風に乗って』の作文集

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風に乗って』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

4/30/2023, 2:20:42 AM

風青し、という言葉がある。青葉を揺らして吹きわたるやや強い風という意味で、俳句の初夏の季語に使われるのだ。
────と先生が言っていた。教室からは大きな入道雲とその下の青に煌めくプールが見える。夏はほぼ毎時間、どこかのクラスがプールを使っている。それをぼんやりと見つめ、苦手な国語も数学も知らないうちに終わっているのが毎年のパターンだった。
「入道雲、出てますね」
授業が始まって入ってきた教師がそう呟いた。化学の若い男の教師だ、クラスの女子にはせんちゃんという愛称で呼ばれている。本名は工藤千尋、そんでジブリの千と千尋にあやかってせんちゃん。名前だけだと可愛らしい女の先生を思い浮かべそうなのでもう一度言っておくが、工藤千尋は若い男の教師だ。少し身長が小さいのが紛らわしいのだが。
「夏っぽいよね〜」
誰かがそう言った。せんちゃん改め工藤千尋は教卓に教材を置き目を細め確かにそうすねと笑った。
「雨降るんじゃないすかね」
と工藤千尋は窓を覗きながら言う。
「雨?」
僕は思わず声を出してしまった。思ったより大きい声でクラスの大半が、工藤千尋含めこっちを見ていた。
「あ……いえ…」
なんでもありません、僕がそう言うと工藤千尋はマッシュの髪を風で揺らしながら「ふ、」と柔らかく笑った。それから
近くの窓からびゅっと風が吹いてきてああ、これが風青しかと暑くなった顔を窓に逸らしてそう思った。


お題:風に乗って。

4/30/2023, 2:14:24 AM

「聞こえない?
ほら、なんか遠くの方で
ラッパっぽい…あれ チャルメラ?」

耳を澄ますと 
屋台のラーメン屋だろうか?
チャルメラの楽器の音が風に乗って
聞こえてくる

部活帰り テニス部の私たちは
丁度お腹がぺこぺこで

もちろん 普段はコンビニに寄ったり
ファミレスに行ったりするんだけど
この日は 寄り道先を決める前に
聞こえてしまったのだ

あの チャルメラの音を

「ね、食べて帰ろうよ!」

誰かがそう発したら もうみんなが
そうしょう!と口々に言い出し
私達は 走り出した

「どっちから、聞こえる?」

「あっちじゃない?」

女子校特有なのだろうか
わいわい キャッキャしながら
部活終わり疲れている事も忘れ 
チャルメラの音を頼りに
はやる気持ちが早足にさせた

だが、行けども ラーメン屋の屋台を
見つけられず
ただ、住宅街の中で彷徨っていた

「え、チャルメラ聞こえなくない?」

4〜5人の女子高校生が
住宅街の中で耳を澄ませ動きを止める

「匂いも、しないよね…」

その時 丁度立ち止まっていた
家のリビングらしき所から
チャルメラが聞こえた


… え…
… 練習?…
… 嘘でしょ…笑

少女達は 爆笑し、笑いながら
元来た道をダラダラ歩きながら帰る

… ね、ミスド行かない? 走ったら
甘いの食べたくなっちゃった

そうしょ〜 笑


   #風に乗って

4/30/2023, 1:48:21 AM

#風に乗って


僕は空を飛ぶことも

風に乗って浮かぶことも

出来やしない


でもせめてこの魂だけは

風に乗って

空の彼方へと飛んでくれ


体が地へ堕ちる前に

4/30/2023, 1:41:36 AM

自然の流れに身を任せてみたら
とても面白いくらいに
今まで停滞していた物事が進んでいく

どちらかといえば、川の流れに身を任せている
状態なのかもしれないけど
この軽やかな感じは
風に乗っているんじゃないかな

追い風で
そのまま突き進んでいくのだ

4/30/2023, 1:19:39 AM

「風に乗って」

  綿毛のようにフワフワと漂って行こうか

  鳥のように意思を持って狙いに行こうか

  楽しみながら空を飛ぼうか

  四角に切り取られた空を見ながら

  風に乗れないおのれを知る

4/30/2023, 1:02:23 AM

まだ小さな頃


       歩き疲れた
       ボクの背中を押すように
       強く優しい風が吹いた

       
       目の前で
       楽しそうにくるくると
       回っている風を見てた


       柔らかな風に包まれて


       キミがいつも
       側にいてくれたことを
       思い出したんだ

    

             『風に乗って』

4/30/2023, 1:01:09 AM

「風に乗って」

優しい春風が頬を撫でて、思わずその方向を振り返れば、その風のようにやわらかなピアノの音色が聞こえてきた。下校時刻は過ぎているけれど、吹奏楽部の誰かが残っているのだろうか。
誰もいない校舎から聴こえるピアノの音色なんて、一歩間違えば学校の七不思議になってもおかしくないのに、恐怖心は一切なく、ただただ好奇心が先行して足が音源に向かって進む。
この曲、なんだっけ。母が好きなフィギュアスケートの選手が踊っていた曲だな。クラシックには疎いけれど、まさに、春風のように柔らかい、美しい曲だと思ったのを覚えてる。
でも、今聴こえるそれは、どこか寂しく孤独に聞こえる。
弾き手でこんなに印象が変わるのか、それとも私の心情がそう解釈したのか。
その訳が知りたくて、そっと音楽室の扉の小窓から中を覗いた。
それが私と彼の出会いだった。

4/30/2023, 12:52:06 AM

【風に乗って】

 人気のない海辺の岩壁に腰掛け、ギターの弦を弾く。キラキラとした瞳でオレの演奏に聞き入ってくれた君の姿は、もう隣にない。仕事の都合で軽やかに、海外へと飛び立っていった。
 売れないシンガーソングライターのオレと、大手商社でバリバリに働く君とじゃ、そもそもが釣り合っていなかったのかもしれない。いっそこのまま縁が切れてしまったほうが、君の人生には良いんじゃないか。そう思うとどうしても、自分から連絡を取ることもできなかった。
 それでも、瞳を瞑ればいつだって、思い浮かぶのは君の微笑みだ。思いついたフレーズを気の赴くままに弾いているつもりなのに、その全てを君に聞いてほしいなんて心のどこかで願っている。
(好きだよ)
 どうかこの音が風に乗って、海の彼方で生きる君のもとまで伝われば良い。
 荒れる海を眺めながら、誰の耳にも届かぬ恋の歌を一人きり奏でた。

4/30/2023, 12:41:32 AM

風に乗って


風に乗ってどこまでも飛んでいけたら気持ちいいだろうなぁ~

空を飛べたら通勤ラッシュも帰宅ラッシュも帰省ラッシュも関係ない

でも皆が飛べるようになったら上空ラッシュとかになるのかな?

ゆったりした風に乗ってあてもなくプカプカしたり強風を上手く操って目的地に行ったりしてみたい

そしたらもっと時間を有効活用出来そう

4/30/2023, 12:38:30 AM

風に乗って、どこまでも。

遠く、遠くへと。

空を、飛ぶように。

どこまでも。

『風に乗って』

4/29/2023, 11:47:15 PM

台風の日
黄色い傘を持って
しとどに濡れた神社の
長い階段を登った

まだ心ごと身軽で
見えないそれに
乗れるものだと信じていた

3段いっき
ぶわり と踏み出した
綿毛のきぶん

みぞおちが笑う
あれは、それの、てのひらだった

4/29/2023, 11:45:55 PM

ワタシはちっぽけな石ころです
そこら辺の決して目立つことのない存在です
でも時々ワタシにつまづいて
転んでしまう人々がいます
迷惑を掛けて申し訳ないです
かたちも歪です
何処に流れ着いても迷惑を掛けます

いっそ
風に乗って流れ流れて角が取れ
砕けて砂になって
ワタシがワタシでなくなればいい

4/29/2023, 11:41:35 PM

【風に乗って】
昔はよく"死にたい"と嘆いたものだ。
でも臆病な僕は怖くて死ねなかった
最近、その死にたいが叶ったような瞬間があった
車に轢かれそうになった。
今は生きたい私、昔は死にたい僕
その僕の想いが風に乗って未来の私に届いたんだ
『楽しんでんじゃねぇよ』って
ねぇ過去の僕。
今の私はもっと苦しまなくちゃいけないなら
今を楽しんでいいのでしょうか。
未来自分は死にたいのかな。
死にたい自分なら
私の生きたい願いが届いちゃダメだよね
苦しまないといけないよね。。
――――――――願いが風に乗って

4/29/2023, 11:32:48 PM

風にのってふわふわと、どうしようも無い自分の今の気持ちをいっしょに持ち去っていって欲しい。と、願う

焦る気持ちが先走り、目の前が見えていない。

自分でも分かってはいるんだよ。

答えもでているんだよ。

でも、それでいいのか分からないから悩むんだよ。

4/29/2023, 11:31:30 PM

いづみさんに一重、奥二重ビューラーを
プレゼントしよう!
おおはぎさん達はアイスがいいかな?

4/29/2023, 11:23:35 PM

風に乗せて


人に優しくしたら

その優しさは

風に乗って返ってくる


人に優しくされたら

その優しさを

風に乗せてまた優しくできる


人に嫌なことをしたら

それは風に乗せて忘れられる


人に嫌なことをされたら

それに毒が付き纏って

忘れられない思い出になる

4/29/2023, 11:17:32 PM

風に乗って行く時もある。

風に逆らって行く時もある。

自分軸がふらふらなら、風に乗っていることに気づかないだろう。

自分を大切に。

4/29/2023, 11:13:35 PM

私の彼とあの子が楽しそうに話してるのが

風に乗って聞こえてきた。

私の彼なのに何で貴方はあの子と楽しそうに話すの?

胸の中でモヤモヤと暗い気持ちが現れる。

あの子が嫌いなわけじゃない。

むしろ好き。

彼もあの子も好きだからこそ

このモヤモヤが嫌になった。

彼とあの子の会話が風に乗って聞こえてくるように

私の醜い感情も風に乗って

どこかに飛んでいってしまえばいいのに





─────『風に乗って』

4/29/2023, 11:06:52 PM

ここじゃない何処かへ本当に行けたとして、じゃあどこへ行き着けば満足なんだろう。

4/29/2023, 10:47:41 PM

風に乗って駆け抜けたい
疾風の如く駆け抜けたい

私がいたことなど
全ての人がすぐに忘れる。

ひと風吹いた後のように、
全てが元通りになる瞬間が好きだ。

それでもひと風吹かしたい。
自我の強い、自分らしい。笑

テーマ「風に乗って」

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