『10年後の私から届いた手紙』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
今日私は地元企業のインターンシップに行った。インターンシップといっても1dayインターンシップである。体験した内容としては、企業説明と実際に働いている先輩のお話を聞くというものだった。今回が初めてのインターンシップだったので企業に伺う際、たいへん緊張していた。しかし、伺った際人事の方が気さくに話しかけてくださったおかげで緊張もほぐれ、企業の業務内容について質問や会話をすることができた。先輩との対談では、同じ高校出身であることを知り、高校時代や仕事の事について聞くことができた。インターンシップに行った事により、企業の雰囲気だったり業務内容などの公式サイトからは得られないものを得ることができたので大変勉強になった。丁寧に接してくださった採用担当の方には大変感謝している。
10年後の私から届いた手紙を
私は開けない。
開けるなら10年後だ
10年後の私から届いた手紙。万馬券の情報以外は必要ないぜ。
これってタイムマシン系のお題か。しかしなにを言われても今を改善できる気しないな。
だって人生が辛いのは今だしやる気ないのは今だから。もう人生に絶望してるから将来の話なんて聞いてもどうしようもない。
そんなしょうもないお題をふくらませてもしょうがないしジャンプの感想でも書くか。今週は発売日遅れたから書いてなかったのよね。
やっぱ最初は呪術よな。呪術は絵も話もいい。とはいえ今週はちょい微妙な回ではあったかな。
単行本でまとめて読むと面白いけど単話で読むと、ってのが今週の回だったように思える。呪術はどう話をまとめるのか楽しみだな。
次はままゆう。掲載順が上がって俺は嬉しい。今週はよかったって最近ずっと思ってる。そんな作品。
スタートダッシュをちょいしくった気はするけど遅れを取り戻してきた、そんな感じがする。とにかく絵柄とキャラが好みだから好き。
今週の新勇者は癖がつまったようなキャラだったな。めっちゃ好みだから長く続いてほしい。
鵺は今の話に出てる妹がどうも好きになれないからか今の話もちょい微妙に感じてるんだよな。ちょい熱が下がった感あるけど面白いとは思ってる。
立ち退きの話が進まないから引っ越しの準備やる気しないな。早くしないとまずいと思ってるんだけど手が進まん。困ったものだ。
10年後の私から届いた手紙
10年前の自分に手紙を書くことになった。
勿論、未来パトロールの厳密な検閲が入るので具体的な事象について書くことは出来ない。
有馬記念の結果や宝くじのアタリナンバーを書こうとしたら、即座に連行されてしまうだろう。
ただ、あえて言っておくとそれらの情報に意味はないのだ。
時間とはひどく流動的で、一律なものではない。
未来からの干渉は、薄く波紋の様に広がり世界を作り変えてしまう。サイコロの出目は常にランダムである。
過去の自分に競馬雑誌を送りつけたとして、有馬記念でドゥデュースが勝つ保証はどこにも無いのだ。
それは兎も角として、抽象的な内容にしろ手紙を受け取った過去の自分は【今の私】とは少しだけ別の人生を歩むことになる。それは果たして是か非か。
経験上、人は5年で大きく変わり、10年で別人になりうる。
私自身を振り返ってみると、欲しいものも価値観も、10年前と今とではかなり異なっていることに気付く。
一体、この私自身はどの様に形成されてきたのか。
考えても考えても【今の私】の作り方は分からない。
身に付けたうんちくも性格も趣味嗜好も、どこから拾ってきて積み上げたのだろう。
そう考えると、急に今の自分が尊く思えてきて過去に手出しするのが怖くなる。かといって、この機会に何も書かないのは勿体無い気がする。
うんうん唸って悩んだ結果、私は1言だけ綴って投函する。
『なんとかなる』
10年前の私はホッとするだろうか、失望するだろうか。
半々かもしれない。
けれど今の私には、これが精一杯。
実は先日、10年後の私から届いた手紙にも同じことが書いてあったのだ。
もうちょっとこう、何かあるだろうとも思った。
が、10年経ってそうならば、本当にそれしか言いようが無いのだろう。
ここに書いたことはすべて、勿論仮定の話。
人は月日と共に変化する。
けれど、奥底に変わらないものがあると思えるからこそ人は明日を生きてゆけるのかもしれない。
10年後の私から届いた手紙
10年後の私から届いた手紙。
ー10年前の私へ
元気にしていますか?私ね、貴方の10年後の世界から貴方に向けて手紙を書いてるの。10年後の貴方はね…ホントに心から『 運命の人 』って思える方と出会って、同棲してるのよ。それも、今までに無い幸せの中で、幸せな笑顔を毎日しながらね☺️もしかしたら、いや、上手く行けば、貴方の10年後の私は、を貴方の11年後になる前に、その『 運命の人 』と、そのまま、ゴールインするかもしれないのよ❣️それは、とても誇らしい事よ。私は、今まで、何度も間違った道ばかりを選び続けて、更には、今までの交際は、遊びだったんじゃないかって思う程、適当な恋愛をしてて…でもね、そんな私でも、ようやく『 心の底から愛せる運命の人 』を捕まえたのよ。それは、もう、何もかもが立派な方でね、何もかも完璧にこなして、油断の隙も無い方なのよ。この人と一生を終えられるって思うだけで、物凄く幸せな気持ちになれるの♥️だから、これからも、この幸せを、貴方の10年後の私は、噛み締めるわ。御機嫌よう。だから、貴方は、何も変わらないでね。貴方が変わってしまったら、私は、あの方とお会い出来ないかもしれないから…
10年後の私よりー
「10年後の私から届いた手紙」
しっかりしろよっ昔の自分
ダラダラと自分に甘えてたせいで
今が大変な目にあってるんだぞ
……って、書き出してたら
ほんの先の私から手紙がきたんだ
おんなじこと書いてたわ、しっかりしろだって
なーんも変わってない、ダメダメか
10年後の私から届いた手紙 ... ですか ..... 。
あまり、自分以外からの題目で思惟しないタイプなんだけどね ... 珍しく念ってみようかなという気になりました ... ... ...... 。
10年後 ... 63歳かぁ。ま、なんだかんだ言っても生きてはいるんだろうな多分。人並みにビビリだし。酒を休めないのがあるから🥃🍾病気が深刻になってる可能性はあるけど。
親が今、父83歳に母86歳 .. さすがに ... いや、一応は第二次世界大戦の戦中を僅かながらとはいえ踏んでる ... でも10年後は93歳と96歳か ... ... ..... 。
ま、敬虔な真言密教を信仰している仏教徒にとっては生きている死んでいるというのはあまり大きな事でもないので ... 魂また霊の如何にという事であるし ... ... .......... 。
10年後の私から届く手紙な、らば .....
〝 才能という自らのタネを、蒔き、育て上げる事から悉く逃げ尽くす為に呷り続けた酒はその今の貴様の涙 ... 悔いに枯れる貴様の涙だったと気付く今 ... 今 ... その〝 今 〟すら ... ... ..... 貴様は実は予めれていたのだろうに ... 。見出せぬ価値また意義は ... 生死の僅かなる隙如きと ... 。人は、命は、瞳、乳房、念い ... そうした諸々の、炎の如き揺れる様々に翻弄され乍らにさりげなく只唯死わりが迎えに来るのを待つのみと ... 貴様は笑い乍ら〝 おれぁ乗らねぇ〜よ、乗せられねぇ〜よ、騙されねぇ〜ょ ... 。〟と凡ゆるヲ蔑み尽くした。
...... さてどうする ... まだ、みたいだが ...
死わりは ..... 〟
フッ .... そういう思念自体もね ...
俺ぁ今日も忘れ去る為に🥃🍾酒を酌み続けるよ。
10年後の私から届いた ...
私の私から届いた10年前の私への手紙でした ... 。
.
10年後の私から届いた手紙
最初にその手紙が届いたのはもう20年も前のこと
まだ10代だった私には
10年後はとても遠くてキラキラしていた
夢と希望と憧れと、とにかくドキドキでわくわくだった
次の手紙か届いたのは
20代になって10年後の私になった頃だった
あれ?あのとき感じた未来の私はもっと大人だと思ってたのに
そう思いつつもさらに10年後の私に思いを馳せる
結婚したり家族が増えたり
今とは大きく変わるだろう生活
だけど誰かと寄り添って次の10年後に向かえるのは、とても素敵なことだと感じた
次の手紙は私が30代の頃
幸せって忙しくて大変
子育てって戦争
しっとり落ち着いた大人になんてなれてない!
ふと、ある疑惑が浮かぶ
いつも手紙くれてる10年後の私、かっこつけてない?
いや、間違ったことは書いてないよ
書いてないけどさぁ
きっとこの先も10年後の私から手紙が届く
この先10年を楽しみに生きていけるように
ちょっと盛った・・かっこつけた・・
いや、幸せをピックアップした内容を
届けてくれるに違いない
なにせ書いたのが私なので怒るに怒れない
きっと私も10年前の私には
素敵な未来があると伝えるだろうから
テーマ『10年後の私から届いた手紙』
10年前の私へ、未来の私があなたに伝えたいこと。それは
やりたいと思ったことは、迷わずやりなさいってこと
年齢なんて関係ない
遅すぎるなんてことは、何一つ無いから大丈夫
心が望むまま、やりたいと思ったその時がベストタイミングだからね
時には、他人と自分を比べて落ち込むことがあると思う
でも、これだけは忘れないで
どんなに周囲の人間が素晴らしくても
あなたの中には、決して色褪せない輝きがあるってこと
誰にも見劣りしない、あなただけの魅力があるってこと
だからどうか、周囲と比べて自分を卑下せずに
あなたは素敵なんだって、信じていてほしい
過去の恨みとか、辛さとか、たくさんあると思う
憎しみを忘れられなくて、罪悪感に苛まれる夜もあったよね
許せなくていいよ。人を憎んでいいし、恨んでもいい
全部人のせいにしたっていいんだよ
清らかな人間になろうとしなくていい
どんなに汚れても、醜くても、あなたは綺麗だから
そのままの私で、どうすれば生きやすくなるのか
心と体と相談しながら
一日一日を、いい時間にしていってください
あなたは一人じゃないよ
ダメなことなんてないんだから、思い切り楽しみながら
10年後の私に、会いに来てね!
どんな私になれるのか
今からワクワクして待ってます
10年後の私より
まぁ 元気だよね〜
それは わかってるのよ
これからの10年 どんな人生が
私を 待っているかワクワクしない?
ちょっと嫌なことや 凹むことがあるかも
けどね 大丈夫だよ
明けない夜はないと 言うでしょ
10年後の私が 言うんだからさ
焦らず ゆっくり 歩いておいで
10年後の私は、夢を叶えられていますか?
娯楽、酒、ギャンブルなどに時間を使っていませんか?やるべき事が、できていれば確実に叶えられているでしょう。
今の現状に満足せず。もっともっと高みを目指して。応援してる。
【10年後の私から届いた手紙】
だいじょうぶ
いろいろあるけれど
なんとかやれてるよ
あの頃見た夢は何だっけ ぼんやりそんなことを考えていた。
昔やりかけたプラモデルは 今も僕の部屋で傾いている
押入れの奥に押し込めた僕を ふと仕切りに広げてみる
等身大の僕は 手をふっている
忘れてた言葉を集めて 今の僕になってるんだ
歩いた数だけ忘れることも それでもいいんだと
10年越しのタイムスコープで 明日は僕を笑ってるんだから
2/15「10年後の私から届いた手紙」
『今すぐばあちゃんに会いに行け!! 今すぐ!! 2月15日14時30分!! 騙されたつもりで行け!!!!!』
「…何これ?」
アタシの開いた手紙は、10年後の日付とアタシの名前の差出人。
何か切羽詰まってるし、まあ暇だし、ばあちゃんちすぐ近くだし、行ってみるか。
そうして顔を合わせた5分後、ばあちゃんは倒れた。その場にいたアタシが救急車を呼び、ばあちゃんは一命をとりとめた。
ありがとう、10年後のアタシ。
(所要時間:5分)
2/14「バレンタイン」
「これだけですかぁ〜?」
体を傾けて見上げてくる。
「意外とモテないんだねぇ、川上くん」
「モテてほしいのかよ」
もらったチョコを渡してやると、にまにまと受け取り、早速包装を開け始める。
「俺が甘党じゃなくてよかったな」
「感謝感謝☆」
「だったら俺にちゃんとした彼女作ってくれよ」
「ん〜、そこは領分じゃないのでぇ」
チョコをもぐもぐと満足そうに頬張るイマドキの座敷わらしを横目に、俺はため息をついた。
(所要時間:8分)
2/13「待ってて」
川向うのおじいちゃんが呼んでいる、気がする。紙一重で触手をかわした脳裏には、そんな光景がよぎった。
銃を構えて撃つ。魔物は叫び声のような音を上げるが、大したダメージにはなっていなそうだ。
リロード。弾は残りいくつあったかな。
触手を伸ばしてくる魔物を正面から迎え撃つ。多分あの目が弱点なんだけどな。上手く狙える自信はない。一か八か。
おじいちゃん、お願い。悪いんだけど、もうしばらくそのまま待ってて。
(所要時間:7分)
2/12「伝えたい」
伝えたい。
だが、それはまずい。
ことわざに「知らぬが仏」ともある。少なくとも今、ヤツが仏でいられるのは悪いことではないはずだ。
というかそもそも、知らない方が幸せなことって、たくさんあるんだよな。
まあ、静観しよう。たまにとはいえ、未来が見える事がバレるのは何より厄介だ。
なあ、中田。クラス一番のいたずら男子。
お前が教室の扉の上に仕掛けた黒板消し、校長先生に当たるぜ。
(所要時間:6分)
この手紙を読むということがどういうことか、考えてから読んでる?何かの悪戯でも凝っていて面白ければ良し、の精神で目を通しているのかもね。私ならそうする。
この手紙は10年後の貴方自身からのものです。
国の新しい政策「理想の実現」が実行された、その産物。「より良い選択をとることで今よりも良い未来に辿り着き、それぞれの理想的な暮らしを得よう。そうして余裕のある幸福な人を増やそう」という、残念なくらい安直な政策。過去に干渉して、未来を変えてもらおうという話。
20代〜50代のランダムに選ばれた男女10000人が対象。責任の所在は不明。時間に干渉する技術(はじめは"予測"から始まった)を他国にアピールする目的も含まれているからか、安全性への懸念だとかの声は全部無視。
残念ながら、この世界自体が終わるかもしれない。それはこの手紙が届いたら分かることかもね。
こんなときにばかりアタリが来るなんて。どちらかというとハズレか。何にせよ、私は国からの通達でこの手紙を書いている。
私はあなたのいる地点から今の私に到るまで、選択という複雑に分かれた道をぐねぐねと曲がってきた。数多ある選択肢の先に未来がいくつもあったのなら、私は無数の未来のうちの一つでしかない。
貴方が私と同じ未来を辿ることは絶対にない。他のいくつかあったはずの未来も、この時点で消えてしまうでしょう。
なぜなら私は10年前に、10年後の私からの手紙を受け取っていないのだから。
私が"今"の貴方の未来の一つなら、10年前に手紙を受け取っていることになる。貴方と同じ状況を、10年前に経験しているはず。読むにしろ読まないにしろ、私自身によって書かれた手紙が届いたことを覚えているはず。でも、私はそんな手紙など受け取らなかった。私は"今"の貴方の未来として有り得ない。存在しえない未来は多分、消えてしまうのだと思う。大きな力によって、ね。
私以外の人たちも、過去の自分に手紙が届いてしまったら消えてしまうかもしれない。もしその人が10年前に、10年後の自分からの手紙を受け取ったことがあるのなら、話は別だろうけど。
ややこしくてわけわかんないよね。悪戯だと思って捨てて。気に入ったなら取っておいてもいいけど。記念品くらいにはなるのかな。10年後にいたかもしれない自分からの手紙だなんて、妄想にしたって安っぽく感じるけど。
悪くない人生だったよ、特に後悔もしていない。
私は、貴方が見ることのない未来の一つを確かに生きていた。前向きに考えるなら、可能性は無限大ってやつかな?
それでは、お元気で。
【10年後の私から届いた手紙】
10年後の私から届いた手紙
A子とB子とC子は、高校を卒業して以来、10年間続く関係だ。高校卒業10周年を記念して今日はA子の家で宅飲み。
「変わらぬ友情に乾杯ー。」
「乾杯」
「乾杯」
「卒業式の時さ、10年経っても一緒だよ。って誓いあったの覚えてる?」
「覚えてるよ。誰もいない教室で私たち3人だけ集まってA子が号泣するから、私とC子も貰い泣きしちゃって。」
「懐かしい。そんなこともあったね。」
「やだぁ、恥ずかしい。それは忘れてよ。あれから10年経って、B子は子供ができて、C子も新婚かぁ。私だけ独身だぁ。」
「A子はCAじゃない。私とC子の誇りだよ。」
「それに結婚なんていいことばかりじゃないしね。B子も私も色々苦労してるんだから。」
「ねぇ、その苦労教えてよ。今から手紙書くの。卒業式の日の私たちに向けて。高校を卒業してからどんな経験をして、どんな成長をしたかを振り返ってさ。もちろん最後には発表して貰います。」
「A子はそう言うの好きだよねぇ、私は構わないけど、C子は?」
「私も別に構わないけどさ、大した人生じゃないから書くこと困るのよね。」
A4用紙を何枚か持ってきて、それぞれ手紙を書き出した。
できた手紙は一つにまとめられて、食事の片付けが終わった後、発表会が開かれることになった。
「では、言い出しっぺの私から読み上げたいと思います。
えー、A子ちゃんへ、あなたは高校生の頃、泣き虫だと冷やかされていましたね。残念ながら10年経っても変わりません。覚悟しておいて下さい。A子ちゃんの夢はキャビンアテンダントになることでしたね。その夢は絶え間ぬ努力の結果実現することになります。実現までには何度も泣くことになると思いますが頑張って下さい。私は今だに独身ですが、仕事にプライドを持って充実した日々を過ごしています。
10年後のA子より。」
読み終えたA子に拍手が送られた。
「A子の後だとやりづらいなぁ。私のは本当に内容薄いからね。」
と、手紙を読み出そうと思ったB子だが、手紙を目にすると戸惑いの表情を浮かべた。
「あれ?これ私の手紙じゃないよ。C子のじゃないの?」
「私のでもないよ。」
「とりあえず読んでみてよ。」
「分かった。読むね。B子ちゃんへ、あなたは大学で大企業の御曹司Xさんと付き合うことになります。」
「え?B子は高校の時から付き合ってたY君と結婚するんじゃない。」
「ちゃちゃ入れないの。B子も続けて。」
「Xさんは、お金持ちなのに謙虚で優しくて満ち足りた日々を送ります。しかしそんなXさんに病魔が忍び寄るのです。
Xさんを失った悲しみで失意にくれる私、しかし、そんな時励ましてくれたのがアラブの王族のZ。Zには3人の妻がいましたが、私への愛の証のため前妻とは全て別れてからプロポーズしてきました。私の生活は一変しました。Zからは一生かかっても使い切れないお金を与えられました。しかし、私はそんな生活に満足しなかったのです。ジュエリーデザイナーとしてデビューするとその活躍が話題になり、日本のテレビ番組に出演、歯に衣着せぬ物言いから時代の寵児になります。それが10年後のB子。
PSあなたが私に書いた手紙があまりにも退屈だったので内容を変更させて頂きました。
え?何これ?どう言うこと?」
「ちょっとB子何その手紙?」
「だから私が書いた手紙じゃないんだって、ひょっとして、私たちが書いた手紙が10年前の私達に届いて、その手紙を見た10年前の私達が返信を寄越してきたんじゃないかな?」
「変なこと言わないでよ。B子ってそんなキャラだっけ?」
「うるさいわね、あなたの手紙も読んでみせなさいよ。」
「はいはい。じゃあ私の番ね。えーと、手紙の内容を変更させて頂きます?何これ?私が書いた手紙じゃない。」
「えー?C子もなの?」
「だから言ったじゃない。続きはなんて書いてあるの?」
「大学に入学するとY君から告白されます。私のことをずっと好きだったと、だけどY君はB子の彼氏。私は愛か友情かを秤にかけて友情を選びました。しかしそんな私をB子は諭します。私、ずっとY君の気持ちには気付いていたの。だけど私は友情よりも愛を取った。C子はずるいや。自分ばっかり良い子ちゃんになって。これからはY君と幸せに生きて、そして私達の友情は永遠だよ。」
「ちょっとあんた?私の旦那を狙ってたの?」
「そうよ。Y君はね。私と結婚していた方が幸せな人生を送れたんだから。」
「あっ、私の手紙の内容も変わっている。A子へ、28歳にもなって結婚していないなんてガッカリです。私はパイロットと結婚したくてCAになりたかったんです。仕事へのプライドとか言って言い訳はやめて下さい。今すぐ安っぽいプライドなんか捨てて結婚すること。この際パイロットじゃなくてもいいです。何これ?10年前の私ってこんなに性格悪かったの?」
頑張りすぎないで
無理しないで
疲れたときは
自分を優しく抱きしめて
ふわふわの心に戻るまで
甘やかしてあげて
何事も
なるようにしかならないし
なんとかなるから
心配いらないよ
生きる事を楽しみなさいね
命短し恋せよ乙女!
# 10年後の私からの手紙
恋愛や結婚について、周りの大人たちが煽ってくるとは思います。とても面倒です。
安心してね。ちゃんと結婚してるし、子どももいるから。
あと、仕事も続けられてます。あなたがやりたかったことを実現できてます。だから、周りの声に不安になったり、失望したりしないでください。
大丈夫。何も変わらなくていい。
あなたはあなたのままで美しいから。まっすぐ進んでいて。
……変わる必要ない。
そうか、でも、もしそうだったのなら、そんなこと伝える必要もないか。そう思って私は、その手紙を過去宛郵便局のゴミ箱に捨てた。
過去宛郵便局のゴミ箱にはたくさんの手紙が捨てられている。人々の思い直しによって、本局は赤字経営だ。
もうすこーしだけ、頑張って。
動けるうちに
やり残してない?
目を閉じるときに、頑張りましたって
笑っていられるように。
間違いだらけの人生ですよ。
このままじゃ
10年後の私からの手紙
10年前の私へ
今の精神状態は心と身体を傷めています
その切り替えが上手く出来てない原因は複雑です
自身で解決しようとして藻掻きつつ、
諦めてしまいそうだけど踏ん張ってる
弱音も吐いていいし、少し逃げてもいい
大丈夫、大丈夫
嬉しいことや辛いことが沢山降りかかるけど
正しいと思って行動した事が経験となる
年齢を言い訳にせずに
勇気を持って踏み出した一歩が良い方へ進みます
10年後にまた届くようにします
待ってて
K