『雨に佇む』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『mylife』
あんずは、雨が好きです。
ーー私の声は、反映されていない……(´;ω;`)
また、落選した。
教室の友達は、入選しているのに……。
私だけ、半年佳作にも、入選もしていない。
なんで頑張っているのに。
雨の中に蹲りタイムリミット気分。
強い雨に打たれてなにもかも辞めたい。
私が、短詩頑張っている理由はありますか?
やる気を失くす。
先生が、教室で『あんずちゃんは、この句どう想ういますか?』と聞かれて
前の私は、ドキドキをしながら、先生の眼を見ながら、『この句が好きだからです。』と、
発言するのが関の山だった、私。
今も緊張は、するけれども、ちゃんと自分の意見も言えるようになった。
私なら、こんな風にするよ(#^.^#)なんで、言えるようにもなったネ^_^v
奢っているかしら☺
好きか嫌い、しか言えなかった、私なの。
落選ばかりだけれども、また、一から頑張ろう〜(´;ω;`)
上手くいかないことだらけだけれども、恋なんて現を抜かしているからなんて言われそうだけれども。
何が、因果かは知らないけれども、私は片想いでも、失恋でも、恋をしたら
泡沫になります.。o○
私らしく、また、恋や水泳や前向きになれない日も、
エンジョイしたら、また、教室の先生も『あんずちゃん、ちゃんと頑張っているネ^_^♫』と、
選ばれなくても遠い空で見ていてくれますよネ^_^??信じています。
今迄、ちゃんと頑張って来たんだもん(#^.^#)♫
雨が好きなあんずらしいよネ💛(#^.^#)♫
ーーこれでも、先生の門下生だヨ〜^_^♫た、泣き笑いしながら、
胸を張らなくちゃネ〜(#^.^#)v
忘れないようにします(#^.^#)
想先生なら『あんずちゃんは、単純だヨ〜』なんて、笑われるかな〜^_^♫
でもそれが、あんずなの。^_^v♫ 終わり、
雨の日は憂鬱だという人も居れば楽しいという人もいる。雨宿りに佇んだ軒下で、なにか良い出会いはないかと、こころでそっと想う。雨があがれば虹となる。あぁ、あの虹の向こうにきっとその人は居るだろう。
【雨に佇む】
約束の時間には、まだ少し早い。
大きな青い傘。
そこだけ別の世界みたい。
屋根のあるところで待ってくれていいのに。
そういう律儀なところが好きなのだなぁと、しみじみ思う。
五月雨のような優しい雨に包まれるように打たれたい。
ー雨に佇む
神様
神様?
きっといるでしょうね。
この世界で起きる説明のつかない、あらゆる事象は全部神様のしわざだと思えば納得でしょ?
神様は過去も現在も、そして未来も知っている。
世界が混沌へと少しずつ近づいていることを知っている。
あなたが人生を悲観して、今まさに命を絶ちたいと思っていることも知っている。
だから、神様はきっとあなたに罰を与えることはないから、安心していいよ。
「神様なんか絶対に信じない」?
仮に君が神様を信じたくなければ、それでもいい。
というか、信じたくないよね。
きっと神様は君の気持ちも分かってくれてる。
地球には痛みが多すぎて困るよね。
雨の中。
男は傘も差さないで立ち尽くす。
髪の毛や服から滴をしたたらせながら。
もう泣けなくなった自分の代わりに。
空が泣いてくれているのだと。
頬を伝った雨粒に想いを馳せた。
【雨に佇む】
ずっと曇りの僕の心
時々雨が降り、僕は雨に佇むしかない
僕の心が泣いてるのかな
それとも過去の僕や
未来の僕が泣いてるのなか
あーぁ……
今日も雨
また雨に佇む日だ
黒く分厚い雲が私の心を支配する
きっともう、晴れることはない
君はもうここにはいない
わかってるのに、
わかりたくない
何も知らなくていい
君の1番になれなくてもいい
私はただ、君の隣で笑っていたかった
仮初の幸せを信じていたかった
君は今、何をしてますか?
私のこと嫌いになったよね
でもそれでいい
我儘だってわかってるけど、
もう少しだけ君のなかにいさせてほしいの
「弱虫」
私は昔から、人と関わるのが苦手だった。
私は人より20㎏くらい太っていた。自分の体型がコンプレックスで、何度も死にたいと、消えたいと思っていた。つい他人からの評価を気にしてしまい、気付いたら臆病になっていた。誰かと話すのが怖くて、学校にも行けなくなっていた。だけど、私はいつだってヘラヘラ笑って居なきゃいけない。周り迷惑はかけちゃいけない。心配をかけちゃいけない。そう考えてるうちに、私の心は壊れていった。何も聞きたくなくて、イヤホンを毎日付けるようになった。都合のいい話しか聞かなくなった。体型のせいで、私の性格のせいで好きな人なんてひとりも出来なかった。なのに、周りに合わせて、私はあの子が好きだよ~とか言って自分を偽る。そんな日々に疲れて逃げた。皆にハブられるのが怖くて、虐められた事があって、親友に裏切られたことがトラウマで、全部から逃げた。私は弱虫だ…。
ねえ、かえろうよ。
冷雨に濡れる君の背に向けて掛けた言葉は、雨音に掻き消されて届かず。
かぜ、ひいちゃうから。
君は動かない、濡れそぼったシャツの袖から伸びた腕は青白く微かに震えていた。
もう、かえろうよ。
すり抜けてしまう自分の両腕で、冷たい君の身体を抱きしめる。
冷たくなってしまった君の心と身体を、少しでも温めることが出来たら、と思いながら。
かえろう。
この冷たい墓石の下に自分は居ないのだと、目の前の君に伝えることが出来たなら、どんなに幸いだろうか。
テーマ「雨に佇む」
もうすぐ夏休みも終わる。
去年のお盆明けに川に転落死をしたおじいちゃん。
お盆明けというなんともなタイミングで死んだおじいちゃん。
わりと近所に住んでたし、転落した川に来てみた。
土手に座ろうと思ったけれど暑くて無理。
仕方ないから橋の下の日陰に行くと、ドーンと大きな音と光で近くに雷が落ちたよう。同時に豪雨。
もう、毎年の事だしちょっとやそっとじゃ驚かなくなった。
川の水が急に増えたりしないかなぁと、辺りを見渡すと、川の反対側にカラスが一羽雨宿りしている。
カラスと目が合ってる気がする。
じっと見つめ合うカラスと私。
カラスと目が合った時、逸らした方いいのか逸らさない方がいいのか…
まぁ、カラスから威嚇する様子もないし。大丈夫かな。
河原の石の上に腰を下ろして、川を眺め、雨を眺め。
カラスもアッチへチョンチョン。コッチへチョンチョン。すると、雨の当たらないギリギリのところで立ち止まる。
カラスの家がある方なのか心配そうに森の方を眺めている。
その姿が、なんとなく家を守ろう。家族を守ろうとしているように見えて、なんとも綺麗。
凛とした佇まい。じっと遠くを見つめる強い目。
カラスのくせにカッコいいじゃないか。
きっとオスだな。
嫁カラスと子カラスの心配してるんだな。
と、勝手に想像する。
私にはお父さんがいない。だからおじいちゃんがお父さんみたいな感じだった。
こんな風に雷がなると、『大丈夫?』って電話を毎回かけてくれてたおじいちゃん。
小さな頃、雷が怖くて泣いていた私のままだと思ってたんだよなぁ。
おじいちゃんに会いたいなぁ。
カラスのお父さんよ、子は成長するからね。カラスの人生楽しんで、長く生きてくれよーと。
未だにじっと動かず雨に佇むカラスにエールを送る。
お題「雨に佇む」
数年前にネット上のパズル系ゲームにはまってた
パソコンを開けばかなり時間を費やした
そのうちの絵合わせ的なものの素材のひとつに
いつも心を捉える写真があった
モノクロで女性が傘もささずに雨の中立っていた
その写真が出てくるたびにまじまじと見てしまう
時間制限いっぱい使って
ゲームオーバーになるまでただ見ていた
もうそのゲームはなくなってしまい
その写真にお目にかかることはなくなった
ハッキリとした記憶もだいぶ薄まり
どこに何に魅力を感じていたのかわからない
時々ふと思い出し検索して探したりするけれど
やっぱりお目にかかることは未だにない
薄らいでいく記憶の中の写真
いつか見つけ出せるだろうか
雨に佇む
急な雨が降ると
普段は何となく見ているちょっとした屋根に
人が集う
皆同じ格好をして
あぁ、生き物だったと思わされる
雨に佇むわ
真綿のような
縫い針のような
細く生ぬるい
まっすぐな雨に
トレンチコートの腰は細く締め
ハイヒールと
それとお揃いの真っ赤な口紅を引き
濡れた黒髪は艷やかにまとわりつく
ウイスキーを煽り
溶け出して潤めいた氷をさげずむ
私は片付いたばかりの食卓に肘を付き
壁の窓の向こうを眺める
ぼんやりと
ただぼんやりと
たったいま産まれたばかりの別の私に
あの日観た、あの映画のあの女に
どうすれば
このくだらない魂を宿すことができるのかと
ぼんやりと
ただぼんやりと
車の弾く、かすかな雨音を聞きながら
わりと真剣に考えている
「雨に佇む」
雨に佇む。
雨粒が頬を伝い、涙と紛れて零れ落ちる。
湿気を帯びた雨の空気が鼻を覆い、息苦しい。
前の景色が水滴でぼやけ、見えなくなる。
この悲しみも、洗い流してくれたら良いのに。
ぼつぼつと、少し重さのある雨粒が服の袖を濡らしていく。
傘を忘れた。
一度目、駅に向かう途中で降られる。二度目、最寄り駅に着いて家へ向かう途中で降られる。
心の中で、壊れたようにあははと笑う。
そういえば、昔の映画で男性が雨の中楽しそうに踊っているのを見た記憶がある。
スマホで検索してみると、『雨に唄えば』と出てきた。YouTubeで動画をタップすると、イヤホンにお洒落なメロディが流れる。それにのって、軽やかなリズムで歩き出した。
どうせ笑うなら、やっぱり楽しく笑いたい。
イヤホン、家に着く頃には壊れているだろうな。
あはは。
雨に佇む
雨に佇む猫、
というふうに書き出そうかと思ったけど
なんだかその光景をイメージしたら
猫が可哀想すぎて
書けなくなっちゃったよ
雨に佇む、
…カタツムリにしておくよ
カタツムリ、最近見ないんだよね
どこかで幸せに暮らしててくれればいいな
あきかぜ
雨に佇むその姿は
今の私によく似合う。
雨、好きなんだよね。
全てを洗い流して
明日への澄みをくれる。
澄み切った青空に言いたい
ありがとう、って。
大きな声で言いたい。
辛さ感じる時間を
幸せ気づける時間に変換したい…
テーマ「雨に佇む」
【雨に佇む】
嵐のように雨が吹き荒れた日だった。
静まり返った公園で、君がずぶ濡れになりながら空を見ていたのは。
「ね、ねぇ、ちょっと」
僕は慌てて声をかけた。
どうしたの? 何してるの? 風邪ひくよ?
なんて言おうかなんて思い付いてない。ただ、雨に濡れるのは悲しい事だと思っていたから、急いで傘を刺したんだ。
なのに、君は。
「どうしたの、良い天気なのに」
と惚けたように話すから、僕は面食らってしまった。
なんだって?
良い天気だって?
「どこをどう見たらそうなるんだ」
「私にとっては良い天気なんだよ」
ふふふ、と笑う君に僕はついていけない。
とりあえず傘を刺したまま、僕は彼女の隣に立つことにした。
近くの道路からは車の行き交う音がする。
たまに道を散歩する人が通りかかったが、挨拶をすることもなかった。
「あのね」
君が話しだす。かなり時間が経っていた気がした。
「なんだい?」
「あなたは忘れているかもしれないけど、雨の日は私たちが初めて会った日なの。私にとって雨の日は、幸せの日なのよ」
君はチラッと僕を見ると、また空を見た。
「雨が止んだら私は帰らなきゃいけないから……本当は止んでほしくないんだ。だからもっと降ってほしいなって空を見ていたの」
「なんだ……そんな事で」
「そんな事じゃないよ」
今度は、しっかり僕を見て……彼女は笑った。
「雨でも降らないと、あなたは私のこんなにそばにいてくれないでしょ?」
そんな事は、ない、とは言えなかった。
話すのはそんなに得意な方ではないから。
「もうちょっとだけそばにいてね」
それだけ言うと君はどこか満足そうだった。
僕は、どうしようか。
なんと返事をしていいかわからないまま。雨が止むまで肩が触れそうな距離にいた。
お店に入る前から雨雲が怪しい…とは思ってたのだけど、お店の商品に目を奪われてからは、天気のことなど頭からすっぽんと抜けていった。
ようやくお目当てのものが買えてホクホクとしながら出入り口に向かうと、まだ雨は続いていた。
「まじかー…」
傘は持ってこなかった。否、晴雨兼用の日傘は持ってるのだが、なにせ小さい。ついさっき、素敵なものを買ってきたばかりの紙袋。
にわか雨ならまだよかったのだが、残念ながらゲリラ豪雨である。
こうして雨に佇む人間が一人出来上がって、それは雨が続いて時間が経つほど人数が増えてゆく。
隣にあるスタバへ移動しようとするが、私と同じ考えだったのか、雨宿りとして使う人で行列ができていた。これでは当分は座れそうもない。
仕方なく、再び商業ビルの中へ戻る。このまま雨止むまで突っ立ってるよりは、いくらかお店を見回る方が楽しいだろう。
歩き疲れる頃には、晴れることを願って。