『鐘の音』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
クラスのヤツらみんなふざけてなのかもだけどクラスのヤツら同士で「死ね」って言ってる。
だからさ、私も、みんなに、もちろん友達以下のクラス、学年のヤツらに。
「死ね」って言っていいかな。私、人に死ねって言ったことないからさ。
その後に、家族にも死ねって言って、。その後に学校で飛び降り自殺。そういうので恨みとか晴らせるかは分からないけどやってみたいんだよね。
それにさ、私、今日銃で撃たれる夢みたんだ。
のどを撃たれたよ。そしたら死んでさ、誰からも相手されなくなったの。でも1人の人に話しかけられたってとこで夢終わったな。
夢の中なら死のうとは思わない。
そう思ったのが鮮明に覚えてる。
今は逆なのに。夢の中で死んで一生目覚めないで欲しいってね。
家族もみんな死ねばいいのにな。
誰か助けて。
それだけが精一杯のSOS。
午前の8時を知らす鐘が鳴った。
でも、私は起き上がらない。いつもならもう学校に行っている時間だけど、今日は何故だか起き上がれそうにない。
誰の呼ぶ声も聞こえない。
ただ目の前に現れた白い翼を纏った何かに手を引かれて。
私は死んだのだと確信して。
『鐘の音』2023.08.05
いくら女運が無いとはいえ、自分にだって理想の結婚式ぐらいある。
まずは、教会。これは絶対条件。
神父さまとやらに愛を誓ったり、キスをしたりはどうでもいい。
その手前の段階がキモである。
そう、賛美歌だ。
結婚式によく歌われるやつ。曲名は知らないけれど、メロディならわかる。
それをみんなで歌うのではなく、アナタに歌ってほしい。
ダメと言われても拒否権はない。だって、歌ったことぐらいあるだろう。
アナタの独唱が聞きたい。あの伸びやかな歌声で賛美歌を聴きたい。これはもう偏見の塊なのだが、アナタが歌ったらそれっぽくていい。
賛美歌がメインイベントといってもいい。それ以外はどうでもいい。
などと、熱く語っているとチリンチリンと鐘が鳴る。次のコーナーに行けと言うことらしい。
目の前に座る本日のゲストは苦笑いを浮かべている。
「どんだけオレのこと好きなん」
CM中にそんな事を言われる。心外だ。
「アナタのファンである前に親友だから、それぐらいいい思いしてもいいでしょ」
「ギャラ請求するからな」
らしいやり取りをしていると、また鐘の音がした。
「鐘の音」
まだ解ききれていないテストのときは
無情に感じてしまう恨めしい鐘の音
苦手な科目のときには
救いに感じてしまう有り難い鐘の音
方向の違うあなたと帰る電車のホーム
「間もなく電車が到着します」の
アナウンスと共に名残惜しい鐘の音
キラキラと輝くクリスマスの街に
寒さに肩をすぼめながら
握り合う手に ふしぎと心が温かい
光の中のふたりのBGMも鐘の音
皆の笑顔と歓声の中
あなたの隣で白いドレスを着て微笑む私を
これまでとこれからを祝福する鐘の音
1年の終わりのその夜に
一緒にいられる幸せをかみしめ
感謝と祈りとともに聴く鐘の音
そしておそらく
わたしが最期の息を吐き
線香の煙とともに空に昇る日も
労いとともに私を導く鐘の音
ゆっくりとゆっくりと
アルバムを埋めてゆく
鐘の音
「鐘の音」
キーンコーンカーンコーン
始まりの鐘の音が鳴る。普段なら私の大嫌いな時間だ。
だって、数学の授業だから!!
私は根っからの勉強嫌いだ。特に数学なんで見るだけで蕁麻疹が出てしまうほど苦手だ。だからいつもなら苦痛の時間が始まる。が、今日は違う。
だって、だって!だいすきな先輩が大学生チューターとして教えに来てくれるからっ!!
いつもより身だしなみを整えて授業に挑む。
こんなにもあの鐘の音が幸せに感じたことはない。
この時間がもっと続いてくれればいいのに
🍀鐘の音
思いついた内容が
・結婚式のイメージでベルの音
・誰かが家に来た時のインターホンの音
のふたつで「どっちも鐘の音じゃないな」と思って
このお題に添う内容が思いつかない…
私の思う鐘の音は寺にある。
みんなの投稿見て
「そうじゃん、学校のチャイムの音あるじゃん」
って思ったけど結局これもチャイムの音って気づいてやめた
限りなく落ち続ける 水
そこに怒りを感じたのは なぜだろう
遠くでは 鐘の音が なっているが
水のあまりの迫力に 圧倒される
削られ続ける 石
しかし そこには悲しみが ない気さえした
流れゆく水
いったいどこへ 辿り着くのか
二度と会うことのないしぶきに
別れを告げる
そして石よ、
お前の原型に
思いを馳せる
1秒たりとも欠けることのない水しぶきに
彩りを持たせる鐘に
ああ 諸行無常
なんて 気取ったことを 思った
鐘の音が鳴り響く
君と二人 手を繋ぎ 歩いてその場所まで歩くと
そこには小さな教会があった
ここで永遠を誓って 小さな幸せを重ね合いながら
一生分の愛を語り合おう
#21
リーンゴーンと鐘の音が響く
皆が笑顔の2人を祝福している
明日もきっと、どこかの街で鐘の音が響くだろう
【鐘の音】
小さい頃、次のプリキュアは鐘鳴らしプリキュアだと予想した。その予感は外れていたけれど、いつかは命中すると思っている。
ゴーン...ゴーン...
鐘の音が町中に響き渡る。
「ん〜!今日もいい天気!鐘もいい音だ!!」
南山中学校2年、斎藤心は大きな声で物を言う。
そして、のびをしながらお茶を飲んだ。
今日は8月5日。夏休み中だ。
そして、今日は絶好のお出掛け日和。
お出掛けをしたいな〜と思っているのだが、どうしたものか、なにをしたらいいのかわからないのだ。
私はもんもんと頭を捻らせてなにをするかを考える。
約1分、考えているうちに一階から声が聞こえてきた。
「心〜!今日は天気がいいんだから友達と一緒に遊んできたら〜?」
その声の正体は、私のお母さん、斎藤佳代だった。
「それだ!!!!!」
私は大声を発する。
やっとすることができた。
私は速攻で朝ごはんを食べ、30秒で服を着替えた。
「行ってきま〜す!!!」
「怪我には気をつけるのよ〜」
「分かってる〜!!」
…バタン!!
扉が閉まる。
「はぁ、全くあの子は…」
まぁ、元気があるのはいいことだし、いいか…
おしまい
鐘の音
外の暑さとは相反して
中は冷たい寒さ…
その寒さから
聴こえてきたのは…
季節外れの
除夜の鐘のような
重厚で美しい音色…
鐘の音
いつまでも
鳴り響き…
奇跡が起きた
ずっと会えなかった
あなたが目の前に
いる…
夢なの?と疑った
でも…夢じゃなかった
鐘の音は
奇跡を呼び込む
と…
口コミで広がった…
あなたとの愛を誓って、
キスをした瞬間。
どこからか、
鐘の音が鳴り響いた気がした。
『鐘の音』
ゴンゴンゴゴン!ゴン!ゴゴン!ゴンゴン!!!
(リンリンリリンのリズムで)
♢和尚 除夜の鐘より
鐘の音
教会の鐘の音が、今日も鳴っている。
どこかで、誰かの幸せが叶えられている。
幸せになってね。
4時間目終了の鐘の音とともに
クラスの5分の1ほどが席を立って駆け出す
急げ急げ
ただでさえ4階の教室は不利
どの教室からも険しい表情で飛び出してくる
向かうのは一階中央廊下の交流スペース
出張パン屋さんが店を出しているのだ
余裕の笑顔でゆっくり行くのは予約組
2時間目の中休みに予約票を投函済みの奴ら
授業が長引いたら予約もできない
教室の位置にしろ、もっと公平にできぬものか
友から託されたリクエストメモを握り締め
負けるわけに行かない戦場へ走る
すでに遠くから騒がしい声が聞こえている
間に合うか…ッ 間に合ってくれ!
飢えた人だかりから次々のびる手・手・手
お店の人は慣れた様子で次々捌く
飛び交うパンと小銭
選ぶ余裕はない、とにかく数は揃えねば
亡者の群れの隙間から手を伸ばして掴む
ヨシ!数量確保だ、
「ください!!!」
友の、私の空っぽストマックを満たしてくれる
愛しいものたちよ
戦利品を確認しながら教室へ急ぎ戻る
おおおお
コロッケパン、焼きそばパン、ハンバーグパン
ハムサンドにメロンパンだ
1人菓子パンだが仕方ない少しずつ分けるか
予約なしでハンバーグパンまで得られるとは
上々の収穫に胸を張って帰還する
「みんな、お待たせ!!」
より良い予約方式について議論しながら
パクつく我ら
あんまりスマートな仕組みになるのも
かえって味気なくなったりしてね
あー惣菜パン美味しすぎる
「鐘の音」
#186
鐘の音……。
あの悪女に、聞かせてやりたい。
人のおもいを躊躇いもなく踏みにじった売女……犯罪者の娘、今井裕子に。
どれだけ悔しい思いをしたか、鐘の中に閉じ込めて、これでもか……と撞いてやる。
当然、百八つじゃ少ないさ。
鐘の音……。
速く撞いて、叱られたヤツがいる。
ほくほくと、こたつの上で、鍋焼きうどんが煮たっている。
かまぼこ、たふたふのお揚げに、熱々の焼き豆腐。
土鍋いっぱいの、鍋焼きに手をつける二人の女子。
加奈子は、夏海の鼻の赤い顔を見ながら、今年も終わりだなと感じる。
除夜の鐘が聞こえる。
ゴーンゴーンゴーン。
ああ、今年はいい事はなかった。
彼氏にも振られたし、友達も出来たけど、すぐ別れた。
大学もうまくいってない。
単位が取れなきゃ、来年は留年だ。
なお、私の所属は、谷教授のゼミであり、専攻は英語である。
英語だって、周りが上手い人ばっかりで、気後れしてしまう始末。
もう、入らなきゃ良かったかなっていう大学も、親の手前退学もできないし。
バイトに身をやつすも、三週間でクビになる。
陽キャのような、陰キャ。それが、加奈子。
一本の白いおうどんを見ていると、人生とはと悩む。
熱々のおうどんぐらい、食べやすいものであってくれよ。
夏海ははんなりと笑う。
「ほんま、姉さん。おうどんさっさと食べや」
容姿が良いとされていても、その事自体が良いとは限らない。何故ならば、その人は本当に自分を見てくれているのだろうかと不安な夜を過ごさせられるだけだからだ。この問いを持ちかけた時、皆はこう述べる。「そんな事ないよ。」と。だが、その者からすれば、ただの池、凪いだ水面に一葉の枯れ葉が落ちるが如く、それ以上でもそれ以下でも無い。という事だ。
鐘の音。
鐘の音は
幸せな音?
本当は
2人で
鐘の音を
聴きながら
【Wedding song】を
唄われたい。