トケイソウ

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12/29/2025, 2:14:19 PM

始まりはいつもドラマチック。

終わりはどれもリアリスティック。


今まで紡いできたドラマ。

これから編んでいくドラマ。


どんな劇的なドラマにも必ず最期がある。

レンタルビデオ屋にある棚の中の貸し出しビデオの
ように。
図書館にある本棚の中の本のように。

きっと人生というドラマは何処かに仕舞われているのだろう。
人気なモノは沢山の誰かに見られて消費され。
不人気なモノは誰にも見られずにそこにずっとある。埃を被っているかも。

誰かに自分のドラマが娯楽として消費されるくらいなら。
特別事なんてなくていい。

終わりはいつもリアリスティック。

10/14/2025, 11:48:01 AM

禁断の果実が梨だったら。

アダムとイヴは楽園を追放されなかっただろうか。

梨の旬が他の季節だったら。

ここまで人気にはならなかっただろうか。

梨の名前が「なし」ではなかったら。

スーパーにはなんて名前で並べられたんだろうか。

梨の色が赤だったら。

りんごの一種として扱われただろうか。

そんなことを考えても、梨は梨であり、何かが変わることもない。

私たちは、私は私であり、何かが変わることもないのに、「ああしてたら」「こうしてたら」と考えてしまう。

梨は梨であり、私は私である。

イヴが私で、アダムがあなただったら。

いつまでも楽園という名の監獄にいれたのだろうか。

もし私がイヴだったら。

禁断の果実なんか食べないのに。




10/1/2025, 11:40:12 AM

秋ってなんか寂しい。人肌が恋しくなる。

落ちるのが早くなった太陽。
なんだか私だけ夜の暗闇に取り残されたみたい。

髪や、服と肌の間を縫う風。
その隙間になんだか胸が締め付けられる。

心なしか木々や葉も元気がなくて。

ぎゅって抱きしめてほしくなる。
そんな存在がほしくなる。

普段は見て見ぬ振りをする心の傷も、秋には自我が芽生えて私の心を悩ます。

出会ってから半年経って遠慮がなくなった友達。
信頼されてるのか、はたまた適当に思われてるのかわからない。


秋ってなんだか寂しい。
爽やかな風が、私の頬を撫でた。


9/1/2025, 10:11:14 AM

夏の忘れ物を探しに

あの夏。
制服のポケットの、切符を取り出した時に零れ落ちてしまったもの。

駅の改札前に落としたもの。

駅には誰もいなくて、片道切符だから、

取りに戻れなかった。

今の私には、あの頃の青い春はないけど。

ワンピースのポケットから、定期を取り出す時、

何も零れ落とさないように。



5/26/2025, 1:27:28 PM

君の名前を初めて呼んだのは、もう覚えていない。
でも、物心がついたときには、もう呼んでいた。


それからずっと。
誰かの前でも、心のなかでも、君の名前を呼んできた。


この世に生まれて、最初に贈られたその名前を、

その名前に込められた思いを、

今までその名前と歩んできた軌跡を、辿るたびに、
君のことを愛おしく思うんだ。


普段はそんなこと、意識しないけど。


匂いはないし、触れない。
でも、形は確かにあるし、音だって聞こえる。



そんな君の名前は、、、

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