『10年後の私から届いた手紙』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『10年後の私から届いた手紙』
10年前の私へ
〇〇〇〇の株買っとけ
分かったな
〇〇〇〇だぞ
絶対に買っとけよ
……絶対だぞ!?
10年後の私より
──パタン
「……これは本物だな、絶対に私じゃん!10年後の私ナイスっ!」
『10年後の私から届いた手紙』
ある日突然手紙が届いた
日付は今から10年後
未来の私は無病息災
立身出世でお金持ち
大事な人がすぐ傍にいて
笑って暮らしているらしい
世界中から祝福される
そんな希望の夢を見た
幸せですの一言があれば
それでいい
#幸せ#10年後の私から届いた手紙
眠気がピークで、自分史上最大のあくびといっしょに、10年後の自分が出てきた。
「これを渡しに」
と、10年後の自分は手紙を手にしている。
眠気に勝てずにまたあくびをして、そのまま眠りに落ちてしまった。
起きたとき、手紙を手にしていた。
あれは夢だったのか、それとも、あれから10年がたったのか、手紙を開けるまでは、わからない。
テーマ:10年後の私から届いた手紙 #95
『10年後の私へ』
私はそんな手紙を見つけた。
なんだろう? こんなもの書いたっけ?
そう思いながらも封を開ける。
『10年後の私へ。きっと貴方は、これを書いていることすら忘れていることでしょう。』
一文目からまるで今の自分を見透かすかのように始まった手紙は、全部で5枚あった。
私は記憶喪失になることが時々ある。
いや、少なくて年に一度くらいの頻度である。
最初は記憶を失ったことにあまり自覚はない。ただ、忘れっぽくなって、自分が誰なのかわからなくなって、どうやって生きていたのかわからなくなって…という感じだ。
親にもそのことを言うことができなかった。
記憶喪失が始まったのは中1と日記に書いてあった気がする。記憶が曖昧なので鮮明には思い出せないが、クラスみんなの名前と顔を忘れ、位置から覚え直した。
その時はまだ、なにかストレスや負荷をかけすぎたのだろうと親に言われ、母はひどく心配していた。
母は私が怪我や病気をするとすごく心配する。私よりも私の体を大切にしてくれている。それは嬉しいのだが、それが過保護に繋がっている気がして、私は自然と記憶が無くなることを母に言えなくなった。
かと言って、父に言えるわけではない。だから私は日記を書くことにした。日記であれば自分がその日したこと、あった出来事などがわかるからだ。
私は日記と並行して未来の自分へ手紙を書くことがあるらしい。
それが今回見つけた手紙も一部。
私はこの手紙以外にも何枚も見つけているらしく、これを私は『未来への手紙』と呼んでいる。
いつ記憶がなくなっても困らないように、対策はしているつもりだが、自分が書いた手紙が親や妹に見られるのは恥ずかしい。だから、見つからない場所にしているのだろう。
この手紙も本のページの間に挟まっていた。
『未来への手紙』は溜まっていったため箱に入れて保存している。
これで何通目なんだろう。そう思いながら箱を漁る。
それにしても『10年後の私へ』なんて書かなくても、明日記憶がなくなるかもしれないのに、おかしな手紙だなぁと思った。
10年後の私から届いた手紙を見つけたこと、日記に書いておくか。なんて思いながら今日も日記を開いた。
10年後の私から届いた手紙?
そんなのいらない。
どうせろくなこと書いてないし、自分が不幸になるって前もって分かっててもどうせ運命なんて変わらないんだから。
それなのにどうして人はそんなまやかしの書に縋るのか。
どうしてそんなにも未来が気になるのか。
それはきっと、自分の未来になんらかの希望を抱いているからだ。
ずるいよね。羨ましいよね。
私も…そんな希望が持てたら…。
10年後の私から届いた手紙
“私は明日しぬ”
なんだこれは
水曜日。平日のど真ん中であり、疲労が蓄積されはじめる頃。折り返しまで来た1週間の疲れをごまかしながらふらふらと揺蕩うわかめのように帰宅したポストの中にはまっさらな封筒が入っていた。適切な判断を下すことのできない脳みそは無警戒に開封し、もったりと中身を読み出す。
そして冒頭。まったくなんだこれは。私の不出来な脳のせいで見間違えたかと思ったが、何度読んでもそうとしか読めない。
差出人不明の手紙としては
10年後の私から届いた手紙
背景、私様、
今悩んでいるその道をそのまま選んで
この道は決して平らな道ではないけれど…
沢山涙も流すし悔しい思いも沢山するよ、
このまま夜が明けなければいいのに、とさえ
思った日もあった。
でもね、その経験が今の私を作ってくれたんだ
人の痛みが分かるよ、自分が経験したから
何も無駄にはなってないよ…だから
そのままその道を選んで突き進んで。
10年後の私へ…頑張ってくれてありがとう
これから私もそっちへ向かうよ、待ってて未来の私。
『10年後のわたしから届いた手紙』
先人たちの言葉は今も生きている。
ただし未来から届いた言葉は1つもない。
先人たちの言葉には、重みがある。
もし、過去へ手紙を出せるとしても、わたしは出さない。
手紙を出すことにより、過去が変わりパラレルワールドが発生し、別の次元のわたしがいることになる…それどころか、手紙を書いたわたしは存在しない可能性もあり、そうなると届いた手紙も消えることになるのだ。
そんなの馬鹿馬鹿しいから、わたしは絶対書かないだろう。
仮に10年後のわたしから手紙が届いたとしても、封を切らないでゴミ箱行きだ。
ちょっと、スマホに置き換えて考えてみよう。
スマホの画面に
【わたしは10年後のあなたです。】
なんてメッセージが入ったら、開かないでしょ?
手紙であっても、同じことだ。
過去からの言葉には重みがあるが、未来からの言葉は、怪しさしかない。
それが現実ってもんだと思う。
10年後の私から届いた手紙____
皆さんは、幼稚園の頃で1年間、
小学校2年生のときの1年間、
2年間、いじめをした加害者をどう思いますか?
幸せになっていいと思いますか?
それとも、ずっと苦しむべきだと思いますか?
私は、最近よく、わかりません。
まだ、いい人でいようとしてるの?
まだ、ヘラヘラ笑って誤魔化してるの?
まだ、罪悪感や自己嫌悪で泣いてるの?
10年前、確かに私はいじめをした。
一つ年下の女の子に毎日毎日、
酷いことをしたのを今でも覚えている。
だから、今の私は罪悪感でいっぱいなんだ。
でもね、せめて10年後までは、せめて、
いじめをしてしまった分、他の人に優しくして、
幸せにもなっていい、そう思えるようにしたい。
だから、今はどんなに辛くても我慢して飲み込む。
どんなに相手が悪くても我慢して優しくする。
でもさ、それが癖?になっちゃったのかな笑。
今は不眠症とか自己嫌悪で毎日が苦しいよ。
今の私はね、
10年後の貴方にもっとわがままになってほしいよ。
吐くまでして周りに優しくしなくてもいいと思う。
加害者になるのが怖くて我慢してるんでしょ?
でも、今の私が貴方になるまでたくさん頑張るから
もっとわがままでいていいよ。
加害者は辛いなんて言う権利はない。
それは私が、私達が、一番わかってるから。
10年前の私へ。
今は少しもがいてる時期だから、しんどいかもしれないけど、何だかんだうまくいくし、数ヶ月もしたら、めちゃくちゃいいところに就職も決まるからね。
FXは上々で、利益は少しだけど、マイナスになることはなくなって、お小遣い稼ぎは出来るようになるよ。
今となっては、恋愛も順調だけど、今の私にはもっと素直に感情を吐き出せるようになって欲しい。そうしたら、もっと早く上手くいくから。
10年後の私がこうして幸せに生きていれるのも、10年前の私が一生懸命生きてくれてるからだと思う。
本当にありがとう。
これからどんどん幸せになっていくから、恐れないで一歩一歩前に進んでいってね。
10年後の私より。
私へ。
落ち込み、悩みながら、自分の考えを
曲げないで進んでる姿、今も応援してるよ。
まわりに振り回され、無責任に
干渉されて苦しいけど、大丈夫!
そのまま突き通して行きなさい。
自分が正しい。
間違いないと信じて。
あなたのやってきたことは、
間違ってないから。
認められる日が必ず訪れるから。
私がいつだってあなたの応援団だよ。
10年後の私より
お題《10年後の私から届いた手紙》
涙の先に楽園はある。
「10年後の私」様から手紙が届いた
開けた瞬間異国の香りがして
なんか全く読めない字で書いてあって
更に全体を眺め終わったら
愉快な音楽とともに煙になって消えてった
本当にこれは私から私へ宛てたものなのか
本当に10年後のものなのか
1000年くらいは先なんじゃないか
さらにもし本物だとしたら
一体全体この世界のこの私に
いつ何が起きたんだろうか…
一瞬固まった私はふと我に返り
普段通り食パンを牛乳で流し込み
何事もなかった顔をして
いつもの制服に白いスニーカーを履いて
今日も歩いて学校へ向かう
『10年後の私から届いた手紙』
今の私へ〜
私は、10年後の君です。
元気にしてる 街は大丈夫?
みんな元気にしてる?
今は、コロナとかインフルが流行って居るはず
大丈夫?
学校閉鎖にならない様に
手洗いうがい、マスク、消毒
をしっかりしてね!
テストなど色々なものがたまちゃうし
気をつけてね
こっちは、みんな元気だよ〜
あ、後君なんか悩んでいたりしてない?
大丈夫? 君は、人を頼らないから心配だよ〜
ま、大丈夫か、
君なりに頑張ればいいよ、これからも頑張って!
未来の私より〜
結婚の準備勉強はしとけ〜
結婚しなくてもその歳になると周りがしだしたりして知識がいるぞたぶん
「十年後の私から届いた手紙」
何の変哲もない真っ白な封筒が一通。
"十年前の私へ"と大きく書かれた手紙と睨めっこ
考えた末に物置の奥底にしまった。
中身は見ていないけれど、見なくても
私の未来は明るいことは分かっているんだ。
想いの重さは
罪の重さ
涙の重さは
罰の重さ
知らないことで
続く幸せは
見ないことが
絶対条件
誰も傷つかず
誰も傷つけずに
愛を守ることが
出来ないのなら
夜の闇の
広さと深さは
測ってはいけない
あらゆるものを
くぐり抜けて
あなたに差し出す
わたしの手は
まだ
こんなにも
しなやかで温かい…
# 10年後の私から届いた手紙 (39)
10年後の私から届いた手紙
元気ですか?体調、崩していませんか?
まだ、踏み止まって、藻掻いているところかな?
わたしもまだまだ、藻搔いていますよ。相変わらず。
少し大人になれたかな、と自分では想っています。
あなたより少しだけ、やりたいことをやれるようになりましたよ。
もう少しで、わたしの人生は終わりを迎えます。
…と書きたいところだけど。
それは居るか居ないか分からない神様が決めることなのかな…。
あなたは、今を後悔なく生きていますか?
大事な人に日々、想いを伝えていますか?
美味しいチョコレートは食べましたか?
あなたの1日1日が、今のわたしに繋がっています。
あなたはあなたを愛することを忘れずに。
今を、生きてくださいね。
10年後の私から届いた手紙
10年後の私から、手紙らしきものが届いた。
でも、どうやったら中身を読めるのかもわからず、時代が追いつくまで楽しみにとって置くことにした。確かなのは、10年後も生きているということ。まずはそれで良しとしよう。