『1000年先も』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
本当は知ってるんだ
君にはもう二度と会えないことも
君がもう私のことを思い出したりしないことも
最初から知ってた
それでも
やっぱり
どこかでばったり会えるんじゃないかと
君が私と同じ気持ちでいてくれるんじゃないかと
期待している自分がいる
1000年先には
巡り巡って
今度こそ一緒に生きていけると思っていたい
百年先も愛を誓った歌があったが、実際千年も生きてみれば人の命は儚いもので、瞬きをする間もなく死ぬのだ。築き上げた記憶は砂のように崩れ去り、「昔話」として語り継がれることなく己の中の片隅に仕舞われていく。果たして自身の隣でいつもニコニコと笑っていたものは何だったか。顔も、声も、匂いも、仕草も、忘れてしまった。
瞬きをしている合間に流行が変わり、欠伸をしている合間に世代が変わる。長く生きることは退屈であると思っていたが、目まぐるしく変わる景色は見ていて楽しい。しかし同じ景色を見て、笑いあえると信じた相手は一晩経たぬうちに老いて死んだ。
儚いものだ。
しみじみと思う。愛を誓ったならば同じぐらい生きてほしいものだが、無理難題、諸行無常、人という生き物は短命で、脆くて、それでいてただでさえ短い一生を死に急ぐのだからなかなかどうして面白い。
No.1 1000年先も
私が恒星だとしたらさ、
どこかの遠い星に、
いつか届いたりするのかなー、
ずーっと先だろうけど!
ね、君はどうだと思う?
#初投稿
1000年先も
地球は存在するだろうか
人類は健在だろうか
backnumberは流れるだろうか
1000年も先なんて
誰にもわかんないよ
なんにもね
未来を 将来を その先を考えるなら
今を必死に生きればいいじゃない
私は毎日必死だよ。
_ ₁₄₉
高い宙から眺められるのかな。
何処かで暮らしている子孫を見守りたい。
今より良くなる事を願う、人間の向上心を信じたい。
幸せな時代が作り上げられている事を願う
案外とSF映画のイメージと言うより、
自然界と関わる牧歌的な風景なのかな。
残せていたら良いな。美しい風土。
【1000年先も】
私は今年で525歳になる獣人族の男だ。
本来は獣の姿をしているのだが、普段は人間の姿となって、人間社会で生活している。
人間というのは面白いもので、貧弱な体であるのに知恵を絞って道具を作り、この世を牛耳っている。
そんな人間が進化するさまを、私は525年見てきたわけだ。
その成長のスピードは目まぐるしい。
ある者は不治の病に対抗する薬を開発し、ある者は多くの人々を救い、ある者は世界平和のために立ち上がり……彼らは短くて濃い人生を生き、寿命を全うしている。
その閃きや勇気、愛の強さには、毎度驚かされるのだ。
獣人族の寿命は長い。平均寿命は2000歳だ。
私は1000年先も、人間に紛れて人間たちの生き様を見つめていることだろう。
これからどんな風に人間が進化し、私を驚かせてくれるのか、1000年先の未来を楽しみにしている。
1000年先も
夜、空を見上げると見える月
1000年前も誰かが見ていた月
1000年先も誰かが月を見ているのかなと考える
人生の苦悩をいくら噛み締めようが
きっと選べるのならまたこの生き物が愛しくて
二本足で歩くのだろう
(1000年先も)
「若いね。」
久しぶりに、そう言われた。
こう見ても、わたしは五百歳くらい。
彼女のように千年以上生きた方から見ると、わたしは未だ若いらしい。
「よく頑張ったね。」
そう言われ、頭をよしよしされた。
「うん!」
嬉しくなって、子どもみたいな返事になった。
恥ずかしい。
久しぶりに褒められて、舞い上がってしまった。
「いやだった?」
そう、彼女に問われた。
「ううん、違うの。久々に褒められたから、舞い上がってしまって、
恥ずかしくなっただけ。ありがとう。嬉しかった。」
久々に自分と同じ種族と出逢って思う。
この思い出も、あっという間に共有できなくなるのかなって。
人間のように、本当にあっという間に居なくなってしまうのかなって。
「大丈夫だよ。私は人間じゃないから、あっという間に居なくならない。」
「うーん、それなら二百年後、また会おう。」
「いいの?」
「うん!」
「じゃあ、ここで会おう。」
「うん!」
「じゃあね。」
「またね。」
これが貴女との出会い。
今日、貴女と5回目の約束。
あのときは、千年先まで続くとは思わなかった。
遠くで貴女を見つけ、わたしは手をふる。
貴女もまた、手をふりかえしてくれた。
「久しぶりね。」
わたしは、いつものように舞い上がって言う。
「久しぶり。」
貴女もまた、いつものように微笑み、そう言う。
馬鹿野郎何が千年先だ。なら思い切って丁行くぞ。なにぃ?千年先もわからないのに丁なんて無理だぁ?わかっとるわ、だからだよ。無理と解るラインをあえてゴールにすんだよ。
なんでってそりょぁお前よぉくっそくだらねぇ法螺吹いてアングリさせてやんのよ。そんで無理だもう嫌だとべそかきながらやってったらよぉ、存外ゴールなんて通り越してるさ。知らねぇけどよぉ。ま、どうせだいっちょ行くぞ。
1000年先も
変わらず朝がやってきて
雨と共に雲隠れ
虹を照らせば七色になり
通り雨に恋願う
或る日のよき日に思いを馳せて
眠った先で待つ子らは
千の夢でも光りゆく
たった七つの子どもたち
1000年先も
紛争や貧困があるのかな
ないといいな
全人類が笑えるような世界に行きたいな
そしたら不安とか悩みって
軽くなるのかな
1000年先に
私は居ないけど
生きてるうちに
みんなの笑顔がみたいな
1000年先も、君は幸せでいて
そこに僕が居なくても
千年後に待ち合わせをしよう。
その時、私たちは出会う前のように、
お互いに何も知らないままだと思うけれど、
そうしたらまた、教え合おうよ。
笑 わ れ る か な
僕 は 君 と こ れ か ら 先 も
ず っ と 一 緒 に 生 き て い き た い
未 来 を 一 緒 に 歩 み た い と 思 っ て い る し
そ ん な 未 来 を 考 え て い る
君 は そ ん な こ と を 知 っ た ら 、 ど う 思 う か な
笑 っ ち ゃ う よ ね
そ う だ よ ね
僕 達 は 只 の ネ ッ 友 と い う 関 係
簡 単 に 繋 が れ る も の の 、 そ の 関 係 は す ぐ に 解 く 事 も で き る
き っ と 君 は 僕 の こ と が 好 き と 言 っ た っ て
そ れ は 嘘 な ん だ ろ う な
知 っ て い て も 、 僕 は そ の 言 葉 に 縋 っ て し ま う
馬 鹿 だ よ ね 、 ホ ン ト に
今 の 僕 の 人 生 は
君 が 救 っ て く れ た と 言 っ て も 過 言 で は な い だ ろ う
つ ら か っ た 人 生 に や っ と 生 き 甲 斐 を 感 じ れ た
君 と 話 す 夜 の 時 間 。 そ れ だ け が 好 き だ っ た
僕 は こ れ か ら も 君 と そ う し て 人 生 を 歩 ん で い き た い
例 え つ ら い 時 期 に 入 っ て も 、
君 と 夜 話 す の は 絶 対 に 行 う だ ろ う
そ れ く ら い 、 僕 は 君 が 好 き だ
絶 対 に 離 れ た く な い 。
2/3 「1000年先も」「きっと僕は君のことが過ぎなんだ、心から」
#作者の日記帳
おひなさまのような平安の
じゅうにひとえのお姫様
1000年後の今日の私が見たような
透き通る空を見ましたか?
お日様と一緒に起きて寝た
平安時代の農家の子
1000年後の今日の私が見たような
星の瞬き見ましたか?
1年2年と経ってって
ちょうど1000になった時
その日の空に泣いた人
誰か私に、たずねてね
令和の私に、たずねてね
僕たちの子孫が生きていたら嬉しい。きっと出会った事に意味があるんだと思う。人はそんなに長くは生きられないけどいっぱい思い出を作ろう‼️
1000年後の世界はどうなってるだろう?
最近、実は今とあんまり変わってないんじゃないかなと思うようになってきた。
とりあえず、昔のB級SF映画みたいに人の姿が全く違うモノになってる、って事は無い気がする。
環境は大きく変わっているかな。
海面上昇とか温暖化とか砂漠化とか、今ある色々な問題が解決していたら、逆に緑が増えているかもしれない。
紫式部や清少納言は、自分が書いたものが1000年先も残ってて、読まれてるなんて想像したのかな?
あの頃生きてた人達と、今生きてる私達、多分そんなに変わっていない。
怒って、泣いて、笑って、恋して、食べて。
十二単を着て物語を書いた人も、宇宙服に身を包んで月へ旅立つ人も、きっと変わらない。勿論、ジーンズでショッピングモールに行く人も。
「ちょっと月まで行ってくるね」
小旅行に行くような気安さで、カバンに「竹取物語」を忍ばせて。
なかなか楽しいかもしれない。
END
「1000年先も」
未来は無限大だ。例えば東大を目指すとする。そのために勉強する。このように自分が思ったことはなんでもできる。しかし未来は能天気な思考でいると時間は過ぎてしまい無駄なものになる。だから未来は自分の行動次第でなにもかもを変えることができる因果応報的なものだ。
悲しいもクソも無くないか?
「普通に、付き合った理由が断りづらかったからっていうのを思いっきり言われたしな。」
「あ~、私達もアンタが告白した日に言われたよ。それ。」
「マジで何なの!?って思った〜。」
最初の彼氏はただの浮気性野郎で別れて、二人目はこれ。
「まぁ別に今は何とも思ってないからいいんだけど。」
「え!?本当に良いの!?」
元々付き合ってても、付き合ってる感覚なんぞ何処にも無かったしな。
そんな感じのことも言われたし。
「私ばっかり浮かれてたな〜」
「え、そんな事あって悲しくないの…、?」
…悲しいもクソも、私には無いな。
最初っからわかりきってた事なのかもしれなかったし。
いやわかりきってたのか。
「悲しいもクソも無いよ、私には。」
だけどさ、
「………………、何だかここ(胸)が物悲しいな。」
私はそう、誰も居ない部屋で呟いた。