『飛べない翼』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
飛べないのは理由がある
未知の環境へと飛び立つことに
迷っているから 勇気がないから
すでに飛び立った者が言う
新しい環境は素晴らしく刺激になったよ
またある者が言う
新しい環境は私には合わなかった
今いる環境で歩いていっても良いんだよ
♪きっと見上げた空は青く
ほらごらんよ
僕らなんてちっぽけなもんさ
君からもらった
優しさの言葉を持ってまた歩き出す
飛べない鳥の様に
飛べない鳥/ゆず
あ~漫画やゲームの世界に
行きたいわぁどうすりゃいいんだ
・・・自分で作るか
とりあえず今日の予定
9:15~18:00までの仕事で
12:00~13:00昼休み
15:00~:15までの休憩はあるけど
業務中にもしかしたらスマホ
いじるかも?まぁお金
貰ってるから仕事はするだろうけど
飛べない翼を持つ僕は
いつまでたっても動けない。
「他人と比べて落ち込むくらいなら
比べない方が良いよ。」と君は言う。
その通りだ。
でもそれを自覚してもなお僕は怖かった。
飛べない自分も
友達が離れていくかもしれないという不安も
どっちも怖かった。
「いつかは飛べるから一緒に練習に行こう」
君はいつだって優しかった。
僕はきっとこれからも君の言葉で救われると思う。
いつか絶対飛んでみせるから
─────『飛べない翼』
今のうちに小さな傷を一つずつ、一つずつつけておけば、いつかその翼は使い物にならなくなって、僕の傍にずっといてくれるでしょ?
できるようにならなきゃ
分からない苦しい
できないなんてダメだ
それ、できなきゃいけないの?
あんたの得意は別にあるでしょ
ペンギンは飛べないけど泳げる!
なんでそんな大事なこと
学校で教えてくれなかったんだろう
#飛べない翼
飛べない翼ってなんの意味があるんだろう。
お飾りの翼はつまらなく感じる。
翼は飛ぶために存在意義があるのだから。
自分はどうだろう。
飛べない自分の翼はただのお飾りになっている。
〜飛べない翼〜
ずっと罵られてきた
飛べない鳥だって
翼が可哀想だって
だから精一杯人と笑顔で話し
自分より相手を優先させて
それが愛されることだと思ってた
でもある日気づいてしまったのだ
飛べる人が偉いわけじゃないって
走るのは圧倒的に私の方が早いし
飛べなくたって愛がある
思いやりがある
違うんだな
人は飛べない翼に対していじめてた訳では無い
自分とは違うところや、自分より優れていることへの嫉妬、自分を肯定するため
そんなために罵ってたんだと
だから私は尽くさないと愛されない訳ではないのだ
それを変えるのはすごい怖い
私は飛べない鳥だ
だが愛がある鳥だ
大きさを
比べて飛ぶのを
止めないで
飛べない翼は
自分が作る
#飛べない翼
ペンギンのこと?
それともカカポのこと?
いいの 飛べなくたって
だって可愛いんだから
それでいいのよ
私達はまだ飛べない、準備が出来てないんだもの。
入念に、1度飛んでしまえば崩れることのない頑丈な羽を1枚1枚丁寧に…。
翼が大きく広がるまでは、まだ飛べない
飛び立って行くにはまだ早い
_飛べない翼_
『飛ばない翼』
飛べない翼を持っている2羽の鳥がいる。
一方は飛ぶことを諦め歩いて生き、
もう一方は飛べる努力をしていつか飛んでみたいと思って生きている。
備わっている力がスタートは同じでも、
その後の努力次第で何もかも変わっていく、
変わっていける。
けれど変われなかったとしても大丈夫。
リスタートボタンは何回でも押せるのだから。
君はなぜ飛べないんだい
立派な翼があるのに
ほら僕を見てご覧
怯えることは無いさ
さあ飛び立とう
【飛べない翼】
『絶対的浮遊感』
空高く翔べなくてもいい ゆらりゆらりと漂っていたいだけなんだ 赤い風船が飛ぶ夢を今日もまた見るのだろう タワーマンションの中程で 力なく落下して
夢からまた醒めるだろう
翼は飛ぶために必要だ。では翼をつかえない鳥はどうか。
あまり困ってないなら良いだろう。
見た目と本人の幸福度はほとんど一致しない。
『飛べない翼』
もし 翼があっても 飛ばないよ
あなたと一緒に歩きたいから
・飛べない翼
君の背中には目を奪われるほどの立派な羽が大きく広がっていた。
あの大きさなら、きっと1人で何処へでも行けてしまうんだろう。
なのに何でこんな所にずっと佇んでいるのか。
君にはもっと相応しい場所があるのに。
そんな僕の内に湧き出た疑問を知ってか知らずか、彼女はただ何も言わずに静かに微笑むだけだった。
「飛べない翼」
全ての翼が飛べないように
全ての希望も叶うわけではない
でも飛べない度に
新しい羽根は見つけられる
だから哀しいと思う暇はなかった
おそらくこれからも
大空に飛び立つ仲間をただ眺めているしかなかった。
わたしには翼がない。
同じ種のはずなのに、わたしだけ翼がない。
同じ家族のはずなのに。
わたしだけ…
眩しい晴天からそっぽを向いて、
わたしは木陰へと一歩戻った。
わたしは飛べない小鳥。
ーーわたしはいらない子…?
“飛べない翼”
【飛べない翼】
僕はもう飛べない
かつてはこの翼であの大空を自由に飛べていた
あの空から見る景色が好きだった
朝日が昇り、色々な生き物たちが目覚めるその景色が
雨の後の太陽の光に照らされた景色が
色々な動物たちが生命力溢れ、生きるその景色が
黄昏時の太陽が沈みゆくその景色が
本当に好きだった
君に出会って沢山、話をして
世界を旅する僕が
君がここに生きていると知ったから
君に恋してしまったから
僕はもう飛べない
この翼を切り落としてしまったから
翼はもう飛ぶ力さえ無くなる程
小さくなってしまったけど
それでも良い
世界を旅し続けるより
君と共に生きたいと思えたから
生まれつき、多くの障がいを持って産まれた私は、とても人間としての生活は送れませんでした。長くない一生涯を病室で過ごすことが確定していました。やがて、家族にも愛想をつかされ、見舞いに来る人は誰もいなくなりました。私は未来に希望を持つことがありませんでした。なぜ息をしているのかも分かりませんでした。
そんなある日、窓辺に1匹の鳥が落ちてきました。無知な私は鳥の名前が分からず、看護師さんに尋ねました。この鳥は雀と言うそうです。怪我をしていたので手当をしてあげたいと看護師に頼みました。看護師は眉をひそめ、少し困った表情を浮かべましたが、私の切実な態度を見て、渋々了承しました。しかし、菌があるといけないと言い、私が手当をすることは許諾してもらえませんでした。
私は体力が無いので、よく寝てばかりいました。半刻ほど寝ていたでしょうか、雀を手当した看護師が入ってきました。雀は片翼に包帯のようなものを巻かれて、よちよちと歩いていました。人間が怖いようで、私が手を伸ばすとビクビクと震え、机上でじっと固まってしまいました。看護師が、外に逃がしますと言いました。私は毎日この病室で、白い天井だけが友達でした。だから、こんなにも近くに生命体が存在していることに感動しました。私は看護師を必死に止めました。寂しいから、この病室で飼わせてくれと懇願しました。看護師が一瞬、哀れみと嫌悪の対象として私を見たのを、私は見逃しませんでした。看護師は許諾してくれました。
幸い、その雀は驚くほど鳴きませんでした。きっと喉に何らかの異常があるのだと思わせるほどに、鳴くことは1度もありませんでした。小さな病室で、2人の静かな生活が始まりました。私たちはお互いに欠陥があり、お互いに慰め合いながら生きました。雀の片翼は、傷が治っても飛べるようにはなりませんでした。それを知り、私は少し嬉く感じてしまったことは、胸の奥底にしまいました。
私の身体は日に日に弱っていきました。身体を動かすことがとても重労働に感じました。食欲が減り、身体はみるみるうちに痩せこけていきました。重い重石を乗せられているかのように、一日中眠っている日が多くなりました。
雀は、いつも私の傍に居ました。私を小さな身体で温めてくれました。
最期の日。とうとう私の元には、家族は訪れませんでした。その代わり、私の傍には雀がそっと寄り添ってくれていました。この小さな生命体と、人間では無い私。飛べない翼を持つもの同士、支え合って、精一杯生きてきました。短い人生。生まれた意味も分からない無意味なものでしたが、こんな私でも愛されたことをここに記しておきます。
11.11 飛べない翼