1つだけ』の作文集

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1つだけ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

4/3/2024, 10:55:13 PM

自分の本心が分からなくなってきた、そんな寂しいことがありました。
表面的な付き合いしかしていなかったから……。

水晶玉で視ているフリをして、ち、人生相談かよと僕は内心思った。


雑多な喧騒が耳に入る市場通りで目の前の女性が縮こまりながらポツポツと語りだすのを神妙な顔して聴いていた。
「植物の研究をしているんです。王宮のガラス張りの温室に必要な材料をとりにいったら、わ、私の好きな人が、同僚なのですが、私のことを話していて、く、暗いとか、冴えないとか言ってて」
「そうなんだ」
「その時、鏡を布で磨き上げていたような好きな人の姿がガシャガシャと崩れました」
「へー」
「占い師さん、どうしたらいいのですか」
「へ!?」

こほん。

話の内容が大体掴めたので、うんうんと頷きながら僕は
「それはお辛いと思いますが、思いが深くなる前に気づけてよかったじゃないでしょうか」

「そうですか、私は今後も人を好きになることができるでしょうか」
眉を寄せながら、唇をわななかせた女性に特効薬をたった一つだけ、
「視えます、視えます。あなたが微笑んで、隣りにいる方が優しくあなたを包みこんでいるような寄り添いあっている姿です」
「え!」

もう輝き出した女性の表情に僕はホッとした。
占いは嘘も方便、人を助けるために使えと言っていた師匠の顔を思い浮かべながら、
これでいいんですかね?
と内心つぶやいた。

4/3/2024, 10:50:27 PM

ひとつだけだ

私の命も 他の人も

他の人が私になれない
かなりかな たまにかな

どうしよう面倒だな
誰か 変わりに私と入れ変わり
ませんか なるが

あ、 私は ビンテージだ

まだまだ 人生の
途中 
私人生ストーリーは
私だけひとつ物語り

一瞬の間の 考えの
選択さえ 

望ましい のぞんでいた
願望通りにはいかない
なんてあり

また ふいに なにかに
これまでの 私世界すら
打ちのめす脅威もある

だが ひとつだけ 命
私だけ ストーリー
明日の行へは わからないまま

わからなくていい

たが 君は 
私の物語りの 登場人物で
いて 

互いに命 どちらが
先に尽きるか 考えたくないよ

まだ
まだ
まだ

人生途中 物語り

私 君 それぞれで
離れ 生きていても

出逢いは終わりのはしまり、
知ってしまって
いても

親友 互いに 励ましあい
きた 

高校で君と出逢う物語りが
ある私人生

あ り が
と う
超えだ 君存在

辛い時は私の心に
君が水を
心くれて、きて、
くれるから

互いにかな私も

君が生きにくさ時
水を与えてきたかな

これまで これから
物語り
互いにストーリーが
違うから

それもいい

4/3/2024, 10:45:41 PM

【ひとつだけ】



「ねぇ、突然けどさ
 あたしの好きなところ
 100個教えて?」









    「めんどくさいからやだ」





「ちぇ。。」















「ねぇ、10こでいいから
 やっぱ教えて?」
  














    「はぁーめんどくせぇな」



「ごめん(´・ω・)」



















「ごめんて(´・ω・)」

























    「しょうがないから1つだけな」



「(๑>◡<๑)ドキドキ」










































    「  ……ぜんぶ」

4/3/2024, 10:39:28 PM

「無人島に一つだけ持っていくとしたら」
 放課後の教室。
 そんな他愛もない話を、友人達と始める。

「ゲーム。今やってるやつ、展開がアツくて」
「ゲーム!?」
「前にゲーム内のアンケートであったな、何を無人島に持っていくかってやつ。あれ、持ち物『ゲーム』に投票したのおまえか」
「だったらスマホですよ、絶対。ゲームだってできるし、助けもすぐ呼べる」
「スマホ持ってったところでネット繋げなくない?」
「あ、そっか……」
「とりあえず当面の食料」
「ナイフ……か?」
「サバイバルする気満々だね」
「そうだなー……彼女? でも物じゃないしなぁ」
「何言ってるのよ、もう!」
「余所でやれバカップル」
「私はー……」
 ふと顔を上げると、好きな人と目が合った。
 慌てて首を振る。
「わ、私もナイフかな! でも、チョコレートとかも非常食には良いんだっけ? ならチョコレートを一欠ポケットに忍ばせて、ナイフは普通に持ち物として」
「それは二つじゃん! ズル!」
「あはははは」

 本当は、彼女の名を上げる、あのカップルがちょっと羨ましかった。私も、好きな人が一緒なら、きっと他に何もいらないから。
 たった一つだけ、君だけがいれば。


『1つだけ』

4/3/2024, 10:36:06 PM

(二次創作)(1つだけ)
 かくして牧場主ユカは、イオリと結婚する運びとなった。
 もともとイオリと付き合っていたことは、広く知れ渡っていた。恋人になって季節がいくつが流れ、そろそろ身を固める頃かな、と住民たちが勝手にやきもきしていた頃でもあり、二人の婚約の報はあっという間に街中に伝わっていった。
 プロポーズから二日後。
「やあやあ、朝から済まないね」
 ちょうど鈴なりに実ったメロンの収穫をしようと一歩踏み出したタイミングだった。
「ヴィクトルさん」
「この度は婚約おめでとう。式はちょうど1週間後だったよね?」
 ユカは頷く。ヴィクトルはうんうんと頷くと、市庁舎に来るようにと言った。収穫は後からでもいいので、早速ついていくと、ホールに4着の衣装が用意されていたのだ。
「わあ!」
 ユカは思わず声を上ずらせた。何故ならそれらはすべて、婚礼衣装なのだ。
 4着のうち2着は明らかに男性用だが、残り2着が女性用だ。片方はノンスリーブのガーリーなドレスで、もう片方はエレガントなドレススーツだ。結婚式といえばドレスのイメージが強いけれど、ドレススーツもとても素敵で、ユカは迷ってしまった。
「返事は明日でもいいからね」
 ヴィクトルの厚意に甘えることにして、ユカはいったん持ち帰ることにした。
 帰り道、ちょうど、朝釣りを楽しむイオリに会ったので、早速衣装の話をする。イオリ自身はモンツキバカマなる格好をするようだ。首を傾げていると、それが東方の伝統的な婚礼衣装であると教えられた。
「とはいえ、お主は好きなものを選ぶがよい。わしとしても、ドレスやスーツのユカ殿を見るのが楽しみであるからな」
 はっはっはっ、とおおらかに笑い、イオリは再び水面に視線を戻した。
 だが、たった一つを選ぶことの難しさよ。ユカは、改めて2着を思い浮かべる。選択肢は2つしかないのに、結婚式なんて一世一代の日の服だ、簡単に決められるわけがない。もういっそ、靴を蹴飛ばしてみて、表ならドレス、裏ならスーツにしようか。そうだ、そうしよう。
「あーした、てんきに、しておくれー♪……なんちゃって」
 果たして結果は――。

4/3/2024, 10:29:59 PM

1つだけ


(本稿を下書きとして保管)


2024.4.3 藍

4/3/2024, 10:28:44 PM

絶望を謳うあの人は
       希望に満ち溢れてる
       丁寧に作る食事にも
       愛犬を慈しむ姿にも
       ポーカーフェイスの
       瞳の奥は透明だった
       歌声は宇宙に広がり
       あなたを想うひとが
       今日も増えるといい
       そんなことを思う朝
       

          『1つだけ』

4/3/2024, 10:26:14 PM

『ゴミはゴミ捨て場へ』
大きな看板が目立つ川辺のキャンプ場

「すまん。1つだけ……買い忘れたものがある……」

グツグツと肉と野菜が煮込まれている
大鍋を前にして
買い物担当の友人は言った

残りの3人はピタリと動きを止める

「この段階で言うのは非常に心苦しい……!だが、
"カレールー"が無いことを正直に告る!!」

「「「わかった!!!」」」

息を揃えて立ち上がった3人は
買い物担当を担ぎ上げる

高速で『ゴミ捨て場』へと向かった


#1つだけ

4/3/2024, 10:24:43 PM

1つだけ 

1つだけちょうだい。とおねだりの仕草をする犬。
あげたいが食べ過ぎはダメだといってあげなかったら
シュンとしていた。

4/3/2024, 10:21:09 PM

いつもひとつだけ
ひとつだけにしておこう
そう思ってチョコレートの包みを開ける
なのに気がついたら残骸は3つ4つ5つ
ああ!、、、
何やってるんだ私よ
そうして罪悪感とともに膨れる見知らぬ腹
ひとつだけひとつだけ
ご褒美にひとつだけ
その言葉は真実かい
真実さ!私は言う
さあ
ひとつだけひとつだけ
チョコレートの包みを開ける

4/3/2024, 10:13:55 PM

一つだけ(テーマ一つだけ)


 ただ一つだけの答えを見つける。

 『1+1』の答えは2だ。

 答えは一つ。



 では『私たちが幸せに満足して生きていくにはどうしたらいいか』の答えは?

 それに答えはあるのか?

 一つだけでも答えはあるのか?

 たくさんあるかもしれないし、一つもないのかもしれない。


 ただ、一度に選べるのは一つだけ。

 そうして選んでいった跡が、『結果』として道になっていく。



 それが正解だったのかどうかは、よく分からない。

 ただ、『幸せだったか』『満足したか』だけで考えるなら、正解ではなかった気がする。

 私は『我慢』してしまったから。

 人並みの何かにすがり、『失敗』しないように、やりたいことを『後回し』にして。

 我慢は年を経るごとに増えていった。

 それでも振り返ると道はあった。

 いびつな道だ。


 もっと真っ直ぐ、やりたいことをやって生きたかった。

 ただ、そうしたら今の私はなかったのかもしれない。

 途中で野垂れ死にしていたかもしれないし、もっと惨めに生きていたのかもしれない。


 ただ、やりたいことをやらずにひたすら『我慢』してきた私の人生も、十分に惨めである気がする。

 ただ仕事を失わないために昼も夜もなく、平日も休みもなく働くだけの日々。

 妻も子も得ることなく、ただ生きているだけの日々。

 だったら、同じ惨めなら、やりたいことをやった方が幸せだったのかもしれない。満足だったのかもしれない。

 もちろん、そんなの勘違いで、『そっち』の私も、後悔している可能性は高い。

 でも。



 友のやることを真似たら?
 別の人間だから同じ答えは出ない。

 親のやることを真似たら?
 似ていてもやはり別の人間だし、そもそも時代が違うから同じ答えは出ない。


 ただ参考にすることはできる。


 結局、自分の人生は一つだけ。


 何かを得られなくても、自分の人生だ。

 悲しくて泣き続けても、自分の人生だ。

 我慢するだけで何も得られず、ただ生きているだけの状態でも、自分の人生だ。

 とはいえ、その人生から、顔だけは背けずにいたい。

 顔を背けてしまったら、まるで他人事のように自分の人生を眺めるばかりになってしまったら、そこには『満足』も『幸せ』もなく、それは『不正解』だと思うから。

 意地で、歯を食いしばって、見るのだ。

 目を背けずに。


 そうでないと、そもそも正解をつかんだのかどうかすら、わからないから。

4/3/2024, 9:59:14 PM

1つだけ

 パキラを育てている。なんとか無事に冬越ししてくれた。

 パキラは基本的には、5枚の葉っぱを広げるが、6枚やそれ以上の数の場合もあるらしい。

 先日、水やりしながら状態をチェックしていると、1枚だけ付け根が折れて取れかかっている葉っぱを見つけた。

 5枚がバランスよく広がる姿が心地良いのだが、折れてしまっては仕方ない。渋々、その1枚を取り除いた。今までご苦労さま。

 後日ネットを見てみると、別の観葉植物の話だが、折れた部分をテープで固定している人がいた。完全に折れたり取れてしまったりしていなければ、もとに戻る可能性もあるらしい。

 そうか、そうだよな。植物も生き物だもんな。生きてる限りは、生きようとするよな。
 
 あっさりと取ってしまった自分は、なんて浅はかなんだ、と思った出来事でした。

4/3/2024, 9:46:17 PM

1つだけ 4/4 (木).

大人のことはよく分からない。子供を守ってくれたと思えば段々苦しめてくる。
子供のことだって分からない。無邪気で優しいと思えば、残酷な事をしてくる。

僕は、何一つわからない。君の気持ちも知らない。
君の好きなものも、何を楽しいと思うかも、苦手なものも、
何もかも知らない。それなのに、君は僕と笑ってくれる。

僕は君にどんな気持ちを抱いてるのか?
それすらもよく分からない。

けど、けど1つだけ、わかったことがあるんだ━━━━━━━━

4/3/2024, 9:43:38 PM

【1つだけ】


お菓子

ご飯前だから1つだけだよ。

ダイエット中だからこれ1つで終わり!

夜中だしこれ1つだけならいいかな。



買い物

今月は金欠だから1つだけで我慢しよう。

どれもこれも欲しいけど、1番気に入ったこれ1つだけ買っちゃおう。

ご褒美に高いスイーツ1つだけ買おう。



プレゼント

好きなもの1つ選んで良いよ。

プレゼントを1つだけって誰が決めたの?

この世で1つだけの贈り物。

4/3/2024, 9:38:24 PM

たった1つだけ
叶えたい願いを
決めることさえ
できずにいる
それがあったなら

4/3/2024, 9:35:29 PM

『1つだけ』

1つだけ、天国に持っていけるとすればの話

弟と久しぶりに逢えるから、小さい頃遊んでたゲーム持って遊ぶかな。

『いや、オンラインゲーム流行ってさ。やっぱりコレだよねぇ』

4/3/2024, 9:32:03 PM

【1つだけ】

1つだけどんな願いが叶うなら叶う代償に酷い目にあうことになっても、僕は叶えてもらう。

差し出された悪魔の手をとる。

4/3/2024, 9:31:28 PM

最期のおねがい

1つだけ願いが叶うなら

あの人のところへ連れてって

話せなくていい。

ただ、彼の姿を見るだけ

それだけでいいの。


「1つだけ」

4/3/2024, 9:28:18 PM

1つだけ__。

要らないものは何でも捨てることが出来たんだ
古いぬいぐるみ
写真、絵
壊れてしまったけど少しは使える機械
辛かった思い出
不必要な記憶
一方的な友達

感情

そのどれもが必要無くなれば捨てることが出来た
けれどいつまで経っても捨てられないものが1つだけ

命。

どれだけ辛くても、どれだけ苦しくても
僕はこれを捨てられなかった
捨てることが怖くて仕方なかった
けれどこれは僕にとって
持っていれば悲しい感情が蓄積されていくようで
どうしても捨ててしまいたいものだった

悲しい、だなんて
感情なんてとっくに捨てたと思っていたよ
あれ
隅の箱を開けてみたら古くてボロボロのぬいぐるみが
底には友人と撮った写真だって入っている

大抵なことはこなせる僕には1つだけ
欠点があった
それは自分に嘘をつこうとしてしまう癖。
辛くならないように覆い隠してしまおうとする
僕は1つだって、捨てられないのだ。

4/3/2024, 9:20:29 PM

季節はずれの雪が静かに降る夜
老舗の喫茶店でふと見つめ合った。外の寒さとは裏腹に、店内には温かい光が溢れていた。
"1つだけ"願いが叶うなら、この時間が永遠に続くことだろう。
言葉は不要だった。お互いの心は、静かな雪のように穏やかに溶け合っていく。
時の流れを忘れたように、ただその瞬間を共有する。
それはまるで、冬の寒さを忘れさせる暖かなブランケットのようだった。
そして、雪はやがて止み、時は動き出す。
心に刻まれた記憶は色褪せることなく、温かい光とともに残るのだった。

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