』の作文集

Open App

』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

8/18/2022, 12:01:47 PM

鏡といえばこんな思い出がある。

 僕はあまりかっこいい顔ではない。卑下とか謙遜ではなく、事実だ。だから鏡を見ることはあまり好きではないし、身支度を整える時以外はできれば覗き込みたくない。そんなふうに、鏡に対して良い印象を抱かずに、生まれてからの十余年を過ごしてきた。

 話は変わるが、僕にはとある友人がいる。その友人…仮に『彼』と呼ぼう、彼は整った顔立ちをしている。学校でなら女の子たちの視線を全身に浴び、街に遊びに出かけたなら二度見されるのも日常。隠れてファンクラブが出来たことも聞いたほど。
 そんな彼がなぜ僕と懇意にしてくれているのか。まさか自分をさらに際立たせるためか? 一度、疑問に思って聞いたことがある。彼曰く、
「◯◯(僕の名前だ)は、入学した時に顔関係なく対等に話してくれた唯一の人だからかな」
だそうだ。…正直なことを言うと、僕が勝手に妬んで少々冷たく当たってしまっただけなのだが、これは言わないほうがいいだろう。

 ある時、いつものように一緒に帰宅しようと二人で学校の廊下を歩いていた。僕らの通う学校には、昇降口前に全身が映るほどの大きな鏡がある。当然目の前を通るのだが、前記したとおり僕は鏡が好きではないので、大袈裟に顔を背けて通り過ぎようとした。すると隣を歩く彼が、
「そっか、お前鏡苦手だったっけ」
と、立ち止まった。
「そんなに毛嫌いするほどか?」
鏡の前に立ち、手足を上げておどける彼。そんな彼に思わず苛立ちを覚え、
「お前は顔がいいからそんなこと言えるんだろ」
と思わず返してしまった。すぐにしまった、とは思ったが、言った言葉が喉に返ってくるわけでもなく、鏡越しに彼の表情が一瞬凍りついたのがわかった。
「あっ、ごめん、そんなつもりじゃなかったんだ」
ぱっと本物の彼に向き合い、どう言葉をかけようか考えあぐねていると、不意に彼が吹き出した。
「…ぷ、ははっ! お前、魚みたいな顔してるぞ」
と、ひとの顔を指さして笑うのだ。何笑ってやがるんだ、と思いつつ鏡に向き直れば、そこには、魚のように口を開けて呆けた顔をした僕がいた。それを見てさらに笑う彼。ちょっと眉を下げて、先ほどのショックから抜けきれていない感じは否めないが、とても楽しそうに笑っていた。なんだか、彼を気にした自分がバカらしく思えて、
「なんだよ、お前だってさ…!」
と、彼の頬を真ん中に寄せて、
「ほら、フグだ、いやハリセンボンだ、ほら!」
鏡を向かせてやった。彼も、お返しとばかりに僕の顔をハンバーガーのように掴み、
「ならお前は陸揚げされたニュウドウカジカだ、ほれ、ほれ!」
と、見せつけてくる。

 「何やってんだ君らは…」
ふいに後ろから声がかかる。振り返れば僕たちのクラスの担任だった。改めて鏡を見れば、二人でお互いの顔を掴み合って鏡を向かせていて、実に滑稽な絵面だった。
 「あは、あっはっはっ!」
 「くくくく、んっふっふっふっ」
 思わず二人で笑った。担任を無視して笑い転げた。担任は訝しみながら早く帰れよ、と一言言って職員室に消えた。僕らは顔が赤く染まるほど、しばらくその場で笑いあった。

 帰り道で、彼は僕にこう話してくれた。
「あんなふうに誰かと一緒に変顔して笑うの初めてだからさ、すごい楽しかった」
満足げに瞳を煌めかせてこちらを見る彼は、今までに見たどの表情よりも、彼を感じられた気がした。

8/18/2022, 11:59:11 AM

「鏡」

学校にいる時 私は上手く笑えているだろうか 時々不安になる 1人だと上手く笑えるのに…上手く笑えてるか分からない時は 1人になって 鏡を見る 面白いのに 人がいると上手く笑えない。そんな私が唯一笑える場所は ゲームの中
誰も私の顔を見てない 安心出来る。いつか みんなの前で 大きな声で 笑ってみたい…

8/18/2022, 11:56:32 AM

目にキラキラのアイシャドウを置いて。
お人形のように長いまつ毛。
ファンデーションで肌を白く塗り。
真っ赤なルージュで唇を染める。

そして鏡を見てこう唱え続けた。
「大丈夫。私は世界一美しい。」
そうして自分を目一杯高め、外へ行く。
でもね、おかしいの。
あんなに自分を高め、自信に満ちていたのに
外はあまりにも美しい人で溢れていて
満ちた自信はすぐに消え、無くなってしまった。

「ねぇ鏡よ鏡、この世界で一番美しいのは私よね?」

涙で化粧が崩れてしまった。

8/18/2022, 11:56:03 AM

“鏡”

君は本当に笑ってるの?
その笑顔偽物だよね?

悲しそうな目
苦しそうな目
辛そうな目
寂しそうな目
怯えた目

そんな目で無理に笑わないで
心の底の暗い感情を
笑顔で無理やり隠そうとなんてしないで

目は心の鏡だよ
ねぇ、どうしたの?何があったの?
君の本当の感情を見せて欲しいな

8/18/2022, 11:40:40 AM

目の前に映る鏡の私
あ〜鏡に入ったら何も考えずに
真似するだけでいいんだろうな
あ〜…変わってくれないかな

“いいよ”
そう聞こえた気がした



お題 鏡

8/18/2022, 11:40:07 AM

お題《鏡》


桔梗の花があしらわれた、白銀色に輝くアンティークの鏡。


その鏡に宿された想い。


その鏡にひそむ悪夢。



古より、現在に受け継がれる――。





今日も閑古鳥が鳴いている。



瓶詰めにされて置いてあるのは森から採取した月光を浴びた石、一夜だけ花開く夜想花、朝露纏う布、希少な本の紙切れ。透明な泉の水に浸されたそれは、現代の魔法使いにより依頼されたもの。


まれに、過去の魔法使いの依頼もある。


使い古されたポットには朝露と妖精の果実で淹れたお茶が、ゆるあまい香りを漂わせている。


硝子の器には青い花の砂糖漬けが入っている。透き通ったあまい香り――これもまたここの主(あいつ)の好きなものだ。依頼の報酬はお茶と菓子。珍しいものから王道なものまで――つまり、なんでもありなのである。



「相変わらず本本本――依頼の報酬は茶と菓子。主は歪だねぇ」


これは最高の褒め言葉だ。


扉がギィ……と開く音がした。鏡の中から出ることなく少年は、爽やかに毒を吐く。





「やあ主。今日はどんなガラクタを買ったの?」

8/18/2022, 11:37:42 AM

鏡に顔を映す。
元気な顔、疲れた顔、寂しい顔、
元気なときは覗き込むけれど、疲れているときは
あまり覗きこまないな。
いろんな自分が分かる鏡
君は正直だなと思う。
これからもいろんな表情を教えてね!

8/18/2022, 11:36:26 AM

お題:鏡

鏡の中の"私"は親切で優しくて
みんなの人気者

現実の"僕"はうるさくて男勝りな
嫌われ者

ある日、鏡の中の"私"が現実に出てきて
みんなを味方につけた
みんなは僕より私の方が良かったらしい

あんなに仲が良かった友達もすぐに裏切った
まるで僕が見えてないみたいに無視してきた
次第に僕は消えていって
みんなの視界に映らなくなって
声も届かなくなって
何度も叫んでも誰も振り向いてくれなかった

ただ一人、私がニタニタと笑ってた
そして最後、私が僕を殺すんだ

そこで目覚めた
叫びながら目覚めることってあるんだなって思った
目覚めた時心臓バックバクで正直ヤバかった
この夢を見てしばらく経ったけど
もう二度とこの夢を忘れることはないだろう

8/18/2022, 11:34:11 AM

人を鏡として みた時

何か 教えてもらえる時

ありますね

そんな時 教えてくれて

ありがとうと感謝ですね

8/18/2022, 11:34:09 AM

鏡の中の私になりたい

鏡の中の方が可愛く見えてしまう、、

この現象なんだろな

8/18/2022, 11:33:03 AM

「鏡」
鏡は自分の姿をそのまま映してくれる。
それで、私の動きをズレることなく真似してくる。
時々、鏡の中にいる自分はどんな人なんだろうと思うことがある。でも結局鏡の中の自分も私だ。当たり前だけど…。
でも、もしも未来の自分が映ったら?運命の人が映ったら?って現実離れしたことを思ってしまう。
そんな鏡があるなら出会ってみたいものだ。

8/18/2022, 11:30:34 AM



見つめてるの…

もう1人のわたし…
いつもいじめちゃって
ごめんね…

大切にしてあげられ
ないの…

つらいよね…

ヨシヨシ。
つらくあたっちゃって
ごめんね…

8/18/2022, 11:26:15 AM

鏡がもし、壊れたら
 
 私は元の国に戻れない

 ねぇ、鏡さん

 本当の私は いつ映るの、

8/18/2022, 11:26:00 AM




かがみの孤城 ※ネタバレ注意



_______________________




たとえば、夢見るときがある。

転入生がやってくる。

その子はなんでもできる、素敵な子。

クラスで一番、明るくて、優しくて、

運動神経がよくて、しかも、頭もよくて、

みんなその子と友達になりたがる。

だけどその子は、たくさんいるクラスメートの中に

私がいることに気がついて、

その顔にお日様みたいな眩しく、

優しい微笑みをふわーっと浮かべる。

私に近づき、

「こころちゃん、ひさしぶり!」

と挨拶をする。

周りの子がみんな息を呑む中、

「前から知ってるの。ね?」

と私に目配せをする。

みんなの知らないところで私たちは、もう、友達。

私に特別なところがなくても、

私が運動神経が特別よくなくても、

頭がよくなくても、

私に、みんなが羨ましがるような長所が、

本当に、何にもなくても。

ただ、みんなより先に

その子と知り合う機会があって、

すでに仲良くなっていたという絆だけで、

私はその子の一番の仲良しに選んでもらえる。

トイレに行く時も、教室移動も、休み時間も。

だからもう、私は一人じゃない。



真田さんのグループが、

この子とどれだけ仲良くしたがっても。

その子は、

「私はこころちゃんといる」

と、私の方を選んでくれる。






そんな奇跡が起きたらいいと、

ずっと、

願っている。



そんな奇跡が起きないとは、知っている。

8/18/2022, 11:21:21 AM

「鏡」

鏡の前映る僕は 笑顔ではない 気力がない この表情を この無気力を どのようにすればいいのか まだ答えは出ない

8/18/2022, 11:17:29 AM

鏡?嘘つかないって言うけど、そんなの嘘よ。
見たら割りたくなってぐちゃぐちゃにしたくなる
醜形恐怖症のわたしはね
ゆるさない。

こんな事言ってばからしくなる自分が嫌い
この文章を書いて少し自分に自信を持った自分も嫌いよ

もしこんな私の投稿を見て少しでも元気になってくれたら嬉しいわ。

8/18/2022, 11:15:50 AM

鏡。

鏡の向こうに
いるのは
絶対に届かない
もう1人の私。

うちの妹は
本当に似てるから
鏡の向こうにいても
わからないかも?

合わせ鏡は本当にヤバかった。

8/18/2022, 11:14:10 AM



顔って毎日見ているので、変化に気がつかない。
でも、少しづつシワが増え、シミが増え、弛みが出ている。

毎日ではなく、1週間に一度とか1ヶ月に一度とか、1年に一度しか見られなかったら、もっと危機感を感じるかもしれない。

でも、だからといって老化を止めることは出来ない。
そう考えると、ショックを和らげるためには毎日見て、自分の変化に気付かない方が幸せかも知れない。

鏡に映る顔は正直だ。
疲れた顔、不機嫌な顔、悲しい顔、嬉しそうな顔、幸せそうな顔。
その時々の心を映し出す。

シワやシミが増えてもいい、幸せそうな顔を映し出して欲しい。

8/18/2022, 11:09:08 AM

鏡の自分を褒めてあげたい

みんな私を褒めてくれる
「頑張ったね」
「真面目だね」
「よくやった」
だけど全然嬉しくない
決められた環境で
着けられた足枷に
呼吸もできないほど背負わされたもの

私も私に満点をつけたい

だから鎖を斬った

その時知った
鎖は簡単に外せること
檻から飛び出していけること

自由になった自分に
いま、心から伝えよう
よく頑張った、ありがとう

8/18/2022, 11:05:26 AM

🍀鏡

朝、学校に来て1番に駆け込むトイレ
トイレなのに便器は使用しない
使うのは鏡だけ

家を出る前にきちんと鏡で前髪を確認したのに
もう崩れている

こんな状態では先生と恥ずかしくて会えない
この状態で会ったら笑ってはくれるだろうけど

ま、それは置いといて

会いたいからきちんと身だしなみを整えて

職員室前の廊下に続く階段をゆっくりと登る
先程整えた前髪を崩さぬよう…

そして、

会う

「おはよう」

どちらが先に言うかは決まっていない
だって先に気づいた方がするから

先生から言ってくださる時はもう即レス
当たり前じゃん?

私から「おはようございます」って言った時は
先生は「はいおはよう」って柔らかく返してくださる

今日も頑張ろう

Next