『鏡』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
貴方が1番美しい。
あの子よりも、彼奴よりも、元彼よりも。
貴方が1番美しいんだよ。
わたしは鏡にそう伝えた。
鏡
鏡に映った自分の瞳には、鏡が映っている。
鏡は、それを視る自分を映し出すが、自分の瞳は何を映すだろうか。
人は視たものを脳裏に焼き付けるが、意外にも自分の瞳に映っているそれ自体を観ることがない。
人が観ているのは、鏡越しの世界と変わらない。
なぜなら、人は眼と心のフィルターを通して、認識を観察するに過ぎず、本当のモノの姿を認識することは叶わないからだ。
鏡の世界は、本当の世界とは別のモノ。
私が観たモノは、本当の世界とは別のモノ。
鏡の世界は、とても良くできているが、鏡の向こうにそんな世界が本当はないってことは理解っている。
だけど、瞳を通して観た世界には疑問を持たなかったりする。
本当の世界はどんなだろうか。
ハッと気付いたとき、自分が観てた世界が、鏡越しの世界だったことに驚く。いつも本当の世界はフィルターの向こう側だ。
自分が思った世界とは違う世界が広がっている。
たまには手鏡を取り出して
自分の顔を見つめてみる
そして心の中で問い掛けるんだ
『ねぇ、鏡の中の僕。
鏡の中での僕も現実の僕と
同じように君を喪っているのかい』
返事はない、当然だ。
しかし返答の代わりに
手鏡をずらし
君の座って居た場所を映す
…そこにもやはり
君は、居なかった。
映された手鏡のなかには
現実と同じく
もはや、主を失った
小物達がうっすら
埃をかぶっていた。
僕は無性に悲しくなり
手鏡をもとあった場所に戻す
過去の記憶の住人に
なってしまった君を
思いながら…。
#鏡
鏡
私は鏡が嫌い...
鏡見ると落ち込む日々
なんでもっと可愛いく生まれてこなったの?って
思っちゃう...
顔は、こんなにも映し出せるのに
心はちっとも、映してくれない
あの人の心を映し出す鏡があったら良いのに
ちょっと怖いけど
遠い宇宙と、近い睫毛は見えないというけれど
1番近い、わたしの心も、全く見えない、触れられない
湧いてくる感情の機微を
全て曇りなく
鏡で映し出せたのなら
わたしはもっと
真っ当に生きられることでしょう
だといいな
知らぬが仏というけれど
知ってる仏に
わたしはなりたい
だから、磨くよ
心の鏡
目をつぶって
深呼吸して
鼓動を感じて
心の耳目を大きく開いて
わたしの心の奥底に眠る、
私自身の叫び声を必死に受け止めるんだ
曇ることなく、
わたしの、本当の心の声を映し出せる鏡へと
ピカピカに磨き上げよう、今日も、明日も
日当たりのいいリビングに座って、化粧をする。
そこの鏡にに映る自分が、一番キレイに見えるから。
そして、まだまだイケると自信をつけて、張り切っていざ外へ。
エレベーターの鏡に映る私は、悲鳴をあげたくなるくらいひどい顔。
疲れて老いて、浮腫んでる。
鏡よ、鏡、どの私が本当の私なの??
忖度なしで教えておくれ。
いや、まずどの鏡が正直者?!
……正直者の鏡はダイキライ。
うつしているのはそのままの僕なのに
こんなに惨めだ。ごめんね。
本当の姿を知るは…
鏡越しの自分は嫌いだ
可愛くもない、かっこよくもない
『愚かな姿』って思うこともある。
でもそんな自分を好きになる瞬間は
メイクをしている時。オシャレをする時。
目元や口元を可愛く彩ってくれる
お気に入りのアイシャドウをして
お気に入りのリップをつけて
自分の好きな服を着て靴を履いて
自分の好きなバッグを持つ
その時好きな自分に生まれ変われる
生まれ変わった姿を鏡で見るのは好きだ
まるで自分はいないようで…
愚かな自分は鏡に写したくない、綺麗な自分を写したいの
誰も自分の本当の姿なんて知らない
本当の自分の姿を知っているのは
【自分と親しい人、自分を写す鏡だけなのだから】
「本当の姿を知るは…」
〜Fin〜
ぼくは鏡に写った自分は嫌いなんだ
なぜなら自分の「顔」が嫌いだから
けれど大人になるに連れて
このままじゃだめだと思えてくる
しっかりと向き合わなきゃ
ぼくは鏡のぼくを初めて見た
よく見てみてみると自分の顔は
きれいなんだと思えてくる
ちょっとだけ嬉しくなっちゃった
鏡
ブサイクな自分の顔を見たく無くなる。
でも、
未来に向かっている鏡だったら、
いいと思うのかもしれない。
『 鏡 』
最近知ったのは
目の前の人が自分の鏡となること。
その人が何か、言葉を発していたら
自分の中にもその言葉を言いたいこと
…とかね。
鏡覗くのは苦手
ひどい顔をしてる時もあるから
たまにキレイに可愛く映るとうれしい
単純だな
自分の顔をじかに見ることはできない
鏡を通してしか見ることできない
顔は自分のものだけど
同時に他人のためのものでも
あるかもしれない
人から見た自分ってどうなんだろう
それを知るために鏡ってあるのかな
せめて大切な人や愛する人には
綺麗とか元気で健康的だとか
そんなふうに見られたいし
そういう自分でありたいな
鏡さんよろしく
ねぇ、この世界で
1番大きな鏡って何だと思う?
え?
なぞなぞじゃないよ。
ヒント?
んー、日本にもあるし、ヨーロッパにもあるよ。
え、作られた時代?
うーんと昔。
ギブアップ?
じゃ、答え、言うね。
この世界で1番大きな鏡は、
海!
お題 鏡
「鏡」
鏡の中は反転ばかりだ。
全て逆さま。引っ繰り返されてる。
事実も全部全部、反転して映る。
「怒ってる?」
「どうかしたの?」
「あの人、何を考えてるかわからない」
じゃあ、どんな顔をすればわかるの?
目と口で曲線を作れば
笑っていることになるの?
眉間にシワをかき集めるのは
不快な時だけなの?
鏡を見てみて
顔の力を抜いてごらん
…何を考えているの?
母のドレッサーは大きな三面鏡です。私はよくその前に立って、遊んだり磨いたりしていました。
まやかしの夢幻城。合わせ鏡の連なる世界はどこまでも続くようで見入ってしまいます。
ひとしきり覗き込んで、振り返るとまた無限。さて、私はどこへ向かえば良いのでしょうか。
〉鏡
鏡に映る僕は完璧だ。
完璧なはずだ。
色んな女の子からなんぱされて、それに対応して
すごく美人な彼女だっている。
だが僕は何か足りないと思う。
毎日鏡をみて髪型整えて、一番カッコイイ自分で生きている。
なぜ足りないと思うのか僕には全く分からない。
こんな自分が大っ嫌いだ。
『鏡』
あなたはいいよね。きっと友達も沢山いて、性格もひねくれてなくて、歌だってうまいんだろうな。才能が沢山あって、優しくて。
だって私と反対だもんね?
この世で一番醜いのは誰?
「鏡」
映る世界は素敵で。でも見たくない。
今が壊れてしまいそう…だから。