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3/21/2025, 11:45:47 AM

世界は不都合に完成していた
でも君と出会って、恋に落ちて、愛を知って
好都合に未完成な世界が現れた

だから知りたくなった

その先には、なにがあるのかを

ありきたりではない二人だけのなにかがあるのかを

馬鹿みたいに大きな声で叫んだところで
きっと届かない場所にあるはずのなにかへ届く気がして

2/21/2025, 6:19:36 PM

君のつけている指輪が嫌いだ。
誰に貰ったの、なんて言えはしない。きっとその答えを
聞いたら自分が壊れてしまうから。
手を繋いだけれど、初めて嬉しくなかった。
いつも通りなら手を繋いだとき、そこには僕と君の手。
その二つしかない。二人だけの世界。
それを邪魔されるような、壊されるような感覚。
嫌いだ。大嫌いだ。
いつか君の手まで嫌いになってしまいそうだ。
でも、わかる。
そうなったときに一番嫌いなのは、そうなってしまった
自分自身だってことくらい。

2/10/2025, 3:16:38 PM

過去に固執する自分に
固執するような過去に

これからも囚われて目の前が見えなくなるのだろうか

2/8/2025, 1:45:10 PM

ずっと名前を考えていた。
君と出逢った場所にいるときの自分の名前を。
本当の名前、いつも使っているものでもよかったけれど
君は違うでしょう。
君が違うのなら、自分も違うものがよかった。
正しいことも正しくないことも君とお揃いがいい。

柊月(ひづき)にする。
君が呼んでくれる名前と、月。
初めて君と見た満月が綺麗だったから。月を見るたびに
あの日の夜を思い出すから。
思い出す口実を増やしたかったのだと思う。

それくらい、あの夜は特別だった。
いつかそれを言葉にして、文にして、君に届けたい。

2/6/2025, 2:12:08 PM

バッドハッピーエンドが好きだった。
誰がどう見てもバッドエンドだけれど、見たあとに
ほの暗い光が宿るような。そんな物語が好きだった。

君との物語は、ハッピーエンドがいい。
そう思ってしまう自分は傲慢だったりするのだろうか。

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