『1件のLINE』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
最近ちょっとストーリーハマってるんですよねm( ─﹏─)m
ピコンッ♪
LINEの通知音で目が覚めた。
確認すると、お父さんからだった
ああ、、、またか
ここ最近、おかしなことが度々起こる。
「早く」
んだよ早くって。気味悪い。
最近起こるこれのせいで、一瞬忘れそうになるんだよな。
ああ、そういえばそろそろ2年経つな。
俺と母さんに虐待をしていたお父さんは、2年前
殺された。
俺らによくしてくれていた親戚に。あいつが悪いんだ。だってあいつが俺と母さんに酷いことをしたんだ。天罰だよ天罰。
今になってLINEなんか送ってくんなよ。殺そうとして殺されたくせに
最低
いつも話す時は俺からで
貴方から話してくれる事はなかった。
ピロン
あぁ、やっと来た。
貴方からの1件。
『好きだよ。』
「うん」
塩対応になっちゃうけど、それ程嬉しいんだよ。
死んじゃいそう。
⋯1件のLINE⋯
寝ようとした時
通知音がしスマホの電源をつけた。
一件のLINEの通知だった。
誰からかとその通知を押した。
いつものあの子だった。
#1件のLINE
家族の義務を果たしてください
まだ子供はいないが、自分が子供である立場なのは間違い無い。
兄弟も居る、親も居る。
久しぶりに差出人からのメッセージに
これまた久しぶりに弧を描いた口元を何かと現すなら
「そうだなぁ、嘲笑うなんてどうだ?」
随分とおめでたいく
下品なオツムをお持ちのようだ
ワタシのカゾクを愚弄するなよ
1件のLINEがきた
LINEの内容は
「別れよう」
という彼氏からの4文字。
私はしばらくその意味がわからなかった
付き合い初めて4年
同棲もしてたし、
彼とは結婚を考えていたのに
…でもこうなることは薄々気づいていたのかもしれない
半年前からチラリと覗かせていた女の影。
毎日のように私の予定を知ろうとしたり
そんなにスマホを触る人じゃ無かったのに
急に誰かと連絡を取るようになった
私も、意味がわからないとかいいながら
きっと彼には冷めきっていたんだろう
毎日の生活も
デートに行く日も
記念日も
お互いに笑顔をみせることがなくなっていった
だからきっと、これでよかったんだろう
でも、でも
貴方と過ごした日々は
涙が出るくらい楽しいものだった
幸せになってね
さようなら
1件のLINE
1件のLINEが来てますって通知で気分が上がる
とんでもない迫力を持っているから
そんでもってそれに私は毎回元気がでて
毎日頑張っていてそんな乙女みたいな性格になったのは
いつからだろうかと。
でもこれは長く続かない、きっと
みんなそうだった
なのに期待している自分もどこかいて
その小さな私の欲が叶いますように七夕に1人願ってい
ます
テーマ“1件のLINE”
君から届いた
「久しぶり、元気?」
と言うメッセージ。
「うん、元気だよ!」
そう返信をすると
「え、誰?ごめん。間違えたかも」
「ハルカだけど…」
「あ、ごめん。マジで間違えてた。」
「気にしないで?シュウくん元気だった?」
そう返信をしたのに、
それきり君から来ない。
既読すら付かないから
ブロックされたかも知れないけれど
私は君のメッセージを消せずに居る。
一件のラインにどれだけ時間をかけたか。
どう受け取られるかが怖い。
でも、その想いだけ伝わる。
そう信じて。
ふと、スマホを開くと1件のLINEが来ていた
またあいつか、と開くと案の定Kだった
何が来ているのか見てみるが
「ただいま」
の一言
何言ってるんだ?
そのときニュースから聞こえてきたのは
俺の友人であるKが事故にあって死亡したというものだった
1件のLINE
あなたへLINE
1件のLINE
返事の速さに
あなたの
想いを
知りたくなるの
なな🐶
2024年7月11日1706
1件のLINE
それは100件のLINEよりも嬉しくて
ソワソワしちゃう
何よりも嬉しいLINE
それは
あなたからのLINE
#1件のLINE
最近友達がLINEゲームにハマっていて
毎日そのエネルギーとか送ってくるんだよね
嫌じゃいけどね
だからLINE開けば
絶対1件のLINEがあるんだよ
いいんだけど
1件のLINEがこんなに嬉しいなんて。
頑なにLINEを使わないできた。
自分の時間を守りたくて。
本当にどん底まで落ち込んでいた時に、通知。
わたし、一人じゃなかったんだ。
1件の未読LINEがあります。
そう通知がきた。
私はどうせ公式からはなにかきたのだろうと気にもとめなかった。
それがいけなかったのだろう。
母が死んだ。
その報告LINEだったのだ。
私は絶句した。
それと同時に残念な気持ちになった。
「あーあ、母さんが先に逝っちゃったか。」
「賭け、負けちゃった。」
そう呟き、私は仕事に戻る。
お題『1件のLINE』
1件のLINEの通知が、
暗い部屋にある
スマホの画面を明るくさせる。
ブルーライトに照らされた
私の視界は滲んだ。
貴方からLINEが来なくても、LINEを返すのがどれだけ遅くても、その返信がすごく冷めてても好きなんです。いっその事早く彼女作って私を諦めさせてください。さっさと結婚してもう絶対に無理だって確信させて欲しいんです。じゃないと私きっと貴方以外の人好きになれないと思うから…
『1件のLINE』
―1件のLINE―
«バイバイ»
と、ただそれだけのLINEが来た
カタカタ、カタカタと
残業を消化していく音だけが鳴り響く部屋に
短めのバイブと共に
送り主が彼女であることに気づいた瞬間、
俺の背が冷や汗に濡れた
頭の中が真っ白になって、
俺は弾かれたように席を立ち、
夜の闇を走り抜けた
夜に溶けそうな彼女を追って
「1件のライン」
あの時君が送ってくれた、1件のライン。
その日から君を見るたびに思い出す、あの二文字。
ありがとう。
ポコン
小気味のいい音を立てて「太宰治」からLINEが入った。
もちろん、かの文豪・太宰治ではない。太宰治は75年前に入水自殺(自殺ではないという説もあるけど、まあいいでしょう)をしているし、私は先日、桜桃忌だからとさくらんぼをしこたま食べたところだ。
この「太宰治」というのは、私の大学時代の友人で、文芸サークルに所属していたから洒落でLINE上の名前を変えてあるのだ。以前は「芥川龍之介」や「武者小路実篤」もいたが、私が不精なばかりに今や連絡を取るのはこの「太宰治」だけになってしまった。よく、既読無視してしまう私にも懲りずに連絡をくれる良い奴だった。「太宰治」とも月に一度か二度、数往復のやり取りがあるだけ、それも、私が返信しないから途中で会話が途切れてしまうのだが、それでもまた連絡をくれる。少々相手の厚意に甘えすぎているとは思うが、私の数少ない友人だった。
内容はごくありふれたもので、この前見た映画が面白かっただとか、職場の隣の席の人が風邪を引いているだとかそういうものだ。
なぜこんなにも普通の、そして割合良い人間を「太宰治」にしたのだったか。
まあいい、今回はちゃんと返信しようとスマホを手に取る。
『川に行こう』
脈絡のない誘いだった。
いや、脈絡はあったかもしれない。以前「近くに景勝地として有名な川があるのに行ったことがない、夏になれば川辺はきっと涼しいだろう」そういう話をした。その話の続きだろう。
そうして「太宰治」という名前にした理由も思い出した。たしかあの頃、頻繁に川に行こうと誘われたのだ。特に深い意味はないだろうが、それを聞いた誰かが「入水自殺でもするのか」と、冗談を言った。それで、その場にいた数名で「太宰治」やら「芥川龍之介」やらにLINE上の名前を変えた。今となっては何がそんなに面白かったのかさっぱりだが、その時は皆面白いと思っていたのだ。
『行かない。まだ寒そうだし』
結局あの時川には行かなかったな、と思い出しながら私はあの頃と同じ返事をした。
そういえば、私は「坂口安吾」になっているのだったか。
お題:「1件のLINE」
いつからだったか、いつも良い顔をしたくて気分が乗らないと連絡を返せなくなってしまった。
ほんの少しでも気分が晴れない時は既読も付けずに、携帯を弄る。少しだけ指をズラして軽く触れれば見る事なんて出来るのに、それすら嫌になるのだ。
今日も何だか完璧に返せない気がして、話題のスイーツ特集をスクロールしている。
その時、通知に一言『助けて』の文字が流れた。
仲の良い友人からで、強かで一人で抱え込んでしまう彼女からそんな言葉を初めて聞いた。
だから衝動的に普段はしない速度で既読を付ける、嫌な予感がして冷や汗が背中を伝った。
『どうしたの』そう打ち込んで、送信しようとした時に続けて連絡が来る。
『こうしないと見ないでしょ?』
彼女が一枚上手だった様だ。