『鳥かご』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
かごの中の鳥は、果たして幸せなのか。
自由に空を飛ぶことが出来ない。
だが、食事や環境が約束される。
上げ膳据え膳だ。
そもそも、大空を飛ぶことなど、考えたことすらないのかもしれない。
生まれた時からかごの中で育てられてきたのだとすれば、さもありなんだろう。
大空に怯えるかもしれない。
生活が保障されず、様々な敵が待ち受ける、大空に。
鳥かごの中が一番だよ。安心して暮らせる。
新しい何かに挑む必要もなく、昨日と同じ今日、今日と同じ明日。
そしてこの鳥かごが、あらゆる脅威から守ってくれる。
かごの中の鳥は、間違いなく幸せだ。
ある日、鳥はかごから逃げ出した。
ほんの一瞬、目を離した隙に。
大空に飛び立っていった。
何の迷いもなく。
鳥かご
鳥かごの中に人がいる。
ハイキューにそんなのあったよね。
鳥かご、と聞くと皆さんは何を思い浮かべるのかな?
私はサッカーの鳥かごです。
一人が円の中に入って、ボールを取る。そして
周りはボールを取られないようパス回しをする練習です。
小学校の頃、休み時間になるとサッカーゴールの争奪戦がありました。高学年の人が使っているときや、人数が少ない時は鳥かごしてましたね。
有名なプロサッカーチーム、バルセロナの選手が鳥かごをやっている姿は圧巻でした。
瞬時に相手の位置を把握し、ワンタッチで速いパスを出してました。
鳥かごの鳥になって、なかなかボールが奪えない時は恥ずかしかったな〜。
ちなみに、小学生の時に地元のサッカーチームの体験練習に行って、友達は体験していたのですが、私は引っ込み思案で見学だけしていました。笑
結局、友達はそのサッカーチームに入り、私は縁があって野球チームに入りました。
fin
昔は鳥かごの中に鳥がいたけど、...
ある日突然鳥がいなくなった
それから鳥かごは、...
寂しい鳥かごになってしまった...
いつのまにか嬉しい鳥かごになっていた
なぜかは自分で考えてみよう
「ボス、あのお家、鳥かごがありますね。鳥を飼っているみたいですね」
エリオは道路脇の住宅の窓を指さした。
「どんな鳥を飼ってるんだろうな」
若干社交辞令気味た言い方で津詰は答えた。
「ボスはペットを飼うとしたら何飼いますか?」
「うーん……子猫とか?」
「流石、わかってますね、ボス。そういうギャップ、オレは大好きですよ。
エリオは少し頬を赤らめた。
【鳥かご】
四方を白い壁で囲まれて
規則正しい生活と見えるものを徹底的に管理された小箱
お人形遊びで遊ばれるまま期待通りにのたうち回った
ある日見知らぬ声がして誘われた外の世界
声が壁を壊していって広がった視界
その場所も青い壁に囲まれていた
声の主は見当たらない
白い羽を広げて優雅に舞う何かが群れを成していた
「この場所にいるにはあれに混ざらないといけない」
壁を壊した声とは全くの別の声が耳元で音を出した
あんなに高い所に行くすべを僕は持っていない
あの管理された空間での振る舞いしか知らないのだ
でも最初に聴こえた声の主にどうしても逢いたくて
こんな気持ちを初めて持つから
どうしてもそれを伝えたかったのかもしれない
あんな風に高い所からなら見つけられるかもしれない
初めてこんなにも足を動かして
最初に居た場所から見えた一番高い場所に登った
それでもまだあの白いものには届かない
でも僕も地面から足を離せばあんな風になれるのかも
下を見てめまいを起こす動作に身を任せて
そっと目を瞑った
2024-07-25
顔をふせ 待ち人来ずの 囮籠
声をかけてよ 寝たふりだから
【鳥籠】
16まで怯えて生きてきたの
守らなきゃいけない人の命を守るためだけに自分の命をかけてきたの
目の前で包丁を振り回すあいつから守るために盾になったの
首を絞めるあいつの両手から守るために獲物になったの
夜中の2時まで土下座で浴びされる罵倒から守るために的になったの
信じてた家族にね、お前らを利用する為だけに関係を保っていた、って言われた時のあの絶望を
1人で抱えたの
でもね、かごなんて思わないの
いつでも逃げられたはずなの、勇気がなくて
守らなきゃいけない人の人生の25年間を苦しい場所で生きさせたの、だから、役立たずなの
いつか、思ったの
かごの中にいるなんて錯覚させるのは、いつも
大人なの
特定の個人とか、役職とか、企業とか、権利とか、立場とか、経済力とか、卑しさとか、頼もしさとか、そのような類を連想させる大人って意味じゃなくて、
大人っていう存在そのものが大嫌い
ひねくれてるの、だってね、まだガキだから
ここだけは読んでよ、大人さん
もしね、お前が、僕の命を助けて下さったとして
僕は、お前のことを「命の恩人」という固定枠の中で、お前に感謝の念を絶えず抱く
だけど、大人のお前を、お前じゃなくとも大人を
この命が尽きるまで精一杯に恨めしく思うよ
どうか、1人でも多く大人を不愉快にさせていますように。
自分の人生はまるで鳥かごに入っているかのような地獄みたいな生活をしている。どんな時も上手く行ったことがない、いつもくじけてばかりで、そんな私でも後悔をした事がないんです。多分私の失敗事は環境のせいなのだと思って。引っ越しを何回もして各学校の友達の私への評価はバラバラ。怖い、明るい、優しい、真面目。私は自分のやりたい事をしたかった。なのに出来なかった。いじめにも遭い、勉強が好きなのに勉強に集中できない。障害にもかかって10㎏も痩せ。引っ越す事は親が決めている、学生だから親についていかないと死ぬ。でもその結果いじめが起こる。理由もしっかり聞いた。「楽しいから。特に理由は」いじめられっ子にも理由がある。なんて言葉を聞いたことはあるかね。理由なんてない。あったとしてもイジメて良い理由になんてならない、人にやり返してはならない。いじめで不登校になる子に「義務教育〜…」「義務でしょ〜‥」は不登校にかける言葉かね?逆に義務教育でならう道徳心を持ってない学ばなかった事が丸見えないじめっ子にかける言葉では無いのか。なぜいじめは犯罪じゃ無いのか。未成年だからと言って許される日本は何なんだ。引っ張られて生きる事しかできない私は元から逃げ道が無い道を歩かせられ最終的いじめに遭う運命。鳥かごの中で転がされているみたいだ。
鳥かごの鍵を取り出して
鳥かごの鳥に渡したの
そしたら不思議そうに鍵をつついて勢い余って落ちちゃった
愚かだなぁそれを使えば出れるのに
愚かだなぁ君と一緒にいたいのに
早く早くと急かされる
心の中で指折り数えた
此処に自由はあるかい
まだちいさな鳥たちよ
まだ飛べない鳥たちよ
辛抱と忍耐の違いとは
其処に目標はあるかい
絵の具のあの色この色
混ぜてごらん広がるよ
自分にだけ見える色だ
未来を描いている色だ
まだちいさな鳥たちよ
まだ飛べない鳥たちよ
瞳の中に何を見てるの
その美しい澄んだ心で
『鳥かご』
鳥かご
君は何処から来たの?
捕らえ捕らわれ閉じ込めた
光もなくただただ薄暗いかごの中
返事もない気配もない…
一人取り残された私
逃げるにも逃げられない。
ここが何処なのかさえも分からずに
散るだけが待つ時の中
冷たい床に這いつくばるしか出来ない
永遠の籠の鳥
「窮屈だ、自由になりたい」といつも不満げな私。
でも本当は外に出るのが怖いだけ。
傷つきたくない、失敗したくない、怖い思いもしたくない。
私はずっと一人でここにいたい。
【鳥かご】
鳥かご
東南アジアの都市に旅行に行ったとき、お土産物屋さんに置いてあった鳥かごを自分用に買った。鳥も飼っていないのになぜか欲しかった。
その鳥かごは、日本の空港の税関で袋から出し中を改められる位の大きさがあり、スーツケースの上に乗せて運んだが、自宅に着くころには買ったことを後悔していた。
自宅のリビングに鳥かごを置く。
東南アジアの町角でよく見る竹でできた鳥かご。アンティーク調でクラシカルな雰囲気もあり、現地で見た時よりもインテリアとして問題はない。
鳥かごを見ているとあの東南アジアの町並みが思い浮かび、鳥かごを作ることで生計を立て、たくましく生きている彼女たちの笑顔が忘れられない。
鳥かごは鳥を閉じ込めて飼うためのかご。
でも、鳥かごを作る彼女達は鳥かごを通して日本や世界とつながりを持ち、視野を広げて飛び立つ機会を得ようとしているのかもしれない。
自分用に買った鳥かごだけど、良い買い物をしたと思っている。
鳥かごから見える景色はとても広い。足がつく場所は狭い狭い円の中だけで、ろくに飛べもせず、つまらない。外に出れたらどれだけ広大な大地が広がっていて、自由なのだろうか。
鳥かごの外から見る景色は狭く苦しい、多くのことを考えて、配慮して、やりたくもないことをして。鳥かごの中に入れれば、全てやらなくても、考えなくともいいのだろう。
「「あぁ、あいつはずるい」」
立場の違いか、考え方の違いか、何が原因か分からないが、あの二人は永遠に相手を羨むだけで一つも進まない。
私が羨んだ相手は、よく笑顔で人望もそこそこにあって、勉強もできていました。だからこそ私は彼女が精神的に弱っていて、体が強くなく苦労していることを知りませんでした。知っていれば寄り添えたかもしれない、手伝いが出来たかもしれない。なんて、そんなたらればの話に意味はありませんが、この経験は意味があります。これを読んでくださった貴方にも羨んだ相手がいたら、ただ羨むのではなく相手の事を知るようにしてくれれば良いなと、思いました。きっと、羨みが尊敬に変わるから。
チャレンジ5(鳥かご)
思春期になると、子供は親に反発する。親や世間の価値観に疑問を持つ。
狭くて古臭い鳥かご、この鳥かごの扉を開けてやる、何なら扉を壊してでも、広い世界に出ていってやる。自分の腕一本で、世の中を渡ってみせる。
憧れに胸を躍らせ、理想の人生を夢見る。血気盛んな君は美しい、間違ってはいない。
だけど、君が疎ましく思った鳥かごを、ふと懐かしく振り返る時が来る。どんなに頑張ってみても、人間はどこかで、社会とつながっている。本当の孤独に耐えるとき、帰るべき場所のあることに安堵するはずだ。
鳥かごを出た若者が、新しい鳥かごを見つけに行く。新しい鳥かごに暮らし、居場所を得る。成長とは、そんなものだと思う。
実家の片付けをしながら、思ったこと。
人間を人かごに入れて飼うとしてモノマネできる個体は得か
鳥かご
2024 7月25(木)鳥籠
鳥籠の中には自分の心があった。自分で扉を開けたいけど、開けられない。だから、本心は閉じこもったまま。誰かに開けてもらいたい、そしたら楽になれるのに。
「鳥かご」
鳥かごの中と自然界で生きるのはどちらが幸せか。
隣の芝は知らない方が息苦しくないかもしれない。
私は鳥かごのような狭い世界で生きている。
はやく広い世界にでて、自分らしく、他人の評価を気にせず、自由に生きていきたい❇