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12/5/2022, 4:23:47 PM

#眠れないほど

【犯人】

僕は8歳で罪を犯した。
パパ、ママ、お姉ちゃん、弟が寝てる時間を狙って滅多刺しにして殺した。

刑事ドラマが好きで、ミスをして捕まる犯人がバカにしか見えなくて、自分で捕まらないようにしてみたいと思ったから家族を殺した。

その日の夜、眠れないほど家族を殺した時の快感が頭から離れなかった。

僕は警察に電話をした。

「家族が…家族が…!」

警察は、これを強盗殺人事件として捜査し始めた。
当然、僕だけ生き残っている事を不審に思ったのか
疑いの目で見られた事もあったが、証拠がない上に8歳の子が大人を殺せないと判断され、僕は容疑者リストから消された。

それから、この事件は未解決事件となった。

「誰も気付かない…僕のした事に…!」

警察は僕が犯人とは知らず、僕を世に放ったままにしている。愚かなものだな。

父さん、母さん、姉さん、弟…
僕は今1人で生きてるけど…
眠れないほど、良い日を過ごしているよ

12/4/2022, 11:19:56 AM

#夢と現実

【終わりがないのが終わり】

薄暗い部屋で目が覚める。
     現在時刻は朝 4:30

人影に追われる夢を見た。
   大人ほどの背、がっしりしていたから…
      おそらく男性…誰かまでは分からない。

制服に着替えてリビングに向かう。
   リビングでは母が朝ごはんを作っている。
     現在時刻は朝 4:58

「おはよう、そこ座ってて」

私はテレビをつけて椅子に座る。
そこに父が来て、椅子に座り新聞を読み始める。

『おはようございます。12月4日日曜日の5:00、最新のニュースをお伝えします。』

父が席を立ち、キッチンに行く。

「母さん、コーヒーってどこにあるかな…」

「そこの棚にありますよ。」

父がコーヒーを作り、椅子に座る。
    その後すぐに母が朝食を運ぶ。

朝食は食パンに目玉焼き、ソーセージとサラダ。

母が椅子に座り、みんなで手を合わせる。
朝食を食べ始めた時、ガシャンと大きな音がなる。

「何の音かしら…」

音がしたのは物置部屋の方。
  母が席を立ち、音のした方へ向かう。

「あら…ガラスが割れてる…石を投げられたのね」

「物騒だな…」

その時、私は何者かに後ろから殴られ気絶した。
     現在時刻 5:15

……………………………………………………………

薄暗い部屋で目が覚める。
     現在時刻は朝 4:30

「さっきの…夢だったのか…」

人影に追われる夢を見た。
   大人ほどの背、がっしりしていたから…
      おそらく男性…誰かまでは分からない。
制服に着替えてリビングに向かう。
   リビングでは母が朝ごはんを作っている。
     現在時刻は朝 4:58

「おはよう、そこ座ってて」

私はテレビをつけて椅子に座る。
そこに父が来て、椅子に座り新聞を読み始める。

『おはようございます。12月4日日曜日の5:00、最新のニュースをお伝えします。』

「夢と同じ…?」

父が席を立ち、キッチンに行く。

「母さん、コーヒーってどこにあるかな…」

「そこの棚にありますよ。」

父がコーヒーを作り、椅子に座る。
    その後すぐに母が朝食を運ぶ。

朝食は食パンに目玉焼き、ソーセージとサラダ。

母が椅子に座り、みんなで手を合わせる。

朝食を食べ始めた時、ガシャンと大きな音がなる。

「何の音かしら…」

「まさか…ね、」

音がしたのは物置部屋の方。
  母が席を立ち、音のした方へ向かう。

「あら…ガラスが割れてる…石を投げられたのね」

「物騒だな…」

「じゃあ…この後って…」

その時、私は何者かに後ろから殴られ気絶した。
     現在時刻 5:15

……………………………………………………………

薄暗い部屋で目が覚める。
     現在時刻は朝 4:30

人影に追われる夢を見た。
   大人ほどの背、がっしりしていたから…
      おそらく男性…誰かまでは分からない。

「え、また…?」

制服に着替えてリビングに向かう。
   リビングでは母が朝ごはんを作っている。
     現在時刻は朝 4:58
「おはよう、そこ座ってて」

私はテレビをつけて椅子に座る。
そこに父が来て、椅子に座り新聞を読み始める。

『おはようございます。12月4日日曜日の5:00、最新のニュースをお伝えします。』

父が席を立ち、キッチンに行く。

「母さん、コーヒーってどこにあるかな…」

「そこの棚にありますよ。」

父がコーヒーを作り、椅子に座る。
    その後すぐに母が朝食を運ぶ。

朝食は食パンに目玉焼き、ソーセージとサラダ。

母が椅子に座り、みんなで手を合わせる。
朝食を食べ始めた時、ガシャンと大きな音がなる。

「何の音かしら…」

「また…また来る…」

音がしたのは物置部屋の方。
  母が席を立ち、音のした方へ向かう。

「あら…ガラスが割れてる…石を投げられたのね」

「物騒だな…」

「あぁ…この後…」

その時、私は何者かに後ろから殴られ気絶した。


     現在時刻 5:15

12/3/2022, 3:09:28 PM

#さよならとは言わないで

【引っ越し】

男友達が引っ越すからと、最後に会いに来た。

「今までありがとな」

「こちらこそ、楽しかったよ」

「ごめん…時間ないから、そろそろ行くな。」

「忙しいのに来てくれてありがと」

「気にすんな、俺ら友達だろ?」

友達は笑顔をみせる。
私は涙を堪えて友達に言う。

「悲しくなるから…さよならとは言わないでね…」

「あぁ、言わない。また会おうな。」

そう言って友達は新たな地へと旅立った。

12/3/2022, 6:34:07 AM

#光と闇の狭間で

【行動】

光と闇の狭間で、人は何をするのか

つらさを我慢できず泣き叫ぶのか?
幸せを求め光へと歩き出すのか?

つらさを我慢して我を失うのか?
希望はないと自ら闇へと進むのか?

人は時に説明できないような不思議な行動を取る。これ以外の行動を取るかもしれない。

光と闇の狭間で1人になった時、
    あなたはどんな行動を取る?

12/1/2022, 2:11:47 PM

#距離

【past distance】

友達に、距離感が異常におかしい奴がいた。

そいつの名前は山田。
クラスでただ1人ふざけていて、みんなを笑わせてくれる。みんなに人気で良い奴。だが距離が近い。

何をするにも距離が近すぎる。
話す時は、拳2つ分くらい近付いてくる。

そんな山田だが、某ウイルスの感染拡大の影響で、距離を取らなくてはいけなくなった。

それからというもの、山田はとても静かになった。
ソーシャルディスタンスがどうとか言われ始めて、山田の異常な距離感はもう見れない物となった。

ある日、山田は黒板に文字を書き始めた。

『俺はみんなと話したい。でも今は話せないから、凄く悲しい。みんなと一緒に声を出して笑いたい』

その文字を見て、クラスのみんなが泣いた。
そこに担任の先生が来て、クラス全員が泣いているのを心配する。女子に言われて黒板を見る。

先生も同じように泣いた。
それを見て、涙を堪えていた山田も泣き出した。

声を出して笑えていた、あの頃に戻りたい。
クラスの誰もがそう願った。

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