『風に身をまかせ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
死にたいと思った。
もう何もかもがいやになった。
少しでも状況を変えたくて
耐えてきたし、前向きに頑張ってきた。
折れそうな心を何度も鼓舞してきた。
でも、もういいかな。
もう疲れたんだ。
無理に笑いたくないし、満員電車で足踏まれても許したくない。
飛び降りたら一瞬かなとか、電車に飛び込もうかと色々考えた。
ある夜に聞いたラジオ番組。
リスナーからの失敗談を笑い話にしている内容だった。
同じような失敗を経験したことあるのに、すごく笑った。
自分の時は泣くほど落ち込んだのに、この人は笑い話に変えた。
たくさん笑って、涙が出るほど泣いて、
途中から泣きたいのか笑いたいのか分からないくらいぐちゃぐちゃになった。
しばらくして、顔を洗って窓を開けて外の空気が
優しく頬を撫でる。
大きく息を吸ってゆっくりはいた。
月に照らされた見慣れた風景はキラキラしていた。
周りに合わせなくていいんだ
君がしたいこと
君がしたくないこと
風に身を任せて
僕たちのペースで進もう
【風に身を任せて】
風に身を任せ...かぁ...
ずっと会いたいって思ってる人がいる所に行きたいな..、。
風に身をまかせ
風に身をまかせ‥
そのフレーズが似合ってるのは、
ムーミンのスナフキンですね。
風に身をまかせて生きるのは、
並の気概では出来ないと思います。
たがら、スナフキンはかっこよく見えるのかな。
風に身をまかせて、どこかに飛んでいってしまいたい。
誰の目にも届かないように、空高く、
地面が見えない所まで。
雲になって。
高い所は怖いけど風を感じて気持ちよく。
蒸発してしまいたい。
昼休みの教室は、人が少なくて心地が良い。そういう場所では、私の思索もよく捗る。
「たとえば、タンポポの綿毛が運ばれていくように。風に身をまかせて飛んでいくことは、理にかなっているのだろうか。どこに落ちるともわからないのに、確率にかけて綿毛を飛ばすのは、非効率的ではないのか」
「あんたって浪漫がないよね」
今日もまたそんな疑問を口にする私に、彼女は呆れたように言った。
「浪漫で子孫繁栄は不可能だ」
いきなり飛び出した浪漫という単語は、私の辞書の中では異端に位置している。浪漫と効率はおそらく対極だ。浪漫には無駄が含まれている。少なくとも私はそう解釈している。
「そう? 人間の場合はそんな感じじゃん?」
と、彼女はケタケタと笑う。なるほど、確かに人間の生殖には効率以外の要素が大きい。そもそも繁殖のために行われるものでなかったりする。そういう意味では、人間とは非効率な生き物だろう。
「なるほど、それは一理ある」
となると、綿毛にも繁殖以外の目的があるのだろうか。風に乗って流されるその様を想像し、私は瞳をすがめてみた。
たとえばその最中に風景を楽しむだとか。そういう余裕があるのなら、風に身をまかせるのも一興かもしれない。
「そこで納得するんだ」
「君の意見はいつも興味深い」
「そうかな? 普通だと思うけど」
それに何よりこのやりとりそのものが酔狂だろう。ただ昼休みという時間を潰すためではない。私は確かに、この時を楽しんでいるのだから。
やはり人間は非効率な生き物だ。それを実感した私は、そっと口角を上げた。
野に咲く花のように
優雅に
たおやかに
揺れていたい
あなたの風に抱かれて
『風に身をまかせ』
海辺のハンモックに揺られて
風の中に身をあずけよう
目を閉じて
耳にさらさらと風を感じる
空の上高く
どこまでも舞い上がって行けそうな
憂いも迷いもない
澄み切ったいい気持ち
いまは私を呼ばないでね
風と一緒に もう少しだけ
「風に身をまかせ」
#105
お題 「風に身をまかせ。」
僕は今日、旅に出る。
ママの元を離れて、他のたくさんの兄弟達といっしょに。
どこに行くかは風しだい。
「どこに着くかな?」
「ご飯がいっぱいあるとこがいいな!」
そんな話をしてたら、きた!
僕たちは一斉に風にのった。
気持ちいい。風が僕達を運んでくれてる!
着いたところはふかふかなところだった。
ふわふわで気持ちよくて、うとうとしてたら、上からお化けが来たんだ。
五本の手があるお化け。
そのお化けは僕を掴んで、潰した。
周りは真っ白で何も見えない。
僕はただ、おうちを作りに来ただけなのに。
解説 主人公は蜘蛛。この蜘蛛の子は人間に潰されて殺された。
【風に身をまかせ】
はるの風はもう吹かないみたいだね。
なんか、春とか秋って一瞬だね。
れいぞうこの中は、旬のものなんて入ってないし。
なつが始まる音が君にも聴こえるかな?
いふくが黒だと、夏は暑いからね。
でも、無難に黒を選んじゃうよね。
そこの君はもうわかったかな。
ヒント:縦読みだよ。
ひとり立ち尽くしていた
あの日
胸の中に大きな嵐が吹き荒れ
私は空っぽになった
どこまで巻き戻したら
君の心は私で満たされるだろう
考えても
後悔しても
風は通り過ぎ
私はひとりきり
軽くなった身体は
ゆらゆら震えるだけ
♯風に身をまかせ
「花になりたい」
宮川翔吾が机に向かって勉強をしていると、不意にそんな声が聞こえてきた。声の方へ目を向けると同じく勉強をしていたはずの高宮早苗が、国語便覧の百人一首のページを開きながら頬杖をついている姿があった。
「花はいいよなあ。咲いているところから散り際まで美しくて」
その言葉に翔吾は首を捻った。正直、花がそこまで美しく散るものだと、翔吾は思っていない。大半の花の散り際は萎む。早苗は月下美人や朝顔の萎む様を見たことがないのだろうか。美しい花がちぢれて皺だらけになる姿は、どこにも美しいと思えるものがない。
翔吾がそんなことをいって早苗に聞かせると、早苗が鼻で笑ったような息を吐いた。
「全く、君はよく花を観察しているが趣がないな。それに、この花というのは梅や桜のことだ。風に身を任せて散っていく美しい花たちだよ。美しいとは思わんかね」
そう言われてそういうことかと呟いた。梅はとび桜は散るとは誰がいった言葉だったか。確かに、梅や桜の花の終わりの姿、雪のように風に流されて降りそそぐその様は大層美しい。
ただそれは、萎む前に散るからであり、風に身を任せられるからではないかと思う。
そして、高宮早苗という人間は、萎む前に散りそうかと言われたら、まあそんなこともあるだろうが、多分風に身を任せられる人ではないように思う。
「台風の日に外に出て風には負けないとか言ってたやつが言う言葉じゃねえなあ」
そうぼやくと早苗から酷いやつだと抗議の言葉が飛んできた。
──────
久しぶりに地の文つきのものを書いた気がする。
『時の流れに身を任せ』
のフレーズが脳裏に浮かんだ。
風に身をまかせフラりと遠くへ消えてしまいたい時もある。
世界が自分という人間を忘れ去らないかなって。
一生貴方のそばに居るために、私には空を飛ぶ覚悟がある。
風に吹かれ
波に吹かれ
運命に吹かれ
彷徨う私はみじめだ。
もしも、違う世界に生まれたのなら。
あなたに大好きを伝えられるのに。
もう少し親を愛せたのなら。
もう少し生きやすくなったのかもしれない。
誰をかもを無常識に愛せたあの頃にはもう戻れない。
結局はどの言葉も気を使ってばかりの言葉でしかなく、
本心の言葉なんて、幼少期に置いてきたはずなのに。
あなたに出会って変わってしまった。
自分の意見を伝えるようになった。
代わりに自分を愛することは出来なくなったけど、
赤の他人に嫌われるかもしれないけれど、
それでもあなたに好かれるためなら、って思えた。
大好きだから、私は今日も自分を変える。
それがいいことなのか、わるいことなのか。
まだ学生の私には分かるはずもない。
未成年の私には分かるはずもない。
だけど、やっぱり、自分を変えたいと思う。
でもね、自分を変えても、自分は多分一生大っ嫌いだと思うんだ。
テーマ:「風に身をまかせ」
28風に身をまかせ
物心ついた時から異常に鼻がよく、名前の無い落とし物の主を匂いで当てたりすることがよくあった。不思議なことに、人からの匂いにしか発揮されない敏感さで、知らない人の匂いをひたすら追いかけて家を突き止めることまでできてしまった。いい匂いも良くない匂いも、ふわりと風にのって、嫌も応もなく目の前に現れる。
「それで、すみれ組のまいこ先生、また主任のゆきえ先生に怒られててね…」
「あそこ二人ってまだ仲悪いのねー!」
まさに、こんなふうにだ。
いま、目の前で噂話で盛り上がっているママ友からは、愛ちゃんパパ、優希くんパパ、楓ちゃんパパ、それにうちの夫の匂いがする。
私は帰ったらさっそく、この3人の奥さんたちとの秘密の通話グループを作る。この鼻の鋭さについては、みんな知ってるのに、なんて迂闊な人だろう。
私たちは、対策を話し合わなくてはいけない。
あとのことは…、そう、風に身をまかせて、どうとでも、だ。
風に身をまかせの使い方がわかんない。
けど風に身を任せたら飛んでいってしまうくらい軽くなってみたい。
風に身をまかせて
どこまでもどこまでも
流されて行く人生もいいかもしれないが
私は逆風に立ち向かって
傷だらけになりながら踏み止まる
あなたの生き方を尊敬する
『風に身をまかせ』
いつか
この時の私を
後悔して
泣き明かす夜が
くるかもしれない
だけど
得難い温もりよりも
わかちあうという幸福よりも
今は
風に身をまかせていたい
子供っぽい夢だと
笑われても
私の
精一杯の全部出しきって
自分で選んだ
ひとりずつの毎日
書く習慣/40日目。
「 風を身にまかせ 」…
ふと見上げると紙飛行機が飛んでいた。
私「コレ絶対落ちない?」
ゲリー「イエス、オチナイ!」
私「じゃぁ、風に身をまかせ…」
…グライダーを持ち飛び出す、
風に乗り、空を飛ぶが…
ゲリー「オー!バードストライク」
私「落ちてんじゃねぇか」
何かを言いたそうにしている…
オーナー「あcうくtg…」
私達は落ちていくオーナーを見守る
ある程度の距離でパラシュートが見えた、
ゲリー「アンタモ、ゴー!ゴー!」
私「絶対やらない」
この後、紙飛行機を飛ばして観察した。
ゲリー「オー、カムバック」
オーナー「強風オールバック」
私「誰がうまいこと言えと…」
身をまかせるのはいいけど危険がいっぱい
自転車とか走ってる時に、
追い風がくると少し楽になるけど
速すぎてちょと危ない。
プールとか海でも水に浮かんだりとか
身をまかせて流れてみたり…
どっかに流れて行ってしまう。
時の流れに身をまかせ …
人生を生きたりするけど、
まかせ過ぎると危ないワ。
渡り鳥でも風に乗って大距離を飛ぶけど
行く方向はちゃんとしてるからね。
それでも、楽はしたいから任せる。
どうにでもなるがいいさ…少しだけ…
では、また明日…
明日の風に身をまかせ …