『1件のLINE』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
1件のLINE
あなたの知らない色があります、という、意味深な通知。。。
【1件のLINE】
「さっきアイス食いたくなってコンビニ寄ったんだけどさーあ、ちなみにアイスはパルム。んでコンビニ出たら目の前に鹿がいたんだよ。いたっていうか浮いてた。最近の鹿は飛べるんだな。生命の進化なのか化学の進化なのか俺にはわからんがなんかすごいのはわかる!!だからすげーって見上げてたんだけどじっくり見すぎてアイス溶けてた。それを伝えたくてさ!こんな夜中にごめんな」
深夜3時。LINEの通知音がなる。
公式LINEは非通知だから誰かから緊急の連絡とかかな。
そう思い開いてみると飛ぶ鹿と溶けたアイスの話。
いや、そんなことはどうでもいい。
送ってきたやつの名前がじぃちゃんの名前なんだ。
しっかりフルネームで漢字も完全一致。
じぃちゃん一昨年死んだのに。
天国で楽しくやってんのかな。
「一生君の傍に居る。」
こんな事を言った過去の自分を殴ってやりたい。
「もう最後だね。」
窓の外を眺めながら彼女が言った。顔がよく見ない。しかし、泣いているような気がした。
「そんな事言わないでよ。」
僕は泣いていた。そんな僕の涙を彼女は拭ってくれた。
「泣かないで。笑って。」
何でこんなに優しい彼女が、病気で死ななければならないのか。僕は神を呪った。
「一生君の傍に居る。だから、君も僕から離れないで。」
僕の言葉を聞いた彼女は、少し悲しそうな顔をした。
「ありがとう。」
そう言う彼女の顔は、どこか悲しそうな笑顔だった。
〈今までありがとう。君のお陰で楽しい人生だったよ。私があっちに逝っても、泣かないで笑っててね。〉
彼女の遺書を読んで、僕は泣いた。あの時、一生なんて言わなければ良かった。彼女にとってあの言葉はどれだけ辛かったか。どれだけ呪ったのか。もっと考えて、言えば良かった。謝らなきゃ。僕が彼女を苦しめたのなら、僕は謝らなきゃ。じゃないと、彼女の彼氏だなんて名乗れないよ。僕は屋上に向かった。
〈今から逝くよ〉
僕は彼女宛に、一件のLINEを送った。送信してから思う。何で僕はこんな無駄な事をしたのか。分からないけど、死への恐怖を振り払いたかったのかも。彼女はこんなに怖い事を、一人で抱えていたのか。でも大丈夫。これからは、僕も一緒に抱えるよ。僕は、重力に従うように落ちて逝った。
明かりがない闇に包まれた部屋の中で
スマホだけが唯一の光を生み出した。
よく見ると、一件のLINEがきている。
どうせ、あいつが課題提出期限を聞いてきているのだろう
と、推測した。
仕方なくLINEを開いた。
その瞬間、部屋唯一の光は消え去り、闇の世界となった。
俺は気付いた。
スマホを充電していなかったことに。
1件のLINEの通知がずっと残ったままでいる
消せないけど既読もつけられないメッセージ
君との思い出が詰まった履歴も見れないまま
一生開かれることはないだろう
❴一件のLINE❵
私の元に一件のLINEが来た
LINEを見てみると、、、
「…ッ!」
私の想い人から、
『ごめん』
っと来ていた、、、、
私はすぐに意味が分かった、、
感だが
❨死ぬ❩
と言う事だと思う、、
私はすぐに想い人の家に急いだ、、
そして”片耳”のピアスが揺れる
(片耳ピアスは、同性愛者を意味します
【1件のLINE】
たった1件のLINEで
気持ちがぱあっとなるときもあるし
なんっかもやもやするときもあるし
深読みして気分わるくなるときもあるし
ほんま勘弁してくれ、文字
文字ってつよいやん
字面がつよいし、残像もひどいやん
考えすぎたら忘れられないどころか
ますますクッキリするやん
引きずるし
今の私みたいに
あぁーもやもやするわー
「今日空いてる?」
「今日すごく楽しかったよ!」
「いつでもいいから電話できない…?」
相手からLINEが来るたび
私は一喜一憂しがちだった
嬉しい内容ももちろんあって
LINEというものはもちろん楽しい
だが
中には私のLINEがきっかけで
相手を誤解させてしまったことだってあった
それがきっかけで仲が悪くなることだってある
だから私は一喜一憂するし心配するんだ
自分の内容は相手を傷つけないか
私にとって嬉しい内容なのかどうか
1件のLINEでこんなに考えるのも
正直疲れるけどね
お題「1件のLINE」
p.s
久々に書いたら文章下手になりました
国語力磨いてきます
【1件のLINE】
LINEの通知音が鳴る
それを楽しみにしている自分
彼の人からのLINE
すぐに見るのはなんだか楽しみにしているみたいで
少し間をあけてから…なんて考える
だけど、結局待ちきれなくてすぐに確認してしまう
LINEの内容は“今から向かうよ”
それから2人のお気に入りスタンプ
あぁ、はやく会いたいな
貴方も同じなら気持ちなら、嬉しいな
スタンプを1つ押して
隠しきれない笑みを零した
たったその1件に期待をする。
たったその1件
それが公式LINEかもしれないのに
貴方かもしれないと
胸を弾ませひらく
【1件のLINE】
━━━━━━━━━━━━━━━
あなたの誕生日を存分に祝おう
去年祝えなかった分
たくさん祝おう
おめでとうと
プレゼントを渡そう
あなたが驚くようなプレゼント
ある時1件のLINEが鳴った。
ピロン
スマホ見るともう遠くへ私にサヨナラも告げずに逝った親友だったBちゃんだった。
内容は
𓏸𓏸へ
まだ部屋に閉じこもってるの?
死のうとしているの?
まだ泣いているの?
私の事恨んでるよね、?
置いていってごめんね𓏸𓏸。
私の分まで生きてとは言わないよ、自分の好きなように死んでもいいし生きてもいいただ、後悔しない選択をしてね。
大好きだよ。
って内容だった。
バッカじゃないの?私がまだ泣いてる?そんな事ないよ、!
目に水が溜まっただけ!気の所為だよ
私はあなたを恨んでなんか無い。いつまでもいつまでもBちゃんは優しすぎ…。そんなんだから私を置いて行ったんだ。
謝らなきゃいけないのは私の方なのに。
部屋にこもってないよ…今は。最後に綺麗な景色で終わりたいからね。きれいな景色見てあなたの所へ行くよ。
待っててBちゃん。、そしてごめんね。
お母さんもお父さんもこんな娘でごめんなさい。
そう言い残し私は空へ舞った。
1件のLIEN
どんなに忙しくても、LIENの通知を私はスルーしない
それが例えくだらない公式LINEの雑な通知でも、私はそれに腹を立てたりしない
いつ何時私に助けを求められるかわからないのだから
どんなに忙しくてもLIENだけは目を通す
もう二度と、誰かのSOSを見逃さない為に
それが私にできるあの子への唯一の償いだから
『1件のLINE』
通知があるなって気づくと憂鬱になる。誰から?何の話?めんどくさいな…。見たくないけど見なきゃな…。
あの人もあの人も…決してキライとかじゃないのに、なんでだろうね?話をすることが憂鬱。
ピロン♪
仕事で疲れている僕はその音を幾度も聞いて少しイラッとしていた。誰だ、こんな疲れている時にラインしてくるようなやつは?そう思って僕はスマホを開いた。ホーム画面あるのはただの一件のスタンプとだけ書かれた通知ひとつ。
僕は渋々その通知を開いた。
そこには君から、ファイト!!と可愛げな猫がそうGIFスタンプとして僕にエールを送ってくれているようだった。
続けて僕も猫のスタンプを送った。
さぁて仕事に戻ろう、すると僕のスマホに通知音がなった。
1件のLINE
ピコン…スマホの通知が鳴る…
急いでタップすると、あの人からのメッセージ…
今日、勇気を出して、あの人にお願いして、交換したばかり…
ヨロシク…の後に、可愛いスタンプ…短くて、あの人らしいメッセージに、思わず、笑みがこぼれる…
そして、この短いメッセージに、ドキドキしてしまう…
初めてのLINEメッセージ…其の儘、受け取っていいのか、もっと、深い意味があるのか…返事は、どうすれば…
一件のLINE。それは、会社からのLINEで、大病を患い、今はもう手を尽くすのも無理なほどの弱り具合のスタッフに関する悲しいお知らせだった。
結局は会社も辞めて、治療に専念していたのに、私達が忙しく働いている中で天に召されたとの事。
何度も何度も読んで、溢れる涙が止まらない。我慢すると、嗚咽をもらしてしまうほど号泣したあの日。
ただの仕事の連絡ツールのLINEにこんなに心が疲弊してしまうとは。。
あの時の悲しみも悔しさもすべて、いまだ消えない。
生きる!とは。それを軽々しくできる人だっただけに、本人の無念さも含めて、、。
心身へ染みこみ重き梅雨湿り風を吹かすは1件のLINE
離れて住んでいる祖母から一通のLINEが届いた。「暑いけど、元気にしてる?」いつも祖母は体調を気遣ってくれる。お盆休みに顔を見に帰りたいな。
そう 期待はしていないわ
だって貴方は私の気持ちなんて知らないもの
だから必要なことがない限り
連絡が来ないことはわかっているの
それでも貴方からの連絡が来れば
どんな言葉でも嬉しくて
ただの おやすみ だけでも
何度も何度も見てしまう
それだけ 特別 なの
「1件のLINE」
1,「一件のLINE」
ぴろん、と軽い音が響いた。スマホが少し震えて画面がつく。『いつ帰ってくるの?』とだけ書かれた文面は相変わらずそっけないのに、返信しなければしつこく送られてくることを知っていた。
嫌だなぁ、と唇を噛む。別に帰りたく無いわけじゃない。家族にだって会いたいし、落ち着く家に帰って休みたい気持ちもある。でも、隣に住む幼馴染──コウに会うことだけが憂鬱だった。
大学へ進学すると同時に家を出て一人暮らしを始めた。特に遠い大学でもないのに一人暮らしを選んだのは、コウと会いたくないからだ。悪い奴じゃないと分かっている。いじめだとか嫌がらせだとか、そういったことをされた訳でもない。
ただ、どうしようもなく“合わない”のだ。
言葉の一つ一つが癪に障る。
行動の一つ一つに苛立ちが募る。
幼馴染のくせに、と友人には笑われたけれども、それこそ幼稚園児の頃から何となくこいつとは合わないと感じ取っていた。運動神経の差、勉強の出来なんかは大して変わらない。違うとすれば交友関係の広さだろうか。コウは広く薄く、自分は狭く深く。そういった違いにここまで違和感を覚えるのだろうか。
「……わっかんねぇ」
どうして自分はこんなにもコウが苦手なんだろう。こんな問いを小学生の頃から繰り返してきた。中学では仲良くなろうと努力もしたけれど、やっぱり合わなくて高校では疎遠になった。なろうとした。でも、コウ自身は幼馴染に対して苦手意識もないようで、ごく普通に関係は続いた。
話しかけられると鳥肌が立つからなるべく近づかないようにしたし、コウが話題に出ると「あー……」と誤魔化す。そんな風に過ごしてきた。大学になってからはやっと離れて、学生生活をそこそこ謳歌していたというのに。幼馴染というやつはどうにも切れないらしい。
「返さなきゃ、なぁ……」
LINEを開き、コウとの個チャに『今週末には帰る』と打ち込む。ついでにスタンプもつけてやった。ふざけて買った可愛らしい猫のスタンプ。LINEをしている分には大丈夫なんだけどなぁ、と少し笑う。
ついた既読と秒で返ってくる返信は見ないまま、またスマホを閉じた。