『風に乗って』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【風に乗って】
風に乗ったら
何処までも飛んでいけるのかな?
空を飛んで自由になれるのかな?
風にも種類というものがある
追い風なら何処までも飛んでいけるだろう
自分が鳥になったかのように空を自由に飛び
地面という言葉を知らないように
しかし、向かい風になったとき
人は自由を求め、考える
地面という新しい言葉を知って束縛を感じる
仕方のないことだ
「人生」「生きる意味」「世の中」
というのはそういうものなのだ
そんなのと知ってしまったから
空を飛ぶ一歩を踏み出せないのだ
私は
【風に乗って】
風に乗って走る。あの夕日の向こうへ行くんだなんて馬鹿みたいなことを言い合ってた。自転車で二人で帰って馬鹿笑いしてすぐに時間なんて過ぎて行っちゃって。暗くなってまた明日って、言えていた。
「私たちって昔は馬鹿だったんだね。」
「今もでしょ。」
今も走ろうって言ったら走ってくれるんだろうな。そう思えるから彼女は今もでしょなんて言ったんだ。彼女が気に留めるはずもない私が気にするだけの言葉。やっぱり、馬鹿かもしれない。
「今も馬鹿だったかぁ。」
「自覚あるだけいい方じゃん。」
私らはやっぱり馬鹿なんだ。今も変わらない。夕日の向こう。隣の区までも風に乗って走っていくんだ。馬鹿なことして、言いあって。変われないんだ。
知らなかった
私があなたのことを大切に思っていたことを
知らなかった
あなたとの別れの日が来ることを
知らなかった
あなたの旅立ちがこんなにも虚しく、胸を締め付けられるものだと言うことを
―――私は何も知らなかったのだ。
"家族"だからあなたはいつもそこにいて。でも、おはようもおやすみの挨拶も無く、特別に会話することも無い。ただ必要最低限の会話を繰り返すだけの毎日だった。
お互い好きも嫌いもないそんな存在だと思い込んでいた。
ある日、あなたが家を出ていくことを知った。県外の学校に行くらしい。その時はそんな話を聞いても特に思うことは無かった。
しかし、旅立ちの日に近づくにつれ、あなたの物が減るたびに妙に胸がざわついてくるのを感じた。どうしてこんなにもざわつくのか分からず、私はそのざわつきを掻き消すように大音量で音楽を流した。旅立ちの日の前日はなかなか寝付けなかった。
旅立ちの日の当日。あなたは挨拶も無く家から消えていた。荷物を詰め込んだキャリーバッグも歩きやすそうな靴も薄手の上着も何もかもなくなっていた。リビングのテーブルにあった置き手紙には母の字で『起こしても起きなかったので飛行機にお見送りしてきます。』とだけ書かれていた。
私はふらふらとあなたのいた今はほとんど物がない部屋に行き、ヘタリと床に座り込んだ。いつの間にか私の目からは大粒の涙が溢れていた。そこでようやく気がついたのだ。私はあなたの旅立ちが悲しかったことを。寂しいと感じていたことを。
あなたが旅立っても今までと変わらない毎日を過ごすのだと思っていた。必要最低限しか会話なんてしなかったし、それなのに寂しいと感じるなんてかけらも思いはしなかった。当たり前のように一緒に過ごしていて何も気づかなかったのだ。
私は涙が枯れるまで声を上げてただただ泣いた。
泣き続け、しばらく経った頃にポケットから着信音が聞こえてきた。スマホを取り出し、通知を見てみると今日旅立ったあなたからのメッセージだった。
『またね』
その一言に私は嬉しいあまりに再び泣いたのだった―――。
―――――――――
私はあなたの乗った飛行機が見えないかと外に出た。
眩しい陽射しの下で心地よい風が身を包む。いつかあなたが家に帰ってきたとはいっぱい話そう。何度旅立ちがあろうとももっと話しておけばよかったと後悔しないように。この寂しさが消し飛ぶくらい。
当たり前すぎて今まで気がつかなかったけど、
あなたが私の家族で良かった。
―――今まで、ありがとう。どうか元気で―――
どうかこの言葉が風に乗って旅立ったあなたに届きますようにとただ願う。
私は青く澄み渡る空に浮かぶ眩い飛行機に手を伸ばした。
ふわり、ふわりと空を飛んでみたい。
みんなよりもずっと高い位置で、自分たちが暮らしている街を見てみたい。
あとは純粋に、自由気ままに空を飛んでみたいってのもある。
風に乗って、高く高く舞い上がっていく。
……あぁ、どんな感じなんだろう。
とにかく、飛んでみたい。
夢でもいいから。
〜風に乗って〜
はじめまして、いま、頭に浮かんでいるのは「明日早いから、早く寝なくちゃ」ということ。
風に乗って、といえば、少し前、駅から歩いて帰っているとき、枯葉が風に乗って、あとをつけてきたことがあった。枯葉が地面と擦れる音が、まるでハイヒールのようで、あまりにも長い追跡なので、不気味さすら覚えた記憶がある。
今日は風が強かった。風があるのとないのでは、同じ気温でも体感温度がかなり違う。今日は少し、肌寒かった。
風に乗って____
「夏 美しい日本語」
私は、光る画面に向かってその言葉を打った。それでも、私がほしい言葉はなかった。どんなサイトを見ても知っている言葉ばかり。そして、言葉や意味を読んでも理解しがたいものばかりだった。だんだんと言葉ではなく詩やことわざ、俳句が表示されるようになり、一度スマホを閉じる。
私が求めているのは「言葉」だ。文じゃない。詩じゃない。俳句じゃない。同じような言葉が無駄にたくさんある日本。でも、少しずつ違う。その感覚を味わえるのは日本語を知っているものだけ。日本人だけ。
その繊細な言葉をもっと知りたい。
美しいものをもっと見て読みたい。
もう一度スマホを開き、間違えて画像をタップした。すると、美しい夏の海の写真に、言葉が添えてあった。
「写真と言葉で残したい未来のこと」
思わずその写真を押すと関連コンテンツにはたくさんの写真と美しい日本語が添えてあった。
私が求めていたもの。
それは、美しい日本語。
でも、本当は美しさだったのかもしれない。
写真にも言葉にも一気に惹かれ、
私はその人の虜になってしまった。
古性のち
こしょうのち
フォトグラファー
美しいものは好きですか?言葉や文は好きですか?
ここいる皆さんは、好きな人が多いと思います。
ぜひ、この方を調べてください。本も出しているのでよかったら買ってみてもいいかもしれません。
この方のおかげで素敵な世界と日本語に出会えました。
風に乗って走ると
何処までもいける
風に乗って行こうとすると
時々前に進めなくなる
風に乗って後ろにいくと
背中が押されてとっても楽になる
風っていいよね
I am a bird. My hobby is to see city while riding wind. One day I found very beautiful city,People who live in that city is very kind and they usually smile. If I were a person. I would like to live in that city
『風に乗って』
風に乗ったら、どこまでも行けるのかな?
僕たちはどんなに遠くても、辿り着いた先で芽を出す
ひっそり花を咲かせ、そして散る
運が良ければ、誰かの目に留まって評価されるかも
評価されなくたって、僕がここで咲いている事を認識してもらえればいい
散る時まで、僕は花を咲かせ続ける
風に乗って
何も考えず、風に乗って、どこに行こう。
できれば、誰も知らないところへ。
私のことを、誰も知らないところへ。
今までのすべてを、全て捨て去って。
風に乗って
軽い人生を送ってゆきたい
かわいくて
キラキラしてて
ふらーっとツチノコでも探しに行けるような
軽くてさらさらした人生を送りたいなー
ぼちぼちいこーっと
[ お題 - 風に乗って ]
俺たちはあの日
思いがけない出会いをした
きっかけは...些細なことだった
風に乗って今日も1日が始まりそして終わる。
風に乗って人は、何かを考える事もある。
しかし時には、躓く事もあり。
風の声に頼りながら人は、生きてる事もある。
風に乗って
風に乗って行き着く所は何処だろう。
しばらく身を任せて楽しもう。
何処に着くかは風まかせ。
そんなふうに身も心も軽やかに生きてみたいな…私の人生。
【風に乗って】
君の歌が風に乗って空気に乗って私の耳に届く
私はその歌を子守唄にして眠りにつく
そんな素敵なことができたらどれほど幸せだろう
愛する人の歌を聞きながら眠りにつくなんてもう私には不可能なのだけれど・・・。
風に乗って
風に乗って届く花粉。
このやろう。
風に乗って
いくらでも速度は上がる
たとえ風邪が弱くても進む
しかし急には止まらない
絶対に誤差が生まれる
帆が広ければ広いほど
速く進んで、止まらない
焦るな
いや、自分の足で歩け
【何もいらない】【今日の心模様】
【もしも未来を見れるなら】
【たとえ間違いだったとしても】
【創作】【宵(よい)と暁(あかとき)】
4/7 PM 2:00
「《君さえいれば、他は何もいらない》
なんて、信じられないと思わない?」
部活の休憩時間。
水分補給をしていると、
綾音(あやね)がそう言い出した。
「……また綾音は今日の心模様が
宜しくなさそうなこと言ってるわね」
「荒んでるよねー」
美羽(みわ)と心愛(ここあ)がそれに答える。
綾音は投げやりな口調で続けた。
「だって人間なんて欲の塊よ?
何か1つ手に入っても、
次を求めずにはいられないでしょ。
なんか自分に酔ってるって言うか、
のぼせ上がってるって言うか……、
イマイチ本気と思えないのよね」
「――綾音」
瑠宇依(るうい)が綾音に呼びかけて、
アタシの方をチラリと見る。
「あ。」
「あー……」
「……そうね。あたしが悪かったわ」
「なんで揃って何かに気づいたような
顔したあげく、綾音に至っては
謝ってるのよ」
「よく考えたら、宵の身近に
本気で言う人間がいるわ、って思って」
「そうだよねー、真夜(よる)くん、
すごく言いそう」
「純度100%の本気よね、きっと」
綾音も心愛も美羽も、アタシを見て
真顔で返答してくる。
……そう言われてしまうと、
返す言葉がない。
確かに真夜は本気で言いかねないから。
「宵の恋愛への興味の薄さも心配だけど、
真夜くんの宵への傾倒っぷりもだいぶ
心配よね」
「だから、なんで心配するのよ。
アタシも真夜も、誰かに迷惑かけてる
訳でもないのに」
「いやまぁ、そうだけど。そうなんだけど、
なんていうかねー……」
「えーと。……これ、もしも未来を見れる
なら、っていう仮の話ね? それで、
宵のことを騙したり泣かせたりする人が
いるって分かったとするじゃない?」
「その場合、真夜くんて、その人物に
容赦しなそうでしょ? 法律的には
たとえ間違いだったとしても、
相手を亡き者にしそうっていうか」
「そうそう。宵が大切なあまり、
犯罪も厭わなそうで心配になるのよ」
仮の話に対して、想定された真夜の
行動が物騒過ぎる。
「アンタたちは、人の兄をなんだと
思ってるのよ……」
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結局全然お題に追い付かないまま、
4月が終わろうとしています。
GW中にはなんとか……なるといいな。
風に乗って
風に流されて
風と散る
風って実は地上から生まれる
空からは生まれない
だから必ず地上に帰ってくる
もちろん空にもいるけど
その空の上は宇宙なのです
宇宙にも風はあるけど
名前は違うね
重力だったかな?
他にも知らない風の様な力は
沢山色々な名前がつけられてそう
空間の中を流動するもののその流れ
何処へ向かっても
問題はここに帰ってくる
でもまずは問題を見つける為に
ここではない何処かへ行って見てみる
見るって行為が
距離を取らないと出来ないから
だからまず
何かにつまずいたりしたら
離れたらいいよ
ちょっと距離を取るその余裕が
風を操る手始めなのかもしれない
書いてみて
読んでみる
それから修正
同じだね
書くことと
しゃぼん玉が風に揺られている。
遠く遠く飛ばされて、音も立てずに消えていく。
3秒程の生涯を終えたあの子は、どこへ行くんだろう。