14 PM

寒さが身に染みて

大好きな君がいなくなった。
あの電話を最後に姿を消した。
色々な場所を探した。
君と同棲してる部屋。
君の大好きなカフェ。
君と出会った図書館。
それでもどこにもいなかった。
でも全ての場所に君の残り香が漂っていた。
それでも君はいなかった。
君の声が、肌が、髪が、笑顔が恋しい。
君のいない世界はなんて残酷で、

冷たいのだろう。

1/10/2023, 12:21:10 PM

20歳

成人が18歳になったせいで、
20歳の重みが無くなった気がした。
本当にそんな気がしただけだった。
世間から見たら18はまだまだ子供で。
なのに大人で。
だから逃げ出した。
辛かった。痛かった。怖かった。
自分を子供扱いする人達が。
走って走って誰もいなくなった。
前よりもずっと静かで
湿った地面と足が音を鳴らすだけ。
疲れて足が痛くなったから少し休んだ。
右には大きな水溜り。
少し覗いて見た。
そこに映っていたのは18の大人ではなく。

18のただの子供だった。

1/9/2023, 10:58:45 AM

三日月

好きです付き合ってください。
話したこともないクラスメイトに告白された。
正直驚きでいっぱいだ。
無口で本が好きな子、
という印象しかなかった。
なんて答えればいいか悩みに悩んで、
友達からよろしくお願いします。
と返してしまった。
窓の外を見上げると、

三日月が浮かんでいた。

1/8/2023, 1:12:09 PM

色とりどり

この世界には色々なまとまりがあるがある。
すぐに思いついたのは、
最近社会で言われているLGBTQ。
他にも細かく言えば、
好きなことや得意なこと、
苦手なこと。
それらには稀に"色"で分けたりすることがある。
誰しもが何色かに染っていて、、、
それこそ十人十色。
だからこそ色に染まれない不安が怖い。
好きなことも得意なことも苦手なことも無い僕は、
まさに無彩色だ。
こんな僕は、

一体何色に染まることか出来るのだろうか。

1/7/2023, 11:19:50 AM



一面真っ白に染まった景色。
その中についた僕の足跡。
家からここまで歩いてきた。
初めて来た場所なのに迷いなく来た。
まるで何かに引っ張られるかのように。
目の前には古びた病院。
所々さびていて年季が入っていた。
中から声がしてふと顔を入口に向ける。
そこには昔亡くなったはずの幼なじみの、

雪ちゃんがいた。

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