11/19/2022, 10:25:18 PM
薄いピンクに染まった空
遠くから微かに聞こえるみんなのはしゃぎ声
誰もいない学校の廊下に響く自分の足音
新入生の初々しさは桜の花びら如く
跡なく散ってしまった
11/17/2022, 5:01:31 AM
あの時、私の涙を拭いてくれた子
あの時、私を励ましてくれた子
あの時、私の羽を褒めてくれた子
名前さえ知らないのに、一瞬の優しさを
与えてくれたあの子たち。
みんな今、どうしてるんだろう。
でもきっと、
みんな同じ空の下にいる。
11/14/2022, 3:16:47 AM
この薄暗いトンネルを通り抜けたら、今生の記憶は消えてしまう。
私は運がよかったのか、勿忘草のペンダントを持っていた。
このペンダントを使えば、大切な人との記憶が残る。
でも、そのうちの1人を選ばなければならない。
誰にしよう...
迷っていると、トンネルの向こうの扉が閉じ始めた。
私は一刻も迷わずに扉に向かって走った。
ペンダントをトンネルに残した。
私は大切な人達を選ぶことなんてできない、
みんな大好きだったから。
また会えるかは、運命に委ねることにした。
大丈夫。
きっとまたいつかどこかで、またみんなに巡り会える...
私は最後の微笑と共に、この世を後にした。
11/13/2022, 2:01:19 AM
白くて、強くて、たくましい翼。
誰もが喜ぶ、女神様からの贈り物だった。
周りを見ると、みんな誇らしげに宇宙を羽ばたいていた。
なぜ私だけ、飛べない壊れた翼を貰ったのか。
すると女神様は私を優しく抱きしめた。
「私は飛ぶこと以外翼の使い道がわからないの。
あなたなら、何か思いつくかと思って、その特別な翼を
渡したの。」
11/10/2022, 4:19:14 AM
夕日に染められた薄紫色の雲。
天の女神様が流した一筋の涙。
何光年もかけてお互いを思い合う星の仲間たち。
いつか、みんなにお話しを聞いてみたい。