一森くま

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8/21/2024, 4:44:54 PM

「もう、会えないと分かってたら

大切にできましたか?」


雨の降る晩、私の枕元に来て

問いかけてきた いつかの女の子。


私は何と言っていいのか分からずに

目を閉じながら、じっとしていた。



…ありがとう、と言いたいのに

言いたかったのに 言えなかった。


またあの時に戻ったら

ありがとうって言えたのかな?

また同じように壊れていたんじゃないのかな。




あの人が過ごしただろう壮絶な人生を想像すると

さっき病室で見た、赤ちゃんに戻っていくような寝顔は

この世での戦を終えて、次の目的や目標に向けて

備えているようなそんな感じもした。


 

もうきっと、喋れないんだな。

もうこの世界では…






朝起きると、枕がぐしゃぐしゃに濡れていた。

不思議な爽快感と焦燥感に駆られながらカーテンを開けた。
 
スズメが一斉に羽ばたいた。

数十羽は居ただろうに、一瞬でいなくなってしまった。






鳥のように、もうすぐあの人は旅立つ。


あなたに大切にできなかった分を、誰かに

そしてあなたからもらった希望と命を糧に

あの女の子だった私に微笑んでくれたことを思い出して


今、心のなかで ありがとう って叫んでる。

   




8/17/2024, 4:58:34 PM

眠れない夜に…

いつもは悪いことばかり考えるのだけど

今夜は幸せなことを考えていた。


今、私が持ってる幸せ

今、私が感じられる幸せを

虚ろ虚ろに指折り数えてみる。


こうやって文字を書いていることとか
今日食べて美味しかったもの
思いがけなく笑ったエピソード
明日食べる予定のご褒美おかし
失敗する前に分かって良かった気づきとか…


想像しているよりも結構、むしろ沢山あった。

それでも
満足しない感じがあるのは
きっとほんとうの幸せを遠くに感じているからだと思う。


日本語は、ときに美しすぎて尊すぎて

「愛している」
を簡単に言えないように、

幸せも
大抵の日本人には
大きくて歯がゆく感じさせるシロモノなのかもしれない。


幸せは
感じるものではなく
こびりついて剥がれなくて、見えなくなっているもの
だとしたら?


いつまでも捨てられないものって

実は 幸せ

そのものなのかもしれない。

8/17/2024, 9:22:26 AM

努力しなくても

元々、持ち合わせているものこそ

あなたの誇らしさ

いつかだれかに無邪気に微笑んだ

その表情こそ

あなたの持つ本来の誇らしさ

今は笑えなくても







8/7/2024, 1:29:45 PM

最初から決まってた

やりたくない努力なんて
ずっとは続かないこと

努力なんて言葉が出てこないくらい
気付いたら手足や頭が動いている

そういうことしか
続かない
続けられない

やりたいことをやろう、とことん

見つからないなら
ちょっとだけ興味のあるものを
探してみる

そのうち続けられることが
見つかってくるから

それは100個のうちの1個かもしれないけど
でも見つけたらもう、強いよ

顔が見えなくても
この地球のどこからか
君を応援してる

7/27/2024, 9:23:36 AM

誰かのためになるならば

出来れば人を傷つけたくない

だけどどうやったって人を傷つけてしまう場合もある


ここだって

自分の発した言葉が原因で

誰かを悩ませたり、悲しくさせたりするかもしれない  





だけどそれ以上に

誰かのためになるならば

なんでもいいから言葉を紡いで

また明日、生きてもいいかもって感じてもらえる人が

たった一人でもいるのなら

書く意味があると思う


みんな、誰かのために書いてほしい

自分自身のためにでもいい

書いたら、何かがきっと変わるよ

私はそうだった


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