白燈

Open App

鋭い眼差し


舞台の上には 一人の男
脇を固めるは 二人のギタリスト
背後には ドラムとベース

男は暗闇のなか 止まぬ歓声を浴び
不敵な笑みを浮かべたまま
マイクスタンドに手をかけた

幕が上がり 光が照らす
歓声は最高潮に達する
男はその鋭い眼光で客席を睥睨し

曲が始まった

愛と死を歌い
舞台に生き 舞台で散った
僕の愛しのロックスター

櫻井敦司よ、永遠に
重低音が BUCK-TICKする



10/15/2024, 6:24:59 PM