『鳥かご』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
鳥かごの中で泣いている僕は今日も胸にぽっかり穴が空いている。
「鳥かご」
自由減らして
安定増して
見方変えれば
加護の中
カゴの中から
いつ出やろうか
歳がいくほど
怖くなる
鳥かご。鳥は昔飼ってたな。今はなにも飼ってないけど。ペットを飼うのに向いてない人間っているよな。俺がそれだ。
どうにも感情が薄いからペットに愛情を持てない。めんどくさがりだから世話もできない。金がないから環境を用意できないし動物病院に連れていけない。
ないないづくしだからペットは飼わない。でも世の中には俺と同じなのにペット飼う人がいる。酷いものだね。
俺は感情が薄い程度だけど世の中には共感能力がなくて他人に対して身震いするほど残酷なことをする人がいるからな。
そういう人がろくに世話もできないのにペットを飼うのだろう。いわゆるサイコパスってやつだな。人類のバグみたいな連中だ。
ペットというと動物って法律上は物扱いなんだっけ。まぁ犬を殺して殺人罪にはならないわな。そうなると器物破損くらいしか罪に問えないんかね。
動く物と書いて動物。昔から動物は物扱いだったのかな。
鳥かご
僕はまだ勇気がなくて
小さなこの鳥かごに
入ってあなたに見つめられてる
小さな小さな鳥だけど
誰もが本当は
一人きりで
この大空飛べるんだ
だけども今その準備
時間が掛かっても許しておくれ〜
今日の空色どんよりと
していますね
試しに少し飛んでみよか
そう思ったけど
僕にはハードルが高い
無理しないでいいよ
何処からか
優しい声が聞こえたようで
うん 今は無理せずに
柔らかな日差し待ってみよう
小さな小さなこの羽は
いつも見つめてくれている人が
大丈夫だよって心で
磨いてくれているんだから
勇気を出して歩んでみよ
失敗なんて怖くない
いつからだって
スタートなんて
いつでも切れるさ
焦らないで
この鳥かごから
飛び立てる日がいつか
来ますように
心からずっと願ってます
あなたの事が大好きだから
2023年 121
“鳥かごの中、二羽の小鳥は仲睦まじく”
女の部屋。枕を共にする若い男と年増の女。それを冷たくたぎった瞳でただ見る私。
─────
一月ほど前、私のもとに男が連れられてきた。男はいかにも気の弱い、どうということのない青年であったが、彼をここまで伴ってきた親類は、ほとほと困り果てたというように、彼の精神薄弱と、それに基づく理解不能な言動を、これ見よがしに私に言って聞かせた。当の男はただ困ったように、私と親類の顔をおどおどと見比べるだけであった。男には─こういう場合にはよくあることに─神経過敏と鬱屈の所見が見られるといえば見られたが、それもとるに足らぬ程度であって、むしろ温情をかけてやればすぐに、こうして私のもとを訪ねる必要すらなくなるであろうと思われた。だが結局、私はこの男を引き受けた。親類ははなから男を厄介払いにする算段だったようで、私に多額の金を寄越すと喜び勇んで帰っていった。
私はこのすこぶる健康で気の毒な男に、治療の名目で簡単な仕事を言いつけるようにした。男は私にどこまでも従順だった。私の家にいる狂女が、男に対してこれまでになく鮮やかな表情を見せた時でさえ─女はかつて自分を手酷く棄てた荒くれ者の面影を、この男に写していたようである─小遣いをやるから女の帯を解けと言えば、男はその通りにした。
私は愛する女が若い男と一つになるのを目近で見るにつけ、至上の悦びを味わった。だが、旨味を味わい尽くした後に残るのは、身を焼く程の苦味であった。
その日、いつものように愛をさえずりつがう二人の気付かぬうちに、私は一人激情にその身を焦がし、その愛の巣に火の手を廻した。
─────
鳥かごの中の鳥が死んでしまうと、そこにはただ限りない灰色の沈黙があるだけ。
(鳥かご)
【鳥かご】
予習復習を欠かさない。テストは一番が当たり前。
私の明るい未来のため、母は口酸っぱくして言う。
そんな普通のこともできない人がクラスのほとんど。
ゲームやお喋りに時間を費やすなんて信じられない。
決して遅れを取るはずはないけど、油断は禁物。
早朝に登校して自習し、放課後は塾で夕方まで勉強する。
母の言いつけを守っていれば、先生も褒めてくれる。
どうでもいい人の陰口なんかに興味はないの。
席替えで後ろの席になり、早朝に他の人がいると知った。
彼は私より先にいて、いつも机に伏せて眠っている。
たまにいない日には必ずと言っていいほど遅刻する。
真面目なのか、不真面目なのか。よくわからない人だ。
夏休みが明けてすぐに、先生に呼び止められた。
赤点ばかりの彼に勉強を教えてほしい、とのこと。
他人のために時間を浪費したくはないけど、承諾する。
どんな人なのか気になっていて、話してみたいと思った。
「勉強ばっかでつまんなくない?」彼が問う。
何を言っているのだろう。面白さは問題ではない。
「そんなの考えたことないよ」必要だからやるだけだ。
彼も留年を心配される前にちゃんとやればいいのに。
「なんで勉強しないの?」今度は私が疑問をぶつけた。
彼は言いにくそうに目を逸らす。「時間がないんだよ」
いわく、彼にとってはバイトのほうが大切らしい。
「楽しいの?」「少しはね。興味あるなら来る?」
彼の手を取ったその日、初めて塾をサボった。
悪いことをしたのに、期待に胸は高鳴っている。
もしかしたら私の普通は間違っていたのかもしれない。
その無駄な時間はとても眩しくて、羨ましかった。
鳥かごのなかの鳥は鳥かごのなかから外界の世界を知ることがほとんどだろう
何が楽しみだろうか
鳥には翼を持っている立派な翼だ
その翼があればきっと私が知り得ない空中の世界が広がり感じることだろう
鳥かごのなかの鳥は何を感じているだろう
羨ましさや好奇心、または悲壮感もあるだろうか
鳥はどこまでわかっているだろう
自分が飛び回れる自由な生物であることを
人間よりも高く遠くへ自力で向かえることを
鳥かごのなかの鳥は何が楽しみなのだろう
束縛 監視 不自由
決められた未来
保護 介添 聖域
守られた未来
―「鳥かご」―
僕はいつもこの場所にいる。僕の仲間の人間たちはこの場所を"鳥かご"というらしい。聞いた話によると、僕がこの場所にいることをかわいそうっていう人もいるらしい。でも僕はこの場所が好きだよ。だって落ち着くもん。この場所の外はとても広くて不安になっちゃうんだ。前に一度だけ、とても広い世界を見たことがあるんだ。目がくらくらしてどこにいっていいかわからなくなってとても怖かった。だから、僕は今日もここにいる。たまにみんなが僕を置いて、一人ぼっちになったときはちょっと寂しいけど、また戻ってきてくれるから嬉しいんだ。
鳥かご
昔、小さなペットショップがあって、その店頭にはいつも鳥かごに入れられた九官鳥がいた。
九官鳥はお喋りが上手で
「おはよう」
「おか〜さん」
「いってらっしゃーい」
と通り過ぎる人に声をかけていた。
その九官鳥のお陰かどうかわからないけど、そのペットショップはそこそこ繁盛していた。
最近、その九官鳥が店頭にいない。とうとう売れてしまったのかと残念に思っていた。
1ヶ月後、ペットショップの前を通ると九官鳥がいる。
そして九官鳥が発した言葉は
「カンタ!またフラれた!」
この声を聞いて、大学生ぐらいの男の人が急いで九官鳥の鳥かごを抱えて、
「母さん、こいつを店に出すなって言っただろ〜
こんな家族の内情を話す九官鳥誰が買うんだよ
あ〜わかった、わかった、俺が金払って買うから、店に出すのはやめてくれよな〜」
私は笑いながら、生き物を飼うって大変なんだなぁと思った。
好きで飼われてるわけじゃない
愛されているようで
閉じ込められているだけ
「早くここから出して」
そう言って僕は鳴く
この声に誰が気づいて
─────『鳥かご』
可愛がってる振りして、本当は自由を奪ってる。
*鳥かご*とりさん飼ってる人ごめんなさい…思い浮かぶのがこれしかなかったんですぅ
「鳥かご」
私はあの鳥かごの中に、閉じ込まれた鳥。
どこにも飛んでいけなくて、ピーピー鳴いている。
いつか、新しい飼い主が見つかってどこか自由に飛んでいきたい。
今回結構よくかけたのでは?
そういえば皆さん!私、韓国語中国語を勉強しまーす!イエーイ!
私前から韓国に憧れてて、韓国語勉強したいな~って思ってたんです!なので、勉強頑張りまーす!
【鳥かご】
僕の家には大きな鳥かごがあった。屋敷の一番端に建つ塔の最上階、天井から吊り下げられた精緻な細工の金色の鳥かごの中には、海のように深い青の瞳を持つ、背中に大きな純白の翼を生やした人間が端座していた。
後継ぎの役目だからと、僕は幼い頃からその『鳥』の世話を任じられていた。食事を用意し、かごの中を掃除する、その程度の仕事だった。
昔は疑問にも思わなかった。だけど学校に通い、外の人たちと関わり、僕はこの習慣を疑問に思った。だっていくら異形とはいえ、あの『鳥』は人間だ。言葉を交わしたことも何度もあるし、僕が自分のデザートに用意されたジェラートをこっそりと持ち込んだときには本当に嬉しそうに笑ってくれた。人間をかごの中に閉じ込めておくなんて、どう考えても間違っている。
厳格な両親に直接訴えるほどの度胸はなかった僕はある日、鳥かごの鍵をわざと閉めずに学校へと向かった。ご丁寧に窓まで開けて。これできっとあの『鳥』は、大空へと飛び立っていくだろう。両親にはこっぴどく叱られるだろうが、うっかりしていたと平謝りすれば良い。
達成感半分、ずっと一緒だったあの『鳥』にもう会えない寂しさ半分で、学校から戻って真っ先に鳥かごへと駆けた。夕日の差し込むかごの中、白い翼の君は変わらずそこに佇んでいた。
「……逃げなかったんだ」
思わず小さく呟けば、『鳥』は静かに空へと視線を向けた。
「この異形の体では、外に出ても見せ物にされるだけだ」
諦めたような声だった。そうしてその『鳥』は不意に僕へと視線を移す。美しい紺碧の瞳には、僕の姿が無機質に反射していた。
「それに、私が逃げればそなたが罰を受けよう」
柔らかく、花が綻ぶように君は微笑む。開け放たれた鳥かごの中、端座したままの君へと僕はそっと手を伸ばした。
「なら、いつか。僕が君を外へ連れて行くよ。堂々と大手を振って君が外に出られるような場所に、この世界を変えてみせる。だからそれまで、ここで待っていて」
差し出した小指に、君は指を絡ませなかった。ただ慈しむような眼差しで僕を見つめた。
「期待せずに待つとしよう」
寂しげな声色の影に潜む、祈るような優しい響き。力強く頷いて、僕は鳥かごの扉を閉めてかちゃりと錠をかけた。
純白のドレスを纏う君。
綺麗で美しい百合の花。
煌びやかなシャンデリア。
「美しい」
此処は君だけの鳥籠。
僕が君だけの為に贈る素敵なプレゼント。
それなのに君は喜ばない。
あぁ、まだ足りなかったんだね。
もっと沢山のプレゼントを用意するよ。
次は何が良いかな?
君の為ならばなんだってするよ。
でも外には出してあげられない。
美しい君が穢れてしまうから。
友たちの本気を信じて
もう一度結成する友情
今までは本気ではなく
ただの一生懸命でつながっていた
これからは命をかけた本気でつながる
今この瞬間から未来が変わるのだ
こんな日が来ることをどれだけ待っていたことか
友たちを信じて長年待ったかいがあった
今日からはじまる新たなスタート
友たちの力を信じて未来を創造する
未来は明るくて希望に満ちている
地球に生まれてきて本当によかった
人の心の美しさをこれからも信じる
鳥かごの中にいるみたい。
いつも囚われてて、一定の範囲内からは出ることができない。
私は、いつになったらここから出られるのだろう。
この世の何よりも好きな人がいて、残りの人生は彼と生きるってもう決めている。妹が反対しようが私は彼らの為に生きるわけでもなく、自分と彼と共にパートナーとして生きる為に自立したい
もうこれ以上無意味な時間は過ごしたくない。
この陰鬱な鳥籠からそろそろ出たい。出たら真っ先に彼の側へ飛んでいきたい。
彼と一緒に苦労して一緒に泣いて一緒に怒って一緒に頭抱えて、一日の最後に一緒に笑うんだ。そして彼の笑い皺を愛でる!
もう鳥籠という名の檻に囚われたくない。
~鳥かご~
この教会はこの方を閉じ込めている
あたしはそう思わない
何もしなくてよい
あの方が思うままいられる場所ですもの
56文字の黒の史書
鳥かご
私はこの中にいれられている。
ここから出られる方法を常に考えている。