『静寂に包まれた部屋』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「静寂に包まれた部屋」
朝起きるといつも誰もいない部屋から1日がスタートする。
私は1人分の朝食を用意していただきますと言う。
寂しいけどこうするしかない。
私に勇気があればもっと変わっていたのかな?
毎日周りの文句ばっかり、もう聞き飽きたよ。
みんなで楽しくしよ?
私は不登校だ。
継ぎ接ぎのカーテン越しに西日差す
終わりの瞬間をあたためている
♯静寂に包まれた部屋
静寂なんてなくなればいい。
そうしたらこんな孤独な部屋に閉じ込められることもない。
自由になれる。
静寂なんていらない。
ここには私の他に誰もいない
この静寂に包まれた部屋は今、私だけの空間だ
今日は休日で、出かける予定はない
家族はそれぞれの用事で外出中
やるべきことを早くに済ませて、
私は一人だけの時間を、何もせずに浪費していた
せっかくの休み
それも誰もいない休みに何もしないなんて、
もったいないと思う人もいるかもしれない
しかし私は、誰もいないからこそダラダラするのだ
誰かがいれば、その家族と話したり、
家族のために何かをしたり、
なにかしらのやることができてしまうだろう
だが今は一人
すべてを投げ出して、全力で休むことができるのだ
たった一人の自宅で、
ただただ何をするでもなく過ごす
これほどの贅沢はそうそうないだろう
家族が帰ってくるまで、
私は至福の時を楽しむのだ
(静寂に包まれた部屋、)🦜
夕陽も
落ちて
暗くなり始めた頃、🦜
遊び疲れた
僕は
お家に帰るんだけど。🦜
「僕のお家は
人間しゃん、の
お家と
違って、テレビも
無いし
蛍光灯も無いんだね。」🦜
だからね。
灯りと、いえば
点々と光る
お星様と
光り輝く
お月様位なんだよ。」🦜
(でもね)
【此の、静寂に包まれた
お家とお部屋に
居ると、
心穏やかに
なるし優しい気持ちに
なれるんだよ。】🦜
「静寂に包まれた部屋」
自分の鼓動と
血液の流れる音を聞きながら
静寂からの無言の圧力たるや
わたしに何を期待するというのか
スマホを手にしろというのか
この部屋から出ろというのか
わたしから手をのばせと?
わたしからあゆみ寄れと?
わたしから?
ねえ わたしからなの?
ねえ こたえて
静寂に包まれた部屋よ
「静寂に包まれた部屋」
わたしから歩み寄れというのか
静寂に包まれた部屋に、
使わなくなった部活の道具がある。
元剣道部だ。
部屋の明かりに照らされると胴が光り、
あの3年間が思い出される。
防具を綺麗に磨き甘苦い思い出と共に奥にしまった。
3年間ありがとう。
❦
今日は急いで帰ってきたのに、家に明かりがともっていない。まさか出掛けているのか?こんな大事な日に。
ちょっとげんなりしつつ玄関ドアを開けて家に入る。
みんなの靴が無い。やっぱり出掛けているだ。
スリッパを履いてパタパタ音をさせながらリビングに向かう。リビングのドアを開けてすぐ横にある電気のスイッチを押す。
\パン!!パン!!パン!!/
電気がつくと同時に大きな乾いた音が響く。
びっくりしてその場で固まってしまった。
しばらく、静寂に包まれる。
「誕生日おめでとう!!」\パン!!パン!!パン!!/
静寂を破る声と共にまたクラッカーが鳴らされる。
さっきの一瞬の静寂が嘘かのようにどっと家中が賑わいだした。
(静寂に包まれた部屋)
暇だなあ…とぽつりと呟いた。いや、暇って言うのは失礼だったかな?今はお客様が居なくて、店内はがらんどう。店員も自分1人。
深夜だからね、そりゃ人も少ないよね、と思いながらカップ麺を棚に並べていく。自分の作業音だけが響く店内。トントンと調子よく並べていき、ベリベリガムテープを剥がす。段ボール箱を折りたたんで重ねていく。縛るためのビニール紐を取りに行かなきゃ。
ふと、目が合った。店内には誰もいない。そして朝9時まではワンオペ。声は出ない。えっと、スプレーってどこにあったっけ…?待って動けない。もしあっちが機敏に店内を駆け回った場合、深夜3時に情けない声が店内いっぱいに響き渡るだろう。本当にどうしよう…
『静寂に包まれた部屋』
ページをめくる音と、
机の軋む音しかしない。
時折、鳥の鳴き声が窓の外から聞こえる。
私の城で、
心地よい言葉の海に沈む。
外の世界は喧騒にまみれているのに、
ここは圧倒的孤独に充ち満ちている。
でも寂しくはない。
脳内では小説の登場人物に対する推察や、
溢れ出る感情で騒がしいのだ。
静寂に包まれた部屋で、私は、
この上ない喜びを味わっている。
静寂に包まれた部屋
ピシャン、と勢い良く襖を開け自室の布団へと飛び込む。
「〜〜〜っぷは!」
潜らせた頭を布団から出し息継ぎをする。ふかふかの布団は大好き!クタクタの体に染みる〜!
「…………………」
布団の上でゴロゴロと体を回しふかふかを堪能するけど、すぐに飽きて動きを止める。
お昼寝は大好き。ぽかぽか気持ちいいともっと良い。でも、この1人の時間はちょっと苦手。
1日が終わり、用がなくなり、1人きり。戦わなければおしゃべりもしない、『無』の時間。
静寂に包まれた部屋は、いつでも私を何者にもさせない。とってもつまんない。
誰かと話したい。誰かの料理が食べたい。
ー誰かと戦いたい。
だから明日を待ち望んで、私はそのまま眠りにつく。
ー静寂に包まれた部屋ー
ライト・オーサム
なんだか頭がぼぅっとする
ぼくは起きたいけど、体は起きたくないみたい。
そうこうやっているうちに、やっと目が開く。
いつもと違う家。
たしかにぼくの家なんだけど、いつもよりぐんにゃりしてる。
ちょっとだけ、空気が違う。いつもおかあさんがいるからかな?
おかあさん、と呼んでみる。返事はない。もう一度呼んでみるが、やっぱり返事はない。
クラクラした頭でテーブルに向かうと、「かいものにいってきます」の書き置き。いまおかあさんいないのか。少し息をつくと、急に周りのものが暗く、静かに見えてくる。
ぼくは自然と静かになり、息を潜める。
平日のお昼。ぼくの家。
静寂に包まれた部屋
この部屋は静寂に包まれている。私をこの部屋に閉じ込めた男がそう言った。最初は単なる防音室かと思ったが違った。間違いなくこの部屋は静寂に包まれている。たとえばうるさく足音を立ててみよう。その音はキャンセルされたように聞こえない。手を叩く。その音も聞こえない。叫んでみる。全く音はない。
このマジックの種はおそらく音を逆の音でかき消している。私の耳が聞こえなくなったという可能性は否定しきれないが、私は手首を耳に押し付けて私の血流を聞き、私の耳はまだ健全だと自信を持てた。この部屋の音がすべてかき消されているわけではない。
この部屋の明かりは明る過ぎずむしろほんのりと暗い。空調はほとんど感じられないが暑くも寒くもない。非常に快適で、ソファーにはクッションも毛布もあり、うかうかしてると眠りそうだ。
だがここで眠ったら私をこの部屋に閉じ込めた男の思うままになる。私はあの男の思うままになどなりたくはない。私は絶対にあの男の女にはならない。あいつの支配下にはおかれたくない。私は完璧な無音が支配する部屋でごく静かに自分の鼓動を確かめ続ける。私は眠らず狂わず、あの男がやってきたとき、その優しく見える手を拒みたいのだ。
※※※※
あえて書いておきます。音を音でキャンセルする話の元ネタはアーサー・C・クラークの白鹿亭奇譚「みなさんお静かに!」です。あれもまあ女性に振られた男の話なんですが。
静寂に包まれた部屋は
最初は落ち着くが
だんだんネガティブな気持ちが
頭の中を支配してくる
優しい音楽をかけて
ネガティブを追い出したら
散歩にでも行くか
静かな空間で脳を休ませる事も大事
心が穏やかになる
静寂に包まれた部屋
心地よく寝転ぶ
目を閉じて夢を見る
夢の中で息はできないけど
心地良い
ここはひとりぼっちの
静かな部屋
静かな部屋
落ち着く部屋
自分を大切に思う、考える部屋
思考を落ち着かせること、慌てないこと
気にすることをやめよう
自分を大切に!
その部屋は、一言で表すならば、真っ暗だろう。
明かりも何も点けずにいるからだ。陽の光も射し込まない。カーテンが閉められているから。
時間は深夜。午前を過ぎている。意識しなければ、時計の針の音も聞こえることは無い。
ただただ、静かに暗闇に覆われている。静寂に包まれてしまっているかのようにシンとしている。そんな部屋だ。
子供が見たら恐怖で怯えてしまうだろう。もしかしたら、有りもしないお化けを見るのかもしれない。子供特有の独特さゆえに。
本当はただの物置でしかないのだが。昼間に見るのとでは違ってくるのかもしれない。
だが、ここは本当にただの物置だろうか。その答えは誰も知らないーー。
夜。私の部屋から見えるのは、月ばかり。
しじまの中、私は便箋に筆を走らせる。
元気ですか 風邪など引いていませんか
ひと目あなたに会いたいです
どうか許してくださいとは書かない。許してもらえるはずがないから。
返事をくださいとも書かない。そもそも、この手紙が読まれるとは限らない。いつものように、あてどころ不明で戻ってくることだろう。
それでも私は、ここで手紙をしたためるしかできない。
読まれることのない手紙を、書く。
私の罪は、家族の人生をも狂わせた。
彼を刺したのも、こんな月だけが浮かぶ夜のこと。
息子の同級生に言い寄られ、付き合うようになり、密会はホテルで重ねた。不義の恋に私は溺れ、息子の同級生は初めての女の体に溺れた。
愛欲だけの関係だった。わかっていたのに、別れを切り出され目の前が真っ暗になった。
付き纏い、LINEを立て続けに送りつけて、鬱陶しがられた。挙げ句、いい加減警察呼ぶぞおばさんと罵られ、私は逆上した。
部活帰りの彼を、駅で待ち構えて包丁で刺したーー
息子はどうしているだろう。収監されている部屋で、私は毎日我が子を想う。
母親が殺人者になったあの子のこの先の人生を思う。刺した相手の顔は、もう思い出せないというのに。
私はただペンを動かす。その音だけが部屋にひっそりと立ち上る。
息を詰めてひと文字ずつ便箋を埋めてゆく。
#静寂に包まれた部屋
静寂に包まれた部屋で
1人またひとりと死んでいく
轟音で溢れた部屋で
1人ずつ生を受けている
あそこの窓から見えるのは
彼の名前と言葉で
向こうの窓から見えるのは
彼女のようななにか
蚊を倒したそのときから
部屋が静寂に包まれて
それから星がふたつだけ砕けて。
つまり私が言いたいのは、
この世界が訳わかんなくて不可解だってこと
今日のお題
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静寂に包まれた部屋で
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