みりん

Open App
9/17/2025, 12:47:22 PM

後で書きます…


『答えは、まだ』

9/7/2025, 8:43:27 AM

最初は誰もいない教室だった。

朝遅刻してきて、慌てて教室に向かったら、
1時限目が体育だった、みたいな。

そんなものがとてもこわかった。
ひとりで、くらくて、さびしかった。


次はパイプ椅子が並べられた体育館だった。

椅子を並べる手伝いをしに呼ばれたら、
もうすでに終わってみんな帰ったあと、みたいな。

そんなものがとてもきらいだった。
ひとりで、ひろくて、あかるかった。


最後は何もない四角い部屋だった。

初めて入るビルの、
屋上から一つ下の階、みたいな。

こわかった。
どれもこわかった。


信じてくれない悪夢だ。
誰も見てくれない悪夢を私は見てる。



『誰もいない教室』

9/7/2025, 8:42:56 AM

路側帯を歩くことを余儀なくされる。
そのくせこの道は交通量が多い。

飛び出したい。
そのためではないが、僕は右側を歩く。

歩行者の右側通行って、
僕みたいなやつしか守っていないのではなかろうか。

飛び出したい。
でも、僕は不幸なわけではない。

ただの衝動だ。
幸せな僕の自分勝手だ。

しばらく歩くと、
少し道路が広くなって、歩道を歩けるようになる。

この縁石を飛び越えていきたい衝動にかられる。
僕の視線は回るタイヤにのみ向かう。

タイヤがはっきり見える。
信号が赤になった。
この期に及んで交通法規に従う自分が嫌になる。

青になったら進もう。
飛び出したい気持ちを抑える。



『信号』

9/4/2025, 10:26:10 PM

非効率的なの私
密室を作るためにここまでするとは

つまりこれは愛ってことだよ
似つかわしくないけどね私には

しかしこんな部屋にふたりなんて
手を出してしまいそうあなたに私

ていうのは嘘、うふふ
眠ってしまってからのお楽しみ


『secret love』

9/4/2025, 1:03:48 AM

ページをめくる。

この人好きだな、
こんな台詞言われてみたい。

ページをめくる。

この人、似てるな。
私のよく知っている人に似てる。

ページをめくる。

あの人今何してるかな、
早くこの本返さないと。

ページをめくる。

もっと早くもっと早く読まないと、
あの人に会いに行けない。

ページをめくる。

あと何ページかな、
今あの人は何の本を読んでいるんだろう。

ページをめくる。

あ、この人がまた出てきた。
この人、好きだな。



『ページをめくる』



「書く習慣っていうアプリやってる人おいで!!!!」
っていうオプチャの管理人です!
誰でも歓迎です!!!

Next