『1つだけ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
一つだけ
一つだけ、一つだけでいい。
あのパンがあれば今の飢えが凌げる。
今日は廃棄が沢山出るって言ってた。
店裏のゴミ箱に行けばきっとある。
なのに。
どうしてあたしの体は動かないの。
足…あるよね。まだ大丈夫だよね。
あのパン、本当はどんな味だったんだろう。
…食べてみたかったな。
1つだけ、たった1つだけだけど私には守りたいと思えるほどの生き甲斐があった。昔は1つと言わず2つも3つもあったがこの1つが見つかったときには他の物などどうなっても良いと思えてしまった。
だが、"あった"と言っていることから分かると思うが私はそれを失ってしまった。何故手放してしまったのかは私でも分からない。だが1つだけ分かっていることがある。それは、生き甲斐などと言うものに固執しないほうが楽にいきれると言うことだ。
『『『『自室の出窓。そこで私は昨日見た奇妙な夢のことを思い出していた。
そこでフッと思い立って私はノートとペンを手に取った。
『気がつくと私は不思議な街にいた。よく行く繁華街によく似ていながらまったく違う場所。
世界の色は全体的に褪せていて、どこかボヤケて見えた。建物の看板に刻まれた文字も、判読できない。
「あや、みぇよいこぉんでしゃまったがぁ」
突然、そんな感じの言葉?で話しかけられたから、心臓が飛び出るかと思った。嗄れた、女とも男ともとれないその声に、本能的な恐怖を感じていた。
「あごぉんなぢょござみぇよいこんまでぁごまゃだの」
私は、もう怖くて怖くてたまらなくて、声のする方を振り向かないようにダッと走り出した。
ただひたすら声の主から離れたくって離れたくって、もうたまらなかった。ソイツは多分、追いかけては来ていなかった。
場面は変わって、気づいたら私はショッピングモールと思しき場所にいた。
私は子供の(背がとても低かったので)姿で、母親に手を引かれながら歩いていた。
母親とは何か会話していたが、詳細はまったく思い出せない。けれど、とても楽しいと感じていた。
そこで私は大きな窓のある吹き抜けような場所で、母親と花火を見た。きれいな花火が煌めいていて、とても綺麗だった。
そこで私は目を覚ました。朝の6時半。今日は休日で、まだ寝ていられると眠りについた。
そこで私は真っ白な一つの箱になった夢を見た。箱の中にいるのような夢で、そこで私は自分自身を箱であると自覚していた。
少しして、私は目を覚ました。時計を見る。6時半だ。あれから、一分も経ってない。おかしいと感じながら、私はまた眠りについた。
そしてまた箱になった夢を見た。また目を覚ます。
6時半。一分も経っていない
怖くなって、私はまた眠りについた。きっとこの時間に自分にとって恐ろしい事が起こるのだと思いながら』
そこで私は筆を置いた。たしか、こんな内容だったはず。
ふぅとため息を私はついた。もうあんな夢見たくない。
ただ…一つ、分からないことがある。
私は時計見た。
6時半だ。一分も経ってない。』』』』
きょうのおだい『一つだけ』
明かりのない部屋にひとり座って
静かに目を閉じて深く深く堕ちてゆく
辿り着くはずもない世界をさがして
もっと深くさらに深く堕ちてゆく
どうせひとり、最初からひとり
誰かが放つ鋭く尖った言葉が
胸の奥底に刺さったまま抜けないから
誰かを信じたまま裏切られても
平然を保った振りをして明日を迎える
どうせまた、朝になると陽が昇る
駄目ならまた、次があるのだから
なんて、まるで他人事のように
自分自身を汚して穢れさせて
他人の穢れを誹謗して嘲笑うのね
それでも、私は1つだけの光をさがす
それでも、私は1つだけの信念をもって
あなただけは信じて愛します。
1つだけ
31アイスでひとつだけ買うならナッツトューユー。
”1つだけ”を願うとしたら、君は何を願う?
願いじゃなくてもいいし、欲しいものでも構わないよ?
思い浮かべた”1つだけ”が、本当に1つなのかは解らない。
人は強欲だからねぇ。”1つだけ”で満足できるわけないじゃないか。
だからね? こう願うことがあるんだ。
”1つだけ”叶うとしたら、後〇〇、叶えてくださいって。
本当、人ほど強欲で狡猾な生き物はいないんじゃないかなぁ?
まさに、”1つだけ”、だよねぇ?
1つだけ
1つだけ
ほしいものが手に入るなら。
会いたい人に会えるなら。
行きたい場所に行けるなら。
なんでも願いが叶うのなら。
きっと一つだけでいい。多くを望んだところで、きっと忘れてしまうから。
だから、たった一つでいい。その一つを死ぬまで大事にするから。
#20 1つだけ
姉弟は多く
母1人子育てをしていた
毎日友達の家で遊んでいた
家族のあり方なんて
友達の家で学んだ
20代欲しいものは
愛
小さいころ、買い物に行ってお菓子やおもちゃをねだると大人は口を揃えてこう言った。
「1つだけね」
私は、この言葉が嫌いだった。
お菓子1つじゃ満足できないし、おもちゃだって1つではすぐに飽きてしまう。「1つだけ」じゃ、つまらないのだ。
年を重ねても考えは変わらない。
部活に恋人、バイトや進路ーー私の人生そのものすらも。1つだけじゃ、足りない。
だから私はいろんな「私」を生み出して、いくつもの人生を謳歌する。
短い髪とパーカーをトレードマークに、たくさんの部活を渡り歩く溌剌とした高校生。
重たいボブヘアに眼鏡をかけた、物静かな大学生。その下には無数のピアスが空いていて、夜はそれらをギラギラした照明に当てながらクラブで踊り明かす。
ポニーテールにスーツで営業をする日もあれば、派手なドレスを着てグラスを煽る日もある。
恋人たちは一様に「俺にだけは外と違う顔を見せてくれる」と嬉しそうだ。
なんでも選べる。どの私も楽しくて仕方がない。
けれど時々、どこかで会った誰かに聞かれたことを不意に思い出す。
「本当の君は、どこにいるの?」
私はその問いにどう答えたのか、分からない。
『ただ、1つだけ伝えさせてください。私はいつまでも、君の友達で君の味方です。君が私を忘れても、私が君のことを忘れても、ずっと君の味方です。この事実が、君の人生での小さな支えとなれば幸いです。』
これまでに貰ったたくさんの手紙をふと思い立って整理しているとき、差出人が書いていない、四つ葉のクローバーのイラストが書いている手紙にこう書いてあった。誰に貰ったかも覚えていないけど、心が一気に軽くなった。たった今、私の人生での支えとなっているよ、ありがとうと今伝えたい。顔も名前も分からないから、伝えるに伝えられないけれど。はて、私の友達に転校した子がいただろうか。それとも、今も友達の誰かだろうか。ずっと前に疎遠になった人か。できる限り思い出してみるが、思い当たる人は出てこない。手紙をもう一度読んでみると、字がかなり綺麗なことに気がついた。少なくとも小学生が書く字では無い。それと、友達にこんな字の綺麗なやつは一人もいないから、多分今も友達のやつから貰ったものじゃない。転校した子は、全員そんなに仲良くない子だったはずだ。1回だけ、すごく仲の良かった子が転校したけど、その子から貰った手紙は別にあった。そっちも随分と心が軽くなった。手紙って暖かい。なんて素晴らしいものなんだろう。手紙を書こうなんて言っている広告をバカにしていた自分が惨めだ。となると、疎遠になった人だろうか。元々友達が多い方では無いので、疎遠になった子もなんとなくは覚えている。眼鏡をかけてた明るい子、剣道をやってた子、俳優さんや女優さんが好きな子、最後に揉めちゃって仲直りできてない子などかなり覚えている。でも、どの子からもちゃんと名前がある手紙を沢山貰っていた。先輩や後輩からの手紙もちゃんと別であった、小学校の先生からの手紙もあった。
「ラブレターとか…ないか。」
思わず声に出てしまった願望。一瞬で否定してしまう自分が悲しい。
そのあと、お風呂に入ってる最中も、寝る前までも考えたがどうもやっぱり思い出せない。結果、1つだけわかったことは、私には絶対に1人は味方がいるってことだ。私も、何も覚えていない「友達」の一生の味方であれればいいなとつくづく思う。これから先、思い出せた暁には、友達を辿りにたどってその友達にお礼をいいたい。
【1つだけ】
願うことがあるならば
人間になりたいわ
2つの足で
地面を歩いて
貴方に抱きついて
愛してると
伝えられるなら
この両手を
捨ててもいいの
君から何か奪えるのなら
狙うは1つだけ、そう
君の心の広さを奪いたいな。
心ではなく心の広さ。
僕は心が狭いので。
1つだけでも欠点を減らして
増やしたいから。
ひとつだけ
私の願いはひとつだけ。
あなたに
幸せになってもらいたいだけ。
いつの日か
この想いが通じて
あなたに
最高の幸せが
訪れますように。
1つだけ
1つだけ願いが叶うとしたら
あの子が望むような人生を
生きられますように と願います
とてもとても大切な
わたしの命よりも大切な あの子が
胸をはって 一つの後悔もない人生を
生きられますように
他人の評価なんて 一つも気にしなくていいよ
ただ一つだけ 自分自身が 納得できる
生き方をしてほしい
ひとつだけ願いが叶うなら何をお願いしますか?
私は人の余命を見ることができるようになりたいです。
3つ上の幼なじみが亡くなった時は自分の無力さに呆れました。
小学生だったので助けるのは難しいかもだけど毎日会いに行った
りお話したり何か作ったりできたなーと後悔してます。
もう二度とそーゆー後悔はしたくないです。
神様どうかお願いします、、、、、
桜の花が
ぽつりぽつりとつぶやくように
空に向かって咲いていく
ひとつふたつとそのつぶやきが
重なり合って滲んで揺れた
緑の風が悪戯に
花びら乗せて舞い上がる
春の終わりを告げながら
1つだけ
世界に1つだけの花‥違うなぁ
世界にひとつだけの花‥ちょっと違う
世界に一つだけの花‥これこれ!
横書きで書いても「一つ」と書くわよね。
1つだけの表記にしっくりこないのはわたしだけなの?
徒然なるままに。
ただ、ただ、あてもなくゴールもなく書いている。
何かを探しているわけではない。
何かを探したいわけでもない。
意識がふっと抜けていくように、無重力なように、
ただただ、何かを書いている。
それが間違っているとか、正解とか、そんなことはどうでもいい。
意味なんてこれっぽっちもなくて、意味を求めるだけ無駄なのだ。
どこにいくというわけでもなく。どうというわけでもなく。
ただただ、そこに文字を並べている。
ただただ、並べている。
ただただ。。。
「1つだけ」
欲しいものがある、ずっとずっと前から
他には何もいらない、あなたの心以外は何も
テーマ:1つだけ #142
1つだけ、願いが叶うとするなら。
神様は本当にいるのか、知りたい。
どうして神様は人間を作ったのか。
どうして神様は生き物を作ったのか。
どうして神様はこの世界を作ったの?
私というものは欲張りだ。
1つだけだといっているのに、いくつも疑問が出てくる。1つだけなんて勿体ない。
お金持ちになりたいとか、
家族が幸せになってほしいとか、
そういうことを願えばいいのに、
たった1つの願いを神様がいるのか、どうかのために使うだなんて、どうかしているかもしれない。
でも、
世界の平和を願ったりするよりも
誰かの幸せを願うよりも
私はこのことを思う。
だって、人間を作ったのは神様なのだから。
人間がなぜ不幸になるのかも
幸せだと感じないのかも
すべて知っているはずだ。
そんな神様がなぜ私たち人間を作ったのか。
私は知りたい。
知ったところで、私が変わることはないと思うが。