9/24/2023, 6:23:57 AM
怖くて登れなかったジャングルジムを一番上まで登れた時はとても嬉しくてなかなか降りようとしなかった。できないと思っていた事でも勇気を出して一歩踏み出してみれば違った景色が見える。あの時の一歩があるから今を越えていけるんだとふと思った。無機質で冷たかったり熱かったり、ところどころ水色が剥げているけれどいつも堂々としていてそこにある。撤去されると知った時は悲しかったけれど目を閉じればすぐそこに見えるんだ。
9/19/2023, 8:19:22 AM
大きなビルの最上階から眺める夜景はいつも心を守ってくれた。暗闇は街の灯りを一層際立たせた。この一つひとつの灯りの向こうには見たこともない人たちの暮らしが広がっている。その中にはきっと私と似たような苦しさを抱えた人もいるんだろうな。その夜だけは一人じゃないと思えたんだ。
9/13/2023, 3:14:46 PM
誰とも関わることをやめた日がしばらく続いた。皆が眠る頃に目覚めて皆が起きる頃に眠る。真っ暗闇の夜はただでさえ不安定な心をざわつかせた。暗闇に飲み込まれないように電気をつけて過ごした。気づけば空が少し明るくなり始めていた。夜明け前の静けさと澄んだ清らかな空気は眠れなかった身体を優しく包み込んでくれる。一日の中で唯一心が安らぐ瞬間がそこにはあった。
9/13/2023, 9:42:47 AM
全てを曝け出すのはすごく勇気のいることだった。だけどいつもあなたは本気で私を受け止めてくれた。本気の恋をしたのは最初で最後、あなただけだよ。
9/11/2023, 3:01:44 PM
日めくりカレンダーを破るのが好きだった。朱色の日曜日や祝日が待ち遠しかった。あの頃は時間の流れがゆっくりで、特に平日に関してはもう終わらないのではと思うほどに一日を長く感じていた。だからカレンダーは一日が確実に過ぎたことを確認するため、当時の私にとってはなくてはならないものになっていた。