君と一緒に
長年付き合ってきた彼女と別れた。
原因は相手の浮気。
その時初めてその子の本性が知れたと思った。
ずっと一緒だったからこそ、
余計に辛かったし悲しかった。
でももうそろそろ前に進まなきゃいけない。
引きずってばっかだとダメなやつになるだけだ。
だが俺は前に進む。
そう決心し、
これからは浮気によって変わった俺と、
大好きな君とではなく、
クズなとこがある、
君と一緒に進もうと思う。
冬晴れ
年が明けてからすこし日が経ち、
三学期が始まった。
始業式の日に久しぶりに瞳に映る君は、
前よりも綺麗に見えた。
放課後部活の休憩をしていると、
告白している声が聞こえた。
その声は紛れもなく君の声で、
喜んでいる声だった。
気がつくと目から水が溢れていた。
自分の気持ちを押し潰すかのように、
思いっきり上を向いた。
その時の空はこの先忘れないだろう。
殴りたくなるくらいの、
晴れ渡った空だった。
幸せとは
ディズニー行ったり、
美味しいものを食べたり、
日常の中で少しいい変化のことを幸せと言う人が、
多いと思っている。
でも僕は幸せは日常だと感じる。
好きな人に認められて、
好きな人と一緒に生活できて、
そんな日が
とてつもなく幸せでとてつもなく愛おしい。
日の出
寝坊して急いで家を出たせいで、
初日の出に間に合わなかった。
久しぶりに走ったせいで息がきれた。
太陽はもうでていて少し悔しかった。
でもやっぱり綺麗だった。
父と母の顔を見ると太陽に目を奪われていた。
帰るかと言われ父の方を見ると眩しかった。
それは父の笑顔と、
毛の薄い頭に反射した太陽の光だった。
これこそ、
初皮の出。
今年の抱負
別れない。
そんな抱負を掲げた日に、
その抱負は打ち砕かれた。
0:30に届いた別れよう。
本当に大好きだからこそ
悲しい気持ちとやるせない気持ちでぐちゃぐちゃで、
私はすぐに抱負を変えた。
絶対見返す。