『1つだけ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ずっと真ん中にあって、私でいられる
備え付けの家具家電
数時間揺られた夜行バス
くたびれたカーテンを閉める、外はまだ明るいけれど
知らない街の音
ここから始まる
『一つだけ』
「1つだけ」という言葉は嫌いだ
「一つだけの物」「一つだけの命」
「一つだけの記憶」「一つだけの希望」
一つだけと限定されてしまうからだ。
なーんにもない。
リアルでの友人関係が、真っ白!
だったはずなのに。君が現れてから、何かが足された。
君は、私のクライアントであり、友人であり、仲間であり、恋人である。
変なの。
もし、何かひとつだけでも全力なら。
その人はきっと、世界一輝いて見えるんだろうな。
そばにいてほしい
聞いていてほしい
安心させてほしい
1つだけ言わせてほしい
私にはあなたが必要なの
1つだけ聞いてほしい
あなただけなの
一つだけ遺品を残せるとしたら、何を残そうか。
スマホを残して、全て曝け出してしまってもいいな。
こんなちっぽけな人間の、楽しんでた人生の分を他の人にも共有することが出来たら、私は幸せだと思う。
もしも知らない人の遺品を見て、笑顔になれたら、この人は幸せを拡散するような人間なんだと思う。
少しはいい印象を持って欲しいな。
『1つだけ』
わたしが使っているブックカバーは世界に1つだけです。
わたしの手作りだから。
1つだけ
私には1つだけ宝物と言える秘密がある。
神様と結婚しているのだ
薬指には見えない結婚指輪をしており
背に大きな油絵用のパレットと
弓矢を入れる筒をキューピットのように担いでいるが中には矢の代わりに絵筆が入っており
腰には絵の具が入った袋を縛っている。
服はギリシャ神話のローブをまとって
アルテミスのような姿をしている。
大理石の立派な椅子に座った美しく、常に少し皮肉な微笑みを浮かべ、堂々とした芸術の神様の前で
(芸術の神様は男の芸術の司には自身の理想の最も美しい女性、女の司には美しい理想の男性に見える)
何万人もの大勢の妻や夫達と一緒にうやうやしく、かしずいているのだ。
小さい頃からこのイメージが頭に入っており、挫けそうになった時はこの光景を思い出し
夫であり、神である者に、芸術家としての使命を果たさせて欲しいと守護を祈り、敬虔な使徒として生かされている幸せを感じつつ、涙しながら眠るのだ。
孤独も苦しみも悲しみも怒りも芸術の神に捧げる貢物なのだ。
私は忍びの者である。
笑う者は笑うが良い。
何を願うだろう
もし1つだけ 叶うのなら
心のなかに
見つけ出そうとした途端
静かな波のように
悲しみが寄せてくる
だってそれは
どんなに願っても叶わないことだから
「1つだけ」
#380
ひとつだけ
ひとつだけ
教えて
私のこと
覚えてる?
〖1つだけ〗
1つだけ願いを叶えられるとしたら。
私は1年前に時を戻したい。
1年前、私が入学した時に。
何故片想いをしていた同じ部活の3年生に告白しなかったのか
もっと早くから話しかければよかった
大好きな先輩と揉めたせいでメンブレもした
何で喧嘩をしてしまったのだろう
全て時を戻したい
だってこの1つのお願いを叶えられたら
先輩が卒業する前に告白して
昨日起こった先輩の事故を止められる
昨日の事故で先輩の意識は不明
1年前に時を戻して
助けたかった
ねえ先輩 … ?
神様
お願いします
1つだけでいいから
わたしに
特別な能力をください
大切にします
取り柄がないから
がんばるしかなかった
でももう
がんばるの疲れちゃったから
だからお願い…
もし、一つだけねがいがかなうなら。
あなたと初めから会わなかったことにできませんか。
ひとつだけね
ひとつ…
これがカカの分で
これがトトの分…
これはジジので
これがネネの…
ごめんなさい
ひとつムリだったの…
付き合って2年経つ彼女からメッセージが来た。
『ねぇ、一緒に住まない、?』
つい口に含んだコーヒーを吹き出してしまった。
残念ながら気に入っていたパジャマはすっかり茶色に染まってしまいやむを得ず捨てた。
この出来事からもうすぐ1年が経つ。
朝起きると、隣ですやすやと寝息をたてる彼女。
そっと布団から出てコーヒーを入れにいく。
10分程すると、、
「うわっ、めっちゃいい匂い、コーヒー?私も飲みたい!」
朝とは思えないほど元気な声。
元々寝起きのいい彼女は朝から元気だった、その声に毎回目を覚まされている。
2人でゆっくりコーヒーを飲みながら朝の情報番組を見る。
一つだけ願いが叶うなら何がいい、と言うテーマでインタビューの映像が流れる。
「一つだけ、ねぇー、何がいいかな」
彼女が呟く。
テレビのリモコンを掴み、電源ボタンを押すとパチッとテレビが消え2人の空間になる。
一つだけ、俺の願いが叶うなら、、、
「お前と結婚したい。」
それが不器用な俺の初プロポーズだった。
一つだけ
1つだけ
1つだけ叶えたいことはー
1つだけ欲しいものはー
1つだけのものはー
「1つだけ」とつく言葉はここに書いてあるもの以外にもあるだろうが、沢山ある。
それを書き出してみて、思ったことを"1つだけ"ここに記す。
1つだけで拘りや特別感が出るのは凄いなと思う。
今日は仕事で一つだけ
新しい事を学んだけど
私はまた忘れてしまうから
再度、一つだけ 聞いてもいいですか?
と聞いてしまうだろうな。
1つだけ欲しいもの。
あえて言うならそれは生き続けること。
生きないと何も楽しめない。
苦しいこともあるけどそれも生きてるからこそ。
全部含めて幸せに繋げたい。
1つだけ、好きな運命を選べるとしたら。
そう思っていろいろ考えてみたけれど、何か1つでも思いどおりになったら、調子に乗った人間になりそうで、現状が一番人間的にマシかも、と思った。
もし、選べる色が1つだけだったら。
私はどんな色を選ぶだろうか。たぶん、選べないと思う。
さいわい、ねるねるねるねの色は、練れば練るほど変化する。
だから、練っていれば、1つだけしか色を選べないという事態に陥ることは、考えにくいのだ。