ほとと

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風に乗って、どこまでも走れたら
どんなにいいだろう

目の前を走る君の背中は、なんて小さいのだろう
君に並べる日はいつ来るのだろう

僕はきっと、すごく、弱い
すぐ諦めて、何かと言い訳作って逃げて
漫画の英雄に憧れる気持ちは人一倍なのに、
彼らのようになれた試しはない

それでも、僕は夢から覚めるのを拒否し続けた男。
脳は無理だと叫んでいる。
理性に、己の肉体に従え、と、夢のない戯言を。
だがな脳よ、よく聞け。我が心の叫びを。

足が前だけを追う
身体は宙に浮いている
思考は一切ない、君を目指して、ただ。

春疾風ひとつ、

4/29/2024, 11:43:03 AM