『部屋の片隅で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
夢を見よう
愛を語ろう
部屋の片隅で
始まりはそこで。
部屋の片隅で
まだ昨夜の迷いが舞っている
さあ、窓を開けよう
【部屋の片隅で】
部屋の片隅で
毎年この時期になると 何を贈ろうかと
ひとりで週末に出掛けて
お店で商品とにらめっこしていた
もうすぐ クリスマスだから
喜ぶ顔が見たい 驚かせたいと日々 仕事に励んでいた
駅直結型の新しく出来たモールのエスカレーターで
ぴったりと寄り添うカップルが見えた
去年贈ったマフラーの色が同じだったから
私の目に真っ先に飛び込んできた
そこから、ワタシはどうやって帰ったのだろう
目を閉じる
視線が一瞬交わったと思った
震える声を押し殺して
ワタシから落ちる瞬間の表情(かお)は
涙が線を描く
もう 隣りに愛しそうに向けていた
脚元から凍えて
言の葉よりも鋭く突き刺さった
自らの身体を抱き締めた
あれから 半年が経つというのに
ワタシは 未だ あの過去をリフレインしている
部屋の片隅で
明けない夜はないと信じて
部屋の片隅
そこには私の勇気の跡がある
悔しい日、苦しい日、反省しかなかった日
そこで小さくなっていた私が
もう1度、もう1日頑張ろうと動いた場所だから
目に見えなくても確かに残っている
部屋の片隅には
私の辛い思いの残骸とそこから動き出した希望への跡が
「こんなに星は綺麗だったのか」
いつも見ている景色なのにどうしてだろう
きっと常識に囚われていたからだろうか
世の中の汚れを見てから苦しかった
何も信用出来なくて、嘘ばかりついていた
でも僕は大空に飛び立った
羽を広げ、希望を胸に冒険に出かけた
あぁどんな宝物を手に入れるのか
疲れたらそこの丘で少し休んでみようか
そしてこの物語を君に教えたい
そんなことを今日も部屋を片隅で考える
【部屋の片隅で】
いつも明るくて元気なあの人が
もしかしたら深刻な悩みを抱えているかもって
思った日から、私は思ってる。
あの人の親はちょっと厳しい...みたいで、
テストで満点を取らないといけなかったのか、
テストの点数を見た瞬間、
あの人の目に涙が浮かんだ。
あの人が、袖でゴシゴシ涙を拭く姿を見ると
まるで心が締め付けられるようだった。
「なんで生きてるんだろ」
あの人のそんな一言を聞いて、無意識に
涙がこぼれてしまいそうだった。
そのとき私は用事があって詳しいことは
聞けなかった。私は直球で聞いた。
「辛いの?死にたいの?」
あの人は笑って言った。
「そういうわけじゃないよ」
誤魔化して無理して言ってるみたいで、
聞かない方が良かったと思う程、
聞いてる側まで辛かった。
でも、私は何も言えなくて、「そっか。」とだけ
言って、その場を後にした。
泣いて悲しみ、笑って喜ぶ。
感情が顔に出るあの人だから、私は考えてしまう。
部屋の片隅で1人、泣いているあの人の姿を。
「部屋の片隅」
実話を文章にして書きました。
実話...というか、最近の話...というか、
今、本気で悩んでる話です。
あの人っていうのは好きな人のことです。
『部屋の片隅で』
私は弟の耳を両手で塞いで、二人で頭から布団をかぶって震えていた。弟の手も震えて私の背中に回されている。
私だって耳を塞ぎたい。父親が母を罵倒する声なんて聞きたくない。だけど私は目の前の小さな弟を守らなければならない。
ガターン
大きな音が鳴った。たぶんまた父親が母に手をあげたんだろう。そんな音、聞きたくはない。
私の手もまだそんなに大きくはない。母の手より小さい私の手では、母を守ることもできない。弟の耳を必死に塞いでいても、完全にこの音を防ぐことなんてできない。
だけど私は弟の耳を塞いだこの手を放すことはできないんだ。
「ユイちゃん?」
「あ、ごめん何?」
「いや、なんかすごい魘されてたからさ」
目を開けたところにいるのは幼い弟ではない。私はあの頃のような小さく無力な存在ではないし、あんな男の庇護下になくても生きていける。
「うん。ちょっと嫌なこと思い出しただけ」
「大丈夫なの?」
「何が?」
確かに苦しい過去だけど、誰にも踏み込んでほしくはなかった。可哀想だと同情されるのも嫌だったし、大変だったねなんて何様なのか。
だから私は今日も作った笑顔で「過去のことなんで気にしてません」なんて壁を作る。
ただの客がこれ以上入ってくるな。
あの後、母はいなくなった。私たちを置いて一人だけ逃げ出したのか、それとも死んだのか、殺されたのか、まだ幼かった私と弟には、いなくなったことだけしか教えてもらえなかった。
そのまま私と弟は母の妹の家でしばらく過ごし、私が高校を出ると二人で家を借りた。叔母の家族に虐められたとかそんなことはない。たぶんいい人たちだった。
だけど私には家族だと思えなかった。弟は黙って私に従った。五歳下の弟は可愛かった。容姿とかではなく、唯一私の家族で私が守るべき存在として可愛くて仕方がなかった。私が必ず弟を守る。そう決めていた。
高卒で働けるところはあまり給料がよくなくて、探せばもっといい仕事があったのかもしれないけど、私は探し方を知らなかった。
何とかしなければと夜の仕事を始めた。初めはカウンターの中でお酒を作ってお客さんと話をするだけの店だった。
でも弟との時間がなくなって、昼間働けるところを探した。金銭感覚がおかしくなって、昼間の事務作業がとても時間の無駄に思えた私は、思い切って仕事を辞めた。
そして始めたのが昼間の風俗店だ。これなら昼間の仕事と同じような時間で働ける。弟を一人にしなくて済む。それに生活費にも余裕が出て、弟の進学の費用だって貯めることができた。
金銭感覚が狂ったといっても、ブランド品や高級なものを買ったりはしなかった。そんな物より、私にとっては家族が大事。
「姉ちゃん、俺、大学は奨学金で行くから」
「なんで? お金のことは気にすることないよ」
「それってさ、体売った金だろ?」
バレていないと思っていたけど、弟にはバレていた。そして弟は大学進学と同時に私と暮らす部屋を出て行った。
私はあの震える小さな手を守りたかっただけなのに。あの時は、私のこの手で守れる気がしたんだ。
一人になった部屋で、私は膝を抱えた。
「姉ちゃん、今までありがとう」
弟が残した最後の言葉だけは決して忘れない。私のやったことは無駄じゃなかった。
私の思い出に入ってくるな。思い出の中の私は、ちゃんと弟を守れていた。唯一の家族を守れていた。かけがえのない思い出。
それは私の誇り。だから誰にも何も言ってほしくないし、触れてほしくない。一番輝いていた頃の私なんだ。
今日も私は体を差し出して金を稼ぐ。過去の栄光じゃない。今でも私は栄光の下にいる。この体が私の家族を守った。だから私は誇りを持ってこの体で稼ぎ続けるんだ。
(完)
部屋の片隅で
ずっと体育座りの体制をしたまま背中を壁に預けて俯いていた、
俺は高校に入ってから陸上部に入部して、そこで結果を出そうと練習に励んだ。でも現実はそう甘くはなかったこの1年間怪我を長期間引きづり、全く練習に参加できていなかった。それでも2年生でタイムを久々に伸ばせたここからどんどん上げていこうと思った。結局そこから調子が一気にさがり、女子の練習さえもついていけなくなった(俺なんのためにスポーツやってんの?)そんなことを思うばかりが続き、現在に至る。周りが結果を出している中俺は…
「もう何もかもやめたい」そう嘆く日々が続いた
【部屋の片隅で】
部屋の片隅で泣いた。四六時中泣いた。(なんで泣いてるんだろう。)
親に叩かれても、殴られても泣かなかったのに…唯一の親友の友達が転校しただけで大泣きした。
「あぁ…これが悲しいっていう感情か…」そう思った。
『部屋の片隅に落し物』
私は何度この部屋の片隅で涙を流したのだろう。
数え切れないほどの涙が零れたこの場所で
私は今日も涙を流す。
これ程にまで自身を追い詰めているが次に日が登れば何故か“いつものわたし”が鏡には写り、
私は笑顔で朝を迎えている。
この部屋の片隅で、私は涙だけでなく他にもなにか…落としてしまっているのかもしれない。
部屋の片隅で
「Room」 作詞 藤井郁弥
君が窓辺に 挿した薔薇を
もうどれくらい 眺めてたのか
花は色褪せ 二度と愛は戻らないことを知ったよ
俯いたまま そっと鍵を
差し出した時 動けなかった
たったひとこと やりなおそうと
言える勇気が あればよかったよね
ふせた写真立て 倒れた空のマニュキュア
今は瞳を 伏せたくて
何も変わらない部屋で 君の香りが消えてく
そして はじめて悲しみ知ったよ
いつか涙は薄れてゆくのか
Heart Break Room
部屋の片隅で、あの日の薔薇が咲いている、長い日々への終止符の様に。
誰かこのドアを閉じておくれよ。
部屋の片隅で恋の赤い薔薇が枯れるまで…。
最後は得意の、インスパイアショートショートにしてみました。
そりゃあ、嫌いなものは嫌いさ、今更白紙にはならない。嫌よ嫌よも好きのうちの逆張りが通用するのはね、相手のイメージが出来上がるまでのこと、イメージが出来上がり、傷つけ合い愛想尽きたら女は早いよ(笑)あなたなんかに躓かないわってなるの、それをべっとり追いかける男のロマンの傷口に塩塗って悪いけど、女の最後は燕返しだわ(笑)
急に身を反転させて、飛んでゆく、追いかけても無駄よ、野暮な醜態さらすだけ、やっぱりそこは、痩せ我慢でも「行ったきりなら幸せになるが良い…」って部屋の片隅のダブルベッド壁際に背を向けて寝たふりしなきゃ。
・・・それにしても、昭和歌謡は歌詞に物語が有って良いわ、その情景が浮かぶよう。
チェッカーズの藤井郁弥は歌声やファッションだけでなく、詩人でもあり多才な方ですよね。
藤井郁弥の詩では、この「Room」と「Lonely Soldier」と「Jim & Janeの伝説」が詩の語る物語が好きである。
1980年代の歌謡シーンは、多彩でありながら老若男女楽しめた。年末の紅白も見応えがあったと今思うのは、私の歳のせいばかりではないはずだ、今の歌謡シーンは多様性多様性と念仏みたいに唱えながら、みんな同じだ、アイドル系ダンスユニット、バンドどれも似たような感じだ、秋元さん頑張ってくれ。
そんな中、同世代で40年間アイドルから始まり女優になったきらめくスターが星になった。
昨日の彼女の死のニュースは、兼ねてから私が想っていた「出口近くなって来た…」の想いをさらに強めた。
SNSのニュースでは、彼女の妹さんの元へ、インタビューに馳せ参じるマスコミへの批判を多く目にしたが、私はそのマスコミを批判する書き込みに首を捻った、この人たちにしろ私にしろ、彼女の突然の旅立ちをマスコミの報道で知り、彼女の妹さんのコメントを目にすれば読むのである、そしてそれを批判する、そんなに「そっとしてあげて」と思うのなら、その「そっとしておけマスゴミ」という、論点すり替えのマスコミ批判をマスコミの報道を読んでするという矛盾をやめるべきではないのだろうか?
亡くなられた人を想い悼み、芸能人としてのスターとしての姿を語り一時代の星をそれに相応しく華やかに送ることも、芸能人の死に対する悼み方としてあっても良いのではないだろうか?と思うのである。
そしてなにより、良心の仮面をつけて、ここぞとばかりに、裁くSNS民に哀れさを感じずにはいられない。あなたこそ、何もしないで自分は汚れずマスコミのニュースを聞いて見て部屋の片隅で叩くしか能のない下衆なのではないだろうか?と思うのであった。
悲しんで在りし日の姿を讃え送ってあげても良いのではないだろうかと思うのである。
彼女は1980年代後半から1990年代を彩った煌めく星でした。
令和6年12月14日
心幸
「あんたさ、初めて会った時「何ちゃんっていうの?」って聞いてきたよね」
「はぁ?…そだっけ。覚えてねぇな」
そう言ってそっぽを向いた男は、成人した今も律儀に私をちゃん付けで呼び続けている。
『部屋の片隅で』
もう年末なので大掃除をしている。
大掃除は大変だ。家中を掃除しなくてはいけない。
家具などを移動させていると部屋の片隅に何かがあった。
なんだろう?
それは今は亡き妻の大事にしていたネックレスがあった。
俺はそれを手に取り、ホコリをはらった。
なんでこんなところに…
いつも出かけるときは身につけていたのに…
そして大掃除が終わった。
部屋の片隅に棚を置いた。
その上に妻の写真とネックレスを飾った。
氷雅
【部屋の片隅で】
この部屋にある物と私がどこで
どうやって出会ったか
思い出してみた。
するとこの部屋には
思い出がたくさんある事に気づいた。
幸せだなぁ。
「ありがとう」
どんな時も信じてくれた家族にありがとう
大好きな推しにありがとう
色んな人との出会いをありがとう
どんな時も味方でいてくれた親友にありがとう
私が色んな方にありがとうを言いたいです!!
【部屋の片隅で】
ある日、掃除をしていると
部屋の片隅に光るものが
それは、指輪だった。
少し前に亡くなってしまった彼
プロポーズしようとしてくれたのかな?
気持ち伝わったよ
ありがとう、
ずっと見守っていてね
「部屋の片隅で」
夏場にたまにある恐怖。
何かが部屋の片隅に、いる。
視界の端っこを、何かが横切る。
ゴキ~?!>.<(TT)
って、もう言葉にならない。
夏場と言えば怪談だけど、幽霊よりもよっぽどアイツが怖い······
あるはずのない傷が痛んでそれすら愛おしくて
未だ蒙昧な日々に泣きたくなるのは君のせい
笑えない話なら聞きたくないよ
この部屋は君の夢を見てるみたいだ
加速する時間と変わっていく君の香り
飽和して声も温度も忘れていく
幸福の渋滞で埋もれていく
信仰に溺れていく
こんなんじゃとても生きられない
嘘じゃないなら傷をつけてよ
祈ってばかりで救われないよ
怠惰に吐き出す二酸化炭素と
部屋の片隅で転がった私の死体
形ないものばかりに縋っているのは
私無しで生きられる君のせい
確かな傷になればよかったのに。
部屋の片隅で
部屋の片隅に、ゴキブリを見付けた。
そのゴキブリは死んでいた。
恐竜時代の以前は昆虫は巨大だった。
巨大昆虫が繁栄した理由は、当時の大気の酸素濃度が現在より高かったとか。
俺は、ゴキブリの死体を、ティッシュでつかみ、窓から、ピッチャーの格好をして投げ捨てた。
部屋の片隅で
昨日の投稿を反省してみました
その時の衝動で書くものではないなぁと
自重して精進して参ります