朱堂悠

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10/11/2024, 4:15:26 PM

自宅の家具の質にはそんなにこだわらない私だが、
色や柄、性能を唯一吟味して選ぶのがカーテンだ。

今のカーテンも自慢の一品。
色は緑、柄はボタニカル、遮光や遮熱は1級、
ひだの付け方も自分で選んだ。
窓のサイズが規格外だったために、
自分で採寸してネットのオーダーメイドで
頼まざるをえなかったことだけが懸念だったが、
無事クリアして部屋を飾ってくれている。

何故こだわるのかというと、このカーテンの
性能次第で部屋の良し悪しが変わるからである。
壁の一面を堂々と占拠するため、
カーテンの色味で部屋のテーマカラーが強制的に
定まってしまうし、
遮光の等級次第で開放的な部屋にも
秘密基地のような部屋にもなる。
昨今の気象を鑑みると、遮熱の性能次第で
冷房や暖房の効き方にも
差が出てくるのではないだろうか。

新居に長く住むことができるか、
その命運を握っているのは実はカーテンなのである。

10/10/2024, 4:24:28 PM

「泣いてちゃわからないでしょうが!」
誰かに叱られている際に涙が出てしまうと
言われがちな言葉である。
子供の時に何度言われたことか。
この場合、私には2パターンの感情が渦巻いている。

1つは、自分の不甲斐なさに涙した場合だ。
相手の言い分に一字一句納得し、
失敗を犯してしまったり、期待に応えられなかった
自分を責めている。悔しさの涙。

もう1つは、理不尽に耐え忍んでいる涙だ。
この時は、相手の言い分には一切納得しておらず、
自分が正義であると信じ続けているが、
口下手なために説得や口喧嘩をすることができない。
反撃できない怒りが涙として発露している。

どちらにしろ、自分が可哀想だからとか
身勝手な理由では泣きはしない。
むしろ泣いたら負けを認めたとすら思っている。
いつか見返してやる。
いつか相手が羨むくらい立派になってやる。
女の涙など、反骨心マシマシで丁度いいくらいだ。

10/9/2024, 4:21:37 PM

「ココロオドル」という曲が昔あった。
ヒップホップのようなレゲエのようなテンポがあって
ノリがよく、メロディーラインは好きだった。
今でもサビは明瞭に思い出せる。

しかし歌詞は「恋愛に心高鳴ってドキドキするぜ!」
という内容だったため、性に合わず、
総合的にはどっぷりとハマるには至らなかった。
大好きな方々には申し訳ないが、
恋愛の歌詞であるだけで一歩引いてしまう性分なのである。

そのため、アイドル全盛期と重なってしまい、
どうにも流行歌に乗り切れない青春時代だった。
その代わり、比較的恋愛曲が少ないロックバンドの
曲に、共感者を見つけられぬままのめり込んでいた。
現在人気の米津玄師やYOASOBI、Adoさんで
盛り上がることができるティーンエイジャーが
少し羨ましい。
彼らの曲はメロディー、歌詞共に大好きなのである。
今、私が中高生だったなら、
共に盛り上がることができる仲間がいたかもしれない。

こればかりは運の巡り合わせである。

10/8/2024, 4:22:06 PM

勤務の間に挟まる1時間だけの束の間の休息。
正直なところ、1時間では足りないと思ってしまうのは
私だけだろうか。

この休み時間の中でできることはかなり限られる。
まず、同僚との付き合いで一緒にランチなんてことになれば、1時間全てが根本的に「休息」ではなくなる。
人付き合いに神経を使うので、休まる暇が無い。
なんとか1人になったとしても、
半分はもちろん昼ご飯に費やされる。
残りの時間を睡眠に振り分けて体力回復させるか、
スマホ片手に趣味に没頭し精神を満たすか。
できれば両方やりたいが、どちらかしかできない。

だが、仮にこの休みが2時間に伸びたとする。
そうすると、今度はその分の業務のスケジュールが
押すので、退勤時間が遅くなってしまうのだ。
家での休息が短くなってしまうのも由々しき事態だ。
いや、自分の場合は1人でいることが休息になっている
タイプなので、こちらのほうが厳しい。

そうやって逡巡して、諦め、
今日もまた1時間をやりくりするのである。

10/7/2024, 4:21:47 PM

私は昔から握力が無い。
例えばペットボトルを開けようとして、
キャップに力を込めて思いっきり捻ったとする。
………びくともしない。
こんな経験を何度もしてきた。

だから当然、体力テストでの握力の値も
クラスの中でもドベかブービーが定位置であった。
と言うか、握力計が想定している手の大きさより
私の手のほうが明らかに小さいので、
握力計がジャストフィットした試しがない。
そのため、握力計に全力を注ぎ込めたことがない。
理不尽である。

それはともかく、冒頭の話を踏まえれば
どちらにしろ握力が無いのは疑いようがない。
今はキャップに輪ゴムを巻きつけて
摩擦力を上げることでなんとか開封にこぎつけている。

しかし、もっと歳をとったらどうなるのだろうか。
そう思うと、今のうちに握力ボールで
トレーニングしておくべきなのかもしれない。

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