『静寂に包まれた部屋』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
静かな空間で脳を休ませる事も大事
心が穏やかになる
静寂に包まれた部屋
心地よく寝転ぶ
目を閉じて夢を見る
夢の中で息はできないけど
心地良い
ここはひとりぼっちの
静かな部屋
静かな部屋
落ち着く部屋
自分を大切に思う、考える部屋
思考を落ち着かせること、慌てないこと
気にすることをやめよう
自分を大切に!
その部屋は、一言で表すならば、真っ暗だろう。
明かりも何も点けずにいるからだ。陽の光も射し込まない。カーテンが閉められているから。
時間は深夜。午前を過ぎている。意識しなければ、時計の針の音も聞こえることは無い。
ただただ、静かに暗闇に覆われている。静寂に包まれてしまっているかのようにシンとしている。そんな部屋だ。
子供が見たら恐怖で怯えてしまうだろう。もしかしたら、有りもしないお化けを見るのかもしれない。子供特有の独特さゆえに。
本当はただの物置でしかないのだが。昼間に見るのとでは違ってくるのかもしれない。
だが、ここは本当にただの物置だろうか。その答えは誰も知らないーー。
夜。私の部屋から見えるのは、月ばかり。
しじまの中、私は便箋に筆を走らせる。
元気ですか 風邪など引いていませんか
ひと目あなたに会いたいです
どうか許してくださいとは書かない。許してもらえるはずがないから。
返事をくださいとも書かない。そもそも、この手紙が読まれるとは限らない。いつものように、あてどころ不明で戻ってくることだろう。
それでも私は、ここで手紙をしたためるしかできない。
読まれることのない手紙を、書く。
私の罪は、家族の人生をも狂わせた。
彼を刺したのも、こんな月だけが浮かぶ夜のこと。
息子の同級生に言い寄られ、付き合うようになり、密会はホテルで重ねた。不義の恋に私は溺れ、息子の同級生は初めての女の体に溺れた。
愛欲だけの関係だった。わかっていたのに、別れを切り出され目の前が真っ暗になった。
付き纏い、LINEを立て続けに送りつけて、鬱陶しがられた。挙げ句、いい加減警察呼ぶぞおばさんと罵られ、私は逆上した。
部活帰りの彼を、駅で待ち構えて包丁で刺したーー
息子はどうしているだろう。収監されている部屋で、私は毎日我が子を想う。
母親が殺人者になったあの子のこの先の人生を思う。刺した相手の顔は、もう思い出せないというのに。
私はただペンを動かす。その音だけが部屋にひっそりと立ち上る。
息を詰めてひと文字ずつ便箋を埋めてゆく。
#静寂に包まれた部屋
静寂に包まれた部屋で
1人またひとりと死んでいく
轟音で溢れた部屋で
1人ずつ生を受けている
あそこの窓から見えるのは
彼の名前と言葉で
向こうの窓から見えるのは
彼女のようななにか
蚊を倒したそのときから
部屋が静寂に包まれて
それから星がふたつだけ砕けて。
つまり私が言いたいのは、
この世界が訳わかんなくて不可解だってこと
今日のお題
╭━━━━━━━━━━━━━━╮
静寂に包まれた部屋で
╰━v━━━━━━━━━━━━╯
落ち着く。…ここは何処だろう?白い。明るい。嫌…暗いのか?情報が何も無い。入ってこない。音も無い。匂いも。まるで五感が全て麻痺したのかのような、そんな感覚。
壁は?無い。ならば、野外?でもこんな場所は日本、嫌世界には無い。無いはずだ。
まず、歩いてみる。何かが見えてくるかもしれない。誰かが居るかもしれない。歩く。歩く。歩く。アルク、アルク…。歩いているのか?進んでいるのか?どうして、こうなったのだろう?物好きの大金持ちにでも攫われたのか?それともここは、死の世界?昨日は、何事もなく寝たはず。では孤独死か。自分らしいさ。これも又、運命…。
くだらないことを考える。考えていないと落ち着かない。少しでも情報が欲しいのだ。情報を求む。
「誰かー、いませんかぁー?」
「だーれーかー。」
「…………阿呆らしい。」
何も無い。只酸素を吸って二酸化炭素を出しているだけ。只、生きているだけ。存在しているだけなのだ。
「死んだのか?一番現実的なのは…俺は死んだんだろ?天国行きなら天使でも来いよ。来ないんなら地獄か?なら悪魔でも来いよ。閻魔でも舌取りに来いや。」
れーっと舌をさらけ出し、ついに倒れ込んで大きな独り言を漏らす。
「風変わりのニンゲンモニタリングかよ。カメラもっとこっち寄れよ。見れえねえだろ?見えてねぇだろ。」
「……………誰か〜……。チッ…。」
「ああああああああぁああああああああぁ」
ふらふら立ち上がって脱力した腕を宙に投げ出す。
「た!ひゃ!は!や!ろ!な!みぃーやっはっはぁー!」
叫ぶ。叫ぶ。音を出せ。とにかく大きな音を。もっと。もっと…!もっと!!
しろーい。まっしろぉーい。ひろ〜いせかいに。えーえんにぃ?グッドバイ!
静寂に包まれた部屋
テレビを消すととたんに静かになる
夜
聞こえてくるのは耳鳴りくらいか
虫の声もカエルの声もわからない
いわゆる加齢による難聴も認めようか
けれどこの静けさも好きなので
悪いことばかりじゃない
自分の世界に引きこもってしまうのは
あんまりよくないけどね
静粛に包まれた部屋
時計の秒針が気になってしまう時と聞こえない日がある。今、椅子に座ってこの文章を書いているが秒針が気になる。
静粛に包まれた部屋で瞑想をするのが日課で(YouTubeで瞑想音楽を流しているが)〝無〟になる10分間はエネルギーチャージの時間。
「静寂に包まれた部屋」
人に疲れ、音を拒絶した。
私から拒んだはずなのに、なぜ人肌恋しいのか。
人の声も物音も煩いだけだったのに、
なんで静寂でも煩いのか。
ああ、そうか。
私は人を拒んだんじゃない。
私は「人といるときの私」を拒んだのか。
煩かったのは、人の声や物音じゃなく
私の心の声が喧しかったのか。
人から逃げたくとも私自身からは逃れられないのか。
大気の音
ぽっかり浮き出た輪郭は
存在感を身にまとい
身体を宙に委ねてる
私の部屋は、基本的に静かだ
適度に掃除もしてあるし、必要なものしか置いてない
時々、生活音はするがそれ以外は呼吸の音しか聴こえない
静かな部屋
…でも最近、賑やかな音もするようになってきた
彼が来るようになってから
無口な私とは反対で、とてもおしゃべりな彼は
いつも楽しそうに話す
それは、好きな漫才師のネタが凄い!
だとか
テストが難しい
とか
彼の話はいつも興味深いし、面白い
ガタッ
あ、帰ってきた
可愛い可愛い甥っ子が
「ねぇ、今日はどんな事があったの?」
「あのね、ー」
我が家には双子の男児が居て
一階のリビングダイニングは
毎日が戦争状態だ…
彼らを夜九時に就寝させるのは
明くる日の学校生活の為でもあるし
せめて、我ら大人が1時間でも2時間
でも「静寂に包まれた部屋」で
自分を取り戻す時間が欲しいという
願いもあっての事だ…
しかし、足の踏み場もない程に
ありったけのエネルギーで
遊び散らかした部屋をまずは片付け
なければならない。
もちろん、彼らにも指示出しはする
だが、出す時は威勢よく…
片付ける時は、あ〜でもない
こ〜でもないとなかなか前に進まない
「もう良いから!さっさと2階に行く!」
最終的には大人たちが尻拭いをして
今日も1日が終わる…
「静寂に包まれた部屋」を手に入れる
までには、日々忍耐が必要なのだ
──どうかこの心音が聞こえてしまいませんように。
書き溜め失礼します、後日書きます。土日に一本書く目標はどうにか達成しました……。
(静寂に包まれた部屋)
静寂に包まれた部屋、
窓から差し込む光が
優しい。
かつては、笑い声が
響いていた部屋…。
主の帰りを 待ちわびて
静かな時間が
流れている。
ハンガーにかけてある
コートを
そっとなでてみる。
早く
帰って来て…。
静寂に包まれた部屋
今日も一日を乗り越えた。
みんなにとっては、「ただの一日」なのかな?
私にとっては、地獄の一日だった。
家に帰ると、体から全ての力が抜ける。
笑う力、気遣う力、会話をする力、体を動かす力。
すべてが脱力する。でも、、
今日も笑えてたかな?友達に嫌われてないかな?
変なこと言ってないかな?私の顔キモくなかったかな?
あの子、いつもと表情が違くなかった?
悩む力は朝も昼も夜も私の体に、存在する。
悩めば悩むほど、頭が痛い、お腹が痛い、心が痛い。
私の体なのに、私の体じゃないみたい。
私は、私の慰め方も知らない。
ただ、静かな部屋で、親にバレないように
涙を流し、鼻をすする音を最小限に小さくすることしか
できない。
あぁ、、、明日もこの繰り返しか。
静寂に包まれた部屋
物理的には存在しないんじゃないかな
電化製品の音はするから
何かに集中出来てるなら
ほとんどの音が遮断される
音楽を流しながら本を読む
しばらくすると音が途切れていて
それから音に気がつく
音が流れながら
本を読めるけれど
自分では選べてないかも
静寂の部屋も
静寂は部屋にはなくて
自分自身にあるんじゃないかと
包まれてなく発してる静寂だと思った
ずっと考えてるのではなく
考えてみたことが溢れてるだけ
特別に拘らなくても
拘りが彩る形がないもの
それも想いなんじゃないのかな
ドアを開ける。ガチャりと大きな音がする。
靴を脱ぐ。別の靴に当たる音がする。
廊下を歩く。足音がする。
もう一度ドアを開ける。今回は少し静かに。
電気をつける。パチンと音がする。
「ただいま」と言う。
────静寂に包まれた部屋
静寂に包まれた部屋
身体のだるさで目が重い
どこかでカサカサと音が鳴って
瞼を開け嫌な予感がする
数秒経ってなかったことにして
また眠ることとした
知らぬが仏
18.静寂に包まれた部屋 黒大?
※オチもクソもないです
月曜日の早朝、祝日なのを忘れて切り忘れていたアラームで目が覚める。せっかくの休日だからと二度寝に興じようとしたが、こういう時に限って眠りに落ちることが出来ない。
仕方が無いからまだ力の入りにくい体を無理やり動かして顔を洗いに行く。5月上旬の今日日、朝はまだ肌寒い。キッチンでインスタントコーヒーをいれ、体を温めつつゆっくりと脳を起こしていく。
窓から射し込んでくる朝日が、閑静な部屋を朱鷺色に照らし出している。30分ほどかけてコーヒーを飲み干した頃には思考もクリアになっていた。
コーヒーの入っていたマグカップを片付けてからは買いだめていた本を読んでいく。昔は趣味として数多の本を読破してきたが、社会人になってからはどうしても読書のような時間のかかる娯楽は避けるようになってしまう。それゆえ、買うだけ買って放置という状態の本が大量に溜まっていた。
昔から追っているとある作家の時代物の小説を読み終わり一息つこうと顔を上げる。日はかなり昇っており、先程まで静静としていた街も祝日ならではの喧騒を完成させようとしていた。改めて次の本に手を伸ばそうとした時、机に置いていたスマホが着信を伝える。最近は電気書籍というものもあるようだが俺は機械類には疎いし、何より紙の本の方が好みなのでなかなか手を出せていない。
スマホを手繰り寄せ画面を確認すると、どうやら黒尾からの電話のようだ。直ぐに通話ボタンを押しながら廊下へ向かう。別に部屋の中でもいいのだが、廊下の方が気の持ちようがいいのだ。
『久しぶりだな』
『そっちこそ元気そうで良かったよ』
黒尾とは高校卒業後も細々と交流が続いていた。とはいえ社会人になり時間の自由がききにくくなってからは直接あえていない。
『え?結婚?』
『残念ながらそういう気配は全くないよ。お前の方こ そどうなんだ』
『ほら、お前もないんじゃないか』
『へえ?アイツが結婚か。それはめでたいな』
黒尾は相変わらずおちゃらけたような雰囲気で話しているが、友人の結婚に電話越しでもわかる程度には浮かれているらしい。
『お前先越されてるけど、そこんとこどうなんだ?』
『そんなもんか。こっちも親からの圧がちょっと気に
なるな』
そろそろ30も見えてくる年齢になると、親から結婚して欲しいという圧がそれとなくやってくるようになっていた。それは向こうも同じようで辟易していると言う言葉が返ってくる。
『それで?なんで俺に連絡よこしたんだ』
『アイツが?俺を?なんでまた』
『まあ、予定はないが』
『わかった。じゃあまた。』
どうやら大学時代の知り合いが俺にも結婚式に参列して欲しいと話しているらしい。ソイツとは大学のうちに何度か会いはしたが、結婚式に呼ばれるほど仲が良いかと聞かれれば、素直に頷くことが出来ない程度の仲である。まあただ黒尾や海とは結構仲良くしていたし、そういった繋がりなのかもしれない。
それにしてもなぜ黒尾が電話をしてきたのは謎である。今まで結婚式というものに参列したことはないが、大抵の場合招待状が家に届くものではないのだろうか。住所が分からないにしてもなぜ黒尾が……。
ぐぅぅ〜
腹が減った。
腹が減っては何とやら。とりあえず昼飯を作ることにする。冷蔵庫を開けて使える食材を物色していく。
そういえば昨日使いきれなかったほうれん草があったな。ベーコンと牛乳もそろそろ消費したい。
野菜室の底で眠っていたパスタを使ってホワイトソースパスタを作ることにした。ベーコンは1センチ幅にカットし、玉ねぎは薄切りにする。ほうれん草は根元を切り落としてから大体4センチ幅に切り分けていく。
下準備が終わると二口あるコンロの片方にフライパンをセットし、贅沢にバターを敷く。玉ねぎをしんなりしてくるまで炒めつつ、もう片方で湯を沸かす。クタクタの玉ねぎがさらに食欲を掻き立てる。
フライパンにベーコンを投入し、いい感じのタイミングでほうれん草、薄力粉、牛乳を入れる。湯が沸いたら塩をいれ、パスタを茹ではじめる。作り慣れていない料理なのに、調子に乗って麺茹でとソース作りの工程を同時に行ったせいで、ソースが少し焦げてしまった。
最後にソースの味をコンソメ、塩コショウで整え、湯掻ったパスタをソースと絡める。少し不格好だがそこそこ旨そうに出来上がった。
このレシピは昔黒尾が教えてくれたものだ。アイツは大概のことはなんでもそつ無くこなすことが出来る奴で、料理も例外なく上手かった。
「澤村は毎日カップラーメンとかお惣菜とかで済まし
そうだから」
なんて言って置いていったおかずのレシピ達は、あまり時間のかからないものが多く重宝していた。
このホワイトソースパスタのレシピは黒尾から貰った最後のレシピであり、記憶には残っていたのだが最近は作っていなかった。
オチはないよ('ω'×)ナイヨー