『高く高く』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
きみがくれたものを
僕はだいじにする
それがどんなに不完全なものでも
僕には愛おしいから
なにが宝物なのかは僕が決める
中学生になった僕は、近所に住む先輩2名に拉致されるように吹奏楽部に入部した。
後から知ったけど、地元では有名な伝統校で、コンクールも全国大会は行けないけど、県大会通過は当たり前で支部大会常連だった。
2年生の時にまさかの県大会止まりとなり、雪辱を果たそうと意気込んで迎えた3年生の県大会。
努力の甲斐もあり、県大会突破。そして迎えた支部大会。
2年振りのステージはとても気持ちよく、そして楽しく、でもこれが最後のコンクールになるのかと言う思いもありちょっと切なく。
この部活で積み上げた思い出がフラッシュバックしてくる中で迎えたエンディングは、今までの中で1番のいい音をして、ホールの中で名残惜しそうに響いていた。
演奏が終わり、席を立ち客席を向く。
「あぁ、これで終わってしまうのか」
そんな思いでステージを後にする。
演奏の後は、会場の外で恒例の記念写真撮影だ。
ホールの外に出ると、雲一つない青空。
演奏が終わるまで、天気のことなんて気にならないほど集中してたんだな。
僕たちが奏でた響きは、風に乗って、この青く澄んだ空に向かって高く高く響いていった。
〜高く高く〜
高く高く
高みを目指し、達成するまで諦めないなんて出来ない。
高みを目指して、達成出来なくて自分にガッカリするのが怖いから、初めからそんなところは目指さないというクセがついているのか?
自分には向上心というものがないのか?
こんな発想も子供染みているなぁ
努力の果てに掴み取ったものは、どんなに小さくても自分を力づけてくれるはずなのだが、出来なくて落ちこみたくない私は、今日も見てみぬふりでやり過ごす。
シャボン玉が飛んでいく。
子どもの頃以来だ。
空が透けて青く見える。
時々虹色が見えて、
消えるまで見とれてしまう。
ある時、シャボン玉の歌は
子を亡くした親の悲しい歌だと知った。
それ以来、シャボン玉そのものが
悲しいものに思えて触れずにいた。
小さな球体の中に
どれだけの悲しみが詰まっていたのだろう。
どれだけの愛が詰まっていたのだろう。
どれだけの未来が詰まっていたのだろう。
ふぅっと吹いたシャボン玉。
ほとんどが壊れてしまったのに、
一つだけふわふわと登っていく。
壊れないでと願いながら、
見失うまで見つめていた。
-高く高く-
「高く高く」 10月15日
1日1つ、お題に合わせて何か書くことを続けているけれど、私の文章力も発想力もないせいか、ついに書くことが無くなった。
「高く高く」…か。
最近、そんなこと考えたことがないなぁ。
年だから。
ジャンプする時は少しかがんでからやる
そうすると、高く高く飛べる
いったい、僕は何処まで飛びたいのか
僕は…
僕は本当は君なんて飛ばして
もっと先の未来まで飛んでいきたいんだよ
「もう少しだ、手を伸ばせ。」そう自分を鼓舞して今までやってきたけれど、今は上を見れない。顔を上げれない。そんな時間があってもいいんじゃないか。私は今、自分の足元を見つめながらそう考えてる。
でも、でも、だってって上を向けない、向きたくない理由をつらつらと並べて私の影と向き合う。どうしたって太陽は眩しくて私の心は陰っていて、そんな自分にうんざりして。あぁ、あの空に一筋の線を描いている飛行機雲のように気持ちよく空を彩れたら、どんなに幸せなんだろう。「そう考える時間も必要だろう」そう自分自身に言い聞かせながらこの影と向き合う。
高く高く飛んでいけるように。
2022/10/15『高く高く』
空飛ぶ魔法にかけられて
澄んだ秋の空を
どこまでも高く高く…
飛んで行けたらいい
どこまでも遠く遠く…
知らない街まで
風に乗って
雲と一緒に
世界の果てまで
あぁっ!
あーぁ!
その声につられて、周りの人と雲の多い空を見上げる。
ふあふあと、紐の付いた風船が一つ、イベントテントのビニールの白屋根の屋根と屋根の間からすり抜けぬけ、もう遥か上に。
高く高くゆっくりと、もう誰も届かない。
深く深く
森の中に入っていく
今、私はどこら辺に居るのだろう
そんなこと
考える必要は無い
ただ登るだけ
高く高く
進むだけ
そこには
どんな景色が広がるだろう
#高く高く
誰かが作ったこの階段をどこまで登っていけばいい?
隣のやつはエスカレーターやエレベーターまで搭載してやがる。
到底追いつけない
俺はこの原始的な階段をなんで必死に登ってるんだろう。
だが少しして、一人でここに止まってるのも寂しいから、人がいる所まで登ることにした。
階段は天高くまで続いていた。
[高く高く]
曖昧な境界線をたぐり寄せ
もつれた足で重力にあらがう
頂きに煌めく スピネルを求めて
/ 高く高く
僕の夢は飛行機のパイロットになることだ
そして、世界中を飛び回りたい
高く高く空を飛び、乗客を乗せて、広い世界を眺めてみたい
だが、それは数年前の話だ
今は視力が身体の成長と共に落ちていき、
回復できないほどに弱くなった
親には「また違う夢を見つければいい」言われ、
友人には「そんなことで落ち込まないくてもいいじゃん。もっと楽しいことをしよう」と言われた
その言葉たちは僕のことを思って言ってくれてるのかなと思うとありがたいと感じるが、
パイロットになる夢を見続けてきた僕にとっては、
とても心が痛くて苦しくなった
そして、諦めることにも慣れてきた今、
僕は公務員を目指し、今日も勉強している
「高く高く」
私の志、高く高く舞い上がれ。
なんて書きたいけど、今はちょっとしんどい。
高く高く…
好きな人の夢が高く高く舞い上がりますように。
✣ ✣ ✣ ✣
物価が、高く高くなっていってるなんて、書いたらロマンチックじゃないですよね。
人々の暮らしも、高く高くなってきました。
なにか、殺伐としてるような気がします。
優しい世界になったらと、願いたい次第です。
お金も大切だけど、心の素敵さも高めたいそんな日々です。
このアプリ素敵ですよね。
こういう、文章や、詩の交流ができるのって、貴重です。
皆様にも、高く高く、心が輝きますように。
「子供のように」
子供のように、好きなことは好きだと、素直に表現したい。
嫌なことは、嫌だと伝えたい。
なんでシンプルなことが出来ないのだろう。
なんで大人って人に気を遣いながら、自分の気持ちを、優先出来ないのだろう…。
「子供のように2」
多分、子供のように自分の気持ちを言えるのは…
親や社会の中ではもう、役目があって、大人としての振る舞いを、求められてしまう。
唯一、大人だけど子供のような私でいられる場所…
私の大切な居場所。
大切にしたい。
高く高く 飛ぶために
低く低く かがむ
今はその時期
焦るな 焦るな
こいのぼり
今年の夏は何故か見なかったなぁ
川の両端から紐で繋いで
それが川に沿ってたくさん並んでる様子すごく好きなんだ
#高く高く
人生どんどんハードル上がってくよね。「神は乗り越えられる試練しか与えない」って言うけど、じゃあ死ぬやつなんかいないんだわ。つまり神は嘘つきか、そもそも力なんてないかの2択。前になんか、野球選手だったと思うわ。「乗り越えた壁はいつか自分を守る盾になる」って言ってた。ところで、イエスも野球選手も人間である。ゴータマ・シッダールタも菅原道真も。
でも天照大御神は弟神にイラッとしたのでテメーがいないと世界が真っ暗になるの知りながら引きこもりになったわけで。そのハードルは本当に避けて通ってはいけないのか、今一度考えるべし。
高く、高く
いつか遠くの世界を見られるよう
いつか遠くのあなたが見つけられるよう
昨晩から作品を作り続けていた。
長旅に身を任せた手紙みたいに、ゆっくりと音楽を聴きながら。
雨から逃げ続けていた気で、ずっと雨玉は僕の耳元に鳴り続けて、僕の作品にバックコーラスを奏でていた。
でもそれがやんでしまっては、僕は何か物足りない気がするんだ、
ただ降り続けるその前に、戻っただけというのに。
それは飼い主をなくした野良犬みたいなことだろうか。
夢幻の声がだんだん大きくなって 轟いたみたい
僕の言葉が手の隙間からこぼれ落ちて、どんどん消えてしまう夢を見た。
ずっと何かを追いかけて、水溜まりを踏んで、水が飛び出したところで目が覚めた。
今度、というあるかも分からない概念に私は心に縋っていた。上手くいくと思っていたから、そんなに悲しんでいたのだと、いつ気づくことが出来るのだろう?
その門を通るところから、私はもう諦めなければならなかったのかもしれない
変な赤色なんて、最初から塗りたくら無ければ良かったのかもしれない。
いつまでも、隣にいてくれる飼い主を探し求めていた
ように。冷たい戦争みたいな、そんなものが欲しかったわけではなかったのに。
時報が知らされることを、全く知らなかったみたいな僕でいた。
僕は雨玉にいつから追いつけるんだろう。
高く高く
焚き火をたいた
空高く煙が上がる
どんどん上に上がって
どこまで上がったかわからない
思い出と共に全部灰となり
残ったのはみんなの中にある記憶と
自分の骨だけ
みんなは泣いてるが
泣かなくてもいい
人は死ぬが
みんなの記憶の中では生き続ける
その人の生きた証として
今の君たちがあるのだから
「死」は
悲しいことじゃない
誇らしいことなんだ