『鐘の音』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【鐘の音】
僕が記者でなかったなら、今も一緒にいられただろうか。
あらゆる事柄の真実を客観的に伝えるのが僕の仕事。
自分がどんな立場にあろうと私情を挟んではいけない。
だからこそ、今回扱った記事は鬼門であった。
事の発端は、彼女の会社に関する一件のタレコミ。
記者も人間。つまりは当然、情を持つ生き物だ。
大切な彼女の絡む事案を冷静に見ることなど至難の業。
僕も例外ではなく、信じたいがゆえに思考は乱れた。
しかし彼女は何か、秘密を抱えているように見える。
それが良いか悪いかはさておき、疑わざるをえない。
タレコミのことは話せないが、鋭い目つきで観察した。
僕の異様さに気づいた彼女は落ち着かない様子。
「どうしたの? 最近、変だよ」ついに問われた。
誤魔化すか悩んだが、隠しきれないと観念して話す。
疑惑があって調べていること。彼女を疑っていること。
明らかな動揺。でも信じたい僕の目は曇っていた。
結局、疑惑を肯定するように彼女は姿を消した。
連絡先も繋がらなくなり、完全に消息を絶った。
今さらながら追い詰めていたことに気づき、反省する。
彼女がいなくなって、ようやくまっすぐに向き合えた。
カフェで同僚と休息を取っていると、彼女が偶然現れた。
彼女は僕に気づくなり、さっと踵を返して駆け出す。
同僚に謝罪の言葉を短く告げて、慌てて後を追う。
見失わないように急ぐも、目の前には踏切があった。
彼女が線路内に足を踏み入れた直後、警報が鳴り始めた。
無慈悲にも目の前で下りた遮断機が僕らを分断する。
カンカン音と同時に電車の走る時間がもどかしい。
通り過ぎたあと、もうそこに彼女の姿はなかった。
教会の鐘の音がなるたびににあの日を思い出す。
よく2人で来たよね、ここに
一緒に追いかけっこしたり、お弁当を食べたり、夕日を眺めながら鐘の音を聴いたりしてさ、、、今でも昨日のように感じるよ
手を伸ばせば、ほら、、、、、、、、、、、、
君が亡くなっていた。
私の名前を一生懸命叫んで「助けて」と叫んでいた。結局私には無理だった、
今でもあの日が憎くて、助けきれなかった自分が憎い
でも今は大丈夫
だって今手を握ってるよ?
あれ?誰の手だっけ?
鐘の音
戦いは終わった。
ワノ国で続いていた百獣海賊団&ビックマム海賊団対麦わらの一味、ハートの海賊団、キッド海賊団他侍による大戦争は新世代の者たちの勝利で幕を閉じた。
まさかあちら側が勝つとは思っても見なかった。
だが、この戦いはこれでよかったのだ。
こうでもしないとこの糞な世界情勢は変わっていかない。
これでいいの…
「……ホーキンス?」
ボロボロの体にムチを打ち、歩いていると壁によりかかって座っている我が船長を見つけた。
左腕がなく、血まみれになって既に動かなくなっていた。
「あ、あぁ…」
血の気が引いていった。
まさか、なんで、どうして。
誰に?誰にやられたの?
あなたは死なないんじゃないの??
「どうして!あれは嘘だったの?
なんで、何も言ってくれなかったの?
こうなることわかってたんじゃないの?
君なら占いでなんでもお見通しじゃないか……。」
そう大きな声で呼びかけても、冷たくなった彼の方から声は無い。
彼がいなくなった私はこれから誰のために生きていけばいいのか…分からない。
こんな体じゃ……死ぬことさえできない……。
「どうすればいいの……」
そうだ、吸血鬼は確か、杭を心臓に打つと命を落とすと言われている。
やったこともないし、噂程度のことで本当かは分からないけど、希望はこれしかない。
私はホーキンスの持ち物から杭を取り出した。
彼が杭を持っているのは知っていたから。
私は迷わずそれを心臓に向かって深く差し込んだ。
すると今までに味わったことの無い激痛がし、吐血をした。
「あっ、がはっ。」
あまりの痛みに彼の方へ倒れる。
今まで死などとは無縁だと思ってきたが、今目の前に迫っている。そんな感覚がした。
「ごめんなさい、約束守れないや。でも、君がいないと私は生きる意味が無いないんだ。」
最後の力でそれを言った。朦朧とする意識の中でどこからか鐘の音が聞こえた気がした。
どこからか鐘の音が聞こえる
心地よいまどろみが続く
君の声が朧気に聞こえた
瞼の裏に君が浮かぶ
…ゆらゆら…ゆらゆら……
ふわりと風がそよめく
君は現に溶けゆき揺らぐ
ろうそくの火が消えるようにフッと
まどろみは消え目を開いた
あの鐘の音は夢か現か
ぼんやりと時計を眺め重たい体を動かす
あれはきっと夢だった
どこからか鐘の音が聞こえた気がした
鐘の音って、なんだか怖い。
ある人は「鐘の音は、幸せな音なんだよ」って言うけど、私はそうは思わない。
鐘は私にとって、始まり。始まりがあれば、終わりもある。だから私にとって鐘の音は、『終わり』の始まりの合図。
もうやだ
吹っ切ったつもりなのに
まだあの人が頭の中にいる
忘れたいのに忘れられない
夢にまで出てくるとか
自分キモすぎでしょ
しんどい
辛い
どうしたいのかもわからない
在り来りな文ですみません...
これが本音なんです。
僕の話には山も谷も川も海も必要ない。
ただ僕の文字だけがあればいい。意味をなさなくても理解されなくてもそれは僕の心で命で涙だから。音なんてならなくても、僕の静かな叫びを未来の僕が思い出して死んでくれればそれでいい。他人なんて信用ならないんだから。感じられないんだから。
何も無くていい。本当に何もいらない。
ぼーっと1日を過ごしてたら
蜩の声とともに6時を教える鐘がなった
空は紫のような桃色のようなでも青いような、
太陽の沈む西は赤く燃えていて
月の出る東は青く深くなっていた。
鐘の音
今日も遠くから鐘の音が聞こえる
私は毎日、自然と聞こえてくるこの音が好きだ
理由はどんなに苦しくてもその音を聞いてるだけでもう少しだけ頑張ってみようと思えるからだよ
鐘の音
鐘の音と言えば、大晦日を思い出す…悴む手と白い息、容赦なく吹き付ける真夜中の風…凍てつく中の心地よい緊張が、新たな時を呼び寄せる…夜空に響き渡る鐘の音…
中学生の頃国語の授業で習ってた平家物語の最初のくだり
祇園精舎の鐘の音諸行無常の響あり…が好きです。
鐘の音
鳴り響くそれは、祝福か、断罪か。
呪いか、魔法が解ける合図か。
いつだって、その音は美しく、それでいて少し残酷だ。
鐘の音に耳を澄まして…
今年も後 5ヶ月を切りました…(笑)
今年もいろんな事有りましたね…?(笑)
皆さんは、どんな年でしたか?(笑)
来年はさらに良い年にしましょ!(笑)
それでは良い年を迎えて下さいませ!(笑)🍀
……
ミーチャン…
鳴り渡るチャペルの鐘の音は…
もうすぐ…
ふたりのために響き渡る予定です🍀
私はとある街でくらしている
その街には教会がある
中に入ると綺麗な色の
窓ガラスが陽の光をあびて
うつしだされていた
私は教会の写真をとって
帰ろうとした、すると
街中に響く
鐘の音が聴こえた
街をみると
いつもより風景が綺麗に感じた
cat
鐘の音が聞こえる。陸にいる時はそうでも無いが、浜辺や船の上にいる時は特に大きく聞こえる気がする。
これが何なのかは何となくわかっている。
おそらく呼ばれている。昔、平気で海に入っていた頃に見たあの魚やイルカ、鮫に鯨まで混じったあの大きな群れ。群れと言うには規則性もなにかリーダーがいるという訳でもなくなにかひとつの目的地に向かい捕食者も被捕食者も関係なく泳いでいた。
あの時から鐘の音がやまない。
無意識に海へと足が動く。止まらなければと思う反面、呼ばれている感覚が強すぎて足を止めることが出来ない。あの魚達が向かった場所へ自分もたどり着ければこの鐘の音は止むのだろうか・・・
そういえばあの時どうやって帰ったのだろう?自分ならあのまま魚達を追いかけて行ったと思うのだが・・・
そんなことを考えている間に足首が海水に浸かる。
グイッと誰かが自分の手を引く。
そうだ、あの時も自分の手を引いて連れ帰ってくれたやつがいた。
「帰るぞ」
鐘の音が遠退いた。
鐘の音
といえばTWO-MIXが出てきた回の事件ですね。
高山さん凄いって思った。
大変だったろうな。
鐘の音
母の里はお寺だった。
法事の時は電車に乗って、二人で出かけていた。
長いお経は退屈だったけど、
本堂で見慣れない物や音、いろんな気配を聴くのはすごく楽しかった。
8歳くらいの夏だったと思う。
その日はとても暑かった。
読経の間、風が通るようにと本堂の障子は開け放しにしてあった。
なので広い中庭がよく見渡せた。
端の方に井戸が見えた。その近くには小屋があった。母によると昔使っていた風呂場だそうだ。
いつも一人で行くのを禁じられていた場所だった。
気がつくと子供たちの笑う声がする。
蝉の声に混じって井戸の手押しポンプを動かす音と、パシャパシャ水が跳ねる音もする。
私は正座したまま体を傾けて、小屋の方をよーく見た。
いた!
2歳くらいの男の子と
6、7歳くらいの男の子。
そしてもう少し年上の、自分と同じ歳くらいの女の子。
三人の子供が小屋の回りで水浴びしながら大はしゃぎしている。
近所の子供たちかな。
学校のプールでもあんなに笑い転げることないな、と思いながら見ていると、
女の子がパッとこちらに顔を向けた。
そして大きく手を振ると、こっちこっちと手招きをしている。
他の2人もつられるように、私に手を振ってくれていた。
私は突然の誘いに驚くやら嬉しいやら、心臓が高鳴った感覚を今でもよく憶えている。
と…年は私と同じくらいだよね?
はだかんぼで恥ずかしくないのかな?
でも気持ちよさそう…遊びたい!
私は横にいる母をつついて、小声で
「あっちに行ってもいい?」と何度も訊ねたが、母は人差し指を唇に当てて小さく首を振るばかりだった。
そのうち坊守さんが来て障子が閉められ、子供たちの姿は見えなくなってしまった。
ただ笑い声と水の音だけは、障子越しにずっと聞こえていた。
私はせっかく誘ってもらったのに無視したみたいで、気になって仕方がなかった。
お経が終わり、お茶とお菓子を頂きながらのお坊さんの話もやっと済んだので、子供たちのところへと走って行った。
なんと、井戸には厳重に蓋がしてあり、その上には紐で括られたブロック片まで置いてあった。
小屋の中を覗くと確かに浴槽はあった。
でも洗い場には水の跡どころか、落ち葉がたまっていて、コンクリートでできた浴槽には、苔がぶ厚く生えていた。
呆然と立ち尽くしていると、母が来て「一人で来ちゃダメでしょ」と言った。
「だってここで遊んでたんだよ、みんなで…」
振り向いてそう言いかけた時、鐘撞堂から鐘の音が聞こえてきた。
その瞬間、誰にどれだけ説明しても分かってもらえないけど、とにかくあの子たちは確かにここにいたんだ、ここで遊んだことがあったんだ、ということをハッキリと理解した。
私は母に手を差し出す。母はその手を繋ぎながら「そろそろ汽車の時間ね」と言った。
私たちは帰途についた。
鐘の音は我に帰る合図。
鐘の音にまつわる記憶。
ほら急いで
この鐘の音が鳴り終わるまでに門を通り抜けないと、永遠に現実世界に戻れなくなってしまいますよ!
見えない誰かの声にせかされて目を開くと、けたたましい目覚まし時計のベルの音が四畳半に響きわたっていた
鐘の音
叶「鐘は朝7時と昼12時と夜12時に鳴る、神父の僕が鳴らしている。そしてそのちょうど1時間後ぴったりに教会のドアを叩く者がいるシスターサーシャだ、いつも夜になると化け物が徘徊し、町を壊すので僕とシスターサーシャで町を守っている。」
ドンドン!
叶「今日も来たかと思ったが時間がおかしいいつもは1時間後ぴったりだが30分早いそれにノックも力強い普段、コンコンだがどう考えても今のは間違いなくドンドンだった」
葛葉「叶開けろ」
どれくらいだろうか
あの鐘がなるのは
生きてる間に鐘の音を
何回聞けるだろうか
あぁ、はやく
死んでしまいたい
《鐘の音》