『My Heart』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
色は重ねるほど濁っていくという。大好きな色や美しい色や大好きと聞いた色や気まぐれに手にとってみた色は、重ねれば重ねるほど、どんどん黒に近づいていく。どんどん向こうが見えなくなって、輝きを減らしていく。元の形さえわからないくらい重ねたとしたら、きっと、それはハート形。あなたも私もハート形。ひし形なんて許されないからハート形。生々しい心臓の形なんて見たくないから♡形。
でも本当は減法混色がいいのに。私が、私の好きな色の、スポットライトを浴びていたい。
『My heart (2024/03/27)』
「My Heart」
いつでも私を褒めてくれる君が
好きなんだ。
それでも私は君を突き放してしまう。
暴言などを吐いてしまう
それでも君は私に"好き"って伝えてくれる
笑ってくれる、愛してくれる
だからこそ私も君に甘えてしまうのかもしれない。
今日も私は君を突き放して、
"My Heart"を隠すのだ。
「 あいつまた告白したんだってー 」
「 うそだろ、もう何回目だよ 」
「 そんなにHのこと好きなの? 」
私が昨日好きな人に告白したことがもうクラス内で噂になっているらしい。私が朝教室に入った瞬間に先に来ていたクラスメイトが全員こちらに顔を向けた。でも見知らぬ顔をしてまたやっていたことに戻った。
「 おはよ! 」
『 おはよ ~ 』
まじめに話しかけてくれるのなんてほんとにこの子しかいないなんて思うくらいだった。
「 ねね、噂広まってるらしいけど気にすんな! 」
『 いつものことだけどね 笑 』
「 告白だなんてすごいじゃん! 」
『 すごい .. ? 』
「 しかも一途で私は素敵だと思う 」
こんなこと初めて言われた気がする。
今までクラスの噂に引っ張られて、すごいことなんて言われたことなかったから少し新鮮でちょっとした戸惑いもある。
「 私は味方だから 」
『 んわぁ、嬉しい 笑 』
クラス全員、みんなに愛されなきゃなんて思わなくていいんだ。
見返りなんて求めなくていい。
愛されるために本当の自分を偽らなくていい。
自分はちゃんと愛してくれる人がこの広い世界の中にきっと絶対いるのだから ______ .
My Heart
今日のお題はキザですね
飲みの帰りに駅まで迎えに来てくれる君が大好きなんだけど
真反対なのに酔ってる私の歩く速度に合わせて
家まで送ってくれるのに
君は私のこと好きじゃないみたい
つらい辛すぎる
私の心はとっくにあなたのものなのに
昔の夢ばかり暖かくて吐き気がするな最近は
頼りない眼鏡越し冷たい愛と四肢の先を何度でも愛することができるよと端から落ちていくアイスキャンディーを茫と見ている
『My Heart』
題 My Heart
私はずっとずっと恋なんてしないと思ってた。
だって、誰にも心を動かされない。
好きな人?そんな話になっても、私は分からないから、いないって答えてたし。
私の心臓には欠陥があるんじゃないかと思った程だ。
情緒がない、感覚が鈍い、とか・・・。
友人にはたまに言われる。何を考えてるのか分からない、と。
怒っているのか、悲しんでるのか、喜んでるのか見えないって。
そうだよね。だって私も自分の感情が分からないから。
そう言われても仕方ないと思ってた。
でも、その図書館であなたに会ったんだ。
優しい微笑み。
向かいに座った時に目があって、視線を外せなくなった私に、イギリスとのハーフだと話したあなた。
金髪がきれいで、瞳が淡い緑で、日本語が凄くうまくて。
あなたの雰囲気が好きだと思った。
上手く説明できないけど、一目見て、この人がいいって感じてしまったの。
他のどんな芸能人にも何も感じたことないのに、その人にだけ、私の心が動いているのを強く実感したんだ。
会いたくて、図書館に通い詰めた。
私の行動と衝動を私自身が理解できてなかった。
でも、幸運なことに、本当に奇跡的に、あなたは、私を好きになってくれた。
私の告白を受け入れてくれた。
その瞬間、もう、他には何もいらないと思った。
そんな強い想いと共に、あなたを愛してる、と強く実感した。
「大好きだよ、愛してるよ」
何回伝えても足りない。
しかもあなたは微笑んで僕もだよって言ってくれる。
その言葉に、天にも昇る気持ち。
私の世界は変わった。
あなたが現れてから私の中心はあなたになってしまった。
あなたにしか特別な鼓動を早めない心。
どうして私は感情を感じないのかって、鈍いのかってずっと思ってた。
でも、あなたにあってはっきり分かったよ。
私はあなたに会うために、あなたに会って本当の愛を知るためにいままで気持ちが動かなかったんだって。
私は今日もあなたと図書館で待ち合わせをする。
あなたに会うと確かに高鳴る私の心臓が、あなただけが大切だということを私に教えてくれるんだ。
My heart
自分の気持ちを吐き出せなくて
誰の為に生きて居るんだろう
なんのために生きてるんだろう
自分の世界はどこにも無い
苦しい…辛い…
そんな事さえ当たり前になっていく
この世界から逃げたい、消えたい
でも何も変わらない
ふと気づいた答え
逃げたい、消えたいは
自分を変える事なんだと
こんな自分から逃げれば良いんだと
自分の気持ちを吐き出せるように頑張ったよ
そんな勇気は無いと思ってたけど
勇気なんていらなかった
過去の自分から逃げ切った自分は
心も精神も強くなったの
そんな自分がとても大好きなの
君を守るため
そのために生まれてきたんだ
あきれるほどに
そうさ そばにいてあげる
眠った横顔 震えるこの胸
Lion Heart
僕はバレンタインが大嫌いだ。
今年はハート型チョコが特に流行っている。CMには新人女優の松木菜那。
今人気のあの子がCMをしているから売れているのか、単純に美味しいのか正直気になるが、そもそも僕はチョコが嫌いだ。
あのチョコの名前はマイハート、というらしい。
好きな人を思い浮かべて食べると恋が叶う。好きな人を思い浮かべてプレゼントしたチョコは恋を叶える。そんなジンクスがある。しかし、流行ると逆に買いにくくなってしまう。
松木菜那。
もう遥か雲の上の存在だと思ってしまう。
僕はバレンタインが大嫌いだ。
あの日君のチョコを受け取れなかった僕が嫌いだ。
あの日から僕はダメになった。
6年前の2/14の事故で、右手が使い物にならなくなり、左半身にもマヒが残っている。
君からの呼び出しに結局、答えられなかった。
僕はバレンタインより、何より、
松木菜那が好きだった。
"Don't forget I'm always be your side. When you blind yourself, you remember just one simple thing that is my love you recongnized. I give you my permanent and unchangeble love. My heart is yours.
I won't deal with returns. You can squish or leave it that is better than life without you. "
This letter didn't arrive with some sadly accident, and The writer couldn't come back to the heart-receiver. Nobody, but nobody could comsoled her except time. Time made her heart to pulsate.
"I cannot live without you"
Time made him to be past. However the invisible gift had been pulsating together until Her pulse would be stopped.
My heart..
私の心をあなたにわかるわけがない。
だって私とあなたは、話すペースも考え方も違う。
人の目を気にする私と全く気にしないあなた。
どちらかというと正反対の二人。
お互い相手が喜ぶであろう事を考えながら、行動して毎日生活してる。
余計なおせっかいが裏目に出る事が大半だけど、
時々もらえる「ありがとう」で私の心は救われる。
ああ、いたいんだよ。
ここにいたい
暖かくて、柔らかい、笑顔の真ん中。
ここがいたい
ボロボロの羽根と、この背中。
きみといたい
ありふれた日々がおわるまで、あとすこし。
きみがいたい
あまりにもまっすぐで、ずっと子供のままでいるから。
おまえのいたい
私の最終目標は、おまえの葬式で全部話してやることだ。
どこにいたい?
人にどれだけ救世主と言われても、わたしを救ってくれる人は見当たらなくて、わたしだけは救えなくて
どこがいたい?
気付けばもうわからなくて、気付いたら何もなくなってた
いたいんだよmy heart
どうかこの穴を埋めて、わたしを救って
お願いだよmy heart
もう一度わたしを見てよ
【My Heart 】
心はどこにあるのだろう
脳か、心臓か、
身体のそこかしこに散らばっているのか
それとも
私の周りにふわふわ漂っているのか
心はどこにあるのだろう
My Heart
懐かしいあの歌がグルグル回って
何も思い浮かばない
昔から続く伝統的なお家柄だった。だからなのか日本の行事の時はいつも着物だったしハイカラな物なんて一切触れさせてもらえなかった。ギターやピアノを弾きたいといったら三味線やお琴の講師がやってくる。テレビを見たいと言ったら歌舞伎や能を見に行く。そんな家庭だった。小学校から中学校にかけては反抗期も相まって親にかなり反発したが、高校に入ると反発することは殆ど無くなった。まるで親の操り人形の様に生きていたある日突然好きな人ができた。初恋だった。今までは異性のことなど気にしたことなどなかったのに。次第に親に内緒でアプローチをかけていくうちに両想いになった。親にも報告した。祝福されると思っていた。流石に伴侶までも口を出してこないだろう。そう親のことを誤解していた。元々彼らにとって僕の存在など歯牙にもかけていなかった。ただ機械的に次期当主として僕を育ててだけなのだ。結果から言うと僕の望みは却下された。それでも足掻いた。反発した。けど無意味だった。結局のところ実の親に勝てるわけがないのだ。その恋人は自殺した。自分も自殺しようと思った。でもできなかった。僕には彼女と自殺する権利は無い。彼女を僕は幸せにするどころか地獄に落としてしまった。親はそのことを軽く受け止めただただ僕が伴侶が欲しいと勘違いして見合いの相談をしきりに話す様になった。それを僕は拒否し続けてある冬の雪が降る頃両親ともども死んだ。どんな確率か同じ日に老衰で死んだ。親が死んで当主となった僕は近くの湖を眺めながら自らの半生を振り返っていた。今思えば虚無だった。好きな物も特技も何もかも無かった。ただの出来の悪い機械の様だった。誰か教えて欲しい。僕という我は何処なんだ?
この物語はフィクションです。
お題My Heart
ここまで読んでくださってありがとうございました!
ハート数50を超えました。本当に読んでくださる方々に感謝いたします!
【My heart】
結構良さげな文が書けてたのに操作ミスで全部消えて
萎えたのでパスします。
気が向いたらまた書きます。
マイハーツ今、一瞬だけ動いてればいい。
明日も未来も無視して
My Heart
か弱くて、したたかなもの。
傷つきやすくて、しぶといもの。
防御的で、攻撃的なもの。
相反する存在である。
もっと、自由にさせてやりたい。
好きなように考えて、決めさせてやりたい。
そう考えるのは、老いのせいだろうか?
そろそろ解き放ってやりたい。
My Heartよ。
今月から自分の棚卸し作業として、自分のネガティブな感情と向き合うことに取り組んでいる。
今まで自分が嫌なことがあったり、落ち込んだりしたときは、全く違うこと、例えば新しい趣味を持つ、語学学習する、ポジティブな本を読むなど、全く違う回路の頭を使うことで、気を紛らしていた。
もちろん一時的によい効果があり、楽しい気分でいさせてくれたり、本当に好きな新しい趣味にも出会えたりした。
でも、何かいつも埋まらない。
それでもふとした瞬間に思い出しては、目を背け無視し続けていた。
そんな時にまた最近嫌な出来事があった。むしろ実際あったわけではなく、起こりそうという予定が入ってしまった。
その時、起こってもないのにこんなにも自分の心が脅えてることに気づいた。これって今向き合わなかったらずっと同じこと繰り返さない?根本にあることってずっと解決してなくない?
そこから少しずつ自分の過去と向き合う作業をしている。めっちゃしんどい。見たくない、思い出したくない、恥ずかしい。しんどいけど、今まで無視してきた自分の感情と丁寧に向き合ってる。
本当のポジティブってネガティブを十分に愛でた先にあるかもしれない。ね♡
My Heart
かつて少女の世界は色や光や音に満ちた美しいものだった。
少女の触れたものは、色や光を失ってしまったどんなものでも鮮やかな色彩を取り戻した。
しかし突然、少女の世界は色も光も失われ、少女の心もまた色褪せていった。
少女は心を失ってしまったのだ。
自分の名前すら忘れ、ただひたすら光のない世界を一人彷徨っていた。
ある日、少女は空から降る小さな音の粒を見つけた。少女は一粒一粒それを丁寧に集めた。
するとそれは一つのメロディーとなり、少女の耳に心地よい歌を奏でた。そのメロディーは少女を優しく包み、きらきらと光を放った。それはかつて少女が愛した人が少女に贈った歌だった。
私はアイリスが心を失ってしまったことを知り、アイリスのいる世界へと届くように音を紡いだ。
届かないかもしれない。それでも歌い続けた。
どうか届いてほしい。
砕け散っていたアイリスの希望の欠片を拾い、繋ぎとめようとしたけれど、その欠片は酷く粉砕され元の形へと戻すのは難しかった。
それでも私は諦めなかった。私もアイリスのいないこの世界に希望などなかった。アイリスが心を取り戻してこの世界へと戻ってこれるのならば、私はどうなっても構わない。
「私の心をあげる───」
そう言い放ち、少女の愛した人は自らの心を割った。
その瞬間、少女の目は希望の色で満ちた。
あの歌が響き、少女の世界に光のオーラが現れ、徐々に色や光や音を取り戻した元の美しい世界になり、再び心を宿した。
少女はかつての自分を思い出し、走り出した。
「目を覚まして…!心を失った私に音の粒を届けてくれたのも、私なんかのために心を割ったのも全部セレナ…なんでこんなこと…神様お願い、セレナを助けて!!」
私はうっすらと目を開けた。アイリスが泣いている。
「アイリス、もう泣かないで。私はアイリスを泣かせるために心を割ったんじゃない。私は大丈夫だから。泣かないで。笑ってよ。」
するとアイリスはさらにひどく泣き始めた。こんなはずじゃなかったのに。
「もう目覚めないかと思った…」
「そんなわけないじゃない。アイリスの能力は色彩の再生だけじゃなかったでしょ?アイリスの涙は枯れた大地に生命を吹き返す雨になる。私に雨を与えてくれてありがとう。私を救ってくれたのはアイリスだよ。あなたは私の希望同然。だからもう『私なんか』なんて言わないでね。」
アイリスはまた目に涙を浮かべた。けれども、今度は泣かなかった。
アイリスはしばらくしてハッとなにかを思い出したようだった。
「セレナの能力は光の調和だけじゃない…セレナの歌声が光を集めて私の暗闇に光のオーラを作り出してくれたんだね。ちゃんとセレナの歌、届いてたよ。ありがとう。」
二人は二度と色や光や音が失われない世界を作るために、共に歌い世界を希望の色と光で満たした。
セレナとアイリスの歌は世界中に広がり、永遠の旋律として歌い継がれることとなった。