『鳥かご』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
鳥かごの中で歌う君
もうとっくに逃げ出せることを
君はわかっているはずなのに
どうして?なんて聞いてみても
ただ歌い続ける
嬉しそうに、時々、悲しそうに
いつまでもそんな姿を見ていたいと
僕の願いが縛り付けているのだろうか
(鳥かご)
LINE〜
【無事就職出来ました!皆さんがアドバイスしてくれた〜〜】
あ〜あ、まただ。一生この中に入れば安全なのになんでみんな出ていくのだ。例え、ここから出たとしても結局は大きな鳥籠の中に捕えられるんじゃないか。だったらこの小さな鳥籠の中でゆっくり生活すればいいのに。...何幸せそうにしているんだよ
.
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『結局あいつ同窓会来なかったな〜』
「あいつ?」
『ほら、受験失敗してからずっと引きこもってるって奴』
「ああ、あのプライド高そうなやつね。確かまだニートしてるんじゃなかったか?」
『あいつずっと甘やかされて育ってそうだったしな〜。失敗したという現実が未だに受け入れられてないんじゃないか?』
「それもそうだけど、親御さん優しそうだったし、まだ甘やかされてるんじゃない?」
『肥えた鳥は鳥籠から出ようとは思わないよな〜』
あの日出ていった彼のために残していたかごを久しぶりに出した。帰ってくるところはここだと、待っているぞと長いこと軒下に吊るしていたかごは、朽ちてはいないがどうしてもみすぼらしくなっていた。もう無理だ、帰ってきやしないとしまおうとするたびに、悔しそうに反対していたルームメイト、出ていって久しく、生きているかも分からない彼が、それでも持っていくのは苦しいからと置いていったかご。ほこりやくもの巣よけに袋に入れていたから、汚くもないし、むしろきれいなものだと思う。雨風にさらされたかごは――さすがににおいはしないか。代わりに汚れてくれた袋には感謝。
彼もさすがに生きてはいまい。天寿をまっとうできているなら、案外生きていてもおかしくないが、いや、奴は鈍くさかったからな。食事もへただったほどだしな。すんと鼻で笑って、かごを覗く。面影は見えないか。くせのある羽の輝きは思い出せるが、はてどんな顔だったか。まあ鳥なんだから、鳥臭いのだろう。思い出せない自分には失望もしない。突然、ポーの鴉の台詞がよぎる。――またとない。そうだ、またとないのだ。彼の面影も、彼の口癖も、彼と彼の息づかいも。そう思うとようやっとさみしさを俺は感じ。息を吸ったら――
あくびが出た。
「日々の糧をお与えくださり__…」
声を殺しながら、家の裏で的はずれな言葉で炎に祈るその子はものこそ知らなくとも賢い子供だった。
今起きていること、そしてそれが今の自分にはどうしようもないことであると理解していた。だから炎に祈ったのだ。
「__…感謝いたします」
二切れほどのパン、自宅のテーブルについて朝食を前に正しい言葉で炎に祈るその女はものこそよく知っているが愚かな大人だった。
あの時起きていたことがおぼろげになり、しかし得体のしれない何かにいつまでも囚われ罪悪感を抱いている。だから炎に祈るのだ。
その日の早朝も澄んだ空、曇天雨天を忘れがちなこの砂漠の町のどこかにある家で、薬師Jは静かに朝食を終えていた。
祈るたびに胸が苦しくなり、組んだ両手に力がこもり、気づけば手に爪が食い込んでいることに気づいては現実に帰る。厄介なことに薬師Jにとってそれは日課のようなものになっていた。
今日は母に会おうと決めていた日だった。
手作りの料理と酒、そして汲んで来た水と布きれを持って、薬師Jは家を出た。
しばらく歩いているうちに、荒れた石たちが並ぶ砂の上に立っていた。どれも似たような重い石の中からある一つを見つけ、薬師Jはそこまで歩いていく。途中、躓いて桶の中の水が少しだけこぼれた。
「…昨日ね、ちょっと散々だったの」
だから会いに来たのよ、と薬師Jは布を水に浸して石を磨き始めた。
「診てた患者さんがね、亡くなっちゃった」
…もともとおじいさんな方だったけど。
薬師Jは補足するようにそう言って石を磨き続ける。
「でもやっぱり、どうにかできなかったかなって思っちゃうんだ」
石はすでに綺麗になっていた。薬師Jはそれでも構わず石を拭き続けた。
「それに、リーフ払ってもらえなかったんだ」
生活困っちゃうなぁ、と薬師Jはぼやいた。
早朝の周囲は誰もおらず、ただただ砂同士が擦れるような風の音だけが耳に響いていた。
愚痴ってごめんね、と薬師Jはようやく布で石を磨くのをやめ、用意していた料理と酒を手に石に向かって笑顔を作る。
「今日ね、料理上手くいったんだ」
笑うどころか一つもものを言わない石に、一緒に神様に祈ろう、だとか、乾杯、だとかと話しかけ続ける姿はさながら母に縋る子供のようだった。
そこでふと、目眩がした。酒に酔い、太陽が真上に来ればそれは当然のことだった。薬師Jは正気に戻ったように食べかけの料理と空になった酒瓶と桶を持って立ち上がり、一度ふらりとよろめいて墓石をあとにした。
私の本音は
鳥かごの中。
どんなに外に出たいと暴れようとも
鍵をかけて閉じ込めておく。
ただ
その鍵を
どこかに落としてしまったらしく、
誰が持っているかもどこにあるかも
分からない。
この囚われた本音を
いつ誰が
外へ出すのだろうか。
そんな人がいつか
現れるのだろうか。
#鳥かご
そばにいてね。離れないでね。僕だけを見ていてね。
言い聞かせたのはたった3つだけなのに。
キミはいとも簡単に約束を破った。
それって、どういうことか分かってる?
僕を否定したも同然なんだよ。
こんなに毎日愛を囁いているのに、僕以上にキミを愛せる人間なんて居やしないのに。
どうしてキミはそんな態度をとるの。
何が気に入らないの。
僕にどうしてほしいの。
キミには僕が必要ないとでも思ってるの?
そんなの馬鹿げてる。
僕から離れてキミが幸せになれるだなんてあり得ないんだ。
それでも僕から離れたいというのなら、試してみたっていいよ。
本当にキミには僕が必要ないのか実証してみせてよ。
ただし、1秒でも僕のことを考えたらキミの負けだよ。
その時は。
もう二度と出られないように飛べなくしてやる。
ぴぃぴぃ
きゃあきゃあ
愛らしく、あるいは喧しく。
ふらりと立ち寄ったペットショップ、飼うわけではないけれど目についた鮮やかな色合いに足を踏み入れた鳥類のコーナー。
こんなに小さいのに中々な値段だなとか、騒がしいのはコイツかとか考えながらキョロキョロと店内を歩く。
狭そうな鳥かごの中で身を寄せ会う小鳥たち、窮屈そうな大型の白い鳥、澄ました顔で歌うキレイな鳥。
小さな世界で生きる彼らは1度でも空を夢見たことはあるのだろうか。
いや、そもそも空を知らないかもしれない、外敵なんて存在を見たこともないのかもしれない。
綺麗な水と餌を与えられ、定期的なケアを受ける穏やかな暮らし。
外の世界を知らない、管理される鳥たち。
不自由な世界で安心して生きている、外の自由を知らない鳥たち。
ふと思い出す自分の周りの奴らの言葉、僕の事なんてろくに知らない奴らの言葉。
聞こえる度に肩身が狭くなる、窮屈さを感じる。
鳥かごどころかまるで檻のような
いや違う、違う。僕は外にいるんだ。自分の意思で。
だから少しばかり羨ましく感じるなんて、ないはずだ。
そうだ僕は人間なんだ、彼らよりも多くの権限を持っていて、自分の未来は自分で決められる、そのはずだ。
これ以上居続ける気分じゃなくなった。
店を出て、最寄りの駅に向かう。
明日も仕事だ頑張ろう、理不尽も不公平も呑み込んで、同じ日々を繰り返す。
あの鳥たちだって必ずしも良い主人に出会えるとは限らない、自分と同じだ、同じはずなんだ。
だから羨ましいなんて、無いんだ。
管理され、安心安全に過ごせる彼らが羨ましいなんて。
子どもの頃、鳥を飼っていたことがある。
確か、セキセイインコだった。
ふと思ったんだけど、鳥かごの掃除って
したことは無かったような…。
親の仕事だったんだな。なんか申し訳ない。
玄関に置いてあったから、そう大きくはなかった
かもしれない。あんまり覚えていないなぁ。
「鳥かご」
#1 鳥かご
目の前に広がる広い世界。
黒い太い線で切り離されているそれは、小さな部屋で過ごしていた私には想像も出来なかったくらい、広く、明るく、うるさい。
私の前を通る人は皆、可愛いって笑う。
時々目の前まで来て少し悩んでから帰る人もいる。
今目の前にいる人も、その人達と同じなのだろうか。
彼は、今まで私を見てきた人達よりもずっと長く見つめて、たった一言、こう言った。
『こんな狭い鳥かごに入れられて、可哀想。』
そう言って帰っていく猫背な背中を、私は不思議に思いながら眺める。
可哀想、とは、一体どういう意味だろうか。
だって私は、今こんなに幸せ。
広い世界を見渡すことが出来るし
天敵に襲われる心配もない。
ご飯もしっかり食べられて、寿命や病気以外で死ぬことなんてほとんどない。
これ以上の幸せなんてあるの?
私からすれば、こんなどこまで続いているかも分からない大きな世界で、どこから襲われるかビクビクしながら生きている貴方の方がよっぽど
可哀想。
主人公は鳥。マンションの部屋で
飼われている鳥(バード)だ。
この鳥は人間の言葉を理解できる。
その部屋には若い男と女がいて
毎晩のように男の「愛してる」「愛してる」
という絶叫が聞こえる。
当初、鳥はゲージに入れられ
男女との間にカーテンがあったので
二人の行為は見ることができなかった。
やがて、体が大きくなると
ゲージの外に出されるようになり。
男女の行為を目にする。
女が男に蝋燭の熱い滴を垂らすのだ。
男はそういう趣味があるのではない
女の愛に応えるため、痛みに耐えているのだ。
僕はいつまで鳥かごに入ってればいいんだろうか。そう思う反面、外に出ようと布団から起き上がると力の抜ける足。
ゴミだらけの、布団と薬と酒と水しかない鳥かごはあまりにも居心地が良すぎたんだ。
title of the day
- 鳥かご -
10代の頃
"鳥かごの中の鳥ってこんな気持ちなんだ"
と思った事がある 。
逃げられない、出られない、自由がない 。
外へ出て飛べたところで、行く場所がない 。
だから、どこにも飛べない 。
自分の家でもある鳥かごの中には、ゴミがたくさん 。
だから鳥かごの中も鳥かごの外も
自分の居場所はないんだと 。
飛び出れば 社会の危険に脅かされ
篭れば その窮屈さに憂鬱になり
籠のまま運ばれれば
少し自由になった気分になれる
私たち人間もまた
親という加護で囲われ
社会というカゴへ覆われ
地球という籠に閉じ込められている
死んだらみんな一緒なのに
全て無駄になって消え去るのに
生きている間は
その籠で縮こまって過ごすしかない
とりあえず、
親という加護を
いいや、かご を
早く出たい。
_ ₉₆
あなたを知りたいという気持ちが、知らぬ間に真っ暗な鳥かごに囚われていた私の価値観を照らしてくれた。
♯これは恋でしょうか。
鳥かご
私のクラスメイトは、完璧な優等生。
いつもにこにこ笑ってて、誰にでも優しくて、成績は常に学年トップ。
部活でも委員会でも輪の中心でみんなをまとめて、先生からの信頼も厚い。
ネットに入り浸ることもなく、時間の管理も自分でできる。
誰の理想もこぼすことなく受け入れて、作り上げたような女の子。
私みたいな暗い子とは、天と地ほども離れた人。
そう思っていたんだけど。
見ちゃったんだ。貴女の顔から感情が消えていくところ。ついさっきまで、友達といつものにこにこ笑顔で話してたのに。
無理してたんだ。
貴女は完璧な優等生なんかじゃなかった。
鳥かごに閉じ込められた、私と変わらないただの高校生の女の子だった。
子供の頃から病気がち、そのせいか背が低い。
しかも、太れない体質というのか、食事制限の多かった幼少期を引きずっているのか少食。
大人になった今も丈夫な方じゃない。
月に一度の発熱は当たり前。
でも、子供の頃からこうだから、熱のときの対処法なんか熟知して、自分はこんなもんだと諦めつつも世の中に順応して多少の熱じゃ休んだりしない。
むしろ、今日はどこも痛いとこない!って日は年に何日かしかないから不健康が普通。
小さい犬はよく吠えると言われるけれど、本当にそうだな。と自分に思う。気が強い。負けん気が強い。度胸がある。良くも悪くもそうなった。
しかしながら、小さく細い私は病弱キャラの方がウケがいいと気づいた思春期。
徹底したキャラ作りはなんてことはない。無口でいたら勝手に周りが心配してアレコレやってくれる。
手をだしたいー!私がやりたいー!を我慢するのがしんどい程度。
キャラ確立した後は、そのまんま大人になった。
ちょっと顔色悪いだけで心配してくれる周囲の人に申し訳ない気持ちばかりで、会社が辛いなんて言い出せない。じゃあ最初からやれよって村八分にされそう。
そんなとき、なんとなく付き合ってた彼氏からプロポーズ。
お決まりの「君を守っていきたい。」って。
まぁ、そういう人生もあるよねって思って結婚。
職場内恋愛だった事もあって、あっさり専業主婦。
家事が好きではない。それしかやる事がないだけだ。
退屈でたまらない人生をあと何十年も送るのかと思うとゾッとした。まさに籠の鳥。
夫に「働きたい」って言ってみた。
別れたいとは思わなかったから。
「やっぱり?」と、したり顔の夫。
気の強さも負けず嫌いも見抜かれてたみたい。
ちょうど折れそうなタイミングでのプロポーズしたそうな。
マジか。
「外の自由を謳歌して、僕のお嫁さんでいてね。家事は半分こにしよう。」
夫とは職場で出会ったと思っていたけれど、夫は私をもっと前から知っていたらしい。いつどこでと聞いても教えてもらえない。記憶力は悪くない方だと思うけど。
悔しいから教えてくれるまで一緒にいようと思う。
鳥かごの中を出たり入ったり。
ナイチンゲールみたいに歌えないけれど、夫と鳥かごの中にいる時間も悪くない。
鳥かご
落語の演目、「ぬけすずめ」
サゲ(話しの最後のオチ)に、鳥かごがでてきます。
鳥かごが、話しのキモになってるの。なかなか粋な話しです。興味ある方、動画ででも聞いてみてください。
人間国宝に、五街道雲助師匠が決まりましたね。納得です。
ますますのご活躍を期待してます。
#鳥かご
君は外に出たいと言う
ここは息が詰まると言う
ここは安心な世界だよ
美味しいご飯と穏やかな毎日
外は不安定な世界だよ
自由は危険と覚悟がいるよ
それでも外で生きたいんだ
ときどき戻ってくるよと鳴いた
あれから何年経ったかな
まだ鳥かごは置いたまま
鳥かごの中にいる間は安心だと思っていた
脅威に曝されることもなく
愛を感じられると思っていた
いつからだろう
愛されなくなったと感じたのは
愛されなくなった鳥かごの中は
ただただ虚無感しかなかった
自由に羽ばたいている鳥たちが羨ましいと
初めて思った
それまではわたしが世界一幸せだと思っていたはずなのに
【鳥かご】
【鳥かご】
目が覚めると小さなあみあみの部屋に居た
すると目の前に大きな影が表れ
自分はびっくりして飛び上がった
するとその影の主は元気だなーと笑っていた
この大きな影の人は何者だったんだろうと思う日が数日続き
そいつは扉らしき所を開けっぱでチャンスだと、
自分は初めてあみあみの部屋から出たすると
トコトコ(((((*´・ω・)
影の主の足音がした
私は慌てて隠れた、、、