風に乗って』の作文集

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風に乗って』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

4/29/2024, 4:45:17 PM

風が運んできたのは
夏の始まりを告げる便りだった。

昔から好きになれないんだ。
キラキラしていて
色鮮やかで
眩しくて
私はあまりに不釣り合いだから。

人はきっと心弾むんだろう。
夏の始まりに
心が踊るんだろう。
少し憂鬱になる私は
私の居場所はあるのかな。

だから今年の夏は
夏の好きなところを
見つけてみようと思うの。
きっとまだ気づいていないだけで
どこかに隠れているんだよね。
探しに行くよ。


「風に乗って」

4/29/2024, 4:43:40 PM

見上げた空を飛んでいるのは、紙飛行機だった。

ふらふらと、ふわふわと、真っ直ぐとはいかず目的地も定かではなさそうな紙飛行機が風だけを頼りに飛んでいる。

動画を見ながら折ったのだが、簡単かと思ったのにどうやら全てがうまくいくわけではないようだ。
それでも、晴れ渡った空ではないが雨が降っていなくて良かった。
爽やかで朗らかな風ではないが、風が吹いていて良かった。
動画ではただ真っ直ぐに飛んでいた紙飛行機ではないが、ふらふらふわふわと飛んでいるではないか。

風に乗って、いつか目的地まで行けるようになるのだろう。






“風に乗って”

4/29/2024, 4:32:10 PM

風に乗って
「さあ、外に行きなさい。そう風に乗って自由に何処か好きな所に…。鳥籠の中は窮屈で退屈だわ。貴方はこうであるべきだとかそういう檻。そんな檻に縛られる日々は懲り懲りよ。私も何処か飛んで行きたい。でも私は簡単にはこの王女の立場は脱げないわ。だからせめて貴方だけでも自由になって。それが私の小さな願いよ。」

4/29/2024, 4:22:52 PM

風に乗って走れ
全力尽くして熱くなれ

って、小6のときに皆で考えた
運動会のスローガンだったわ

4/29/2024, 4:21:12 PM

風が運んだ何かの花びらが女の髪に乗った。
取ってやると、少し恥ずかしそうに微笑んだことまで、何もかもが完璧に出来すぎていることに、もう驚きはない。

お題:風に乗って

4/29/2024, 4:20:44 PM

風の強い日だった。
 お骨が飛んでしまわないように急いで拾って小さな壺に詰めた。
 シロのお骨は、その小さな骨壺の底しか埋めないほど小さく僅かなものだった。それでも、こんな小さな身体の骨をきれいに残すことは相当な技術が必要なはずで、出張火葬業者さんには感謝しても感謝し切れないほどだった。

 シロの身体が骨になったら、私は悲しくてまた泣いてしまうのではないかと思っていた。けれど違った。ようやく病気から、身体から解放されて、シロは自由になったのだと感じた。
 きれいなお骨にしてもらえてよかったね。
 私は自然と心の中でつぶやいていた。この数日泣き腫らした心に、不思議と温もりが灯りはじめていた。

 業者の方によくよくお礼をして、シロの骨壺を抱えて家に戻った。
「おかえり」
 シロに言った。
 靴を脱ごうと少し屈んだ時だった。服の上から何か砂のようなものがポロポロと床に落ちた。
 えっ、なに?
 屈んでじっと凝視する。
 先ほど見たばかりのものとよく似ていた。白くて細かい砂のようなもの。

 あっ! シロ!
 シロだよね!? ごめん!

 私は慌てた。溢れたものを拾い集めて、封をしてしまった骨壷の代わりに透明の小さな小瓶に入れる。
 風の強い日だった。気付かないうちにシロの一部が私の服に降りかかっていたのだ。
 全てのシロの一部を小瓶の中に収めて、ようやく私はホッと胸を撫で下ろした。
 それを持って部屋にあがり、臨時の祭壇に置き、じっとその砂丘の砂のようなシロを眺める。
 ホッとした途端に、思った。お骨にしてもらうためにはじめて私の元から数十分ほど離れたシロ。

『ただいま!』
 
 風に乗って飛びかかってきたんだね。新しい姿になって。
 帰ってきたんだね。この腕の中に。
 悲しみの中で、ふふ、と少し微笑みが溢れた。
 これまで守るべき存在だったシロが、急に頼もしい存在に思え始めていた。どこか近くにいて、私を見下ろしている。

 それは私がはじめて経験した、火葬のーー弔いの温もりだった。



『風に乗って』

4/29/2024, 4:16:52 PM

題 風に乗って

フワリ

風に流されてどんどん浮かんでいく

地面がだんだん小さくなって僕の身体はいともたやすく上へ上へと飛ばされる

爽やかな風が全身を覆って
雲の彼方へと吹き付ける

その勢いに逆らわず僕は眼下を見下ろしながらくるくると回転する地上を見ていた

どこもかしこもステキに見える
僕の瞳にはキラキラと光る町が
草が、花が、雨の水滴が淡い輝きを放って
歓迎の色を浮かべているように見える

どこへいこうか
どこへでもいけそうだ

どこへ降りようか
どこへ降りてもきっと僕の人生は約束される

僕は風の勢いとともに
速度を落としていく
ゆっくり、ゆっくり、静かに落ちていく

フワフワした体が
降下を続けて・・・

ある場所に着地した

そこは花と草が生い茂る光こぼれる楽園のような場所

その場所に降り立つだけで幸福感が溢れる

やっぱりそうだ

やっぱり僕の人生は約束された

この花の楽園で

僕は幸せに生きていけるんだ


ある公園の片隅に

タンポポの綿毛が舞い降りた

地面に舞い降りた綿毛は

静かに根を張る準備をしている・・・

4/29/2024, 4:12:25 PM

風に乗って


この暗い夜の向こうへ
穏やかに飛んでいけたらいいのに

僕の思慕いも
あなたの願いも

この青い空の向こうへ
緩やかに飛んでいけたらいいのに

4/29/2024, 4:03:13 PM

【風に乗って】

子供の頃からの夢がある。
いつか大空を飛んでみたいという夢。

「おおきくなったら鳥になりたい!」
と小さい頃両親に言ったこともあったけ…。

でも、笑わずに真剣に聞いてくれたんだよね。
両親からのサポートもあり、勉強もがんばった。

僕は今
飛行機を操縦するパイロットになった。

今日もまた、たくさんの人を乗せて大空を飛ぶ。

「いい風が吹いてきたな!」

風に乗って僕は飛ぶ。
この広い世界へ。

4/29/2024, 3:57:37 PM

風に乗って気の向くままに
知らない道を歩く

道がわからなくなってはじめて
目的地を探す

多分
そういうので、いい。

4/29/2024, 3:55:25 PM

ふわりと綿毛が飛んでいく
遠く遠く青空に

白く真っ直ぐ引かれる線
長く長く青空に

旅立つ君に別れの歌を
挑み立つ君に激励を

この吐息の一つすら
君の追い風となるように

<風にのって>

4/29/2024, 3:55:22 PM

風に乗って

そんな不安定な勢いで
すごく幸せになったとして
動揺が勝ってしまうだろう

そう言い聞かす
これが正解だったんだって

4/29/2024, 3:52:54 PM

風にのって、ふわりふわり
ふわりふわり、穏やかな世界へ行こう
穏やかな世界は、いつも優しさに溢れている
優しさに溢れているいると、なぜか笑顔がいっぱい
笑顔がいっぱいだと、心が満たされる
心が満たされると生きているを感じる
生きているを感じるために、ふわりふわり風にのって
ふわりふわり風にのって、どこかへ行きたい
優しい気持ちになれるどこかへ
ふわりふわり風にのって、温かい人に出会いたい。

4/29/2024, 3:50:43 PM

僕らは潮風に乗ってこの街とともに大人になる。潮風に声を重ねて歌を歌う。潮風に乗って踊る。潮風とともに駆け抜ける。僕らは潮風とともに生きている。

テーマ:風に乗って

4/29/2024, 3:43:42 PM

風に乗って貴方の耳にはいるくらいに見つかりやすい隠れんぼがしたい

4/29/2024, 3:38:40 PM

風に乗って


寂しけりゃ、さみしいって、つぶやくの。
風に。
そしたら、風がさらってくれるから。
あなたの寂しいつぶやきは、
とおいお空のその下の、あの子にかならず
とどくから。

とおいお空のその下の、あの子はかならず
こう言うわ。
私もとってもさみしいの、あなたのつぶやき聞いてたら、わたしのお胸のさみしいの、
半分こっこになっちゃった。

とおいお空のその下の、さみしいさみしい
2人の子、半分こっこのその気持ち、
小鳥とともに唄いだす。
そしたら小鳥が2人の子、そのかるい躰を
持ち上げて
お空の上で2人の子、
たのしくたのしく笑いあう。

4/29/2024, 3:36:48 PM

「風に乗って」

俺は外が嫌いだ
いじめてくる奴らがいるから。
俺は外が嫌いだ
日光が眩しくて、夜は暗くてよく見えないから。
俺は外が嫌いだ
外に行っても何もいいことなんてないから。


でもお前がいるせいで俺は完全に外が嫌いになれない。
お前と一緒にいると楽しいから。
お前と一緒に丘の上に登って遊んだあの日のことが忘れられないから。
お前のせいで俺はまだ少し外が好き。
でもそのお前はもういなくなった。

「馬鹿野郎、なんで俺を置いてくんだよ…俺に外の世界の素晴らしさを教えてくれたのはお前じゃんか、なのに、なのになんで…」
俺は今日も丘の上で泣く。

「なんで」の声に応えるように追い風が吹き始めた。
「そうか、お前は風になったのか。そしてまた俺を応援してくれるんだな。ありがとう」
俺は今日も1歩を踏み出す。
お前と一緒に
風に乗って今日も丘を駆け下りる。
お前と一緒に明日も頑張る。
居ないお前と頑張る。
いつも俺の心の中にお前はいるから


大丈夫、俺はいま、外が好き。

4/29/2024, 3:34:15 PM

風に乗って運ばれてくる。
 タンポポの種。
 ふわふわと漂って旅をする。
 どれほどの距離を移動したんだろう。
 こういうとき、植物も喋れたらいいなあ。

4/29/2024, 3:34:15 PM

お題 風に乗って

夏風

5月。
去年は5月でもまだ春だったのに今年はもう夏。
地球温暖化、というやつなのだろう。
もうクーラーをつけて、ご近所さんからスイカを貰って、友達と半袖を着て遊んで。
もう立派な夏じゃないか。

ベランダに出て洗濯を干す。
今日は暖かいからすぐ洗濯物も乾くだろう。
そんなことを考えていると外から声が聞こえてきた。

「おーい!遊ぼーぜ!」

おっと、大学の友達が来たみたいだ。

「おっけー、今出るわ!!」

そんな返事をした時、そっと暖かい風が吹いた…気がする。
そんな夏風に乗って玄関から飛び出した。

4/29/2024, 3:31:55 PM

珍しく、もう何百回に一回あるかないかレベルに珍しく、風が吹いていた。
 生えている花が風に吹かれてゆらゆらと動いている。
 そんな様子を見てると、花が今にも動き出しそうなそんな感情が少しだけ生まれた。生きている、ということを実感させられたような、そんな感情も。
 実際『生きている』と言えるものはこの世界では花だけでそれ以外の全てが死んでいる、と言うのもあれだけど、時が止まっているこの世界で『生きている』とは言い難い。でも花は昼も夜もないこの世界なのに、唯一枯れたりしおれたりしてしまう。だから水を上げなくては死んでしまうのだ。
 日課⋯⋯とは言えないけど、大体通った時に水をあげるようにしている。
 日付とか時間とかそういうものがないから、まぁ大体目安を測りながら。
 だから本当にいいのか悪いのか、効果はあるのかないのか全く定かじゃないけれど、なんだか水を定期的にあげてるほうが元気に見える気がして、だからきっと効果はあるんだろう、多分。
 全部に水をあげ終えた時、音楽が聞こえてきた。演奏者くんが弾くピアノのメロディが。
 なんだか風にのって聞こえてくるみたいだな、なんて思いながら、近くのベンチに座って目を瞑る。
 彼の演奏はいつも違うけど、今日の演奏はとても楽しげに聴こえた。きっと、彼も風が吹いて変化が生まれたことに少しだけ嬉しさを感じているのだろう。
 この世界はずっとずっと不変なわけじゃない、いつか変わるんだと、そう思えるのだろう。

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