眠り子

Open App
11/30/2025, 9:26:15 AM

失われた響き

目を閉じる度、俺の名を呼ぶ彼女の声を思い出す
でも、彼女は現実に俺の隣にいない
勿忘草と青い薔薇の高台の夢でしか逢えない
失われた彼女の声の響きが、胸に残り離れない
何故、俺たちは離ればなれなのか
何故、俺たちはこの運命に選ばれたのか

「許されるなら…どちらかの世界で君と共にいたい」

10/27/2025, 12:32:33 PM

消えない焔

彼の声は、今も耳の奥で響いている。
最後に聞いたあの声を…やっと思い出せた。
「忘れないで、俺は君を永遠に愛してる。どこにいても、何年経っても」
その言葉だけで、心が熱くなり生き返る。
でも、苦しくて、愛しくて、涙が溢れる。
「忘れないでって言いたいのは私もよ。どうしようもないほどに愛していたのに、何で忘れていたんだろう…」

だが、彼にはもう逢えない。
もし私があの異世界に戻れたとしても
彼を知る前の私はいない。

愛した人が「現実(ここ)にいない」ということが、
これほど痛いとは思わなかった。
涙を引っ込めたいのに心は自分を裏切り
涙が止められない。
こんなの誰にも話せない。
きっと誰にも分かってもらえない。

「真実の愛」は手のひらからすり抜けていったのに、
心身だけがまだあの人を求めている。
恋心は、まだ燻っている。
人を愛する心も幸せも何もかも
全て向こうに置いてきてしまった。

10/27/2025, 5:27:22 AM

終わらない問い

海は陸より大きいらしい
ならば、彼と私の愛も
狭い陸よりも無限の海の中でなら
許されるのかな
そんな日はくるのかな

10/9/2025, 8:54:16 AM

愛する、それ故に

本当の俺は、君が思うよりも酷い存在なんだ。
だから、俺は君の未来に寄り添うべき奴ではないんだ。
俺のことは忘れてくれ、君には幸せに生きてほしい

愛してる、だからさようなら

10/4/2025, 6:34:23 AM

誰か

乙女ゲームの世界に転生したら、誰かと恋に落ちるものだと思っていた。運命が廻り始めると思っていた。
でも、私はヒロインではなかった。

幼馴染である彼も、トリックスターと呼ばれる彼もここにいない誰かを探しているようだった。

違和感があったのが、正規ヒロインがいないのだ。
攻略対象たちに一切絡まずサブキャラクターの少女と駆け落ちしてしまったとのこと。

「どうするのこれ」

攻略対象もヒロインも役割を失った乙女ゲームは、 
一体どこへ向かうのだろうか。

Next