『鐘の音』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「 鐘の音 」
『この鐘を鳴らしたら願い事が叶うんだって』
『でも、口には出さず。。ね?』
微笑んで笑う君の横顔がとても輝いて見えた
ゴーン ゴーン
《 ---とずっと居られますように 》
鐘を鳴らして手を合わせる君に僕は目が離せず。
『よしっ!』
『次は---の番だよ!』
願ったあと君はそう僕にそう言ってくれた
「あ、うん‥ 。」
「えっと〜…」
『あははっ、なんでもいいんだよ。』
ゴーン ゴーン
《 --の願い事が叶いますように 》
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『願い事、叶うといいなぁ〜!』
そういう君に僕はこう言った
「きっと願うよ」
響き渡る鐘の音。
それは平和を願う声、平和への祈り。
今、世界中に響かせたい音。
罪を繰り返さぬよう、永遠に語り継ぐべきことがある。
さあ、今こそ手を取り合う時。
平和の鐘を打ち鳴らせ!
原題:合唱曲『HEIWAの鐘』
2022.8.6 広島への原爆投下に対する追悼の意を込めて
鐘の音が聴こえてくる。
盛大な拍手の音が聴こえてくる。
こっちまで幸せになってくる。
見えない式場を見ることを諦め、
本棚に駆け寄る。
取り出したのは、大切な大切な絵本。
お姫様が、悪い魔女に囚われてしまうけれど
王子様に助けられて、結婚するお話。
何度も何度も読んだお話。
このお話のように、
私は囚われているけれど
いつか王子様が助け出してくれないかな。
「鐘の音」
あ、と声が溢れた。
この音は、彼の居る教会の鐘だ。
彼はまた、いるのかすら分からない偶像に祈りを捧げているのだろうか。
鐘の音
『ゴーンゴーン』 鐘が鳴った。
国民の誰かが勇者へと進化したのだろう。
この国では、誰かが勇者になると
鐘の音が鳴り響く。
僕には両親が居ないが、長年この国に居て、
そのことが分かった。
"この世界"では、魔物がでる。
魔物の中には、良いものと悪いものがいる。
その、悪い方の討伐をするというのが
勇者の仕事である。
勇者への待遇はとても良い。
そりゃそうだ。国民の暮らしを守っているんだから。
けれど、僕の中で勇者の印象はすごく悪い。
僕がまだ小さい頃、勇者が両親を殺したんだ。
"前の世界"の方が平和だったな…。
永い年月過ごしているが、この世界はあまり好きじゃない。
強い勇者はいつ現れるのかな。
そんなことを思っていると、また鐘が鳴った。
今度はどんな"人"が勇者になったんだろう。
鐘の音
ゴーン ゴーン…
遠くから聞こえる微かな音
細く薄暗い道を歩いていく。
私の中の思いを流してくれるかと願いながら…
鐘の音
この音がなったと言うことは
私はこの世から居なくなる。
天国に逝くか。
地獄に逝くか。
私には分からない。
神様、
私が楽になれる方に連れてって。
聞こえたら年が始まる。
また今年も早かったなあ
鐘の音
8月6日
日本に、原子爆弾が初めて投下された日
その悲惨さは、想像を超えるものだと思う
だんだん、平和に対する意識が薄れてきて、今ある日常を当たり前のものだ、と感じる人が多くなってきた
77年前、世界の国々が誓ったことは何だったのか
それでも、こういう日にはその日を振り返ったり、思いを馳せたりして、平和について考えるべきなんだ
平和の「鐘の音」を鳴らせる私たちは、とても幸福なのだと噛み締めて……。
『鐘の音』
ゴーンゴーンゴーンゴーン
夜の鐘
今日も1日が終わった
夏休みは時間が進む速度がハンパない
でも宿題は進んでくれない
時間にも宿題にも裏切られた
共有できる友達がほしかった
A「後、○○と○○だけ」
B「もうすぐで終わる」
……
友達にも裏切られた
ゴーンゴーンゴーンゴーン
夜の鐘
今日も1人寂しく1日が終わった
私はなにしてるんだろう…
こうして何気ない夏休みが終わってゆく
除夜の鐘が鳴ったら
12月31日午後11時50分
私は、とある山に向かった。道には狭く、人通りなんてない。
ここで、私のお父さんが亡くなった。
お父さんは、山で仕事をしていたときに亡くなった。
ちょうどその時私は、家にいた。お父さんが亡くなった場所は、熊がよく出る場所だったそうだ。だからきっと、熊に喰われたのだろう。その時には、お母さんは、もうこの世に居なかった。私が幼い頃にガンで亡くなったそうだ。
つまり、私は、両親二人とも、、いや、兄弟や姉妹ももともといないから、家族を亡くした。父さんは、今年の夏、8月6日に亡くなったとされている。誰も喰われた場面を見ていないから、何時何分までは、分からない。
8月7日、、
絶望した、あの日。8月6日は、まだ、知らなかった。
私は、全てを失ったように思えた。そこにはもう、骨しか残ってない。お父さんは、この世にいない。そう、確信した。そこからは、受け入れられず、ただ、毎日、涙を流すだけ。でも、もう、受け入れるよ。
今年の除夜の鐘が鳴ったら、
去年は、一緒に聴いたね。ただ、今年は、一人で聴くことになる。だから、
この鐘の音を区切りにして、受け入れる。
1月1日午前0時
遠くから鐘の音が聴こえた。
私は、その場で手を合わせて、最後の涙を流す。
1月1日午前0時2分
私は、その場を離れてた。受け入れることができた。
なぜなら除夜の鐘を一人で、聴いたから。
思い出の除夜の鐘。
毎年、お父さんと聴いた思い出がある。
お父さん、今までありがとう。これからは、お父さんの死を受け入れて、後戻りすることなく、前へ、進んで行きます。
これで私は、受け入れられた。お父さんの死を、その時、お父さんの微笑みが、頭に浮かんだ。
おはようございます🙂
しゅうです😉
初めまして
こんばんわ
遠くで聞こえる祝福の鐘の音。
その裏側で背徳行為を行なっているなんて誰も知らない。
おめでとうの声が遠くで聞こえている。
新婦は不在だ。
新郎だけが式場にいるおかしな光景だ。
そんな様子をよそに、相手は純白のウェディングドレスをゆっくりと脱がせてゆく……
学校のチャイムが鳴り、放課後になると、よく図書室に行っていた。キリの良いところまで本を読んで帰るのが日課だった。
本が好きになったのは小学5年生くらいのとき。それ以前は本はほとんど読まなかった。
夏休みの読書感想文では、本を読もうとすらしない私を見かねて母が読んで聞かせてくれようとしていたが、途中寝てしまい、激怒させた。
今は、通勤時間に本を読んでいる。エッセイが好き。
『鐘の音』
リストの《ラ・カンパネラ》♪
お気に入りはフジコ・ヘミングさん!
何度聴いても感動しちゃう🎹
『鐘の音』
沢山練習したんだよね。
小さな子供達が奏でたハンドベルの音色は、
どんなオーケストラにも負けないくらい
キラキラと綺麗だった。
1人になりたいけど
独りにはなりたくない
この音は不幸の始まりなのだろうか
いつもなら隣に君が寝ているはずのベット
この音を聞くとあのひとを思い出す
意識が薄い中遠くに歩いている
私じゃない誰かと楽しそうにわらっている君
微かに真っ白い霧に消えていく君の姿と
「私じゃない誰か」
からんころんちりんと耳障りな音が
やけに明るい部屋の片隅に飲み込まれていく
どっと噴き出した熱が身体とか心臓とかを薄っぺらい膜にして覆う
口に押し込まれたままざらりと喉を滑ったのはきっと苦味を閉じ込めた愛情
ちかちかと頭のてっぺんまで明るくて苦しさとか痛みとかぜんぶ溶けてって
涎がベッドシーツを這う、鳴りやまない警鐘ががんがんと脳内を殴り付ける
狂おしいほどに、愛に溺れるのがまだ怖くて堪らないや
この音は幸せの始まりなのだろうか。
不幸の始まりだろうか。
私の頭を埋め尽くす人は
今、私の隣にいる人ではない。
密かに期待してしまうんだ。
遠くにあの人が見えないか、声がしないか。
そんなはずないのに。
だって、
あの人はもうイナイのだから。
私は死ぬまで笑顔の仮面を外せないのだろう。