靉葉

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12/20/2022, 1:46:03 PM

『ピーンポーン』

私がゴロゴロしてるとき、ベルの音が響いた。
その少し後、
ドン、ドン、ドドン、ドン(ドアを叩く音)
と、アナ雪みたいなノックの音が聞こてきた。
これは、私の彼氏が私の家に来た時に毎回やるノックの仕方。
だから、私は、きっと彼が来たんだと思った。
そして、こう応えた、
「はぁーい、ドア開いてるから勝手に入ってー」

ガチャッ

ドアが開いた。
立ち上がりながら「もー、来るなら連絡してよーメイクもしてな………」振り向き、そちらに目をむけると、見知らぬ女の子が立っていた。そして、その子は美しい金色の髪の色、目の色は青色と緑色のまるでずっと見つめていたら吸い込まれそうなだった。

っていうか、この子誰?会ったことあったっけ…?
なんか懐かしいような気はするけど…

「…え?だ、だれ?」

『Hi. Nice to meet you. My name is Bell.』

その子の声は、とても可愛い声だった。

えーっと、初めましてってこと?だよね。
さっきの懐かしさはなんだったんだろう?

「な、ないすとぅーみーとぅーとぅー、えーっと、まいねーむいず、りんか。」

『Oh Rinka! You are nice name! 』
ん?いい名前だねってこと?

「て、てんきゅー。ベルも、ないすねーむ。」

ちょっと、時間が空いた。何?私の英語変だった?

『…うふふふ、ありがとう』
とても可愛い笑みだった。私が男だったら多分惚れてたレベルに。…って、日本語じゃん!

「ちょっとまって?え、えっ?日本語喋れるの!?」

『うん、しゃべれるよ。だって日本そだち。字もかんたんなやつなら書ける。』
なんだ、私せっかく英語頑張ったのに。

「もー、なんで英語で話してたのよ…最初っから日本語で…って、そういえば聞いてなかった。君何歳なの?あと、なんでここに来たの?」

『13さいだよ。目てきは、りんかに会いに来た。』
会いに来たって…
やっぱりどっかで会った?さっきの懐かしさはそういうことなの?
でも、話したのは初めて…
「私、あなたのこと知らないと思うんだけど。」

『まぁ、そりゃそうだよね。でもね、私ね、前世あなたの妹だったの。』
???前世?ん?なに?
私を馬鹿にしてる?…ようには見えないか…。

「そんなの、なんでわかるのよ。」
だって、不思議でたまらない。なんでそんなことがわかるの?前世の記憶があるの?

『私は前世、あなたの妹だった。そして、お姉ちゃんをころしたの。だから、それをあやまりに来た。』
ん?いま、殺したって言った?え?言ったよね?

「こ、殺した!?なんでよ!てか、私覚えてないんだけど?謝ったって仕方ないし。」

『でも、あやまりたくて。ごめんね。お姉ちゃん。』
本当に私のこと殺したんだ。なんか、そんな気がする。この子、嘘はついてない。

「まぁ、いいよ。前世のことなんてこれっぽっちも覚えてないしさ。あ、ちょっと話さない?前世何があったのかとか聞きたいしさ。ケーキあるから…」
って!泣いてるじゃん!

「べる、あんたなんで泣くのよー!」

『だって、だって!お姉ちゃんがやさしいんだもん!前世はぜーんぜんやさしくなかったくせに!』
はぁ?私、そんなにひどい姉だったの?だから殺されたってわけ?

「はぁ、そんなことはいいからさ。前世の私と今の私は別人なんだから。立ち話もなんだしさ、ほら、あがって。」

『ヒック、ヒック、、うん…』


ひとつのベルの音からはじまった、
これが、私とベルの不思議な物語の始まりだった…

12/19/2022, 1:00:14 PM

私の心にある寂しさを忘れさせてくれるもの。
それは、あなた。君だけなんだよ。
私の心にぽっかり空いた穴も埋めてくれる。
私は、あなた無しでは生きていけないの。
だから私も、あなたの寂しさを忘れさせる、
特別な存在になりたいの。
一生、そばに居てあげるから、さ。
あなたもそう思ってるよね?
そばに、居てくれるよね?
どれだけつらくて寂しいことがあってもさ、
共に、生きていこうね。


…もう会えない君へ。
そんなことが言える日が来たらどれだけ良いだろう。
一生そばにいるって、そばにいてって、共に生きていくって、約束、したのに…

12/18/2022, 12:47:53 PM

今日、雪なんて滅多に降らない私の住んでる街で、
雪が降ったの。まぁ、雪って言ってもすぐ止んだし、かざはなくらいかな。
でも、すごく嬉しかった。
このまま、明日まで降って、積もるかな?
まだ作ったことない雪だるま、作れるかな?
もう中学生にもなったのに、そんなこと考えた。
いくつになっても雪が降ったら嬉しいもんだね。

私が片想いしてる相手に彼女がいたから、失恋して好きな人なんていないんだけどさ。
好きな人がいたら一緒に見たかったなー。
まぁ、いないんだけどね。
それに、こんな勇気もないんだけどね。

来年も、少しは降るかな?あ、来年は受験生か。
でも、その時には私に好きな人がいて、もしかしたら彼氏とかいるかな?

来年の私へ。
もし、好きな人がいるならさ、『冬は一緒に』って、
伝えてくんない?
まぁ、私は臆病者だから、期待はしないけどね。

12/17/2022, 11:38:59 AM

いつの日かまた、とりとめのない話でもして、笑い合おう。
それから喧嘩をしたり、仲直りしたり、泣き合ったり、抱き合ったりしよう。

…僕もそっちに逝くまで、どうか、僕のことを忘れないで。僕と君で昔した、くだらないけど僕達の心の隙間を埋めたあのとりとめのない話でも、思い出して、待っててください。

あぁ、待ちきれないな。早く君に会いたい。



事故で僕との思い出を忘れた君だけれど。
これまで生きた全ての記憶がなくなった君だけれど。
どうか、どうか…僕のことを、覚えていてください。

_____約束だから、ね。

12/16/2022, 2:52:52 PM

あなたが死ぬ前の最後の夜、
私は風邪をひいて寝込んでいた。
本当に馬鹿だ。最低だ。この世で、いちばん…
大切な人の最後を見送ることができなかった。

「ありがとう」「私は幸せだよ」そんな簡単な言葉もまだ伝えられてなかったのに。
さいごの「さよなら」それでさえ、言えなかった…


どうか、どうか、こんな私を許してください。
遥か彼方から、見守っていてください。
死を選ぼうなんてこと、もう、絶対にしないから…

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