『高く高く』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
もがけばもがくほど、
友は皆更に高い場所へ行ってしまった。
最高峰を目指す彼も、
自分の理想を目指す彼女も、
その目の先にあるのはただ一つ、彼らの夢。
良いな、羨ましいな。
こんな中途半端な私じゃ、到底彼らには及ばないんだ。
一体何時から、
私は私の夢を見失ったんだろう。
それでも私は今日も足掻く。
私なりの高みを目指して。
#高く高く
そんなに空が恋しいの?
息苦しいし、凍えてしまうよ
/お題「高く高く」より
物価は高く高く
税金は高く高く
サイゼリヤは破格破格
【高く高く】
人と比べる必要はない
ただ、今の自分で立ち止まらず
ステップアップ目指して取り組むこと
自分で自分を誇れるように
自分の自信に繋がるように
スモールステップで良いから
めげずに上をみて登っていこう❕
【高く高く】
志は高く、成長をしよう。技術は高い方がいい。高く高く高く。でも、地べたを這う時期はある。それにそもそも高い位置にいないなんて事もざら。無理せず丁度いい高さにいよう。甘んじ過ぎるのもよくないけどゆったりするのも良いもの。高所恐怖症だっているんだ。高くある事を強制するなんてナンセンスさ。
ファンタジーしか書けませんでした。
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【高く高く】
飛竜乗りになったのは、ただ高く高く飛びたかったから。卵の頃から育てた相棒と、どこまでもどこまでも、高く速く遠くへ。
最初の仕事は手紙の配達。
忘れ物の書類を急ぎで届けて、なんて依頼もあったなあ。
プレゼントを日時指定で運んだり。
空から花びらを撒いたこともある。あれはプロポーズの演出で頼まれたんだよな。
飛ぶのが楽しかった。
役に立てれば嬉しかった。
いつからか、国からの依頼が増えて。
食料を運んだ。酒を運んだ。薬を運んだ。
そこまではまだ良かった。
武器を運べと言われた。
断れなかった。
そして今日。
「運べ」と置いていかれたのは油の樽。
上空から敵陣に落とせってさ。
火矢を射掛けるんだってさ。
どれだけの犠牲が出るのだろう。
竜舎で相棒が「クルクル」と鳴く。
僕に甘える時の声だ。
美しくて気高くて可愛らしい生き物。
こいつを戦争の兵器にするなんて。
幸い今夜は雲が厚い。
月も暗く、星は見えない。
僕は相棒に鞍を乗せた。
暗闇は僕には何も見えないけれど。
こいつはちゃんと飛んでくれる。
さあ、行こうか。
高く高く、遠く遠く。
誰も知らない、どこか平和な場所まで。
何もせず舞う凧はなくあの空に送り出すなら run、run、run !
題-高く高く
高く高く
夢に 皿屋敷のお菊さんの幽霊出て来ち
ゃって
俺は半泣きんなって お寿司奢るから勘
弁してくれ 言って お菊さん回転寿司
連れてったら お菊さん一切遠慮無く
一番高いお皿のお寿司ばっか
「いちまぁ~ぃ」・・・「にまぁ~ぃ」
とか言いながら 高く高く
積み上げ続けられて
俺は余りの怖さに お茶ばっか呑みな
がら チビリ続ける お寝しょした。
高く高く
何事も高く高くを目指して生きていると
自分が壊れることがある
自分がやろうと思える高さを知って
現実と向き合う
それがとても大事なのだと大人になり理解した
成長しないのは生きていてつまらないから
自分のやりたいことには忠実に
周りを気にしないで
他人は他人
自分は自分の高く高くを目指して生きたいです
高く高く跳んでいきたい
大気圏も突っ切って
息もできなくなって
流れ星のように消え去るの
私はもう誰のものでもないから
宝くじ
野望が背丈
超えてます
賞与まで
カウントダウン
はやまれと
伸びていく
妹の影
背の高さ
分かれ道
どこかにあった
はずなのに
高く高く
高く高く
飛んでる
風船を
掴みたくて
高く高く
飛んでみる
赤い風船が
胸の中に🎈
なな🐶
2024年10月14日2331
背伸びして背伸びし続けたらその高さにいつの間にかいるとか言うけど
その背伸びは私が消化できる背伸びなのか
高く高くとか言うけど高さって本当に今見なければいけないものなのか
つま先だけしか地面についてない背伸びより踵までつけて地面を踏みしめたいと思う
ここじゃないどこかへ。
高ければいいの。
希望も持たせてくれないくらいに高ければ。
鬱陶しいネオンの明かりは眠らない夜の街を無理にでも照らすものなのだと。
荒い呼吸のまま、とあるビルの屋上へ。
覗き込んだネオンの街は、高いところから見るとぞっとするほど暗かった。
「…ストップ」
覚悟を決めて、柵にかけた手。
背後から響いた声にいとも簡単に止まってしまった。
なのに。
あの日、俺をこの世界に繋ぎ止めたのは彼なのに。
────そんな彼は今日も目を覚まさない。
なにが、俺の分まで生きろ、だ。
俺が生きていた意味は彼だったんだ。
あんたがいなくなった世界なんて生きる意味もない。
あの日と同じように高いところを目指して走った。
あの日と違うのは、ぽっかりと空いた心と、柵に手を掛けても彼の声が聞こえてこないことだ。
─高く高く─ #94
緩やかな坂の上にある、住宅街
その一角にある家には
いつも、彼がいた
彼は当時の年齢、小学生にしては凄く
大人びている人だった
それでも私たちと一緒にバカなイタズラをして
大人に怒られる、子どもらしい一面を持っていた
そんな彼のことを、私は好きだった
ずっと、友達で居たかった
けれども、時間の流れは残酷で
彼とお別れすることになった
「クローン病」というものになってしまったらしい
小腸や大腸内の粘膜が爛れる病気だ
難病指定もされている
故に彼は、病気に入院することになったらしい
そしてなかなか、戻ってこれないと
それを聞いた私は泣きじゃくった
身体の水分が枯れてしまうんじゃないか。と思うくらい
それはもう泣きじゃくった
今となっては、後悔している
彼を、慰めなかったことに
いくら大人びた彼であっても辛かったはずだ
泣きたかった筈だ
赤い屋根の上に、シャボン玉がのぼった
高く、高く、空へのぼった
そうして、壊れて消えた
#高く高く
手を伸ばしても
背伸びしても
届かない
追いつけない
夢ばかり語ると笑われても
この宇宙(そら)の下
可能性は無限だから
声をあげて
拳を突き上げ
生命の時間を駆けあがろう
自分の為の時の風に乗り
高く高く悔いの無い夢の在処を探して
高く高くどこまでも昇ってゆく
目指す景色へたどり着くため
ひたすら上へ昇ってゆく
たまに落ちることがあっても
より高くへ昇るため
見たい景色を見るため
時には落ちることも必要かもしれない
そう思いながら
何度でもまた昇ってゆく
きっとたどり着けると信じて
高く高くどこまでも昇ってゆく
高く高く
イカロスは太陽をめざしたせいで
翼のロウが溶けて落っこちちゃった
もし翼を手にしたら
高く高く飛びたいと思ってしまうかな
実際に宇宙まで行ったらもう
高さより
遠さを感じる気もする
高いと思える場所は同時に
低い場所に
落下する可能性があるからね
私たち
重力から逃れるのは簡単じゃない
だからこそ憧れも存在する
ふかんしたいでしょやっぱり
─── 高く高く ───
そこから見えた地平線は
ただただ悲しく
月を飲み込み
太陽を飲み込んでいた
遠くたなびく雲は
高く高く
遥か空へと
誰かを導いているようで
いつか
あの雲の彼方へ
私も
連れていってくれるだろうか