『風に乗って』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
あなたは今、何になりたいですか?
私は今、風になりたいです。
この春風となって、
尊い人の所へと会いに行きたいのです。
気安くあなたに触れている風が羨ましくて
繋がった空に浮かぶ雲を
見上げるきみの瞳に映りたくて
私は、あなたに会いたいのです。
会いたい 会いたい 会いたい
会いたい 会いたい 会いたい
2024.4.29「風に乗って」
風に乗って
言葉じゃ伝えられないことを風に乗せて伝えることができればいいのに。
自己解決しがちな僕は自分の意見を言えない。
自分の考えなんて色々工夫すれば自分でなんとかできるから。
無意識に相手を優先させている。
でもたまにない?
何も風を凌ぐものがない時に吹く風にあたると。
声が聞こえること。
風の声って言うのかな。
風が鳴いてるって言うのかな。
わかんないけど何かを感じる。
もしかして、これって僕だけ?
あなたは思ったことない?
風に乗せて想いを伝えられたらって。
普通に空飛べたら便利だなって。
時には何も考えずに風にあたってみて。
もしかしたら、声が聞こえてくるかもしれないよ。
『風に乗って』飛んでくると非常に困る物...それはスギ花粉。スギは風によって花粉を遠くまで届ける風媒花と呼ばれる植物。スギには何の罪もないけれど、花粉症の身にとっては花粉の飛散時期はスギの事を少し恨めしく思ってしまいます。
それに対して『風に乗って』飛んでくると嬉しい物...それは桜の花びら。服に偶然くっついたまま一緒に帰った時は、ちょっと嬉しい気持ちになります。きっとそれは、桜からプレゼントを貰った気持ちになるからなのかもしれません。
もっと考えれば『風に乗って』飛んでくる嬉しい物や困る物は色々ありそうですね。
〜お題『風に乗って』〜
【風に乗って】
流行なんて関係ない
自分の風が流れる方へ進めばいい
風に乗って
ピアノの音が響く部屋の窓が開いていた。
カーテンが風に乗って音を靡かせている、
カーテンの隙間から映る誰かを見つめていた。
滑らかに動かされる指で鳴る音は、夏の暑さを表す、セミの大合唱すらと忘れるほど涼しかった。
「風に乗って」
小室圭ちゃうけど「Let it be」でしょうか。
人生にも2種類あります。
流れるように運命に身を任せる人生。
はたまた運命を自らの手で切り開く人生。
...以上、アインシュタインさんのお言葉でした。(残念、受け売りです!)。
私はケセラセラの「Let it be」な赴くままにの人生だね。
周りに影響されやすいからね。すぐ口癖とかうつるし。まあ自力で生きのびてきた人とかあんまいないでしょ。
そりゃ独立自尊もだいじだけどね?
辿り着く先に花を咲かせるたんぽぽが理想だねぇ。
風に乗って、っ。
しかし、人生をかけて運命を追い求めた確定論の人が言うのだからこれは深いね...。
#風に乗って
今私に吹く風なんてない。
私が風を起こしてやる。
五月はもうすぐそこまで
春の暑過ぎる風に乗って
迫ってきている。
最近暑いね。
風に揺られて
知らない街に行って
みたい。
カフェでお茶して
ショッピング。
楽しいだろうな。
もちろんひとりで!
手紙を紙飛行機の形に折って、窓から投げた。紙飛行機は風に乗って飛んでいる。どうかこの想いが、あなたのところに届いてほしいです。
このちからどこでも行ける飛んでいこ太陽目指そ飛んでいこう
風に乗って
風が、季節を運んできてくれた。
爽やかな風の匂いも、星と月のキラメキも、川の水面の輝きも、花が咲く眩しさも。
「風に乗って」
たんぽぽの綿毛が
風に乗って飛んでいく
たくさんの命が
今、巣立って行った
綺麗な丘の上に
誰かの家の庭に
硬い道路の上に…
それぞれの場所で
それぞれの命を全うする
″幸せが待っているよ″
そんな無責任な事は
言えないけれど
ちゃんと咲けなくていい
しっかり生きて…
[風に乗って]
懐かしい匂いがした
何の匂いだっけ?
遠い遠い
朧気な記憶
何かに突き動かされて
風に飛び乗る
あぁ
反対だ
凄い早さで遠のいて行く
いつもそう
#風に乗って
病室の窓から中庭を見下ろすと
君がベンチに座って俯いているのが見えた。
大方、僕にどんな顔をして会いに行くか迷っているところだろう。
きっとお節介な大人が僕のことを喋ったから。
僕は君が笑ったり怒ったり、屈託のない表情をみせるのが楽しみなのに。
ベット脇に置かれたチェストからノートを取り出してページを切り取ると、紙ヒコーキを折った。
窓を開け、春の香りを感じながら、僕は君に紙ヒコーキを飛ばした。
風に乗って、どうか僕の詩を君に届けてくれ。
そうすれば君はすぐに僕の元に走ってやってくるはずだ。
飲食店でペーパーナプキンが
クーラーの強風に乗って
飛んでいくのを 上から叩いて
止めることができて…安堵した
12作目✴️風に乗って
風に乗って、どこまでも走れたら
どんなにいいだろう
目の前を走る君の背中は、なんて小さいのだろう
君に並べる日はいつ来るのだろう
僕はきっと、すごく、弱い
すぐ諦めて、何かと言い訳作って逃げて
漫画の英雄に憧れる気持ちは人一倍なのに、
彼らのようになれた試しはない
それでも、僕は夢から覚めるのを拒否し続けた男。
脳は無理だと叫んでいる。
理性に、己の肉体に従え、と、夢のない戯言を。
だがな脳よ、よく聞け。我が心の叫びを。
足が前だけを追う
身体は宙に浮いている
思考は一切ない、君を目指して、ただ。
春疾風ひとつ、
300字小説
天狗の花嫁
「……あ、またきた」
春風に乗って山桜の枝が恵美に届く。
彼女は小学生の夏休み、山間の祖父母の家に預けられていた。そのとき、いつも赤ら顔の男の子と山で遊んでいたらしい。
『……で、お互いに大きくなったら夫婦になろう、なんて約束したりしたの』
以来、彼女の元には風に乗って季節ごとに花や紅葉、小さな雪だるまが結び文と共に届くらしい。恵美の手が枝に結ばれた文を解く。読んだ顔が花のようにほころんだ。
今日もまた恵美のもとに風が吹く。届いたのは白無垢と綿帽子。
「……ああ、今日が約束の日だったんだ」
恵美が白無垢を羽織り、綿帽子を被る。ごうと強い風が空から吹き下りる。その風に抱き抱えられ、恵美は青空に消えていった。
お題「風に乗って」
風に乗って
風に乗って飛んでゆく
春の欠片はもういない
天使の涙降り注ぐ そんな日々がやって来る
風に乗って飛んでゆく
新たな季節があらわれる
春の背中が目に移る
風に乗って飛んでゆく
名残惜しむ この気持ち
四季が連れ去る この気持ち
風に乗って飛んでゆく
次の季節がやって来た――
風に乗って飛ぶんだぜ、この折り紙の紙飛行機。
(今気づいたけどめっちゃ当たり前のことやなこれ。by 零時)
テーマ[風に乗って]
2024年4月29日(月)