『鋭い眼差し』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
鋭い眼差しの先には私の友人がいる。さっきまで友人とじゃれていたら、彼女が来てしまった。彼女は私の首にそっと腕を回してハグすると友人をじっと見つめる。
その腕にそっと手を当てると彼女の血の流れるのが手に伝わる。
「あっち…いこ、」
そう私が言うと彼女は顔を紅らめて頷く。
もともとそんなに強気な性格でもないのに私のこととなると強がってくれる。
彼女といると本当に飽きない。
・鋭い眼差し
私だけしか見えない貴方が大好き。
他の人は知らないその表情が大好き。
可愛くて、愛おしくて、ちょっとだけ怖いその目が大好き。
出来れば一生見ていたいけれど、そんなことを望んだら貴方を困らせちゃうから。
だからこの感情は死ぬまで黙っておくね。
今日も小さな願望を隠して貴方に眼鏡を渡す朝。
流行ったと言えば…
一昔前の韓国ドラマ…
仕事柄、話を合わせない訳にもいかず
当時めちゃくちゃ流行っていた
とある韓国ドラマをみてみた
けれど、やはり何が面白いのか?
もう、ひたすらに長い…
「私には合わないな…」
そう結論を出し、その後韓国ドラマを
目にする事は無かった…
次に見たのは数年して韓国ドラマが
少し落ちついた頃だった
タイトルは忘れたが俳優さんが
「鋭い眼差し」で演技する事に
一気に引き込まれた…
今だに目に焼き付いているのは
左右が違う方向を向いている状態の
黒目をゆっくりと焦点を合わし
真っ直ぐに前をみた時の鋭い視線…
目で演技をする素晴らしい役者さんは
日本にも沢山いるが、違う意味での
黒目を自由に動かせる人はその俳優が
最初で最後だ…
想像して欲しい…両目ではなく
片目ずつ眼球を自由に動かせる人…いる?
《鋭い眼差し》
ベテラン刑事 凄腕スナイパー 居合斬りの達人 ミクロン単位で精度を出す旋盤工 面相筆を持つ絵付け師 神の手を持つ外科医 枯枝の百舌鳥 虚空の鷹 獲物を狙うネコ科の猛獣 人間と対峙する罠に嵌った狼王ロボ
→短編・一瞬の邂逅
信号待ちで道路端に立って、視線を感じて見上げたら、マンションの窓辺から奇抜な衣装の人形が鋭い眼差しでこちらを見ていた。とんがり帽子を被り、マントを羽織っている。
「魔女や……」
つぶやく私に合わせて、隣の女性まで顔を上げる。
「いや! ホンマや! おばちゃん、毎日ここ通ってるけど気が付かへんかったわ」
「ハロウィンですかね?」と私。
ちなみに彼女の言う「いや! ホンマや!」は「いとをかし」と同じような強い感動を表す関西弁である。
「エライご面相の人形やなぁ。どうせやったら美人のねぇちゃんにしたらエエのに!」
私たち二人に釣られて同じ方面を見た男性まで会話に加わる。
「今時分、そんなん言うたらセクハラや言われんで」
女性の早い切り返しを最後に信号が変わって、私たちは再び赤の他人に戻った。
魔女人形はハロウィン関係なく窓辺に置かれており、あの束の間の邂逅以来、私は彼女に黙礼するようになった。
奇妙な会話を交わした二人もたまには見上げているのだろうか?
テーマ; 鋭い眼差し
鋭い眼差しが飛んでくる
悪い事をしたり
人に嫌なことしたり
神様は見てる
見られてることを意識して
何でも感謝して生きなくちゃ!
じいちゃんの 鋭い眼差し 掻い潜り
目指せ仏壇 五味焼きカステラ
鋭い眼差し
誰だ、誰だ、誰だ
新月の闇に隠れた暗殺者?
なぜだ、なぜだ、なぜだ
悪いことなんて
みんながしているはず
百万の、鋭い眼差し
銃弾は、心を粉々にする
百万の、鋭い眼差し
SNSは、いつだってヒットマン
現代の、ヒットマン
「上目遣いが睨んでいるようにしか見えない」とひとりの友人に言われたものの、他の友人達からは「そんなことはない」と言われて自覚した。
嗚呼、お前は友人じゃなかったんだな。
愛の擬人化たるお前の、瞳の奥に光る刃に、気付いているのは私だけ。
お題:鋭い眼差し
先日 久々に日光へ出かけた。
まだ紅葉はしていなかったが、金木犀
の良い香りを漂わす「日光東照宮」で
「護摩供行」を目にする事ができた。
公開する時刻が外に書いてあり、お堂
に入るのも自由だったので一種のショ
ー的なものだと思った私にその光景は
衝撃だった。
供養の炎に向かって一心不乱にお経を
唱え、皆の為に護摩供養をする修行僧
の姿。
気迫とは違う 無の境地…なのか、私
なんぞにはわからない 結界がある様
にさえ感じた。
鋭い視線…ではない。
心で炎を見ている…修行僧の瞳は違う
世を見ている…とも感じた。
心の中で手を合わせ、感謝をしながら
の貴重な体験だった。
鋭い眼差し
舞台の上には 一人の男
脇を固めるは 二人のギタリスト
背後には ドラムとベース
男は暗闇のなか 止まぬ歓声を浴び
不敵な笑みを浮かべたまま
マイクスタンドに手をかけた
幕が上がり 光が照らす
歓声は最高潮に達する
男はその鋭い眼光で客席を睥睨し
曲が始まった
愛と死を歌い
舞台に生き 舞台で散った
僕の愛しのロックスター
櫻井敦司よ、永遠に
重低音が BUCK-TICKする
お父さん。
あなたの鋭い眼差しが、幼い頃から苦手だった。
寡黙で、真面目で、厳しいお父さん。
男手一つで私を育ててくれた、お父さん。
彼氏を紹介したときは、今までに見たことないくらい
とても鋭い眼差しで彼を見ていたっけ。
結婚式を挙げるときも、やっぱり鋭い眼差しで
「俺は行かん」なんて言っちゃって。
結局、式の日は私の花嫁姿を見てずっと泣いていたね。
昔から厳しくて、怖くて、でも優しいお父さん。
その鋭い眼差しが私を見守ってくれていたんだなぁと
あなたがいなくなった今、思います。
私にとってあなたはいつまでも一番のお父さんです。
娘より。
瓦礫の中で立ちすくむ
少年の目を見ろ
目を逸らすな
日に一度
もどかしさに身悶えながら悩め
心の奥底から祈れ
#鋭い眼差し
あ あれ?
い どうしたの?
あ いや、プリンがさ
い …
あ ないんだよね
い そう…
あ 帰ったら食べようと思ってたの
い そうなんだ
あ …
い …なに?
『鋭い眼差し』
「鋭い眼差し」
今日の一年前なぜかいつもは暖かい眼が
今でも私を殺してしまいそうな冷たい眼をしていた
見張られている...
私はこれからずっと
あなたが過ごしやすい環境を作って、機嫌が良くなるように頑張らなきゃ行けないの?
お題/「鋭い眼差し」
鋭い眼差し
オレが過去の悪夢に囚われ、
自らを罰した夜も。
オレが闇に怯え、
孤独に閉じ籠もった夜も。
貴方の鋭い眼差しは、
静かにオレを見詰めてた。
貴方の鋭い眼差しを、
他人は、冷たいと恐れる。
だけど、オレは知ってる。
その冷たさの裏には、
優しさが隠れていることを。
甘い恋の語らいより。
優しい愛の囁きより。
貴方の鋭い眼差しは、
深く、静かに、
オレを満たしてくれる。
悪夢も闇も切り裂き、
貴方の眼差しが、オレを捉える。
鋭い眼差しに宿るのは、
強く研ぎ澄まされた、
貴方の…想い。
暗い路地裏から鋭い眼差しを感じた。
黒猫が一匹、じっと座って僕を見ていた。
僕に気づくと眼差しが少し和らぎ擦り寄ってきた。
何も無い僕に懐くこの子はきっと変わっていると思う。
生まれ変わったら君みたいな綺麗な猫になりたい。
にゃーにゃー必死に何かを伝えようとしてくれる君の言葉を少しでも分かってあげられるかもしれないから。
『鋭い眼差し』
「なあ、プルキンエ現象って知ってっか?」
そいつは世界の果てまで届きそうな大音量の笑い声をたてながらそう言った。その足元には死体が転がってるのに。デカい口からのぞく世界は赤くて、その裏に血が通っていることを簡単に予感させる、生を感じる、嫌な色。 今しがた殺した奴の生きた証と同じ色。
「知らねえ」
「簡単に言えば、暗い場所では赤色はほぼ見えねぇって現象。ほらこれ見ろよ。傑作だぜ」
下卑た笑い声を滲ませたままそいつが指さしたのは壁にへばりういたステッカーだった。暗がりではよくみえないが、目元を縁どった鋭い眼差しがこちらを睨んでる、そんな風に見える。
「なんか書いてあんな。あー……『犯罪は許さない』?」
「そう。そのステッカーさ、元々は『にらみ』を利かせるって意味を込めて、元々は隈取の目のイラストだったらしいぜ。赤色の隈取は正義感を表してるんだってさ。なあ、最高に面白くねえか? 見えなくなっちまうんだよ赤が。正義が。暗闇に呑まれて! 一緒だなぁこの世界と!」
そこまで解説した彼はまたゲラゲラ笑う。皮肉の痙攣か、魔物の咆哮か、はたまた嘆き声なのか、俺には判別がつかなかった。
昔、この街は明るく平和な場所だった。だが今はその名残だけを抱いて、犯罪が横行する常闇の世界へと腐り果てている。
「……許さねえってんなら、消えないでくれよ」
足元に広がるさっき殺した奴の真っ黒にしか見えない血を蹴っ飛ばした。この街に今は正義はない。消えた。暗闇に押し潰されて。ただただクソったれな日々を覆う闇だけが横たわっている。
お題/鋭い眼差し