からんころんちりんと耳障りな音がやけに明るい部屋の片隅に飲み込まれていくどっと噴き出した熱が身体とか心臓とかを薄っぺらい膜にして覆う口に押し込まれたままざらりと喉を滑ったのはきっと苦味を閉じ込めた愛情ちかちかと頭のてっぺんまで明るくて苦しさとか痛みとかぜんぶ溶けてって涎がベッドシーツを這う、鳴りやまない警鐘ががんがんと脳内を殴り付ける狂おしいほどに、愛に溺れるのがまだ怖くて堪らないや
8/5/2022, 3:13:13 PM