風に乗って』の作文集

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風に乗って』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

4/29/2023, 12:17:21 PM

魅想の彼方・・・



紅き閃光
照らし朱黒の華
華弁咲かせ舞い

魅了の心
美しさの哀しみ
旋律が嘆いてく

此の空間の
一時の夢に

咲き誇り 叫んだ・・・

独り孤高 謳う音・・・

妖艶に生きて
叶え願う儚き
朽ち果て・・・

遮る光闇世界
此の鼓動の生
生きた証・・・

又 何処かの
天空の下で・・・


「何時・・・」

4/29/2023, 12:11:15 PM

君を見つけたあの日から
なんだか心が騒がしい
名もない花を見つけたような
少しばかりの幸福感

君のことを知る度に
ざわつく心が休まらない
もっともっとと欲張って
思いがどんどん加速する

恋という名の小さな芽が
君という名の水を得て
今、綺麗な花が咲いた

大地を駆けるそよ風さん
ボクの思いを風に乗せて
君のところへ届けてほしい



#風に乗って

4/29/2023, 12:05:14 PM

祖母が亡くなった。
 遺された遺書に書かれていたのは、自分の灰を海に撒いて欲しいという願いだった。当然、家族と親戚間で議論になった。
 遺骨は残しておくべきだと言う人と、祖母の最後の願いを叶えたいという平行線の話し合いが続いていた。
 私は祖母がその願いを残した理由を生前に一度だけ聞いていた。戦争の世を生きていた祖母と祖父。二人は結婚してから一緒に過ごした時間が本当に短かったという。理由は祖父が海兵として戦争に駆り出されたからだ。だが、祖父は故人として帰ってきた。海に沈んだせいで、遺品の一つも見つからなかったという。だから祖母は、自分が死ぬときは愛する人と同じ場所に沈みたいと言っていた。
 だが、その話を知っているのは私だけのようだった。だから私は話し合いがまだまとまっていない中、祖母の遺灰を持って話に聞いていた海まで車を走らせた。
 ようやく辿り着いたそこは、なにもなかった。落ちたら即死するであろう高さ。真下には剝き出しになった岩礁が姿を現している。祖父が亡くなった場所はきっとここよりももっと遠い海なのだろう。でも、同じ海で再会できるのならきっと幸せだ。
 そう思って、祖母の遺灰を手に取った。握りしめた手を広げると、風に乗って祖母は海へ飛んで行った。
 祖母が何十年も愛し続けた人と、この海で再会できることを祈っている。

4/29/2023, 12:02:45 PM

すてきな概念だ。
わたしたち人間は、生まれてこの方、一度も飛べたことがない。けれども、もし飛べたらと空想した時に、魔法の箒という道具や、浮かぶという能力を獲得するわけではなく、すぐそばで流れているこの風と心通わせあえたらあるいは、なんて。
澄みきった透明なあなたのように、重たい色を脱いでみるから、いつかきっと、風に乗って。


#1 お題:風に乗って

4/29/2023, 11:59:36 AM

風に乗って

あの人のところまで
この想いが届いたらいいのにな…

4/29/2023, 11:57:28 AM

乗り越えろ 力の限りの応援歌 ピンチの谷間 届け君へと

#短歌 #書く習慣 20230429風に乗って

4/29/2023, 11:56:57 AM

たんぽぽの綿毛。桜。新緑の葉。
 あるいは枯れ葉…。
 風に舞う姿を見ながら、季節を感じる。
 どこまでも遠くに運ばれていくことは   
 人間にはできない。
 はるか昔から続く、自然の理だ。
 
             「風に乗って」

4/29/2023, 11:56:53 AM

風に乗ってあいつがやってくる。
てめぇ、誰の許可を得ておれの体に入ってくる。
くそ、くそ。今年もまた辛い季節がはじまる。

花粉症の薬はドライバーには大変なんだぞ。

4/29/2023, 11:56:05 AM

風に乗って 今年もまた何処からか
誰からかわからない あの手紙が届く
誰かへの 愛を綴った
美しい手紙。
数年前から家に届くようになった
いつの間にかその手紙が楽しみになっていた
毎年 桜の吹雪く頃
手紙が届く
手紙が春を届ける
これが来ると、春だなと思う。
いけないことだとはわかっている
誰かからの誰かへの愛を
自分が奪っているのだから
でも手紙の真っ直ぐな想いが
何の関係もない僕の胸をも打つ
名も顔も知らない彼だけど
手紙の内容
何故か僕の好きな人との共通点が多かった
手紙の主に親近感を覚える

昔 好きだった人がいた
その人と会ったのも春だった
僕はよく手紙を書いていた

あの人にも届かないかな

4/29/2023, 11:51:50 AM

●ハンドサイン●


ここに一枚の写真がある。

血だらけの異国の兵士が
横たわっていて
微笑みながら弱々しく
ハンドサインをしている写真だ。

この写真は私が
フリーのジャーナリストとして
あちこち世界を飛び回ってきた時に
撮った一枚だ。

約束なのでこの写真を撮った時に
その場に居た人しか知らない場面だ。

この時の事はよく覚えいる。

当時異国の地に降り立った私は、

先の異国同士の争いで
戦場になった町の被害者の人々から
話しを聞いて回っていた。

真実を伝える、
それが我々ジャーナリストの使命なので、
この戦いから生きのびた人々話は、
とても貴重なものなのだ。

あの時も取材をしようと
この町の住民を探し、うろうろと歩いていた。

争いが終わったとはいえ、
異国から来た私は、
そうとう警戒されているので
取材も一苦労だ。

どれくらい歩いたか、
ボロボロの1軒の家屋から
怒号が聞こえてきた。

何事かと恐る恐る家のドアを
ノックしてみたら、怒号は止み

そこの住民が“何だ?”と言わんばかりに
ドアを開けた。

私はあの怒号が何なのか知りたくて

どうか取材をさせて欲しいと
通訳を通して伝えてもらったら

“悪魔がいるけどいいか?”

と返事が来た。

“悪魔”その言葉が一層気になり、
取材の許可をもらい、

私は、部屋の奥に招かれた。

中には、数人の若い男から
ヒゲをたくわえたおじいさんまで
10人以上は居たと思う。

部屋の真ん中には
明らかに、この町の住民ではない、
兵士らしき男が、一人横たわっていた。
彼は血だらけでもう虫の息だった。

ここにいる住民から
そうとう暴行を受けたんだと思われる。

その証拠に、ここにいる人々の顔は、
怒りとも何とも言い難い表情をしていた。
拳が赤い若者も何人もいた。

私は、こんな大勢で何をしているのか?と
通訳を通して聞いてみた。

この部屋にまねいた男は、

『こいつはこの町をめちゃくちゃにして、
大切な家族を奪った悪魔だ』

と言った。

『だから、我々で制裁をくわえているんだ』

目に涙をためながら
興奮気味にそういった男。

その時、私に気づいた兵士が
力を振り絞り、こっちに来てくれ。
みたいなジェスチャーをしたので、

男に許可をもらい、兵士に近づいた。

『おい、逃がしたりするなよ』

そんなニュアンスの言葉を
背中に浴びたが、
通訳を通さなければ、言葉は分からない。

兵士は、助けを請うわけでもなく、
私が首からぶら下げていた
カメラを指さした。

私はシャッターを切った。
今、彼を撮らなければならない、
そう思ったからだ。

シャッター音と共に
謎のハンドサインを
した腕が床に落ちた。

一瞬の事だった。

この時、彼は微笑んだ気がした。
現像してみないと分からないが、
彼は確かに微笑んだ。

何で、こんな酷い目にあっているのに、
彼は微笑んだんだろうか。

写真を撮った後
住民の男にカメラを取り上げられた

『何で悪魔の写真を撮った?
この写真で我々を脅す気か?!』

通訳を通して
『そんな事はしない、ただ、
私の個人的な記録として
撮っただけだ。
だから公表もしない』

と、伝えて貰った。

男はカメラをかかげ、
お金のジェスチャーをしてきた、
いくらか渡してようやく
カメラが戻ってきた。

このカメラには、そこに横たわる
ただの抜け殻になってしまった兵士の、
終わりの瞬間が入っている。

住民も分かっていたんだろう、
この兵士が悪いわけじゃ無い。

悪いのは他の所にある事を。


それから、
私は帰国をして、
あの時撮った写真を現像した。

現像した写真を見ると
確かにあの兵士は微笑んでいた。

そして後に、
あの謎のハンドサインの意味を知る。

“幸運を祈るよ”

兵士は自分の死をすぐ前にして
他者の幸運を祈っていたのだ。


この写真は今も私の中で
もっとも美しい瞬間をおさめた
写真だと思っている。



fin,



#今回のお題は【刹那】でした。

4/29/2023, 11:50:57 AM

夢の中で
河川敷で会ったあの人は僕の初恋だった
とても綺麗で切なく笑うその人は近くの病院に入院しているらしい…
僕はその人に会いたくて桜の舞う季節にその病院を訪れた
だがもう既に亡くなっていた…僕の初恋は叶わなかった
名前も知らないその人を僕はサクラと呼ぶことにした
それからはサクラに似たような人を好きになるようになった、もう一度会える気がして、会えるわけないのに…
あの日から1年がたって河川敷で桜を眺めていた
風に吹かれて舞う桜は綺麗で思わず写真を撮っていた
写真に映っていたのはあの日のサクラで僕の心残りが無くなった…
この写真をサクラに見せよう!

『もう一度…見せてあげる…待ってて』

僕達は風に舞う季節を出会いと呼ぶ

4/29/2023, 11:48:43 AM

現実全て取っ払って
風に乗って羽ばたけたなら
どんなに楽で楽しいかな?

今後の人生
本当に風に乗って羽ばたけてしまうぐらい
充実した人生にしたい

4/29/2023, 11:41:02 AM

僕は小さなキミの手から離れた

行く先はひたすらに遠く、青い

悲しませてしまったらごめんね

消えて空の一部になるまで

キミの笑顔を思い描いた

今日もどこかで風が吹く


~風に乗って~

4/29/2023, 11:40:39 AM

『風に乗って』4/29

 教室の窓から、片思い相手を眺める。
 
 部活中の、あの人は凄くカッコいい
 カッコいい、本人に伝えられたらって思うけど
 怖くて今日も、出来そうにない。

 私の意気地無し、、、

 「いつも、カッコいいです。好きですよ」

 風に乗って、
 この言葉が届かないものだろうか?

4/29/2023, 11:40:23 AM

『風に乗って』

長い草が風になびいて波のように揺れている草原。かき分けて進むと灯台があった。近寄って見ると張り紙があり、
〖この先、ご自身の分身が数人、共同で暮らしている島がありますので、そこでご自身達と生活できます〗と、書いてあった。

灯台の扉が開いて、中から私に似た人物が一人出て来て、「迎えにに来たよ。一緒に島に行こう」と、言った。「ここは死後の世界なの?」と聞くと、そうだと言った。

ここまでの道のり、誰も迎えに来ないし、道案内もないから分からなかったが、私が死んでも迎えに来る人なんかいるまい、と思っていた。

でも、来てくれた。けど、それも私なのなら、結局誰もいないのと同じことなのだし、相変わらず、一人なのだが、それでいいと思った。

死んだからには、自分と向き合うことになるということか。生きてきた人生も逐一おさらいして、生きる意味を探るのか。

「その必要はない」と、分身は言った。「木や草や花も虫も、小鳥も猫も、蛸や提灯アンコウなんて不思議な生き物だって、ただ生きてそこにいるだけで、意味なんてない。だから、そこにいればよかったんだよ」

4/29/2023, 11:35:26 AM

お日様の笑顔と
  海の匂いと
  波の歌声とを

  3分の1ずつ混ぜた
  特製絵の具で


  広い 広い 
  青空のカンバスに


  さらさら きらきら
  流れる風と

  ほわほわ ふんわり
  浮かぶ雲とを

  想いをこめて描きます

 

  風に乗ったこの雲は

  わたしから 
  あなたへの
  精一杯のメッセージ



  あなたの
  お部屋の窓から

  見えますか





          # 風に乗って (123)

4/29/2023, 11:35:02 AM

昨夜の余韻は風にのり、遠く遠くの砂漠の隅で、夜空を眺めるラクダの背中に舞い降りた。
突然の甘い甘い訪れに、ラクダはそうっと目を閉じた。

昨夜の余韻が風にのり、どこかどこかに消えてった。
窓を開けたその時に、すうっと飛んで消えてった。

4/29/2023, 11:32:51 AM

春の空を仰いで
浮かぶハレゾラの雲に手をかざす

舞吹く風は全てを巻き込み世界を旅する

まぶたを閉じて…そっと呟く
そこに連れていって一緒に行きたいと

春の空は綺麗で
始まりと終わりを連れていく

旅の路中、連れてきたモノを降ろして

再び空へと舞い上がる風
季節を乗せ 香りを乗せ 想いを乗せ

まぶたを開けばただ佇む影
歩いた跡の静けさと飛ばされた心の手紙

伸ばした手は届かないまま季節はめぐる

4/29/2023, 11:31:30 AM

テーマ:風に乗って #168

風に乗って
紙飛行機よ、飛べ。

学校の屋上なんてあんまり来ないけど
今日はそういう気分だった。
青く広がる空は
授業をサボった私の心など知らず
眩しすぎるくらいの光を放つ。

白い紙を折って作った
何年ぶりかに作った紙飛行機。
前作ったものよりも
きっとうまくなっている。

紙飛行機を飛ばした。
屋上から。
私の心は風に乗る紙飛行機のように
自由だろうか。
授業をサボって
屋上に行き
紙飛行機を飛ばす。

自由なのだろうか。
私の心も一緒に飛ばして。
もうすぐで地面につく。
紙飛行機は
自由なの?

4/29/2023, 11:30:19 AM

香る幸を たずさえて
羽毛の使いは扉を叩く

薄荷は身代わり
高く低く踊るように

身軽に浮けば
夕日が流れ
いつかの約束のはじまりへ

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