『1000年先も』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『1000年先も』
1000年先も、この地球は回っている、、、
いや、回っていられるように、今できることを。
1000年先に思いを馳せれば
その瞬間は、永遠を生きてることになる
そんな気がする。
死はとても怖い。
身近な人の死こそ、
今、最も、私にとって脅威のあること。
だからこそ、生命は永遠なのだと言う
確信がほしい。
永遠を感じられる
瞬間をつかみたいのだ。
1000年先に思いを馳せて、
私は永遠の香りを、音を
微かにでも感じたい。
別の名を希望と呼んで
僕は貴方を愛してます。
貴方は沢山裏切られてきたって言ったよね、
沢山捨てられて傷つけられてって
それでも僕に心を開いてくれて
嬉しかったよ
俺は君を愛してる
君はボロボロになってた俺を
真っ暗な沼から救ってくれた。
そして、愛してくれて
俺の愛してるを受け取ってくれた
俺/僕 達の愛してるは世間的にも受けて貰えないかもしれない。
それでも
これからずっーと
年老いても
死んでお空の上に行ってしまっても
「一緒にいてください」
【1000年先も】
僅かな揺らめきで
ことば遊び
丁寧に、奔放に
/ 1000年先も
詠み人知らずの歌の作者は
千年経っても誰かわからず
しかし千年の間にその歌を
読んだ人もまた計り知れず
詠み人知らずのままに歌は
千年経っても語られ続ける
「1000年先も」
1000年先も
「美しい人形ですね」
骨董品屋の店主に話しかける。灰がかったような骨董が並ぶ中で、その人形だけが一際曇りなく見えた。
「その人形は綺麗にしておかないといけないんですよ」
「どういうことです」
「さあ。いわれは知りませんが、障りがあるらしいもので」
少女は人形を、それはそれは大事にしていた。病弱で入退院を繰り返す少女にとって、人形は唯一の友人だった。
少女は人形をどこへでも連れて行った。楽しみを分かち合うように話しかけ、笑いかけた。
人形は少しずつ傷が増えていった。微細な傷を見つけては、いつかはボロボロになってしまうのだろうかと悲しんだ。
ある頃から少女の容態は悪化した。もう長い間退院できていない中で、少女は死期が近いことを察していた。両親がなにか隠しているのも気づいていた。少女はおそろしく、たびたび人形に悲嘆を吐露し、抱き締めた。それから、人形に謝った。
自分が居なくなったあと、人形は捨てられるかもしれない。自分が生きていればそんなことはさせないのに。両親に頼めば残しておいてくれるかもしれない。しかし、人形は少しずつ朽ちていく。今はまだ綺麗だとしても、いつかボロボロになったとき、両親は捨てずにおいてくれるだろうか。
いつまでも綺麗なままにしておけたらいいのに。
百年先も、千年先も。
2023/02/04
世界を見渡す
法隆寺 タージ・マハル ピラミッド
どこにでもあるんだ
先達が人のため、或いは自らのために遺したものたち
ふと思う なぜ…
本人はとうの昔にこときれているというのに
意味を知り、思惑を知り、興味を消すのに
一時の欲の為に多くを犠牲にして意味などわからない
でもそれは、私が何も知らぬ無知な幼子だからなのかもしれない
もしくは愛も希望も何も無い今を生きるしかないからなのかもしれない
だれかこたえて?
1000年続く偉大な愛を
1000年続けと叫ぶ先達の思慮を
1000年続けよと未来を見据える人の想いを
私は人だから
#1000年先も
ずっと先を見て
ひとりじゃないことに
安心する
少し先を見て
夢が叶っていて
嬉しくなる
不確実な未来に
不確定な未来に
安心するための
きちんとした事実が欲しい
1000年先も君といる時間を望んで
1000年先も人として生きていることを望みたい
私達が出会った、この美しい景色がいつまでもあればいいのに。
街と海を一望出来る丘の上。
その中でも夕陽が海に溶けて夜を呼ぶ瞬間がお気に入りだった。限られた時間の中でずっと先の未来を確かめることは不可能だけど。街は海に飲まれて流されてしまうかも、街が広がって海がなくなってしまうかも。丘が削れてしまうかも知れない。私よりずっと長生きな大樹に話しかける。
「聞いてもらえる?もしね。生まれ変わってこの場所があったらここで
『1000年先も』彼と会って、また恋をしたいなって。」
長すぎるんじゃない?だなんて言わないで。
それまでに彼を口で一回は負かせられるような知識をつけて、彼の隣で胸を張って歩けるような人になってみせるんだから。ほんのちょっと背伸びをしたいの。
「でもその前に彼に見つかってしまうかも。」
葉がさわさわと擦れ合い「なぜ?」と聞かれた気がした。
「あなたも見えるでしょ?」
だってほら、行き先を告げてもないのに、遠くから彼が私に手を振っていた。
1023年、平安時代の人々は
1000年先の日本の未来を予想できただろうか
時代の流れとともに消えつつある風情を憂うだろうか
栄えた街々を見て歓喜の声をあげるだろうか
生気のない子孫を見て、蹴鞠でも始めるだろうか
今を生きるのに必死で
明日の事も考えられない私には
1000年先なんて、おとぎ話のようで
ただの空虚な言葉でしかない
『1000年先も』
今の時代ってなんか凄いですよね
こう、なんていうか……全体的に?
科学の発展だとか価値観の変動だとか、酔いそうなぐらいに新しいものが誕生してますよね
ぽんぽんぽんぽん
……なんかやばくないですか!
ここ十年ぐらいで、どれだけのものが変わったのでしょうか?
このまま変わり続けることは、私達にとって良い事なんですかね?……それとも悪いこと?
この人類社会の変化はまだ始まったばかりでしょうから、いま考えたところであまり意味が無い気もします
未来なんて誰にも分からないでしょうからね
この答え合わせが出来るのは、1000年先にはなりそうです
「お前が今、ここにいるから俺らの物語は語り継がれるんだよ!ずっとずっーと、永遠に!」
そうやって笑う彼は俺にとっての太陽で。
その彼の笑顔で周りが笑い、空気が柔らかくなる。彼を嫌う人なんてひとりもいなくて、人生で初めて永遠に幸せであって欲しいと思った奴だった。
……なのに。それなのに。彼は呆気なく俺を置いていった。彼が太陽なら俺は月だった。太陽の彼に照らされて、彼がいるから輝いて見えるだけ。彼がいなければ他と変わらない単なる石ころで、俺自体に何か秀でたものがあった訳では無い。だから彼がいた頃の俺らの物語だけは100年先も永遠に語り継がれた。
【1000年先も】
【創作】【宵(よい)と暁(あかとき)】
2/7 PM 4:45
「ツンデレって、ふへんてきだよねぇ」
「……?」
放課後の教室。
明日の古典の授業の予習をしながら、
宵の部活が終わるのを待っていると、
暁が不意にそんな風に切り出した。
「普遍的? それとも不変的?」
「ん~、どっちも、かな」
ノートに漢字を書いて聞いてみると、
暁は楽しそうにそう答える。
「和歌とか、源氏物語とか。
1000年以上も前のものなのに、
こんなに昔の人たちにも
ツンデレの概念があるんだ!
って思うの」
確かに、本当に表したい事とは
反対の事を述べるような修辞技法は
大昔からあるとは思う。
素直に出せない気持ちを敢えて
皮肉で表現したり――恐らく、暁は
そういう遠回しな感情の書かれ方を
ツンデレと言っているんだろう。
「葵の上ちゃんは正妻なのに
ずっとツンツンしてるよね。
やきもち妬いてても、プライド高くて
それを伝えれなかったりするのが
可愛いんだけどね~」
「可愛い? ……車争いのシーンとかも?」
「あれは悪役令嬢みたいだよね!
まぁ、やらかしてるのは彼女の
部下たちだと思うけど」
オレは『源氏物語』の登場人物を
《可愛い》という視点で見たことがない。
とはいえ、最古の恋愛小説と称されている
ぐらいだから、暁の少女漫画を読むような
感覚の方が、正しいのかもしれない。
「結局日本人って、ずーっと昔から
ツンデレが大好きなんだね~。
きっと1000年先でも流行ってると思う」
多くの人に受け入れられていて、
時代が変わっても変化しない。
普遍的で不変的。
なるほど、どっちもだ。
「ちなみに真夜(よる)くんは
ヒロインの中で誰推し?」
「ごめん、考えたことない」
「そっか~、それは残念」
君といると月日が短く感じる。
1年なんてあっという間なんだからね
でも、君が私への熱が冷めないかって
不安になる、不安すぎる
ずっと一緒にいたいよ。
君と
っていうか、
君じゃなきゃヤダ
こんなの我儘だけど
ほかの女をみてほしくない
私だけをずっとみてて
10年後も100年後も
隣にいて欲しいのは
君だけなんだよ、
1000年先のどっかの世界でも
隣にいて欲しいな
君に。
空は色んな表情を見せてくれる
青空
曇り空
朝焼けの空
夕焼けの空
星空
100年、1000年後も
変わらない
来年の事を言うと鬼が笑うというなら
好きなだけ笑わせてあげましょう
来年の事も
10年先の事も
100年先の事も
私が死んだその先の事も
いくらでも言ってあげる
笑われたなら、笑い返せばいい
かかってこいよ
「−1000年先も−」
「1000年先も青く」
1000年先も
この星は青いままでいてほしい
この暗い宇宙に美しく輝く
青い星であってほしい
文明が途絶えて
「地球」という名を失っても
青いままでいてほしい
お題「1000年先も」
いつ死ぬかなんて分からない。
だけど、
死んだとしても、
1000年先まで生きていたとしても、
何があっても、
私は、私の魂は貴方を忘れない。
「1000年先も」
1000年先も君とお話する気だったのにな
もうお別れなんでしょ
こんな日には甘いアイスを
あの日産声をあげて生まれ落ちた私は
希望に向かって手を伸ばした
これでもかというくらい体を伸ばし掴みたいものがあった
声が枯れるほど荒らげて伝えたいことがあった
美しい花に心を奪われ レモンの酸っぱさに顔を顰め
この気持ちを誰かと共有したいと感じた日もあった
これから起こる幸せが100年先でも1000年先でも
ずっと変わらないと疑わなかった無垢な私は
何も知らなかったのだと鼻を鳴らす
それでも私は探し続ける永遠を求めて
1年先だって、10年先だって、100年でも1000年先でも。
ずっと、ずーっと、あなただけを待ってる。
私は、来世を信じてずっとあなたを待ってる。
だから私はあなた、あなたにだけは「さようなら」とは言わない。
「また、会おうね。」って言うの。
じゃあ約束なんて破らないでしょ。愛してるんだから。