鳥かご』の作文集

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鳥かご』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

7/26/2023, 8:18:35 AM

#112 かごの小鳥が鳴く理由

鳥かごにいるだけで
「かわいそう」
と眉をひそめる不自由な人たちを
私はかごの中からあざ笑っている
とても美しい鳴き声で

「鳥かご」

7/26/2023, 8:15:21 AM

『鳥かご』

金網や、頑丈な

カゴなんかじゃなく


スポンジで

作りたい。


素敵な羽が


綺麗なままで。

7/26/2023, 8:04:25 AM

鳥かご

とびらが開いたままだといいな
自由に外に出て
外の世界に疲れたら戻ってこられる
安心できる場所

7/26/2023, 7:54:42 AM

ここは暮らしやすい。
四季はあるが年間通して穏やかな気候。
緑豊かで常にキレイな水で満たされている。
少し行けば岩肌見える丘陵地。
反対を行けば腰掛けられる巨大な流木。
この広く静かな世界に小さな私1人。

ある日。
天から金色の鳥籠が降ってきた。
ゆらりゆらりと。
砂を少し巻き上げ着地した。
少し傾いている。
遠巻きにそっと見ていたがそれ以降動きはない。

またある日。
丘陵地から戻るとレトロな橋が建っていた。
ここに…橋?
金色の鳥籠は流木の袂に移動していた。

そして今朝。
目が覚めると生き物が増えていた。
自分と姿形は似ているが自分の方がかなり小さい。
20ほどいるだろうか。
一気に騒がしくなり目眩がする。
どこか避難できる場所を探す。

流木に近付くと鳥籠がキラリと光った。
するりと中に入ると静けさが戻った気がした。
網目の幅からして入れるのは自分だけ。
安息地を得られほっとひと息つく。
これからはここを棲家とする。

魚なのに鳥かごとは妙なものだが。


―――アクアリウム



                    #22【鳥かご】

7/26/2023, 7:54:07 AM

[今までありがとうね、よく頑張ったね]
ある春の日に小さな命がお空に旅立った
私が中学生の春のある日に
羽を切ってしまったのか、飛べない小さい鳥が
いて、ぐったりしていたのを見つけた
心配になって、そのまま家に連れてきた
こっぴどく親に怒られたけど、
お前の優しさを無駄にはしたくない
そう言って父が鳥かごや、餌などお世話が出来る用にペットショップへ連れてきてくれた
その週の土日に獣医さんに行き
検査をしてもらった
どうやら栄養が足りてなかったり、春とは言え、まだ寒い時期だったためぐったりしていたとの事だった。
羽の方は応急処置をしたため飛べる可能性があるかもしれないと言われた
そこから少しずつ回復していき、1ヶ月が経つ頃には飛べるようになっていた
それから時が経って
私が家を出る時
マンションなのでペットは飼えないということなので
その鳥は実家に預けることにした
好きな人が出き、両想いになった
彼も鳥が好きだったので話は盛り上がった
お付き合いすることになって結婚をした
それから小さい命を預けた時だった
ある雨の日に実家から電話がかかってきた
出てみたら酷く慌てた様子だった
[あのね、かなり弱ってて1回こっちに帰ってきて]
そう連絡があり、その日の翌日に夫と一緒に帰った
酷く弱っていて、小刻みに震えていた
詳しく聞いたら
老後が原因だった
心配で帰れそうになかった私はしばらく泊まることにした
その翌日のお昼頃に静かに眠ったまんま永遠の眠りについた。
家族で簡単に埋葬をして、戻って
空になった鳥かごを眺めて溜め込んでいたものが流れてきてしまった。
母も、夫も、父も、そっと涙を流していた。
授かった子には同じ名前をつけよう、私はそう心の中で決めた

お題[鳥かご]
No.48

7/26/2023, 7:36:13 AM

この張り裂けそうな心臓は

鳥かごの中で

いつもあなたを呼んでいる

あなたが私の名前を

また呼んでくれる日を

この心臓は待っている

7/26/2023, 7:29:05 AM

鳥かご

外に自由があると信じて止まないものは出たがり、

日々脅威に晒されているものは入りたがる。

君が望むユートピアなぞ、何処にも無いのだ。

7/26/2023, 7:05:43 AM

鳥かご(2023.7.26)

友人の家に行くと、見慣れぬ鳥かごが置いてあったので尋ねてみたところ、最近セキセイインコを飼いはじめたらしい。もういくつか人真似もできるそうだ。なかなか優秀なインコらしい。
しかし、私はあまり動物など飼う質ではないので、鳥かごの中に閉じ込められている鳥を少し哀れに思った。何でも、間違って飛んで行かないように、近いうちに翼を少し切ってしまうらしい。
何ともやりきれない思いでインコを見つめる。鳥かごの中のインコの円らな瞳は、ただ私だけを映していた。
そのとき、ふと、少しおかしなことが思いついた。
きっと、インコからすれば、この鳥かごはただの囲いであって、しかも囲われているのは我々人間の方なのかもしれない。そして、無様に囲いの中に押し込められた人間を、インコの方こそ哀れんでいるのかもしれない。
鳥かごの中のインコの瞳は、やはり何も言わなかった。

7/26/2023, 6:27:32 AM

守られた場所にいるのに不安で
閉じた空間にいるような鳥かご
そんな時間がこの先延々と続いていく

そう感じると苦しくなる

貴方がもういいや!と放り出すまで
飽きが来て私が手放すまで

その後は夢中で走って

振り返らなくていいよ

7/26/2023, 5:57:10 AM

貴方には、苦しんでほしくない。痛みを味わって欲しくない。
貴方の痛みと苦しみに満ちた顔なんて想像もしたくない。
だから貴方を私はこんな檻に閉じ込める
貴方の為なのにどうして
そんな絶望に溢れた顔をするの

7/26/2023, 5:45:54 AM

「 鳥かご 」No.24
私には自由が存在しない。
学校に行けば静かだからって頭がいいと思われる。いつも笑顔だから、みんなから何してもいいと思われる。家族からは完璧な子だと思われている。全く完璧じゃないのに。
周りの人は私に理想を押し付ける。その理想に応えるように私は生きていく。
なぜか自分の思ってることや気持ちが見えなくなった。私が何をしたいのかも分からない。鳥かごの中に囚われてなかなか抜け出せない。

7/26/2023, 5:31:48 AM

【鳥かご】

自由になりたい、と。
今に不満があるのなら、そう思うのも無理はない。

でも、「私は、囚われているから何もできないんだ」
そう口にすることは、ただの言い訳かもしれない。

自分の現状という名の“かご”を建前にして、自由を縛る面倒なことから離れたいだけなのかもしれない。

7/26/2023, 5:13:37 AM

~鳥かご~

鳥かごってさ大変だよね、まぁ鳥かごじゃなくて鳥だけど。
迫り籠の中で一人で何年も過ごすのって

私達人間だったら考えられないよね。
だから私は人間としてちゃんと生きようと思う

7/26/2023, 4:57:36 AM

子供の頃、いきさつは忘れたがインコを飼うことになった。
黄緑のインコ、私はピーコと名付けた。
兄が選んで買ってきた鳥かごは、ピーコ1羽には大きかった。

数日後、学校から帰ると鳥かごにインコが2羽。
どこかからもらってきたらしい。
鳥かごが賑やかになり、何とも嬉しかった。
水色のインコ、母に名前はもうあるのか聞いたら
「おすぎです」と、可笑しそうに笑って言った。

7/26/2023, 4:54:07 AM

鳥かご

私は出られない、永遠とあなたという籠から。

7/26/2023, 4:44:41 AM

小学生の頃、よく、お昼休みの数十分を友達と

サッカーをして、遊んだ。

いつのまにか数人ずつの仲間に分かれ

るようになった。

そんなある日、たまたま、いつもより、早く、

グランドに出て行くと、いつもとは違う

集まりに呼ばれた。

なんとはなしに、サッカーを楽しんだ。

気がつくと、いつもの馴染みのメンバーが

僕を見ながら、ヒソヒソ話しをしていた。

次の日から、また、いつものメンバーと

サッカーをし始めたのだか、なんかいつもと

様子が違う。

鳥かごという数人が1人を取り囲み、

その1人がボールを奪うという

サッカーのゲームをしたときだった。

僕がその1人、いわゆる鳥かごの鳥になると、

急に取り囲んでいる輪が広くなり、いくら

頑張って走っても、ボールを奪うことが

できなくなったのだ。

夏の日差しを浴びて、額から流れる汗が

目に入って痛かった。

そのまま、次の授業のチャイムが鳴るのを

聞いた。

数十年前の話しだったが、

今はどうだろうか?

SNSの返信が遅れないように。

仲間のペースやルール、趣味など

少しでも、周りと歩幅がずれないように。

他の友達つくったり、楽しそうに

話しをするのはタブーなのだろうか?

とくに、電子情報通信機器の発展は、すごい

ものがある。

時間や場所に縛られないという利点がある。

が、人とのつながりにおいて、良い部分

だけでなく、悪い部分もある。

その一つが、周りから、見えにくいと

いうことだ。

たまたま目にしたSNSを使ったいじめを知り

とくに、そう思った。

トイレに入っていたら、上から水をかけられ

たり、1人を数人で取り囲んでど突かれる。

そのような昭和のやり方はもうなくなった?

そっちの方が必ずしもいいとは言えないが、

周りから見えやすく、周りからの援助や対策

受けやすいという点ではマシに思える。

SNSのおかげで気がついたら、

いじめの対象になっていた。

あるいは、ならないように

24時間、神経を張り巡らせなければならない。

というのは、すごく息苦しいと思う。

それに、周りの大人の援助を含めた社会の

仕組みをもっと改善しようと思っても、

見えない部分や情報機器特有のの専門性が

あったりして、簡単にはよくならない

ように思える。

いづれにせよ、

今の時代は、時間や空間を超越できる世界に

なりつつあると同時に、実は、誰もが見えない

かごに閉じ込められた鳥になってしまったと

いうということなのだろうか?

7/26/2023, 4:23:39 AM

窓から覗く空を見上げ、飛んでいる鳥たちを見て思う。あの鳥たちはきっと、自分たちの自由を奪われることなど、決して望んではいないのだろうと。

 けれど悲しいことに。
 僕はそんな鳥たちの希望を浅はかに打ち砕く。
 僕は今の今までずっと鳥かご職人として生きてきて、鳥かごを作ることは僕ができる唯一の仕事であるからだ。

 僕はその日入ってきた注文通りの大きさと個数の鳥かごを作り、客に売る。生きていくために、淡々と注文を熟していく。ただそれだけの日々を過ごしていた。

 ある日、僕の元にひとつの依頼が舞い込む。依頼をしてきたのはずいぶんと年を取った男性で、今度新しく小鳥を飼うことになったから、その小鳥が快適に暮らせる住処を作ってくれないかというものだった。

 僕はもちろん承諾したが、男性が指定した鳥かごの作りには、いささか首を捻った。
 まるで本当にひとつの住居を作るような、そんな指定だったのである。
 ここには休める寝床を、できれば広めに作ってほしい。ここには食事を摂るためのスペースを。できれば椅子やテーブルのような調度品を模したものを入れてあげてはくれないか。あとは少しだけ目でも楽しめるように、鳥かごの周りを飾り立ててくれ。もちろんその分の料金も上乗せして払うから、と。

 老人が希望する内容は、やってできないことではない。むしろ普段とは少し毛色の違う依頼に、僕の方も心なしか浮き足立っていたことも否めなかった。

 数週間後、僕は僕なりに依頼に応えた鳥かごを作り上げ、老人に渡した。老人はその出来映えにひどくご満悦してくれたようで、何度も何度もありがとうと言っては僕の手を握り、当初の予定よりも多い金額を支払ってくれたのだ。

 そんな不思議な依頼を終えた一年後。僕の元を一人の青年が訪ねてくる。青年は心なしか戸惑ったような表情を見せながら、昔老人に送ったあの鳥かごをその手に持っていた。

「実は祖父から自分が亡くなったらこの鳥かごを、貴方へ託すように言われてまして」

 青年はそれだけを言うと、僕にその鳥かごを預け、すぐさま帰って行った。

 はて、これはどういうことだろうか?

 返品ということか。
 けれど、すでに代金は頂いているし、いらなくなったのならそちらで処分してもらって構わなかったのだけれど。

 訳も分からず僕が途方に暮れていると、どこからか「クスクス」という笑い声が聞こえてきた。僕がびっくりして周りを見渡すと、先ほど預けられた鳥かごの真ん中あたり──、そのあたりが淡く光を帯び始めたのだ。

「こんにちは。鳥かご職人さん!」

 僕は目を疑った。さっきまで何もいなかったはずの鳥かごの中に、羽の生えた小さな妖精が現れ出たのだから。

「わたし、このかごが気に入ったの。けれど、おじいさんが居なくなったあの家で、わたしのことを受け入れてくれそうな人がいなかったから、こうして職人さんのところに運んでもらえるように、おじいさんに頼んでおいたの」

 僕は驚きのあまり固まってしまったが、しばらくしてみるみる自分の口元が緩んでいった。

「ありがとう。可愛らしい妖精さん。君みたいな子に僕の作ったものを気に入って貰えるなんて、至極光栄だよ」

 僕がそう返すと「やっぱり貴方は、おじいさんが見込んだだけあるわね」と、妖精はニヤリと口端を上げる。

「それじゃあ、お願いよ。わたしをこのかごごとここに置いてちょうだい。ここはすごく居心地がいい。きっと貴方が作るものが、どれも優しくて素晴らしいものだからだわ」

 そうして自由を閉じこめるだけのものしか作れないと今までずっと嘆いていた僕は、初めて自分の作ったものに誇りを持ち、これからは誰かの拠り所となれるものを作っていこうと決意できたのである。



【鳥かご】

7/26/2023, 4:09:42 AM

「あなたならできるから頑張りなさい」

 わかっています。私はあなたの娘だからできないはずがありません。

 「あなたはあの子とちがって反抗期がなくてよかった」

 妹は思春期だから仕方ないです。その分私があなたを手伝います。安心して出掛けてきてください。

 「あなたがいてくれてよかったわ」

 こんなことでしか役に立てなくてごめんなさい。いつも迷惑をかけているのは私だから少しでも恩を返したいのです。その言葉だけで私は嬉しくなります。

 「どうして何もいわなかったの!今さら遅いのよ!」

 ごめんなさい。言えばあなたを困らせてしまうから言えなかったのです。もちろん、自分でなんとかします。あなたの手を煩わせることはしません。ごめんなさい。

 「私はあなたの味方なの!どうして分からないの!」

 ごめんなさい。あなたが私のためにお金をかけてくれてこんなにもよくしてくれているのに、ごめんなさい。

 「あの子は独り立ちしたのに、どうして」

 ごめんなさい。何も貢献できず、迷惑ばかりかけてごめんなさい。なんでもはできないけれど、何か役に立つのならどうか私を使ってください。



 私は何をしていたのでしょうか。
あんなに求めていたあなたからの愛情や関心がとてもちっぽけに感じたのです。そうしたらガラガラと音を立てて何かが崩れていって、もう駄目でした。
 ペン立ての中のハサミに目が惹かれました。それが欲しくて欲しくて堪らなくなりました。手をのばしてペンの山から引き抜けば、あっさりと手に入りました。
少し錆びのついた銀色が、なぜかとても美しくみえました。何度かショキショキと刃を開いては閉じてを繰り返した後、パチンと閉じました。添えていた手に少しの痛みと赤黒い血が滲んでいきます。
 ゾクリと背中が粟立つのを感じました。

―これが私を救い出してくれる鍵になるのだ

 私は嬉しくて嬉しくて、我も忘れて鍵を強く握りしめました。まだ足りません。もっと、もっと強く握りしめないと。ようやく手に入ったこの美しい鍵は私だけのものです。誰にも渡したくありません。
 ならば、私だけのものにしてしまいましょう。
この身は役立たずだと捨てられました。代わりにより良い存在を迎えたのを、私は知っています。
このハサミも私と同じです。新しく買いかえたからと私のところへきたのです。
偶然だったのでしょうか、それとも運命だったのでしょうか。どちらでもかまいません。もう私だけのものです。
 ひんやりとした鍵を首元に当てて、一呼吸。
窓の外は鬱陶しいほどの快晴で青く澄みわたっています。
一羽の雀が面格子に止まりました。コテリと首を傾げて私をみて、すぐに飛び去っていきました。
ああ、私もようやくここから出られます。この鍵が鳥かごの錠を外し、あの雀のように飛び立てるのです。

―ごめんなさいね

 血溜まりの中、ハサミの銀色だけがギラギラと光っていた。響きわたる悲鳴と真っ青な顔をした人間を嘲笑っているかのように光っていた。


                  【題:鳥かご】

7/26/2023, 4:07:49 AM

鳥かごがひらかれる日がきても
たぶんわたしは
飛び立たない

こころに銀のスプーンをもっている
翼はそれを磨くために


#鳥かご

7/26/2023, 3:52:26 AM

美味しいご飯、柔らかいクッション、そして鳥かご
あの子を迎え入れるために用意した

美味しいご飯は、毎日幸せを感じれるように
柔らかいクッションは、ゆっくり休めるように
鳥かごは、可愛いあの子が逃げないように

あの子は今日も歌っている
鳥かごの中で、今までも これからも



【鳥かご】

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