『20歳』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
題:20歳
20歳、、、2つの相反する気持ちを抱えていた時期だったように思う。
まずダークネスな方の気持ち。漠然と「わたしの人生、大学卒業で終了」という気持ち、いわゆる希死念慮。「〇〇して死のう」とか、「死ぬ前に〇〇しとこう」とか。20歳こえたあたりから、とにかく「死」についていろいろ考えすぎて、様子がおかしくなっていっていた。
そしてポジティブな方の気持ち。目標を達成したいという気持ち。ある資格を大学で取るために、20歳のころ、ほぼ勉強づけの日々。
そんなふたつの気持ちを抱えつつ。結局、無事に資格はゲットできた。
今思えば、あのころよくがんばったなー。わたし。
そう素直に思える。
何も怖いものが無くて、
何でも出来る気がして、
好き勝手やっても、
若いからと許される。
20歳は最高だった。
戻りたいかと聞かれたら、
全然戻りたくない。
何だかんだで今が一番良いんだよ。
私はまだ大人になりたくない
そう思わせてくれる反面教師が
教育界には多かった
20歳(オリジナル)
私は化粧が上手くない。
いつもファンデーションを塗って眉を整える程度だ。
なので、成人式で着物の着付けとともに髪をアップにし、化粧してもらうのを楽しみにしていた。
人生初のガッツリ化粧。
プロの化粧を今後の参考にしようと。
近所の美容院で全てやってもらったのだが、終わって鏡を見た瞬間、愕然とした。
何だこのおばさんは。
頭上にアップした髪は昭和のお団子のようだし、普段あげない前髪を上げたせいで、面長の顔が強調されていて茄子みたいだ。
濃い化粧も、太い眉が田舎者くさいし、一重の瞼に塗られたアイシャドウは目が腫れぼったく見えるし、チークは濃くて漫画か日本人形みたいだし、濃い口紅は唇をやたら浮き立たせているし。
自分が見慣れないだけで、これが普通なのだろうか?
これで成人式に出席したが、ショックな事に、友人達は誰も「似合わない化粧してるね」とか「いつもの方が良いね」とか、私が期待したような事は、何も言ってくれなかった。
自分は自分をそこそこ可愛いんじゃないかと思っていたのだが、そうでもないのだと初めて理解した20歳の出来事であった。
20歳
自分は成長出来ていないと感じた日。
まわりが眩しかった。
ガキ
ガキは嫌いだ。
40代はやっと大人になりかけてて、
それ以下はガキ。
そうなると私もガキ。
20歳になったら自動的に大人になる。
子どもの頃はそう思っていたが、どうやら思い違いだったようだ。
全く関係ない。
大人という言葉に大した意味も重みもないし、大人と思っていた人がそうじゃないことも多々ある。
聞いた話によると、大人には責任を取る必要があるらしい。
面白い冗談だな、と思った。
そんなことを言っている奴ほど責任を取っていないのだから。
そんなことを思いながら今夜も酒を呑む。
盃に滴る酒を舌舐めて
知ることしか知らぬ二十歳の日
(260110 20歳)
ベッドの中でうとうとしていたら、突然チャイムが鳴った。心地良いまどろみの淵にあった意識が、急速に浮上する。
スマホを見ると、時刻は0時ぴったりだ。こんな夜中に訪ねてくる非常識な奴といえば、思い当たるのは一人しかいない。
バイトで疲れていたし、無視を決め込むことにした。もう一度ピンポーンと鳴ったが、気にせず目を閉じる。少し間をおいて、再びピンポン。ピンポン。ピピンポン。ピピンポンピンポーン。
さすがに飛び起きた。玄関まで飛んでいき、苛立ちまじりにドアを開ける。そこに立っていたのは案の定見慣れた顔だった。
「あ、やっぱり起きてた」
「起こされたんだよお前に」
俺が食い気味に言うと、男はにこやかに「ごめんごめん」と言った。悪びれている気配はまったくない。
「何しに来た?」
「祝いに来た」
「は?」
「誕生日」
おめでとう、と満面の笑みを向けてくるのが不気味だった。この男とは10年来の腐れ縁ではあるけれど、毎年の誕生日を祝い合ったりしない。それがいったいどういう風の吹きまわしだ。
「急になに、誕生日って」
「いやあ、記念すべきハタチの誕生日だし、せっかくなら一番に祝いたいと思って」
「なんだそれ。気持ち悪」
「酒買ってきたからさ、家上げてよ」
言いながらコンビニ袋を突き出してくる。しぶしぶ受け取って中を見ると、缶ビール数本と、カップのアイスがふたつ入っている。
「あ、それ期間限定の味。おまえ好きそうだなーと思って買ってきたやつ」
「…………」
「一緒に食べよ。そんで朝まで楽しく」
「お前、彼女に追い出されただろ」
「………………」
図星を突かれたようで、眼前の男はフリーズした。ようやく点と点が繋がって納得する。
こいつは彼女と同棲している。おおかた喧嘩でもして追い出されたから、ほとぼりが冷めるまで誕生日を建前にして、俺の家に居座るつもりなんだろう。
「一番に祝いたいとか、よく言えたな」
「いやそれは本心。本心だから泊めて」
「嘘つけよ」
「なあ、俺たち親友だろ? お前は親友をこの寒空の下に放り出すのか?」
わざとらしい上目遣いでこちらを見てくる。1ミリもかわいくない。
「ピスタチオ味はお前にあげるから。まじで頼む」
「片方は食おうとしてんじゃねえよ」
「わかった。両方あげるから今日だけ泊めて」
「…………」
必死すぎて、もはや哀れに思えてきた。
それにしても小賢しい男だ。俺がピスタチオ味のスイーツに目がないことを知ったうえで、この交渉を持ちかけてきている。
俺は盛大にため息をついてから、仕方なく「今日だけな」と言った。幼馴染はあからさまに表情を明るくして、さっそく玄関に上がり込んでくる。
「さすが親友! 20歳おめでとう!」
「とってつけたみたいに言うな」
「これからもよろしくな親友!」
「俺はよろしくしたくない」
とか言いながら、なんだかんだでこの男とこの年までよろしくやり続けている俺も俺だ。
とはいえ、ピスタチオに免じて、とりあえず今日のところは大人しく祝われてやることにした。
【テーマ:20歳】
"20歳"
あなた方の子どもでよかったと晴れ姿のまま抱擁をする
20歳の夜、
私は時間の縁に立っていた。
足元では、選択が静かに膿み、
行かなかった未来が
雨粒のように靴先を濡らす。
自由は鍵の形をしているが、
扉の在処だけが思い出せない。
夢は檻の中で呼吸し、
欲望はその外側で
私の名を何度も呼んだ。
若さという免罪符は剥がれ、
残ったのは、
判断を下す権利と
引き受ける覚悟の重さ。
20歳。
祝われる年齢ではなく、
景色を見てしまった者だけが
静かに立たされる地点。
20歳の頃は
友人たちが夢を叶えようと
必死に努力している姿を見て
羨ましく思ったり、自己嫌悪した
夢の為に地元を旅立つ友人を何人も見送った
夢を叶えられずに自分だけが残った
寂しい気持ちでいっぱいだったが
色んな思いで帰って来る人達の拠り所になればいいと思う
いつでも帰っておいで
20歳になったらなんでもできる。
どこへだって、何をするにも自由。
子どもの頃はそう感じていた。
だけど、それは社会の中での自由、いわゆる不自由な自由ってやつで、実際にできることなんて限られてる。
そして、20歳になって気づく。
子どもの時の自由こそ、本当の自由だったことに。
何にも縛られず、何にも考えず、何にも恐れず。ひたすらに好奇心の向く方へ。
20歳は自由を手に入れる歳であり、自由を手放したことに気づく歳だ。
20歳の顔はDNAが授けてくれたもの、という言葉のあとには30歳、50歳の顔はと続くのだけど、皆が本当に知りたいのはむしろその後なのではないのか
それとも歳をとると自分がどんな顔で最期を迎えるのかなど興味無くなってるのだろうか
: 20歳
「20歳」 #243
酔ったあなたを見てみたい
お酒にも私にも、ね。
20歳の君は
どうなっているんだろう
いつものように可愛くて
目を細くしながら笑うんだろう
それが可愛くて見惚れる僕は
近くにいないだろうけど
20歳
自分が20歳の時… 自分は大人だ!
と思ってた
子供が20歳になった時…まだまだ子供なのに!と思ってる
祝い酒ふくんだ口に痛みと苦さ
大人になれたような気がした
——20歳/短歌
幼い面影を残しながら過ぎ去る10代。
大人のお面を付け社会の荒波に溶け込もうとする20代。
知恵を絞り自分らしさと真似るを上手く活用する30代。
自己認知力が高まる一方で退化と前進を繰り返す40代。
社会的立場上の安定が確立される一方で多忙を極め、ゆとりを置き忘れる50代。
若い頃は考えもしなかったが、年老いて行くとどうも過去を振り返りたくなる。
原因として挙げられているのは幾つかあるが、その中で私の一番お気に入りの言葉を今回は小説にて書き記そうと思う。
それは、、自分が歩んできた道が本当に正しいかどうか確かめたくなることが人間の真意だそうだ。
まだ20歳、されど20歳。
自由と経験。挫折と屈辱。恥と見返り。
世に出てみないと分からないことだらけだが、周りの力を一番糧にできる年齢でもあると私は考える。
今20歳の君達と20歳を卒業して改めて20歳というものを考える人達だと目線や考え方は異なるのもこの題名の面白いところではなかろうか。
私はと言うと卒業した側の人間だからこそいまの20歳に心を込めてYELLを送りたいとおもう。
これから「社会」に進む君達に幸があらん事を。
乾杯、、、、、、、。
【20歳】
20歳と聞くと
お酒が飲める歳
大人になった歳
そう思う人が多いと思う
でも実際は
お酒が飲めない人もいる
大人という子供が多い
20歳とは
大人のような子供のような
境界線が曖昧な年齢だと
自分は思う