後で書きます…
『答えは、まだ』
最初は誰もいない教室だった。
朝遅刻してきて、慌てて教室に向かったら、
1時限目が体育だった、みたいな。
そんなものがとてもこわかった。
ひとりで、くらくて、さびしかった。
次はパイプ椅子が並べられた体育館だった。
椅子を並べる手伝いをしに呼ばれたら、
もうすでに終わってみんな帰ったあと、みたいな。
そんなものがとてもきらいだった。
ひとりで、ひろくて、あかるかった。
最後は何もない四角い部屋だった。
初めて入るビルの、
屋上から一つ下の階、みたいな。
こわかった。
どれもこわかった。
信じてくれない悪夢だ。
誰も見てくれない悪夢を私は見てる。
『誰もいない教室』
路側帯を歩くことを余儀なくされる。
そのくせこの道は交通量が多い。
飛び出したい。
そのためではないが、僕は右側を歩く。
歩行者の右側通行って、
僕みたいなやつしか守っていないのではなかろうか。
飛び出したい。
でも、僕は不幸なわけではない。
ただの衝動だ。
幸せな僕の自分勝手だ。
しばらく歩くと、
少し道路が広くなって、歩道を歩けるようになる。
この縁石を飛び越えていきたい衝動にかられる。
僕の視線は回るタイヤにのみ向かう。
タイヤがはっきり見える。
信号が赤になった。
この期に及んで交通法規に従う自分が嫌になる。
青になったら進もう。
飛び出したい気持ちを抑える。
『信号』
非効率的なの私
密室を作るためにここまでするとは
つまりこれは愛ってことだよ
似つかわしくないけどね私には
しかしこんな部屋にふたりなんて
手を出してしまいそうあなたに私
ていうのは嘘、うふふ
眠ってしまってからのお楽しみ
『secret love』
ページをめくる。
この人好きだな、
こんな台詞言われてみたい。
ページをめくる。
この人、似てるな。
私のよく知っている人に似てる。
ページをめくる。
あの人今何してるかな、
早くこの本返さないと。
ページをめくる。
もっと早くもっと早く読まないと、
あの人に会いに行けない。
ページをめくる。
あと何ページかな、
今あの人は何の本を読んでいるんだろう。
ページをめくる。
あ、この人がまた出てきた。
この人、好きだな。
『ページをめくる』
「書く習慣っていうアプリやってる人おいで!!!!」
っていうオプチャの管理人です!
誰でも歓迎です!!!