朱堂悠

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勤務の間に挟まる1時間だけの束の間の休息。
正直なところ、1時間では足りないと思ってしまうのは
私だけだろうか。

この休み時間の中でできることはかなり限られる。
まず、同僚との付き合いで一緒にランチなんてことになれば、1時間全てが根本的に「休息」ではなくなる。
人付き合いに神経を使うので、休まる暇が無い。
なんとか1人になったとしても、
半分はもちろん昼ご飯に費やされる。
残りの時間を睡眠に振り分けて体力回復させるか、
スマホ片手に趣味に没頭し精神を満たすか。
できれば両方やりたいが、どちらかしかできない。

だが、仮にこの休みが2時間に伸びたとする。
そうすると、今度はその分の業務のスケジュールが
押すので、退勤時間が遅くなってしまうのだ。
家での休息が短くなってしまうのも由々しき事態だ。
いや、自分の場合は1人でいることが休息になっている
タイプなので、こちらのほうが厳しい。

そうやって逡巡して、諦め、
今日もまた1時間をやりくりするのである。

10/8/2024, 4:22:06 PM